【定義】
略して「龍天」。或いは「龍天護法大善神」ともいう。
��仏法を守護する神のことで、龍部の者達と、天部の者達を合わせた呼称である。
�⇔凝形運世半里垢詈�法守護の神である。
【内容】
龍天を善神として仏法守護の神として祀る理由だが、『千手観音経』に、「龍天善神恒常に擁護す」とあるのが最初といい、よって、龍天の下に護法の二字を加えて、龍天護法善神として祀ったという。特に曹洞宗では、「白山妙理大権現」と一緒に併せて、雲水の修道無難・道念増長を祈願する対象として祀る。修行者は、必ずこの龍天の名を記した「龍天軸」を持って歩く。このことは、道元禅師の故事が元であるといい、必ず安居留錫した地で「龍天軸」を掛け、看経して祈る。
その故事だが、『建撕記』を見ると、道元禅師が大仏寺（永平寺）僧堂の上棟式を行う時、龍天が小雨・小風を起こしたと伝わり、また、『伝光録』第51章にも、永平寺にて龍神が参じたと伝える。また、『知事清規』「園頭」項では、道元禅師が次のように指示をしている。
このように、龍天や土地神に、作物の良く実ることを祈る様子が見える。
略して「龍天」。或いは「龍天護法大善神」ともいう。
��仏法を守護する神のことで、龍部の者達と、天部の者達を合わせた呼称である。
�⇔凝形運世半里垢詈�法守護の神である。
正月一日より起首して、月月日日に諸衆怠らざるに、看経持課して、龍天護法の恩に報答す。頗る是れ寺院恒規の弁務なり。 『瑩山清規』
【内容】
龍天を善神として仏法守護の神として祀る理由だが、『千手観音経』に、「龍天善神恒常に擁護す」とあるのが最初といい、よって、龍天の下に護法の二字を加えて、龍天護法善神として祀ったという。特に曹洞宗では、「白山妙理大権現」と一緒に併せて、雲水の修道無難・道念増長を祈願する対象として祀る。修行者は、必ずこの龍天の名を記した「龍天軸」を持って歩く。このことは、道元禅師の故事が元であるといい、必ず安居留錫した地で「龍天軸」を掛け、看経して祈る。
その故事だが、『建撕記』を見ると、道元禅師が大仏寺（永平寺）僧堂の上棟式を行う時、龍天が小雨・小風を起こしたと伝わり、また、『伝光録』第51章にも、永平寺にて龍神が参じたと伝える。また、『知事清規』「園頭」項では、道元禅師が次のように指示をしている。
菜園に在っては、朝晩に焼香・礼拝・念誦して、龍天・土地に回向し、曾て懈怠せざれ。
このように、龍天や土地神に、作物の良く実ることを祈る様子が見える。
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