【定義】
心に念じながら、経文や真言陀羅尼などを唱えること。或いは、寺院に於いては、一定の決まり文句(十仏名など)を声高に唱える作法など。
道元禅師の時代には、三八念誦?が行われていたと思われる。なお、「公界の念誦」つまりは、山内の大衆全員が参加すべき念誦が行われていたことも明らかである。
心に念じながら、経文や真言陀羅尼などを唱えること。或いは、寺院に於いては、一定の決まり文句(十仏名など)を声高に唱える作法など。
念誦の法は、大衆集定ののち、住持人、まづ焼香す、つぎに、知事・頭首、焼香す。浴仏のときの、焼香の法のごとし。つぎに、維那、くらいより正面にいでて、まづ住持人を問訊して、つぎに土地堂にむかうて問訊して、おもてをきたにして、土地堂にむかうて念誦す。 『正法眼蔵』「安居」巻
道元禅師の時代には、三八念誦?が行われていたと思われる。なお、「公界の念誦」つまりは、山内の大衆全員が参加すべき念誦が行われていたことも明らかである。
地を鋤し菜を種うるの時、裙・褊衫を著けず。袈裟・直裰を著けず。ただ白布衫・中衣を著けるのみ。然而、公界の諷経・念誦・上堂・入室等の時、必ず来って衆に随う。参ぜずんばあるべからず。菜園に在っては、朝晩に焼香・礼拝・念誦し、龍天土地に回向すること、曾て懈怠せず。 『永平寺知事清規』「園頭」項
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