最終更新:ID:GeHyLAs1Og 2008年06月09日(月) 21:53:40履歴
「ん……どう、小久保君?」
「ああ、すげーいいよ……若田部」
「もっと、激しくしてあげる」
「うわ……ヤベーって。その……出ちまいそーだ」
サウナもかくや、という蒸し暑さのその部屋で、男と女は、愛の営みを交わしていた。
男の名は小久保マサヒコ、女の名は若田部アヤナ。
恋人同士、というわけではない。
少々、ややこしい関係の二人である。
そのややこしさを証明するかのごとく、マサヒコのすぐ横では、もう一人、少女がゴロリと横たわっている。
「胸の間から……小久保君の先っちょが、ほら……」
「くっ……」
マサヒコはベッドに腰かけ、アヤナはその前に跪いている状態。
そして、アヤナは自身の豊か過ぎる乳房で、マサヒコの固く屹立したペニスを挟みこんでいる。
所謂、パイズリという行為である。
「だ、めだ……出る!」
「あ……!」
ぶるり、と震えると、マサヒコは白濁の樹液を放出した。
それは、もの凄い勢いで吹き出し、アヤナの顔を、いや、上半身に降りかかっていく。
「う、く……」
「すご、いっぱい……」
アヤナは、それを嫌がらない。
むしろ、身体が汚されるのを喜ぶかの如くに、笑顔だ。
「何度も出してるのに……小久保君の、ずっと濃いままだね……ん……」
「いや、でも……今日一番、キモチ良かったよ」
「ホント?」
「ああ、マジ」
「ふぅん……」
アヤナは前髪と、頬に飛び散ったマサヒコの精を、指でかき集めた。
そして、それを掌に落とし、ちろ、と舌先で舐め取る。
「おいおい」
「んん……ニガくて、アツい……」
「そりゃ、そうだろ」
舐めきれず、手の中に残った精を、アヤナは自分の乳房に塗りたくり始めた。
ねっとりとしたそれは、アヤナの手が動くたびに、豊満な胸をコーティングしていく。
「さっき、一番キモチ良かったって、言ったよね」
「ああ」
「……天野さんの中に、出した時よりも?」
「え? それは……アレだ、その、何て言うか」
マサヒコの右側には、栗色の髪の少女がひとり、目を閉じて横たわっている。
だらしなく開かれた股からは、今から十分程前に、マサヒコが吐きだした精液が、いまだ乾かずにこびりついている。
「天野さん……まだ起きない。よっぽど、トンじゃったみたい」
「まあ……ミサキは、すごく感じやすいからな」
「首筋とか、お腹とか、朱に染まりっぱなし。今も、イッてるのかしら?」
「まさか、いくら何でも」
「うふふ……」
アヤナは身体を起こすと、ベッドの上にあがった。
三人分の体重を支えるスプリングが、ギシリと少しだけ、悲鳴をあげる。
「彼女が目覚めるまで……小久保君は、私だけのもの」
ミサキに覆いかぶさるように、四つん這いになるアヤナ。
マサヒコからは、ぐっしょりと濡れている秘所と、薄い色の、窄まったお尻の穴が丸見えだ。
「ねぇ……小久保君が、欲しい……」
「ああ……」
マサヒコの、同年代と比べて、いや、男性としても大きい部類に入るペニスは、すでに固さを回復させていた。
今日、すでに片手の指の数を越える程に放っている彼であるが、まだまだ余力はある。
あの母と、母を満足させている父から受け継いだ血は、伊達ではない。
「いくよ」
「うん……っ、あっ、ああんっ!」
たくましいマサヒコのモノが、ぐぷっという淫らな音をたて、アヤナを深々と貫いた。
子宮に届くまでの、一気の侵入を許し、アヤナはその快楽に、背筋を震わせる。
「あ……ああああ……」
マサヒコは手を伸ばすと、重力という物理法則によって真下にこぼれたアヤナの両の乳房を、優しく掌で包む。
数分前に自身がほとばしらせた樹液の残滓、そのぬるぬるとした感触が、マサヒコの指に伝わってくる。
「……うご、かないの……?」
「ん、動いてほしい?」
「バカ、ァ……」
「ちょっと、胸を触らせてくれよ」
「あ、ん……っ!」
最深部で繋がったままの体勢で、マサヒコはしばし、アヤナの乳房の柔らかさを楽しんだ。
彼が知る女性の中で、アヤナは最も大きなバストを持っている。
