アスモデウス万歳


第一章リプレイ

第1回(2018/06/04)&ref()

「おいあんたら、一体なにをやって捕まったんだ?」
ふと気づけばみすぼらしい服を着て枷を着けられて馬車に揺られている一行。
そんな彼らに話しかけるのはオーガであった。


やがて見えてきた橋を渡り物々しい門を抜けて、ブランダースカー監獄という有名な監獄に入ったPT達は中庭に降ろされる。
一行の前に立つ男はトーマス・ブラッカリーと名乗った。
彼は一行を横一列に並べると、順に名前とここに来た理由を申告させた。

最後にオーガがグランバージャックと名乗り、食人をした為に捕まったと言うと、一行を監獄の2階にある牢屋の一室へと投獄した。


PT達は同室であるが手足を拘束されており、トーマスはそんな身動きできない一行の腕にルーンのF(フォーセイクン(追放者)の意味)の焼鏝を押し当て、三日後に公開処刑をする旨を伝えると退室していった。
隣の独房にグランバージャックが一人で投獄される。

PT達が食事を要求するも冷笑で返されるなどジリジリと時間が経った時、トーマスが戻って来て一行の一人に来るように言ってくる。
PL達が生贄の差し出し合いで醜く揉めた後、ヴェリラが行くことに。

牢の外の面会室に通されたヴェリラは、見知らぬ女性から親しげに「私を覚えていますか?」と聞かれるも、当然知らないと返す。
が、ティアドラと名乗ったその女性はヴェリラの返事を無視するように話を続け、この監獄を抜けるように言う。
ブランダースカー監獄のような厳重な監獄からどうやって抜けるか聞くも答えず、ティアドラはヴェールを一枚ヴェリラに渡すと、
脱獄したら"湿地の古道"を街から外れる方へと歩いていって下さい。そうすると、二階にランタンが一つだけ灯っている邸宅があります。その方はそこで待っております。その方は貴方がたにそう伝えろと仰りました。私の知っていることはこれで全てです」
とだけ告げてトーマスを呼び、退室して行った。

牢に連れ戻されたヴェリラは再度枷に繋がれるも、ヴェールの中にあった盗賊道具で枷を抜けることができそうだということが分かる。
またブランダースカー監獄の大体の構造、そして指定された場所まで徒歩で数日かかることが判明し、3時間に一回の巡回の隙を突くことになった。
その間、隣の独房のグランバージャックに話を通し、脱獄の協力を取る。

やがて深夜になり看守達も寝静まった頃、巡回が行ったのを確認するとヴェリラはヴェールから盗賊用具を引っ張り出し、PT達とグランバージャックの枷と牢屋の鍵を開ける。
そしてヴェールの中の武器をPT達に配ると牢屋の外にいる警備兵2人に襲いかかった。


警備兵を打倒して武具を奪うと、まず1階に静かに降りていき、東の食堂の奥にあるキッチンから当面の食料を手に入れたのであった。

第2回(2018/06/21)「真夜中の脱獄」

牢を抜け、脱獄の為の家探しをする一行。
食堂を挟んでキッチンの反対側の部屋で寝ている兵士をトモエが闇討ちしてエロ本などを手に入れ、次は反対側の部屋を調べることに。

その部屋の机の上には帳簿らしき書類とエロ本、そして監獄の地図があった。


一行が帳簿を読み込むと、どうやらトーマスが地位を使って監獄の資金を横領しているようだ。
15の部屋にいるであろうトーマスを襲って横領資金を奪う前に、13の雑貨倉庫、12の武器庫で装備を充実させることに。
雑貨倉庫にはランタンや油にロープなど、武器庫には各種武器があり各々の得意な獲物を手に入れた。

トーマスの部屋への突入前に聞き耳を立てると、どうやらトーマスは監獄内で博打の胴元をやっており、しかもイカサマをすることで更に私腹を肥やしているようだ。
PCを捕まるヘマをするような欲望の開放の下手な連中、他の看守達をイカサマも分からない馬鹿共、と好き勝手に悪口を独り言で喚いているところに一行が突入する。


一行が奇襲ラウンドで素早く間合いを詰めてトーマスが狼狽えている内にボコボコにし、いざトドメというところでトーマスが降伏し命乞いをし始める。


殺すと息巻くグランバージャックを宥めてベッドの下の鉄箱に入った隠し財産を没収し、トーマスから刑務所内の情報を聞き出す。
情報を整理し、他に行くよりもすぐに監獄を脱出した方が良さそうだということで、トーマスに先導させて正面門から堂々と出ていくことに。


この門は本来であれば30人の警備兵が詰めているはずだが、呆れたことにトーマスが資金を横領した結果、今では3人しかいないということが判明する。
なお中庭の門の前にある像は"公正の"聖ドーサン(St.Dothan 'the Just')の像で、台には、「そして、正義は成される」と刻印されている。

トーマスが警備兵達に喚き散らし、堂々と正面門から脱獄する一行。
後は島から陸へと真っ直ぐ伸びる橋を渡ろうかというところで橋の対岸にある門の隙間から突如矢が一本飛び、トーマスを貫く。

訳も分からぬ間に死んだトーマスを見下し現れたのは、ここ2年不在であったブランダースカー監獄の本来の監獄長である、ソロモン・タイラスであった。


「王家の法に触し者共よ、貴様らはここで死ぬ」
次にPT達にソロモンが敵意を向ける。
ここでDMからインスピレーションの新たな使用法が開示され、一行にアスモデウスから神託が下る。

「「「絶対に勝てないので橋から海飛びこんで逃げるべし、生き延びて我が尖兵となるのだ!」」」

ソロモンがこちらに寄る前に捨て台詞を吐きつつ一目散に橋から飛び降りる一行。
偉大なるアスモデウス様は親切にも、崖の近くで飛び降りると危ない(出目が最低値のダメージでも即死)ので離れて飛び降りるようにとも忠告をなされていた。

綺麗に着水するには<水泳>もしくは<軽業>の技能判定をする必要がある、失敗すると痛いらしい。
この時点でPLの一部の脳裏に嫌な予感が過ぎるが、親切なアスモデウス様は「「「失敗して最大値でても死なないよ」」」と追加の御神託をくださる。

ソロモンが動く前に、まずジェノスとトモエが綺麗に飛び込みを成功させる。
次にナールが飛び込むが失敗、2d3で3点の非致傷ダメージを受け水柱と共に着水する。(この時点でウィランがフラグを乱立させ生き延びようと足掻き始める)
ヴェリラが判定に失敗して3点の非致傷ダメージを受けるも、シルディアは綺麗に飛び込むことができた。

