アスモデウス万歳


第二章「Call Forth Darkness」

第15回(2019/01/16)&ref()

第九節の働きにより弱体化したバレンティン城塞を打ち破った第一節《獄炎斧》の軍勢はローリングスゲート、アンブリル、タリントン平野と、立て続けに勝利した。
この報を受けた《勇者王》マーカディアン5世は討伐軍の招集を開始。
いかに獄炎斧の軍勢が強大であろうと、勇者王率いる王国軍との戦いに勝ち目は薄い。
勇者王の軍勢の弱体化を図るため、《盟主》アドラスタス・ソーンは第九節と第七節に次なる指令を下す。

12日ほど棺桶を乗せた船旅を続けていると、ある日カーディナルが船に転移してきた、今回の任務の重要性により直接任務内容を伝えに来たのだ。

「明日、この船はファーホードに停泊する。王国最北の地だ。王国にとっては大して重要でもない僻地だ。この地の主は名声を求めて既に旅立ってしまった。そんな地だ」
「ファーホードはケア・ブライア大森林と接している。この島で最も広大で、誰もその森林の中の事を知らない」
「ケア・ブライアには"アバドンの角"と呼ばれる場所がある。かつて"ペイルライダーの子孫達"と名乗るカルトがその場所を拠点としていたと言う。80年前、かの"勝利王"がカルトを殲滅するまではな」
「カルトが重要なのではない。"アバドンの角"の中で勝利王が見つけたものこそが、我らにとって重要なのだ。勝利王は角の内部で"両目喰らい"のヴェトラ=カリと言う名のダイモンを打ち破った。
勝利王はミトラの聖職者としてヴェトラ=カリをこの次元界より放逐し、封印を施した。その封印は今だに機能しているという」
「勝利王はこのダイモンの一体何を恐れたのか?ヴェトラ=カリは疫病を運ぶ存在だった。その疫病の名は"アクリスの涙"。勝利王はこれを恐れ、ヴェトラ=カリを封じたのだ」
「この疫病の詳細までは調べ切れなかったが、かの勝利王が恐れた物であれば、それを手に入れることでタリンガルデの臓腑に毒の刃を突きつけることができるだろう」
「王都マサリンには既に使徒の一節を潜ませてある。獄炎斧の軍勢、アクリスの涙、茨の使徒。この3つの嵐を以て、タリンガルデを塵へと還す。これが私の計画だ。そしてアクリスの涙、これを我が元へと運ぶのが君達の新たな任務だ」
「この任務は困難が伴うだろう。私は既に第四節をアバドンの角の捜索へと送り出した。彼らはアバドンの角はファーホードから1日も掛からない程度の距離の場所にある、
隠された石の尖塔である事までは突き止めてくれた。しかし、その後彼らは行方をくらました」
「第四節を率いるアイデン・ケールはケア・ブライアの地理に明るいエルフのレンジャーだった。故に彼が単なる災害で行方をくらましたとは考えにくい。おそらくはアバドンの角自体に何らかの守護が成されている。明言はできないが」
「一節のみでは成し遂げられなかった事も、二節が力を合わせれば成し遂げられるだろう。第七節、第九節の諸君は協力してアクリスの涙の獲得に臨んでくれ」
「もう一人協力者が居る。昔ファーホードにはアスモデウスのカルトが存在した。その指導者はアルコフ・ヴァンダーミール男爵、エルフの貴族だ。ティアドラが紹介してくれるだろう」
「男爵がどの程度協力してくれるかはわからない。決して信用はするな。彼は私を恐れている。君達が私の代理としてこの地に立っていることを思い出させてやれば、彼も一線を越えることはないだろう」
「良いか、今回の任務は、アバドンの角を発見せよ、勝利王の封印を破壊せよ、ヴェトラ=カリをこの次元界に再び降臨させよ、そしてそれを従えよ。アクリスの涙を獲得せよ、だ。見事この任務を成し遂げよ」

※要約:敵が強大過ぎて現在の戦力では無理、なのでアバドンの角という場所にアクリスの涙という謎の疫病を管理するダイモンが封印されているから何としてでも手に入れてこい

この疫病について知識判定するも、いかなる出目でも情報は得られない程に隠蔽がされたようだ。
資金提供も受けた一行はついでに二つ名を授与され、次なる任務に向かった。

ファーホードに到着した一行は早速ヴァンダーミール男爵について調べ始める。
ティアドラの助けもあり、ヴァンダーミール男爵は

・孤児院を立てる善人、という噂
・孤児院の子どもたちを手駒として育成しているようだ
・あと光源氏的なアレ
・そして自宅からめったに出てこない
・継承戦争の頃から生きてるエルフ
・代々バルカ(前王朝)派だったけど父親は戦死、当代は当時幼子なので領地も爵位剥奪されない代わりに忠誠を誓わされた(アルコフ・ヴァンダーミール(当代)の父親がジャラード・バルカのいとこ)