90には届かないが、80の半ばから後半という、立派過ぎるサイズだ。
「ねぇ……小久保くぅん……」
「ん?」
「私の、おっぱい……好き?」
「もちろん」
「ふふ……嬉しい」
アヤナの声は、すっかり艶がかっている。
思春期に入ったばかりの中学生男子が聞いたら、それだけで射精してしまいかねない色っぽさである。
「……私、ね」
「ん?」
「自分のおっぱい、嫌いだったんだ……」
アヤナは常々、自分の大きな胸にコンプレックスを感じていた。
ミサキやリンコなどからすれば贅沢な悩みであるが、持てる者は持てる者として、色々と思いがあるわけで。
「でもね……小久保君、好きって言ってくれた、私のおっぱいを……」
「ああ……」
「だから、私……自分のおっぱい、好きになったの」
「若田部……」
一部の特殊な性的嗜好の持ち主でない限り、巨乳が嫌いな男はいない。
もちろん、マサヒコもそう。
もっとも、彼はミサキやリンコの豊かでない胸もまた、好きではあったが。
この辺りは、節操が無いと言うより、愛情が深いと言うべきなのだろう。多分。
「……んんっ、ああ、はぁ……」
「乳首、ビンビンだな……」
「うん、うんっ……感じてる、感じちゃってるから……っ!」
「やらしいんだな」
「ああ……うん、私、やらしいの……! こ、小久保君のせいでぇ……!」
マサヒコはまだ、腰を動かさない。
アヤナの胸を、ひたすらに責めていく。
「小久保くぅん、こ、くぼくん……!」
アヤナはすでに、限界を迎えていた。
突いてほしい、マサヒコの大きくて固いペニスで感じたい、
中にいっぱい、どろっとした精子を出してほしいという、性欲の限界を。
「動いて、おまんこ、突いて……! 私に、ちょうだい、小久保君の、ほしいよぉ……!」
普段の彼女からは考えられない程、卑猥な言葉でマサヒコを誘うアヤナ。
「いいけど……この格好でヤッたら、多分起きると思うよ」
「え……?」
「いや、ミサキが」
ミサキはまだ、アヤナの下で目を閉じてぐったりとしている。
アヤナから垂れ落ちた汗が、ぽとぽとと彼女の身体を叩いているが、まだ眼を開く様子はない。
「いいの……」
「ん?」
「起きた天野さんに、見せつけたいの……セックスする小久保君と、私を……!」
「おいおい」
箍が外れたようなアヤナの痴態に、マサヒコは小さく溜め息をついた。
彼と関係を持っている四人(師匠であるリョーコは省く)の中で、性に対してもっとも貪欲なのが、アヤナである。
アイも、ミサキもリンコも、充分に『いやらしい』のだが、アヤナのそれは、少し性格が違っている。
アイとミサキはどちらかと言うと、互いに愛しむようなストレートなセックスを、リンコは愛しみあうと言うより、楽しみあうといったセックスを好む。
しかしアヤナは、愛しむ、楽しむと言うより、激しく責めたてられるセックスに一番、酔う。
ややMっ気があり、淫らな交わりに堕ちるタイプ。
若田部アヤナという女性を形成している、プライドの高さは、被虐性質の裏返しでもあったのだ。
「きて、お願い……!」
「……わかった」
懇願に応え、マサヒコはゆっくりと腰を繰り出し始めた。
数度浅く、そして一度深く。
リズムを変え、アヤナの奥を貪っていく。
「あ、んんーっ!」
「ん?」
二度目の最奥への到達、ビクリと背中を震わせ、アヤナは大きく息を吐いた。
「おいおい、もうイッたのか?」
「は……あ……」
「若田部?」
「だ、って……あんなに、じ、らすんだもの……ああ……」
上半身を支える腕が、ブルブルと震えている。
マサヒコが挿入を再開すれば、ほぼ間違いなく、力を保ちきれずに崩折れるだろう。
「はぁ、はぁ……あんっ……」
「どうする? もう、やめとく?」
意地悪いマサヒコの言葉。
こういった台詞がさらりと言えてしまうのも、目覚めた『血』ゆえか。
「……いや……! バカァ……!」
「だよなあ」
マサヒコは笑った。
「じゃ、いくよ……!」
そして―――それを合図にして、今までの数倍の速度で、ペニスをアヤナに突き立てていった。
◆ ◆
「ああん、あんっ、あ、あ、ああぅ!」
「……声が大きい」
