【定義】
仏心印の略、仏印とも。印は、印可・印証で、師資の心が相契合して、不二一体になることをいう。世尊の拈華を、迦葉が微笑することで仏心を印証され、それが歴代の祖師を通じ、以心伝心によって伝えられてきた。その印可された仏心を仏心印といい、仏の自内証の心地を指す。
仏心印の略、仏印とも。印は、印可・印証で、師資の心が相契合して、不二一体になることをいう。世尊の拈華を、迦葉が微笑することで仏心を印証され、それが歴代の祖師を通じ、以心伝心によって伝えられてきた。その印可された仏心を仏心印といい、仏の自内証の心地を指す。
この実帰は、便帰来なり。たれかこれを滞水の行履なりといはん、ただ仏道の剤限に現成するのみなり。これを印水の印とす。さらに道取す、印空の印なり。さらに道取す、印泥の印なり。印水の印、かならずしも印海の印にはあらず、向上さらに印海の印なるべし。これを海印といひ、水印といひ、泥印といひ、心印といふなり。心印を単伝して、印水し、印泥し、印空するなり。 『正法眼蔵』「海印三昧」巻
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