ここでソロモンが魔剣を召喚しつつ接近するも、移動距離は足りず。
グランバージャックは初期位置が崖に近く、このラウンドでは飛び込むことが出来ない為にソロモン足止めを名乗り出た。
「本気ではなく牽制程度で死ぬ気は無いと」
そう言いつつグランバージャックは残ったウィランの前に出て、腕からブラッドレイジャーの地獄の者血脈の業火の打撃に類似した炎を迸らせる。

それを見届けつつ最後に橋から飛び降りるウィランは見事に判定に失敗、出目も最大値を引いてHPと同値の6点の非致傷ダメージを受る。
盛大な着水音と水柱を見た既に降りていた一行によると、ウィランは達観した眼をしつつ頭から落ちたそうな。


空ではドクロめいた月(※ゴラリオンにはグロトゥスというドクロの小衛星の神が本当に存在する)が彼らを見下ろし、「インガオホー」と呟いた。

第3回(2018/07/09)「茨の使徒」

冒頭から始まるムービーシーン。

グランバージャックが業火の打撃のような能力でソロモンに攻撃を加える。
ソロモン「まだ生き残りがいたか」
グランバージャック「勇者王も大したことはなかったな」
国の始祖を嘲られ激昂したソロモンは、怒りのままグランバージャックに斬りかかる。
グランバージャックはその一撃を受けながらも、「いつかお前らを全員食い殺してやる!」という捨て台詞を残し橋から海へと身を踊らせる。
まんまと敵を取り逃がしたソロモンは率いてきた少数の部下に捜索させるも、夜の闇に加え付近に生息していたラッシュタンという巨大カエルに襲われ遅々として進まず、その間にPT一行は姿を眩ませた。

数日後、ラッシュタンの襲撃を退け湿地を踏破した一行は、湿地の古道にティアドラが指定した邸宅を発見する。
その邸宅はティアドラの言葉にあった通り、邸宅の2階にはランタンが一つだけ灯っている。
立地は丘の上にぽつんと建っており、古びてはいるが品のいい外装をしている。
壁はダークグリーンに塗られており、棘の付いた鉄のフェンスで囲まれている。

Way of the Wicked 第一話「脱獄!」 終わり

目的地に到着したことで安堵した一行邸宅に入ると、中には白いガウンを羽織って天使のような雰囲気を醸し出しているティアドラがいた。
ディアドラはまず各々に奴隷を一人ずつ宛てがうと(グランバージャックは拒否)、お世辞にも綺麗な状態とは言えない一行に湯浴みで身を清め、身なりを整えてくるように言う。
グランバージャックが風呂を知らなかったり風呂を気に入ったりといったことがあったが、さっぱりとした一行が各々の個室に用意された何故か各人の体型にピッタリの服を着て戻ると、食事が用意されていた。
一行がCLWの効用があるワインといった贅沢な食事を済ませると、いよいよ一行をとある一室へと誘う。

そこではデスクに座った茨の使徒という秘密結社の指導者"カーディナル" アドラスタス・ソーンという人物が一行を出迎える。


彼が言うには、アスモデウスの大司教である自分がアスモデウスを邪神と決めつけ信徒を排除した狭量なるミスラの王国たるタリンガルデを灰に還し、新たな秩序を築きたいが人手が足りない。
そこで王国に怨みのある一行に目をつけ、復讐の機会を与える代わりに自らに忠誠を誓えと言うのだ。
そしてアスモデウスの名のもとに契約を迫ってきた。


一行に異教の信徒が混じっていたりといったことで多少の問答はあったものの、アドラスタスが自身にも一行と同じFの烙印が押されているのを見せ、またアスモデウスに敬意を払えば無理な改宗を迫らず、名義上は上司だが自身も同じ内容でアスモデウスに契約していることを開示したことで、一行は全員その契約書にサインをすることとなった。

アドラスタスは契約書のサインを確認すると、まず3日の休息と準備を行うように言った。
この際に潜入の為のデハットオブディスガイズ相当なのに重量0の鉄のサークレットを与えられた。
また各々の悪業によって与えられるボーナスも開示された。
奴隷を買った - 武器落としと組みつきに+1罪業ボーナス
猟奇的殺人 - 挟撃している相手に攻撃するとダメージに+1罪業ボーナス
異端信仰 - ミトラ信徒の信仰呪文に対するセーヴに+1罪業ボーナス
ミトラへの冒涜 - 知識:宗教判定に+2罪業ボーナス 加えてクラススキル化

準備金を貰い装備も整えた一行が館を散策していると、”白き鴉"と言う4人PTに遭遇する。
彼らは少し前にとあるパラディンの墓を暴いてお尋ね者になり、最近になって茨の使徒に最近入会したと自己紹介をし、一行と挨拶を交わし去っていった。
なおグランバージャックは茨の使徒には入会しなかったようだ。

そして準備を終えた一行はアドラスタスからクエストを与えられる。
一行は茨の使徒として働くには未だ訓練が必要であり、そのため地下にある9個の部屋の中から銀とサファイアのペンダントを持ってくるように課題を課してきた。

ディアドラに案内されて地下にやってきた一行は、扉の前に貼り出されている紙に書かれた教訓に従い、落とし穴を切り抜け、


他者に流されるなとの助言の通りの道とギミックを切り抜け、


3部屋目にやってきた。
ここは中央に台座に黒曜石が有り、部屋の中心が一番暗くて周辺ほど明るくなる部屋であり、また部屋の中にはヴァンパイア・ミストが徘徊している。
彼?は現在敵意無いものの、アクロ語で独り言を言いながら警戒はしているようだ。
しばしの相談の後、トモエが弓で台座の黒曜石を砕くと部屋が明るくなり、ヴァンパイア・ミストが動揺し始めた。

第4回(2018/07/16)「悪の試練」


引き続き地下を探索する一行。


4の部屋のオーブを割った結果、ヴァンピリックミストが錯乱し始め一行に向かってきた。
不定形で物理は効き難く弱点と分かったものの先手を取られ、前衛に詰められることで思うように火の攻撃を当てられない後衛。
シルヴィアとトモエが耐久力を削られ、徐々に焦りが出始める。
そこでナールがジェノスの自分ごと撃てとの声に思い切り、味方を巻き込むバーニング・ハンズで敵を薙ぎ払うのだった。