「あっ、だって、だって、だってぇ!」
「あんま叫ぶと、起きちゃうぜ?」
「だってだって、キモ、チ良すぎて、んんっ! マサちゃあんっ!」
小久保マサヒコと天野ミサキは快楽を交換しあっていた。
ベッドの上、あぐらをかいたマサヒコに、ミサキが向かい合って跨るカタチで。
「んんっ、はああっ! マサちゃん、マサちゃあん!」
「ミサキ……」
二人のすぐ横では、アヤナがうつ伏せになって、気を失っている。
その尻、ふともも、背中に張り付いた多量の白い精液が、赤く染まった肌と相まって、何とも淫美である。
「若田部さん、にっ……んっ!」
「んん?」
「私も、っ、あんっ、若田部さんに、見てもら、んんんあっ!」
ミサキが喋るたびに、唾液が銀の粒となって宙に飛び散る。
その銀の滴は自身とマサヒコの身体に降りかかり、汗と入り混じり、揺れに沿って下へとつうっと落ちていく。
「私だって、私だってぇんんっ、マサちゃんが、ううっ!」
「……おいおい、ミサキまで……んっ! そろそろっ、イクぞ……!」
「ああっ、キテ、キテぇ! たくさん、たくさんちょうだい!」
今日、最初にミサキを抱いて一回目。
次に、アヤナを抱いて二回目。
そして、またミサキを抱いて三回目。
快楽に心を飛ばした二人を、交互に貫くマサヒコ。
ちなみに、射精は丁度三回きりでないのは、すでに述べた通り。
ミサキとアヤナの口に、指に、胸に、尻に、そして中に……果たして何発撃ち放ったことか。
おそらく、いや、間違いなく、日本中のどこを探しても、ここまでタフな高校生はいないだろう。
「くっ、出すぞっ!」
「あ、あああーっ!」
子宮の奥に、今日二度目のほとばしりを受け、ミサキは昇天した。
大きく背筋を反らせ、糸の切れた操り人形のように、後方にぐったりと倒れ込む。
「ふう……」
細かく全身を痙攣させるミサキ。
そして、その向こうで、むっくりと身を起こす少女が。
「……小久保君」
「ありゃ、やっぱ起きた、若田部?」
「ねぇ……もう一度、抱いて……ぇ」
F I N
ハッピー(セックス)ライフ 6
「ああ、すげーいいよ……若田部」
「もっと、激しくしてあげる」
「うわ……ヤベーって。その……出ちまいそーだ」
サウナもかくや、という蒸し暑さのその部屋で、男と女は、愛の営みを交わしていた。
男の名は小久保マサヒコ、女の名は若田部アヤナ。
恋人同士、というわけではない。
少々、ややこしい関係の二人である。
そのややこしさを証明するかのごとく、マサヒコのすぐ横では、もう一人、少女がゴロリと横たわっている。
「胸の間から……小久保君の先っちょが、ほら……」
「くっ……」
マサヒコはベッドに腰かけ、アヤナはその前に跪いている状態。
そして、アヤナは自身の豊か過ぎる乳房で、マサヒコの固く屹立したペニスを挟みこんでいる。
所謂、パイズリという行為である。
「だ、めだ……出る!」
「あ……!」
ぶるり、と震えると、マサヒコは白濁の樹液を放出した。
それは、もの凄い勢いで吹き出し、アヤナの顔を、いや、上半身に降りかかっていく。
「う、く……」
「すご、いっぱい……」
アヤナは、それを嫌がらない。
むしろ、身体が汚されるのを喜ぶかの如くに、笑顔だ。
「何度も出してるのに……小久保君の、ずっと濃いままだね……ん……」
「いや、でも……今日一番、キモチ良かったよ」
「ホント?」
「ああ、マジ」
「ふぅん……」
アヤナは前髪と、頬に飛び散ったマサヒコの精を、指でかき集めた。
そして、それを掌に落とし、ちろ、と舌先で舐め取る。
「おいおい」
「んん……ニガくて、アツい……」
「そりゃ、そうだろ」
舐めきれず、手の中に残った精を、アヤナは自分の乳房に塗りたくり始めた。
ねっとりとしたそれは、アヤナの手が動くたびに、豊満な胸をコーティングしていく。
「さっき、一番キモチ良かったって、言ったよね」
「ああ」
「……天野さんの中に、出した時よりも?」
「え? それは……アレだ、その、何て言うか」
マサヒコの右側には、栗色の髪の少女がひとり、目を閉じて横たわっている。
