つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

タグ検索で叢林は39件見つかりました。

如何

記する。 ''一日弉問て云く、[[叢林]]の[[勤学]]の[[行履]]と云は如何。　『[[正法眼蔵随聞記]]』巻2'' 多くは、上記一節のように文末に用いられるが、文頭に用いる場合もある。 ''ある時、弉、師に問て云く、如何なるか是れ[[不昧因果]]底の[[道理]]。　『[[正法眼蔵随聞記]]』巻2''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c7%a1%b2%bf... - 2023年12月30日更新

&color(blue){''【定義】''} ①顔を洗い、歯を磨くこと。 ②[[道元]][[禅師]]の『[[正法眼蔵]]』の巻名の一。95巻本では56巻、75巻本では50巻。延応元年（1239）10月23日[[興聖寺]]で[[学人]]に示されており、他にも寛元元年（1243）10月20日[[吉峰寺]]にて重ねて[[学人]]に示されている。また建長2年（1250）1月11日[[永平寺]]にて[[学人]]に示されている。なお、同巻は後に[[瑩山]][[禅師]]が「日中行事」を学ぶ際の軌範として数えている。 …

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c0%f6%cc%cc... - 2006年10月23日更新

巾瓶

(blue){''【定義】''} [[叢林]]で指導者（[[堂頭]]・[[師家]]）に仕えている僧侶のこと。 ''[[使船]]の人おほく、巾瓶の僧あまたありといへども、[[史者]]、[[失録]]せり。　『[[正法眼蔵]]』「[[行持]]（下）」巻'' &color(blue){''【内容】''} 一見しただけでは、「巾瓶」を師に仕えている僧侶とは採れないが、その理由について、[[道元]][[禅師]]の直弟子達は以下のように示している。 ''巾瓶に[[勤恪]]すべしといふ、師に仕る事なり、…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%b6%d2%c9%d3... - 2023年05月21日更新

小食

(blue){''【定義】''} [[叢林]]における朝食の粥のこと。 ''増輝記云く、小食とは、粥、是なり。　『[[洞上伽藍雑記]]』「朝粥」項''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%be%ae%bf%a9... - 2023年04月14日更新

中食

(blue){''【定義】''} [[叢林]]における斎（昼食）のこと。朝の粥を[[小食]]とすることに対応する。 ''九日、野菜切り茶あり、中食は[[首座寮]]より設く、　『[[青原山永沢寺行事之次第]]』''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c3%e6%bf%a9... - 2023年04月14日更新

懈怠

をも貪らず、親類恩愛をもすてはてて、[[叢林]]に交はり[[行道]]するも有れども、本性懶惰懈怠なる者は、ありのままに懈怠ならん事もはづかしきかして、[[長老]][[首座]]等の見る時は相構へて[[行道]]する由をして、不見時は事にふれてやすみ、いたづらならんとするも有り。是は[[在家]]にしてさのみ不当ならんよりはよけれども、なほ吾我[[名利]]のすてられぬ心ばへなり。　『[[正法眼蔵随聞記]]』巻6-21''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%d8%e8%c2%d5... - 2007年12月11日更新

炭頭

(blue){''【定義】''} [[叢林]]に於ける勧化職の一。監院の管理下にて業務を行う。日常に使う炭の管理をし、[[布施]]寄進を[[檀越]]に仰ぐ役目。 ''[[監院]]、[[維那]]、[[典座]]、[[直歳]]、[[侍者]]等、堂外の[[上間]]に在りて坐し、[[知客]]、[[浴主]]、[[堂主]]、炭頭、[[街坊化主]]等、堂外の[[下間]]に在りて坐す。　『[[赴粥飯法]]』'' 以上の通り、[[道元]][[禅師]]の時代から既に、[[叢林]]に導入されていたことは明らかである。ま…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c3%ba%c6%ac... - 2009年06月03日更新