4の部屋には扉が2個あり、ヒントも無いので勘頼りに上の扉を進む。
その先の扉にはまたもや張り紙があり「残忍な行いは単なる娯楽以上のものをもたらす。敵に対し残忍であれ。さすれば敵は汝に良く仕えるであろう」と書かれていた。

訝しむ一行は拷問台と道具がある部屋を漁り、一人の少年が押し込められた隠し部屋を発見する。
拘束を解く前に訪ねたところ、曰く彼はカルフェルドのベリン卿に仕える従者タイムオンである、変なハゲの男に捕まりここに押し込められたそうな。
ベリン卿という名に目の色を変えた一行は彼をなあなあで拷問台に乗せ、尋問を開始した。


***検閲済み***

一行の饗しに感涙し泣きじゃくるタイムオンは、自分が直接仕えているのはベリン卿の息子ジョージ・カルフェルドであり、彼もここに囚われていると白状する。
また小部屋に投げ込まれた時にハゲのおじさんと女が一人立ち話をしていたのを聞き、
「この部屋の知覚にはメタルコブラ(アイアンコブラ)がいるだとか階段の向こうの隠し扉を見つけないと先に進めない」「明かりか物音に反応して騒ぎ出す何かがいるとかその叫び声を聞くと溺死体が立ち上がる」
といった情報を快く提供してくれた。
最後にタイムオンはナールの癒しを受けると、感動のあまりナールの勧めでアスモデウスの名を喝采したのであった。

なおも泣き止まないタイムオンを残しダンジョンを進む一行。

「力を示せ。弱き者は死すのみ」 と書かれた張り紙の部屋でLv2PTなのにDR5/-持ちが3体という鬼畜遭遇を切り抜け、


「愚者そのものは罪ではない。愚かな行いこそが罪である」 との張り紙の部屋で偽の宝石のペンダントと明らかに罠である階段をスルーして隠し通路を進み、


「秘匿は汝らが最大の友となる。暴露は汝らに死をもたらす」 の張り紙の部屋でタイムオンが話していたトラップを参考に慎重に立ち回り、


部屋の中央にある光を当てたり近寄ると叫びだすキノコをスルーして隣の部屋で棺桶の山を見つけ、とうとう最深部へと辿り着いた。


「我らが主に善く仕えよ。主は必ず汝に報いる」 の張り紙の部屋には完全武装で臨戦態勢の青年が一人待ち構えており、
自らをベリン・カルフェルドが息子ジョージと名乗ると「異教徒共を殲滅する!」と叫び、襲いかかってきた!

第5回(2018/08/01)「初仕事」

突然襲ってきたジョージに身構える一行、何が彼をそこまで掻き立てるのか。

ミトラの加護を受ける彼もPT達同様にインスピレーションを使用することができ、苦戦は免れない…
かと思いきや多勢に無勢なのは否めず、PT達の連携の前に敢え無く捕縛されるのであった。

ジョージの身体検査を行い試練の目的であるサファイアのペネックレスを回収すると、途中でタイムオンを回収しアドラスタス・ソーンの執務室へと戻った。

アドラスタス・ソーンは試練を越えた一行を労うと、アレリオン騎士団の聖印であったサファイアのネックレスを指し《第九節》ネシアンと名付けられた一行に敵を改めて示した。
なおジョージは目覚めた途端に止める間もなく自害した。(ナールがジェントル・リポウズで保存)
一方タイムオンは追い詰められた時に縋ったアスモデウス様の信仰に目覚め、アスモデウス様のクレリックであるナールの第二の奴隷になるのであった。

試練を終え準備を整えていた一行は、次の日にまた執務室へと集められる、《第九節》ネシアンに与えられた初の任務は輸送作戦である。
ブランダースカーからフロストハマー号で海路を行き、バグベア・キャンプまで軍需品を運ぶのだ。
なおこれは極秘任務であり、到着後は情報が漏れる可能性がある船長と船員は生かして返すわけにはいかず、また殺した後の彼らの持ち物の処遇も任されることとなった。


到着後の次の任務は軍需品の納品先であるバグベアーの部隊、獄炎斧のサカロット達の援護である。
北方で大監視壁を攻略中の彼らは平野では無類の強さを誇るも攻城戦は苦手であり、苦戦中とのこと。
そこでPT達が大監視壁の要所の一つであるバレンティン塔に潜入し、指揮官を殺し、この門を開いて部隊を招き入れる作戦となる。

戦力としてグランバージャックと、目的地の領主の息子であったタイムオンを連れて早速出発する一行。
途中で聖マーシャスの刃と呼ばれる有名なパトロール部隊を鉄のサークレットと演技によって切り抜けて安堵するのも束の間、ミトラの名を唱えながらトリトン達が襲いかかってきた。


遠距離からのクロスボウでは埒が明かないと判断したのか一気に詰め寄るトリトン達を危なげなく返り討ちにし、《第九節》達は旅を続けるのであった。

第6回(2018/07/29)&ref()

引き続き航海を続ける一行、既にブランダースカーを出港してから10日が経過している。
そこで唐突に船長が新鮮な水を飲みたいと言い出した、備蓄も十分だと指摘すると悪気もなくここから半日の所にあるオットセイ島に行くと言い始めた。
どうやらこきつかえる人手(PT一行)がいる内に一稼ぎをしたいようだ。
相談の結果少しならば大丈夫だろうということになり(戦闘は直に死ぬ)、船はオットセイ島に行くことになった。
小舟を2隻だして2日間で5頭のオットセイを狩ったところで満足し、船は再び航海に戻った。

更に船を進めたところでカヌーとカヤックの船団に出くわした。
身構える一行にカヌーが近寄って来て、自分たちは近くのユタクという島の民であり、交易を望むと言ってくる。


彼らは金属を欲しており、代わりに自分たちが収集したセイウチの牙やイッカクの角を出すと言う。
ここでアスモデウス様から「ここで売ることが出来ないミスラの紋章入りの武具を換金しなさい」との神託が下る。
ならばと一行は今までに蒐集した武具(とエロ本)を交換し、「この先の天候がおかしい」とのオマケ情報も得て彼らと別れた。

やがてユタクの民が言った通りに天候が急激に悪くなって気温が下がり、この時期には降らないはずの雪まで降ってきた。
原因は頭の悪いアイスメフィットとアイスエレメンタルだった、曰く氷点下なら高速治癒を得られるのでアタイ最強!とのことだ。


だが頭の悪いアイスメフィットは思い至らなかった、一撃で即死級のダメージを貰ったら多少の高速治癒は意味がないということを。
そしてトモエの痛恨の一撃でアイスメフィットは戦意喪失、なにか便利に使えるだろうと一行はアイスメフィット(キリケッツ)を手下に加えるのであった。
…にしてもこの頭の悪さと氷属性、こいつチルノじゃないか?