だらしなく開かれた股からは、今から十分程前に、マサヒコが吐きだした精液が、いまだ乾かずにこびりついている。
「天野さん……まだ起きない。よっぽど、トンじゃったみたい」
「まあ……ミサキは、すごく感じやすいからな」
「首筋とか、お腹とか、朱に染まりっぱなし。今も、イッてるのかしら?」
「まさか、いくら何でも」
「うふふ……」
アヤナは身体を起こすと、ベッドの上にあがった。
三人分の体重を支えるスプリングが、ギシリと少しだけ、悲鳴をあげる。
「彼女が目覚めるまで……小久保君は、私だけのもの」
ミサキに覆いかぶさるように、四つん這いになるアヤナ。
マサヒコからは、ぐっしょりと濡れている秘所と、薄い色の、窄まったお尻の穴が丸見えだ。
「ねぇ……小久保君が、欲しい……」
「ああ……」
マサヒコの、同年代と比べて、いや、男性としても大きい部類に入るペニスは、すでに固さを回復させていた。
今日、すでに片手の指の数を越える程に放っている彼であるが、まだまだ余力はある。
あの母と、母を満足させている父から受け継いだ血は、伊達ではない。
「いくよ」
「うん……っ、あっ、ああんっ!」
たくましいマサヒコのモノが、ぐぷっという淫らな音をたて、アヤナを深々と貫いた。
子宮に届くまでの、一気の侵入を許し、アヤナはその快楽に、背筋を震わせる。
「あ……ああああ……」
マサヒコは手を伸ばすと、重力という物理法則によって真下にこぼれたアヤナの両の乳房を、優しく掌で包む。
数分前に自身がほとばしらせた樹液の残滓、そのぬるぬるとした感触が、マサヒコの指に伝わってくる。
「……うご、かないの……?」
「ん、動いてほしい?」
「バカ、ァ……」
「ちょっと、胸を触らせてくれよ」
「あ、ん……っ!」
最深部で繋がったままの体勢で、マサヒコはしばし、アヤナの乳房の柔らかさを楽しんだ。
彼が知る女性の中で、アヤナは最も大きなバストを持っている。
90には届かないが、80の半ばから後半という、立派過ぎるサイズだ。
「ねぇ……小久保くぅん……」
「ん?」
「私の、おっぱい……好き?」
「もちろん」
「ふふ……嬉しい」
アヤナの声は、すっかり艶がかっている。
思春期に入ったばかりの中学生男子が聞いたら、それだけで射精してしまいかねない色っぽさである。
「……私、ね」
「ん?」
「自分のおっぱい、嫌いだったんだ……」
アヤナは常々、自分の大きな胸にコンプレックスを感じていた。
ミサキやリンコなどからすれば贅沢な悩みであるが、持てる者は持てる者として、色々と思いがあるわけで。
「でもね……小久保君、好きって言ってくれた、私のおっぱいを……」
「ああ……」
「だから、私……自分のおっぱい、好きになったの」
「若田部……」
一部の特殊な性的嗜好の持ち主でない限り、巨乳が嫌いな男はいない。
もちろん、マサヒコもそう。
もっとも、彼はミサキやリンコの豊かでない胸もまた、好きではあったが。
この辺りは、節操が無いと言うより、愛情が深いと言うべきなのだろう。多分。
「……んんっ、ああ、はぁ……」
「乳首、ビンビンだな……」
「うん、うんっ……感じてる、感じちゃってるから……っ!」
「やらしいんだな」
「ああ……うん、私、やらしいの……! こ、小久保君のせいでぇ……!」
マサヒコはまだ、腰を動かさない。
アヤナの胸を、ひたすらに責めていく。
「小久保くぅん、こ、くぼくん……!」
アヤナはすでに、限界を迎えていた。
突いてほしい、マサヒコの大きくて固いペニスで感じたい、
中にいっぱい、どろっとした精子を出してほしいという、性欲の限界を。
「動いて、おまんこ、突いて……! 私に、ちょうだい、小久保君の、ほしいよぉ……!」
普段の彼女からは考えられない程、卑猥な言葉でマサヒコを誘うアヤナ。
「いいけど……この格好でヤッたら、多分起きると思うよ」
「え……?」
「いや、ミサキが」
ミサキはまだ、アヤナの下で目を閉じてぐったりとしている。
アヤナから垂れ落ちた汗が、ぽとぽとと彼女の身体を叩いているが、まだ眼を開く様子はない。
「いいの……」
「ん?」
「起きた天野さんに、見せつけたいの……セックスする小久保君と、私を……!」
