曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

老尊宿の意で、長く叢林にあって修行した有徳の老師に対する尊称、高僧。老齢で経験豊かな僧を指す。
時に西堂いはく、吾那裏に一軸の古蹟あり、恁麼次第なり、与老兄看といひて、携来をみれば、嗣書なり。すなはち法眼下のにてありけるを、老宿の衣鉢のなかより得たりけり。 『正法眼蔵』「嗣書」巻

なお、道元禅師の場合には、決して良い意味でのみ使うことはない。
宏智禅師の坐禅箴、かくのごとし。諸代の老宿のなかに、いまだいまのごとくの坐禅箴あらず。 『正法眼蔵』「坐禅箴」巻

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