そしてとうとう船は川を遡上し、軍事品の納品先であるバグベアキャンプへと辿り着いた。
桟橋にはイキったバグベアが2匹おり、納品に来たと言っても話が通じない…ので肉体言語で押し通すことになった。


ジェノスが海に落ちたりといった多少の問題があったが難なくイキりバグベアを叩き伏せたところで一人の立派なバグベアが陣地からやって来た。
彼こそがバグベア達のリーダーであり《茨の使徒》第一節、獄炎斧のサカロットだ。


陣地に招かれた一行は宴に参加することになった、そして今後の予定を話し合う。

サカロット曰く、自分はこれから戦力を集める、その間に第九節に大監視壁の攻略の目処を立てて欲しいとのことだ。
なおバグベアは抑えが効かない性格であり、サカロットをしても抑えるのは4週間が限界とのことだ。
ということでPT達に与えられた時間制限は4週間となる、その間に大監視壁の塔があるバレンティンに潜入し指揮官を殺して門を開き、サカロットを招き入れなければならない。

作戦の方針が決まったところで宴が再開し、サカロットは盟主たるアドラスタス・ソーン(ハゲ)に元ミトラの高位司祭という過去があったと語る。
何故ミトラの高位司祭がアスモデウス様の信仰に目覚めて最後の高位司祭になった経緯は不明だが、何か事情があることは間違い無さそうだ。

次の日の朝、一行はバグベアキャンプを出立してバレンティンに潜入する為に南の対岸に到着する。
予定通りに船長を騙し討ちにし、部下の船員も後を追わせ金品を回収する。
船長が死に際に何か言ったようだが、強欲な弱者の言葉は誰の耳に届くことはなかった。


遂にここまで来た。ここから数マイル歩けば、アルデンクロスの街がある。さらにそこから少し歩けば、目的地のバレンティン城塞がある。
サカロットは進撃の準備を整えた。2週間すれば彼は進軍し、バレンティン北方の谷に潜み機会を待つ。
バレンティンを無力化しロケットを打ち上げる事が、君達のタリンガルデへの復讐の第一歩となる。
運命が貴様等をこの地へ誘った。運命が貴様等に使命を与えた。輝かしきこの国の運命は、今や貴様等のその手中にある。

アルデンクロスの街に行き、盟主の計画を誰かに知らせても良いだろう。諦めて再び法の裁きを受けても良いだろう。
この先はミトラの羊達を虐殺し、彼らに恐怖を刻み込む道だ。立ち返るなら今しかない。

ここが運命の分岐点だ。ここを超えれば、もう後戻りはできない。
汝ら、ミトラの救済を求めるか?
盟主アドラスタス・ソーンは囁く。
「共に征くぞ、我が友よ!バレンティンを焼き尽くせ!この地の陥落を以って、これから訪れる恐怖の先触れとするのだ!」

Way of the Wicked 第三話「獄炎斧のサカロット」 終わり

第7回(2018/09/03)


船を始末し何事もなくアルデンクロスの街の近郊までやって来た一行。
街に入る直前で自分たちの手配書が出回っている可能性、グランバージャックはどう取り繕っても不審であるという事実に気付く。
そこで一行は支給された鉄のサークレットで一般人に変装し、グランバージャックはタイムオンが実家の別荘に匿うことに、キリケッツは使い捨て偵察として連れて行くこととなった。
そして地元民であるタイムオンにこの街唯一の宿である《王の戯れ》亭を拠点にしてはと提案され、それに従うことにした。


宿にやって来た一行は、早速宿の酒場で呑んだくれているドワーフ達に酒を奢って飲み比べをして情報収集を開始する。
話を纏めると、彼らはバレンティン城塞で攻城技師として雇われた、主な仕事は修繕だと言う。
街にやって来た初日はここまでとし、次の日からは昼と夜に一回ずつ情報収集などの行動をしてバレンティン攻略の為の手がかりを探すことに。

2日目
昼は仕事のあるナールを宿屋に残し、他の全員で宿屋のオーナーに教えられたマーケットに行くこととなった。
集まった情報は
・「ヴァーニング隊長はまた調査に出るって話だ!どれだけ調査すれば気が済むんだ!時間と金の無駄だろ!毎週毎週城から出て5日もぶらついて、あんなの遊びまわってるだけだろ!?」
・「ジュゼッペおばさんのビーフシチューを食ったことがあるか?あれはうまいぜ!俺が聞いた話だとおばさんは毎週月曜にバレンティン城塞で大鍋でシチューを作って兵士たちに振る舞ってるって話だ」
・「この”王の戯れ”亭がどうしてそんな名前になったか知りたいか?ここは昔は売春宿だったんだぜ!どうもバレンティン城塞には指揮官だけが知っているこの宿屋に通じる隠し通路があって、そこを通ってここでお楽しみしてたらしいぜ。厳格なミトラ教徒の顰蹙を買って以来、普通の宿屋になったって話だ。」
・「まあ今の指揮官トーマス・ハヴェリン卿は立派な方だ」※ミトラの聖騎士、非常に厳格な性格をしていることで有名、息子のリチャード・ハヴェリンはソードロード唯一の弟子
夜は酒場で聞き込みをする
・オーナー「 ここが売春宿だったというのは割と有名な話だ《王の戯れ》なんて名前してるくらいだしね、売春宿だったのはだいぶ前のオーナーのときだよ。後この宿は9時で閉めるよ」
・ドワーフへの聞き込みは飲み比べをしたジェノスのノックアウト負けにつき収穫無し
・片隅で飲んでいた女性は実はティタス・ラクバーン殿の主宰するアスモデウスカルト"闇の落とし子"の者であった、名はキリコ・ムラサメ。
曰く第七節は北東の方面で要人の暗殺の為動いており、第九節の動きと暗殺の時期をうまく合わせることでこの作戦の効果を上げようとエリス様は考えているようだ。
毒に関してはこの街にはアルケミストがやってる店が、害獣駆除用くらいの毒くらいしかおいていない。
もしくはバレンティンには怪しい研究をしている者がいるという話を聞いたことがある、その者の研究室に忍び込めればとは思うがあまり現実的ではない。そいつはバレンティンのキチガイといえばそこそこ有名。
第七節から毒物を融通してはもらえそうだが、ギリギリになりそう。