「おいおい」
箍が外れたようなアヤナの痴態に、マサヒコは小さく溜め息をついた。
彼と関係を持っている四人(師匠であるリョーコは省く)の中で、性に対してもっとも貪欲なのが、アヤナである。
アイも、ミサキもリンコも、充分に『いやらしい』のだが、アヤナのそれは、少し性格が違っている。
アイとミサキはどちらかと言うと、互いに愛しむようなストレートなセックスを、リンコは愛しみあうと言うより、楽しみあうといったセックスを好む。
しかしアヤナは、愛しむ、楽しむと言うより、激しく責めたてられるセックスに一番、酔う。
ややMっ気があり、淫らな交わりに堕ちるタイプ。
若田部アヤナという女性を形成している、プライドの高さは、被虐性質の裏返しでもあったのだ。
「きて、お願い……!」
「……わかった」
懇願に応え、マサヒコはゆっくりと腰を繰り出し始めた。
数度浅く、そして一度深く。
リズムを変え、アヤナの奥を貪っていく。
「あ、んんーっ!」
「ん?」
二度目の最奥への到達、ビクリと背中を震わせ、アヤナは大きく息を吐いた。
「おいおい、もうイッたのか?」
「は……あ……」
「若田部?」
「だ、って……あんなに、じ、らすんだもの……ああ……」
上半身を支える腕が、ブルブルと震えている。
マサヒコが挿入を再開すれば、ほぼ間違いなく、力を保ちきれずに崩折れるだろう。
「はぁ、はぁ……あんっ……」
「どうする? もう、やめとく?」
意地悪いマサヒコの言葉。
こういった台詞がさらりと言えてしまうのも、目覚めた『血』ゆえか。
「……いや……! バカァ……!」
「だよなあ」
マサヒコは笑った。
「じゃ、いくよ……!」
そして―――それを合図にして、今までの数倍の速度で、ペニスをアヤナに突き立てていった。
◆ ◆
「ああん、あんっ、あ、あ、ああぅ!」
「……声が大きい」
「あっ、だって、だって、だってぇ!」
「あんま叫ぶと、起きちゃうぜ?」
「だってだって、キモ、チ良すぎて、んんっ! マサちゃあんっ!」
小久保マサヒコと天野ミサキは快楽を交換しあっていた。
ベッドの上、あぐらをかいたマサヒコに、ミサキが向かい合って跨るカタチで。
「んんっ、はああっ! マサちゃん、マサちゃあん!」
「ミサキ……」
二人のすぐ横では、アヤナがうつ伏せになって、気を失っている。
その尻、ふともも、背中に張り付いた多量の白い精液が、赤く染まった肌と相まって、何とも淫美である。
「若田部さん、にっ……んっ!」
「んん?」
「私も、っ、あんっ、若田部さんに、見てもら、んんんあっ!」
ミサキが喋るたびに、唾液が銀の粒となって宙に飛び散る。
その銀の滴は自身とマサヒコの身体に降りかかり、汗と入り混じり、揺れに沿って下へとつうっと落ちていく。
「私だって、私だってぇんんっ、マサちゃんが、ううっ!」
「……おいおい、ミサキまで……んっ! そろそろっ、イクぞ……!」
「ああっ、キテ、キテぇ! たくさん、たくさんちょうだい!」
今日、最初にミサキを抱いて一回目。
次に、アヤナを抱いて二回目。
そして、またミサキを抱いて三回目。
快楽に心を飛ばした二人を、交互に貫くマサヒコ。
ちなみに、射精は丁度三回きりでないのは、すでに述べた通り。
ミサキとアヤナの口に、指に、胸に、尻に、そして中に……果たして何発撃ち放ったことか。
おそらく、いや、間違いなく、日本中のどこを探しても、ここまでタフな高校生はいないだろう。
「くっ、出すぞっ!」
「あ、あああーっ!」
子宮の奥に、今日二度目のほとばしりを受け、ミサキは昇天した。
大きく背筋を反らせ、糸の切れた操り人形のように、後方にぐったりと倒れ込む。
「ふう……」
細かく全身を痙攣させるミサキ。
そして、その向こうで、むっくりと身を起こす少女が。
「……小久保君」
「ありゃ、やっぱ起きた、若田部?」
「ねぇ……もう一度、抱いて……ぇ」
F I N
ハッピー(セックス)ライフ 6
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