とかなり裏のある人物のようだ。

夜になりヴァンダーミール男爵の夜食に招かれた一行は食事がてらにこれからのことを話し始める。
アスモデウス・パージを実際に見てきたヴァンダーミール男爵は禁じられたアスモデウスの我々の組織に協力をするのを躊躇しているようだ。
そこへ「これからミトラ・パージが行われる、貴様は何方に付く!」とジェノスの一喝により、ヴァンダーミール男爵の腹は決まったようだ。

彼の援助により隠れ家の提供、事件の握り潰し(ミトラのインクィジターの介入は無理だが)を約束し、ファーホードでの活動を支援してくれることとなった。

第16回(2019/01/30)&ref()

ヴァンダーミール男爵を籠絡させたことでLv7になった一行には組織がアンロックされた。
今後はこの組織を利用して活動を支援させることになる(吸血鬼組は自動取得の特技によりLv11まで不可)

早速組織を拡大させる為に農民を拉致しようと奮闘する者と、アバドンの角について調べる者とに分かれる。
なお第七節は街に留まり情報収集を担当するようだ。

・森のなかに沢山石の尖塔が100以上あって、その中の一つが目的地のアバドンの角
・精霊を信仰するアイラーン族は人間、アイラーン族はアイラーン語のみを話す
・生還者の居場所も見つけられた
・ソルトブラックという沼地にはリザードフォークやボガードがいる。
・ジャングルなので猛獣もいる
・バーバリアンは石の槍を振るい、雄叫びを上げて襲ってくる。罠とかも仕掛けてくる
・1遭遇で7~8人襲ってくる、森のどこに居ても襲われる
・知覚でアバドンの角を探せる、援護に使える技能、生存、知識自然、職能のそれっぽいの
・失敗すると一日無駄になってバーバリアンや動物が襲ってくる
・木が喋ってこっから先はアバドンの角だから気をつけろって忠告してくれた
・生きてる木なのか口寄せの術的なものかは不明

との情報が集まり、第四節が宿泊した部屋の宿代を代わりに払うことで調べたところ、机の上にアバドンの角の位置が明記された地図がダガーで止めてあった。

早速準備を整えて(主に棺桶の運び方)アバドンの角を探す為に街を出た一行は、出目のお陰もあり一日でアバドンの角へと到達できた。
到達した第九節を待っていたのは、アスモデウスの印を見て敵意を表す巨木であった!

第17回(2019/02/13)&ref(,300)


アバドンの角の前に立ち塞がり、巨体と間合いでPTを翻弄し続けた邪悪なジャイアントトリエントをここに配置したのは、他でもないかの勝利王であった。
そんな彼もPC達の連携の前に呆気なくオガクズとなる。

PTは早速洞窟に入るが、内部は意外と広く、入り組んでいるようである。
そこに暗闇の奥からカエルの人型生物ボガードの集団が姿を表す。

彼らは口々に「クロンボ殺す!」とよく分からないことボガード語で叫びながら襲いかかってくるが、ファイアーボールと薙ぎ払いに前によって灰となった。
彼らは懐にダゴンというデーモンロードの邪印を持っており、アバドンの角を根城にしているようだ。

奥に進むと壁にスライムがべったりと張り付いている部屋と、水に橋がかけられたような奥に続く部屋が見えてくる。
水の奥には何やら光る物が落ちており、また水にはデスエンゼルスパインという特殊な毒を抽出できる魚が泳いでいる。


まずスライムの張り付いている部屋を調べると、到底人が通れない幅の道が奥にあるようだ。
Lv7吸血鬼になりガシアスフォームを使えるようになったウィランが奥に進むと、そこには小部屋に死体が落ちていた。


彼が持っていた日記によると、勝利王がアバドンの角を攻めてきた時にガシアスフォームのポーションを使ってこの部屋に逃れたようだ。
だが帰りの分のポーションを誤って割ってしまい、この部屋で朽ちたようだ。
また彼が持っていた水晶は、この洞窟限定で使用できるクリスタルボールであり、これにより洞窟の全景が見えてきた。
だが最深部にいるボガードは、こちらがクリスタルボール越しに見ているのを感知する油断ならない者であった。