3日目
昼の行動はウィランとシルディアは昨晩キリコに教えてもらった錬金術師の店に、ジェノスは昼にバレンティンへ偵察に、キリケッツとトモエが夜のバレンティンに偵察に、ナールとヴェリラは宿に居残りとなった。
・錬金術師の店にある毒はUEに載っているような強力な物は無い、誰かに害を与えるなら240gp分という10服どころではないかなりの量が必要である、急に毎日誰かが買いに来るという状況自体が怪しまれる可能性も。
・ヴァレンティン監視哨は4階建て、左が街、右が長城の内側、まっすぐ道路を往復した範囲ではドワーフの姿は見えない、通路は衛兵(ウォーリア程度)がいっぱい要る 、落とし格子。歩いた範囲ではスイッチは見えない。
・有名なキチガイはウィザードでタシトゥスっていう名前。
夜の行動はジェノスがドワーフに再戦して再度負けるも、なんとか情報を聞き出す。
・ドワーフ達は外から見えない場所で焼けた石や沸騰したお湯を、城壁よじ登ってくる敵兵にぶっかけるのはオーソドックスな籠城戦術の為の作業をしている。
・キチガイはファイアーボールが得意、ワンドを持っておりそれでもファイアーボールを使用してくる。

今回は以上の情報を集めることができた。

第8回(2018/09/19)&ref()


3日目深夜
バレンティン城塞にキリケッツを従えて偵察に来たトモエはキリケッツに命じて空から城塞の様子を探らせた。

集まった情報は
・川を渡る橋は2F、右の塔の天井に投石機とバリスタが2個ずつ
・川の左側には中庭が有り、中庭の中に更に建物がある
・城壁沿いには歩哨がいた
・中庭が有るのは二階部分
・塔のガラス窓からは明かりが漏れてるので、夜間に活動してる何者かが居る
・塔の屋上ではレイブンを沢山飼育している
・見つからずに地上から潜入は確実に無理、直で橋の2Fまで行こうとするとまず見つかる
であり、これ以上は収穫なしと思い撤収した。

4日目昼
夜に宿から城塞への抜け道を探るべく昼は思い思いに過ごす一行。
ウィランは今日も今日とて中毒患者のようにシチューに並び、孫と勘違いされたシルディアが不在なことを指摘されてシチューの塩分を増やすのであった。
ジェノスは鉄のサークレットで変装し、ジュゼッペおばさんの所で信用を得る為にバイトをしようとするが、出目が振るわず今日は一時撤退をする。

4日目夜
ジェノスは日課のドワーフとの飲み比べをし、ドワーフ達が酔いつぶれている間に城塞の地図を盗み見できないか画策をする。
そしてトモエとシルヴィアは寝静まった宿の一階にある倉庫の奥の地下の一角に隠し扉を発見した。


5日目昼
ジェノスは今日こそバイトに就職するべくアピールをし、顔色は悪いがなんとか合格する。
ついでに地図を複写する為のメモライズページの買い付けもした。

5日目夜
作戦通りにジェノスがドワーフ達と酒盛りをして酔い潰している間に、2階のドワーフ達の部屋に侵入する一行。
首尾よく要塞の一階の地図を手に入れることができた。


そして深夜になり、ウィラン、ヴェリラ、トモエ、シルヴィア、宿屋の隠し通路から城塞へ偵察を行うことに。
(途中で隠密が無いことに気づいて)途中で脱落したウィランを残し、他の一行は通路の先にあった隠し扉の先を伺うが、扉は厚く気配は伺えない。

そこでアスモデウス様の信託を貰い隠し扉を開けた先は貯蔵庫で、ざっと見るだけで数年分はありそうだ。
シルヴィアはもう少し先を見ておこうと隠密でこっそりと進んだ結果、扉が一つと上り階段が一つの部屋に出た所で一行は宿へと引き返した。

6日目昼
一行で一番忙しいと噂のジェノスはバイト初日、今日もシチューに並んでいるウィランに少々おまけをしてあげるのであった。
そしてジュゼッペおばさんとの雑談で
・ 隊長の一人が不倫。
・フランツウォッド
・ザック隊長→チャラ男
・フランツ隊長→厳格
との情報を仕入れる、城塞攻略に役立つかもしれない。

第9回(2018/10/03)&ref()

6日目(金)夜
ウィラン、ジェノス、トモエは予備のメモライズページを用意して前回コピーしていなかったドワーフ達の地図を写しに部屋へと向かう。
トモエが部屋の外で廊下を見張り、ウィランとジェノスが酔っ払ったドワーフに肩を貸して部屋に入ったところで階下で飲んでいたドワーフが戻ってきた。
咄嗟に酔ったドワーフを介抱するフリをして誤魔化し、今夜のコピーは見送ることに。

同時刻、酒場ではチャラ男(砦のザック隊長)が取り巻きの女と共に飲みに来た。


ヴェリラが盗み聞きするも特に有用な情報は得られず、近寄って話しかけるも趣味が合わずに話が噛み合わない。
そこでジュゼッペおばさんの話を思い出すと、
・ザック隊長はよく来る
・ザックは酒を飲みに宿によく来てた(来る)(フラグが立ったので今後毎晩やって来る)
・フランツは城塞からほぼ出ない
・ザックがフランツの妻(街に住んでいる)と不倫をしているとの噂がある
という話をしていた。
チャラ男は城塞の外で蛮族を倒した武勇伝を語ってくれる、こちらの知識と照らし合わせるとああ見えてザックは弓使いで少なくともこちらの個々よりは強そうだ。

戻ってきたトモエが更に話を聞くと、砦には若いころから衛兵をやっているオッサン(バーホルド隊長)がおり、今は彼がいるので大丈夫だそうだ。
またヴァーニング隊長が馬好きということも分かる、どうやら遠出をしているのは彼のようだ。

7日目朝、土曜日
ウィランはシチューは諦めてメモライズドページの巻物を呪文書に書き写す。
シルディアは馬と数日分の食料を用意し、ヴァーニング隊長を追跡しに街を出る。
シルディアの一日目の追跡は成功した。