法戦式

&color(blue){''【定義】''} 法戦とは、師と弟子とが互いに法義を[[問答]][[商量]]することであり、それを世の戦争に喩えて法戦と呼ぶ。なお、[[日本曹洞宗]]では中世以降、「五則法問」「五則行事」として発展し、後には[[首座]]法戦式となるが一部[[僧堂]]にはまだ「法問始め」などの名残が見える。なお、現在の『[[行持軌範]]』に於ける正式名称は「[[首座法座]]」という。 &color(blue){''【内容】''} [[安居]][[結制]]の初めに、[[住持]]・[[首座]]…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%cb%a1%c0%ef%bc... - 2006年08月08日更新

叢席

修行者が[[修行]]する場所としての[[叢林]]のこと。叢席とは、叢林の場所の意味である。 ''宗鑑長老退院ののち、元鼒和尚、補す、叢席を一興す。　『[[正法眼蔵]]』「[[嗣書]]」巻'' なお、[[道元]][[禅師]]は以上のように、「叢席を一興す（一興叢席）」という表現をしばしば用いられ、一時的に衰退した叢林を中興したことを示す言葉として用いる。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c1%d1%c0%ca... - 2021年10月30日更新

首座

者が首座となった。 [[道元]]禅師は叢林での首座進退について『[[正法眼蔵]]』「[[安居]]」巻で詳しく述べられて、まさに[[大衆]]の[[第一座]]として進退する状況を示している。また、[[道元]]禅師は自ら開いた修行道場である[[興聖寺]]最初の首座に、弟子の[[懐弉]]禅師を任じており、『[[永平広録]]』などの記述からは、[[懐弉]]禅師の他に以下の首座がいたことが知られる。・[[僧海]]（巻１・[[興聖寺]]、『[[御遺言記録]]』）・[[懐鑑]]（巻３・[[永平寺]]）・[[…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%bc%f3%ba%c2... - 2008年06月30日更新

乍入

たちまちに、にわかに、の意。にわかに[[叢林]]に入ることを、「乍入」という。 ''趙州、因みに僧問う、[[学人]]乍入[[叢林]]、乞うらくは師、指示せよ。師曰く、汝、喫粥し了れりや、未だしや。僧曰く、喫粥し了れり。師云く、[[鉢盂]]を洗い去れ。其の僧、言下に悟有り。　『[[真字正法眼蔵]]』巻上69則''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c6%e3%c6%fe... - 2020年10月16日更新

栴檀林

、[[道心]]篤い[[学人]]がいる[[叢林]]のことを指す。 ②[[日本曹洞宗]]の[[吉祥寺]]にあった[[学寮]]で、元禄元年（1688）に神田の駿河台に作られた。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c0%f3%c3%c9%ce... - 2007年01月04日更新

振鈴

ue){''【定義】''} 禅宗の[[叢林]]では、季節でその時間は異なるが、[[僧堂]]を守る[[直堂]]が、僧堂の中から、小刻みに鈴を鳴らしながら山内の廊下を走り回り、各寮の者の起床を促すことを振鈴という。 ''四更三点を初として、行者振鈴巡廊してよし。諸寮は鈴を聞て、起て点灯す。　[[面山]]瑞方『[[洞上僧堂清規行法鈔]]』巻1「僧堂日分行法次第」'' &color(blue){''【内容】''} 両祖の時代は、この「振鈴」に該当する鳴鐘は無かったものと思われる。起床のタイミングについ…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%bf%b6%ce%eb... - 2018年09月17日更新

恒規

代の者も守るべき規範のこと。或いは、[[叢林]]にて、後々まで守るべき規範のこと。 ''ただ表面をあらひて浄潔をみるは、[[仏道]]の恒規なり、法にかならず内外あらざるなり。　60巻本系統『[[正法眼蔵]]』「[[洗面]]」巻'' ②各寺院において、定められた日程に基づいて毎年行う[[法要]]を、恒規法要などと呼称する。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%b9%b1%b5%ac... - 2007年11月30日更新