ヴェリラはソードロードの弟子について調査をする、それによると、
・若い 16-7歳位
・この付近にはいない、修行で出ていってるという噂
・あの誉れ高きミトラの聖騎士ハヴェリン卿の息子にして剣豪ソロモン・タイラスの弟子とかいうパワーワードを聞ける。
ここでヴェリラが呪術で頑健STする物を他人に渡すという方法を提案し、毒物かその辺りを今後探すのも視野に入れる。
今後は砦に複数日数入り浸っても怪しまれない方法を探す→偶然を装ってチャラ男の勤務態度を見る、という行動を視野に入れる。

トモエがバーホルド隊長について仕入れた情報は、
・サミュエル・バーホルド隊長 渾名は「アイアン・サム」
・ミトラへの忠誠というよりはこの土地を守る気持ちのほうが強いらしい
・14で兵士になって以来前線で戦い続けていてハヴェリン卿からの信頼も厚い

情報収集に進展を求めたジェノスはアスモデウス様の信託を請い、
・城塞に複数人入り浸る方法だが、街で従者を雇っている
・兵士はたまに王の戯れ亭で飲んでる
・この辺りとすり替わるのは難しくはないだろう
・ウィザードの助手の募集は無かった
・近い内に劇団がやって来て砦で公演をする
・ジェノスが一緒に飲んでるドワーフの名前はバーナバス・アイゼンバッハ(どうでもいい)
との情報を賜る。

7日目夜
ドワーフに聞いたところ、劇団は《バリントンの詩人》ウィリアム・マーカス・メロウ率いており「アンバーリンの失墜」という劇を城塞で最初にやる予定らしい。
内容は大都市を舞台に繰り広げられる愛と強欲の物語のようだ。

ここで休憩時間中の雑談で「吸血鬼になれば耐久力が消失するので耐久力ペナルティの薬物使い放題、だが士気ボーナスも貰えなくなるのでドワーフの火酒は効果なくなる」
という雑談から、ジェノスが生身でいる内にドワーフの火酒を飲みたいと言いだし、どうせだからとドワーフと飲み比べまで始める。
吸血鬼化直前の耐久力で大丈夫なのかという心配を他所に始まった飲み比べは、開始直後にジェノスがSTを落とし耐久力にダメージを受けて中毒になることで幕を閉じた。

だが滅多に飲めない火酒にドワーフ達も盛り上がり全員酔いつぶれることで、今晩の地図のコピーは自動成功となった。



なお前回辿り着いた秘密の通路は2の部屋に続く。

騒ぎの最中にふとヴェリラが酒場の隅を見ると、今日もチャラ男が女を侍らせてウェイウェイしている。
ちょうど手元に頑健STを要求するドワーフの火酒もあることだし、チャラ男に例の呪術を試してみることに。
いくらファイターとはいえ頑健DR20の火酒は辛かったようでチャラ男はSTを落とし、見事に酔いつぶれた。
騒ぐ女たちを尻目にヴェリラはチャラ男を部屋に連れ込み懐を探ると、砦の鍵を持っていた。
だが鍵を写し取る道具も無いので、この鍵が対応する扉を装置無力化で開ける時に+5のボーナスを得ることとに。

第10回(2018/10/17)&ref()


8日目日曜日朝
早朝から火酒中毒で暴れるジェノスのことなど露知らず、今日も元気に追跡を続行するシルディア。
本日の追跡判定も難なく成功し、野営の跡を発見する。
気になる点として、昨日と今日の野営跡は荷物の規模にしては簡素なようだ。

情報収集の為に今日もシチューに並ぶウィランは吸血鬼化の進行のためか途中で倒れるも、ジュゼッペおばさんとの世間話で
・バレンティン城塞に新しく神父がやってきた、理由は分からないが教会の司祭から降格されたようだ
という情報を得ることができた。

一方トモエはフランツの妻の不倫について調査を行い目撃情報を得る。
・男はウェイウェイ煩かったのでザックでほぼ確定
・女は暗くて分からなかったが場所的に夫人で間違いないようで、どうやら不倫は本当のようだ
・夫人の住んでいる家を特定
・ついでに夫人は美人(それしか情報がない)

その頃、相変わらず中毒に耐えかねたジェノスは耐病剤を飲み、ナールの治療の甲斐もなくST判定に失敗し、一層青白い顔でジュゼッペおばさんの元へバイトに行くのだった。

8日目日曜日夜
とうとう料理酒にまで手を出し始めたジェノスはデイズを食らい、その隙にぶん殴られて部屋に片付けられた。
それを尻目に恐らく城塞にやって来た神父にどうにかしてもらったのか、残念なことにザックは中毒の様子も無いように見られる。

早速ザックに聞き込みを開始したトモエは、
・やはり中毒はクレリックに治してもらった
・それを見咎めたアイアン・サムに減給を言い渡された
・やって来た神父の髪型はエキセントリック
・フランツの妻の名前はケイティ
・ケイティはザックとの関係について満更でもない
その後もトモエのおだてに調子に乗ったザックの自慢話をトモエが聞き流しつつ、夜は更けた。

・9日目月曜日朝

ジェノスは朝一番にナールからレッサー・レストレーションを貰いつつ、今日のST判定はなんとか成功。
そのままバイトでジュゼッペおばさんの城塞に行く用事に同行し、内部の偵察をすることに。
・31の大広間で炊き出しを行う
・そこまでは8番の通路を通り、2番から32番へ階段を登り、27番を経由した
・先日やってきた神父はザビエルヘッドで、名前はドンナギン
・神父は以前は聖マカリウス騎士団に所属していた
・神父はより多くの人に癒やしをもたらすという名目でやって来た
・神父は看護で常に移動しており、城の中に定位置は無い
・プレイヤーは神父から治療を受けることはできない
・例のおかしいウィザードの名前はタシトゥス
・ウィザードの居住エリアはKeepの上階、橋を渡ろうとすると上からFBをぶっ放してきそう
・トーマス・ハヴェリンはアスモデウス様が自分から「彼の聖騎士を殺すべし」と神託を下すほどで今回の作戦のターゲット、聖騎士と言うからにはパラディン?
・トーマス・ハヴェリンは塔の上層を定位置にしている

一方、今日も今日とて追跡に勤しむシルディアは、
・3日目のキャンプ跡はこれまでと違って規模が大きく、どうやら楽しんでいたようだ
・ここはこれまでの跡地と違って何度も使用した形跡がある
・シルディアはこの跡地の場所を覚えた

そして引き続き不倫のことを探るトモエは、
・不倫相手のケイティはケイトリン・モットという名前で同一人物なのはほぼ確定、なお夫はフランツ・モット
ということが分かった。

・9日目月曜日夜
劇団については、彼らは明日の火曜日に城塞に入って数日準備をして、金曜日に演劇をやるようだ。

夜に宿屋にやってきたタイムオンはからは、
・演劇を見るという名目でハヴェリンから招待を受けることはできそう
・その際に従者という名目で2・3人なら同行することができる
・最近こいつ調子に乗ってきているので、いずれギアスで四つん這いで生活させて発言の最後に「アスモデウス様万歳」という生活にさせる
ということが判明した。

第11回(2018/10/31)&ref()


・10日目火曜日朝

今日も元気に4日目の追跡に勤しむシルディアは、今回見つけた野営地の跡がまた簡素な物に戻ったことに気付く。
アスモデウス様にヒントを貰いつつ推理した結果、これの証拠が示すことはただ一つ…

 あいつら、街から最も遠い3日目のお気に入り場所で毎週キャンプして楽しんでやがる!

秩序悪陣営としてこの国を制圧した後はこの様な給料泥棒は強制労働行きにすることを誓いつつ、シルディアは街へと戻るのであった。

一方街では、今日も今日とてシチューにありつくウィランを尻目に、グランバージャックを師匠にジェノスが強打の再訓練を開始。
訓練で気合が入ったのか、ジェノスの中毒を治すための頑健STも2連続で成功し、見事ドワーフの火酒の中毒を克服した。

他のメンバーはやることを大体終わらせたので、ここで一旦休息しつつ攻略するための細々とした作戦の相談を開始。
残金に気を付けつつ、主にファイアーボールを同対策するかに頭を悩ませる。
ここで購入予定のプロテクション・フロム・グッドの巻物とポーションを購入しようとしたことで一同はとあることに気付く。
「善陣営の街でプロテクション・フロム・グッドなんて買ったら通報されるんじゃないか?」
仕方がないので酒場に顔を出すキリコ・ムラサメに頼み込み、15日までに揃えてもらうことに。

・12日目水曜日朝

ヴァーニング隊長の追跡任務を終えてシルディアが街へと帰還する。
ジェノスはなんとかシルディアと素面で顔を合わせることに成功するのであった。

トモエとヴェリラは浮気のことでケイティに直接話を聞きに行くことにした。
ケイティはザック隊長とのことは満更でもないらしく、家にさっぱり帰ってこないフランツよりも現在はザックにお熱のようだ。

・14日目金曜日朝

今日は城塞で劇団の公演が行われる日であり、最終調査の為にタイムオンにウィラン、トモエ、ナールがサークレットで従者に変装しつつ同行する。
城塞に行く前にウィランがシチューに毎日並んだことでインスピレーションを獲得した。

※調査に夢中でSSを取り忘れたので画像はありません

公演が始まり、見物人の中にフランツ、クレリック、ウィザードを確認する。
ウィランが知識判定を行った結果は、

フランツ
・PTより一回り強いハルバード使いのファイター

クレリック
・フランツと同じくらいの強さの普通のクレリック

ウィザード(タシトゥス)
・知識判定に失敗したのでアスモデウス様の神託によると、
・Lv4呪文を操り(最低Lv7)、非常に危険
・生かしておくと城攻めの際にバグベア達に大きな損害が出るので、倒すか逃げさせなければならない
・一見頭がおかしく懐柔できそうだが、実は地方貴族でありハートランドを守る為に最前線で戦った猛者で、変人だし性格も屑っぽいが懐柔などはできない

最低Lv7のウィザードという情報で、最低7d6ダメージのファイアーボールが飛んでくることに恐怖を覚える一行。
現状ではサイレンスなどで呪文を封じようにも恐らく1発は7d6ダメージを食らいPTは確実に半壊する。
あれこれ対策を相談して、ここは期限一杯修行にでも出かけるかという提案が出始めたところで、アスモデウス様がオマケとして城塞突入時にはPTがLv5になることを教えてくれる。
Lv5になれば吸血鬼化が完了し呪文も増えるということで今までの沈んだ空気が一気に消し飛び、なんとかなるんじゃないかという雰囲気に。

引き続き城塞の調査の為にトモエが公演を抜け出して軽く見回ることに。
見れる範囲には特に弱点などは見当たらないが、中庭には勝利王の像を見つけた。

公演が終わったところで一行は残りの隊長格の情報を得ようと挨拶回りを提案する。
しかし連れて行かれたのは塔にいるであろう司令官のトーマスの元ではなく、一階の3番部屋にいた最後の隊長であるアイアン・サムことサミュエル・バーホルド隊長のところでだった。
改めて知識判定を行ったところ、彼はザックよりも更に一回り強いグレートソード使いのファイターであった。



今までの情報を相談した結果、
・城塞に奇襲を仕掛けるのはヴァーニング隊長が城塞から最も遠くにいる水曜日前後
・夜に仕掛けることで逢引に出かけているザック隊長が不在
・フランツ隊長に逢引の情報を流すことでザックとフランツの2人を同時に城塞から遠ざける
という予定が仮決定した。

第12回(2018/11/13)&ref()


調査も大体終わり準備も整ったところで後は19日の深夜に突入するだけの段階となったところで各自は今のうちに思い残すことがあるか考えた結果、侵攻により街が荒れる前に気に入ったNPCを勧誘することに。

まずウィランは突入前日の夜に懇意にしているジュゼッペ婆さんを街の近くの森へと誘い出す。
そこにいざという時の交渉役のヴェリラを密かに伴い、何故か花束(1gp)を片手にやって来た。

そして始まる告白タイム
「ワシの為にシチューを作ってくれんか!」
何故か出る出目20
これには断るつもりだったジュゼッペ婆さんも惚れてしまい、了承してしまう。
早速グランバージャックとタイムオンを護衛に侵攻の日の駆け落ちの約束をして、ウィランお爺ちゃんの生身最後の夜は更けていくのであった。

次にジェノスは完全に飲み仲間と化したドワーフ達を勧誘することに。
なお相手は酔っ払いな為に明日飲みに行こうと誘ったら即了承であったという。

・19日目朝

かくして襲撃の決行日がやって来た。
今まで死にかけだった者は吸血鬼化が完了することでイキり始め、身近な者の血を吸ったりして準備万端で夜を待つ。

そして深夜、酒場の長い隠し通路を抜けて城塞へと侵入を果たした。


早速計画通りに耐火ジェルを各自が身体に塗り、要所にスタボーンネイルを打ち込みながらKeepへと向かう。
塔を出たところに見張りが4人いたが、他に知らされる前に迅速に始末して再度襲撃を続行する。


ようやくKeepに辿り着いた一行を待っていたのは、なるべくなら戦いたくないと思っていたアイアン・サムことサミュエル・バーホルドであった。


「少し外が騒がしいと思ったら、ネズミが入り込んでいたか」
これは偶然か否か、一行が考える前にアイアン・サムと部下2人が襲いかかってくる。

PTより二回りは強いと思われるファイターのグレートソードを初手で受けない為に上手く入り口を利用するが、
アイアン・サムはヴェリラのホールド・パースンを耐えつつ足止め袋という絡め手を部下越しにジェノスに使用してくる。

そこに部下1にナールのマーダラス・コマンド、アイアン・サムにウィランのグリッター・ダストが飛んだ。

第13+14回(2018/11/27、2018/12/12)&ref(,300)


前回のグリッターダストとマーダラス・コマンドで一気に形勢が逆転した一行は、鎧袖一触でアイアン・サムと部下2名を下す。
戦闘後はアイアン・サムから滴り落ちる血をジェノスが吸い、そして彼の愛剣で数多のバグベアを屠ってきた+1グレートソード "百鬼掃討"をシルディアが自らの物とした。
なお彼が装備していた高品質フルプレートは時間の都合で放置することとなった。

念入りに入り口と下への跳ね戸にスタボーン・ネイルを打ち込んでから2階へ一行が昇ると、アイアン・サムが送った兵が知らせたかドンナギン(ザビエルヘッド)が部下を引き連れ待ち構えていた。
ドンナギンは戯言を繰り返すも、聞き耳を持たない一行により部下諸共ミトラの下へと送られた。

ドンナギンの血をシルディアが吸った後は2階の探索を行い、右下の恐らく拷問部屋の隅に拷問にかけられたアスモデウス信徒の遺言であろう聖印と「皇子よ、我に復讐の機会を」というメッセージを見つけ、3階へと向かった。

3階を事前に調べたところによると、居住区と研究室らしき広い空間がある。
一行はメンバーを半分に割ると、1人の気配のある研究室へと続く2つの扉から同時に踏み込んだ。


そこには予想通り狂乱のウィザード、タシトゥス…とアイスゴーレムが待ち構えていた!
明らかな敵意を感じ取ったタシトゥスは一行へとアイスゴーレムをけしかけ、自らは先手を取りファイアーボールを打ち込んできた。
流石のファイアーボールの威力に一方のメンバーが多大な被害を受けるも、吸血鬼化と耐火ジェルのお蔭で耐えることができた。
2発目を撃たれる前に前衛が研究室への被害を嫌うタシトゥスとの間合いを詰め、ファイアーボールを撃たせまいとする。
そこへナールのフォービド・アクションによりタシトゥスへの抵抗を確実に削いでいく。


だが未だ健在のアイスゴーレムと懐のファイアーボールのワンドへの自信か、タシトゥスは余裕の表情を崩さない。
そして強引に奥へ向かい、アイスゴーレムを自らの壁にしたところで安心した隙を見逃さず、トモエの弓とウィランのマジックミサイルによりタシトゥスは倒れた。
後に残されたアイスゴーレムは単体では硬い以外の驚異は然程無く、前衛とナールのバーニングハンドの前に崩れ去った。


何故か見当たらない魔導書を気にかけつつワンドと部屋の物を片っ端から持ち出した一行は、いよいよ最後の4階へと辿り着いた。
なんとそこには一行の予想では塔にいるはずの城塞の長であるミトラのパラディン、トーマス・ハヴェリンが部下と共に待ち構えていた。


彼はシルディアの"百鬼掃討"とウィランのワンドを見ると事情を悟り、ロングソードを構えると部下と共に襲いかかってきた!
彼の持つロングソードの銘は”ブライトネス”、彼の勝利王にミトラの1柱が授けた二振りの宝剣の片割れである。
伝説では眩いばかりに輝く宝剣は、今はトーマスの手の中で鈍く光るばかりであった。

…が、先手を取ったウィランとヴェリラがタシトゥスのワンドを振るうと、凄まじい炎がトーマス・ハヴェリンの部下達を焼き尽くす。


唖然とするトーマスを一気に打ち倒す…が、トーマス・ハヴェリンが倒れたその瞬間、彼は「ミトラ様!我に加護を!」と叫ぶ。
そしてその訴えに応えたのかトーマス・ハヴェリンに神性の力が宿り、通常ならば致命傷を負いながらも剣を構えるのだった。


彼の力がミトラの加護による神話パワーの獲得であると見抜いたジェノスが善を討つ一撃をトーマスに、それに応えてトーマスが悪を討つ一撃をジェノスに付与し、2人は剣を交わした!
…その結果、先に膝をついたのはジェノスであり、吸血鬼であるジェノスはそのまま灰になった。


トーマスの凄まじい抵抗の末、彼にトドメを刺したのはタシトゥスのファイアーボールのワンドを振るったヴェリラであった。
その瞬間、灰になりかけていたジェノスにアスモデウス様から「すぐに奴の鎧を触れ!」との神託が下る。
ジェノスが最後の力で鎧に触れると、そのフルプレートは触れた場所から黒く染まっていく。
それがトーマスが持つブライトネスに届く一瞬前、ブライトネスは彼の手から瞬時に消え去った。
恐らくブライトネスは自らの真の力を発揮できる者の下へと転移したのであろう、いずれ本来のブライトネスを振るう者が現れるやもしれない…

戦闘終了後、アスモデウス様からの報奨として+1ダスタードフルプレートを手に入れる。
そしてジェノスがトーマスの生き血で灰から戻っている間に、ウィランは戦闘中にアスモデウス様に訪ねた魔導書をウキウキで取りに行くのであった。

一方、奥の部屋の机にはハヴェリン家の家系図が入っていた。


家系図によると、トーマスにはミトラの枢機卿であるサミュエルという弟がいるようだ。
だがその顔は黒く塗り潰されている、そして死亡している他の者にはその様な処置はされていない、どうやら彼には何か秘密があるようだ。

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