E15にあった光る物は割れたレンズで、直せばそれなりの金額で売却できるようだ。
またE9にはボガード達の集落があり、現在そこには多数のボガードが集まっている。

警戒しつつ進む一行はE18キノコの群生地を通り過ぎ、E17のボガードの子供であるオタマジャクシとダゴンの社が祀ってある部屋へとやってきた。
ここでウィランは洞窟入り口にて問答無用で襲ってきた邪悪なボガードのことを思い出し、アスモデウス様の威光を知らしめんと社を崩しオタマジャクシのいる池へとアシッドスプラッシュを撃ち込み半殺しにした。

そんなウィランの行いに満足したのかアスモデウス様からインスピレーションが降りてきて、早速今後の方針を尋ねたところ、広場ではなくまずは上の方に行ったほうが良いとのお告げが下る。
更にはボガード達は上手く事を運べばアスモデウスの傘下に入るだろうと聞き、慌てて酸性になった池に灰をぶち込み、なんとか全滅は避けることができた。

色々あったが無事にお告げの場所にやってきたPTは、一匹の煙を吸うボガードを発見する。
彼こそがダゴン教の司祭であり、一行を信仰よりも殺戮を優先する現族長を誅する為に父(ダゴン)の遣わした者たちであると思いこんでいる「父の声」ジコモであった。
彼は現族長を排除すれば残った部族を纏め上げ、PTに協力すると申し出てきた。
勝手に思い込んでいる者を訂正することもないと判断したPTは、依頼を受けて広場を目指すのであった。

第18回(2019/02/27)&ref(,300)


さてボガード達の族長を倒し信仰の道へと彼らを戻すという依頼を受けたはいいものの、どうやって楽して族長を倒すか考えるPT。
場所は広場だがそこの続く道が狭く、正面からの殴り合いになると族長を倒すまでに将来的に配下に加える予定のボガードを無駄に減らすことになる。

というわけ(?)で、タンズで意思疎通ができるようになったヴェリラが族長の「九人殺し(成人の儀式で一人殺すらしく9人殺せば英雄)」クマンダを挑発し、こちらの代表との決闘を持ちかけるという作戦に。
まんまと乗ってきたクマンダは対戦相手としてジェノスを指名、どうやら女のシルディアよりは男の方が対戦相手として好みのようだ。


クマンダはバーバリアンでグレートソードを扱う強敵だ、しかも悪属性な為に善討ちも効果がない。
ボガード達に囲まれた広場にて、ジェノスのアンチパラディンとしての地力を試される勝負が始まる!

〜ここからダイジェスト〜
イヤーッ!グワハハハ怯えろ怯えろ!
イヤーッ!
イヤーッ!
サツバツ!グワーッ!
サツバツ!グワーッ!
ウケテミロッ!グワーッ!サヨナラ!
グウ…サヨナラ…(バタッ

腐敗の接触による地道な回復に支えられたクリティカルの応酬の結果、クマンダがジェノスを打ち倒すも、クマンダも激怒を解除した瞬間に倒れ、決闘は相打ちとなった。
だが気絶すればそれまでのクマンダと違い、吸血鬼と化していたジェノスはクマンダから溢れ出る血を浴びたことで蘇生し、最終的に立っていたのはジェノスであった。


勝者になったジェノスは敢えてクマンダを殺さず勝利を宣言することによりボガード達の崇拝を受け、ジェノスによるボガード達の組織を立ち上げることとなる。
ボガードは能力こそ低いものの(統率力不要な為)、人員が毎週増えるといった繁殖力が強い種族だ。

ボガード達を従えたPTはその後第一階層を「警戒の眼」で探索し、マッドマンを作れる泥を発見した後で第二階層へと向かった。


第二階層へとやって来たPTはまず「警戒の眼」で階層全体を偵察、特に敵影が無いのを確認して目ぼしい場所を特定する。
I-18A:壊れた機械人形
I-9・10:壊れたバー、カウンターではスケルトンが酒を飲む動作を繰り返している
I-4:比較的新しいミノタウロスの死体が槍で壁に縫い留められている


元は銃眼を備えた迎撃用の場所であったであろうI-1を通過し、特に何もないI-2を抜け、壊れた機械人形があったI-18へとやって来た。
散乱している書類を読み解いたところ、機械人形は壊れているが8個のパーツを修復することで修復が可能らしい。
1眼:レンズがあれば修復可能
2頭脳:制作(錬金術)DC20で加工した死後24時間以内の人間・エルフ・ドワーフ・ハーフエルフ・ハーフオークの脳
3動力源の歯車:制作(鍛冶)DC20で歯車に加工した500gp相当のミスラル
4霊体貯蔵装置:詳細不明、資料を読み解くことで分かるかも?
5火の試薬:左腕に火の属性を持つ錬金術アイテムを格納する
6氷の試薬:右腕に氷の属性を持つ錬金術アイテムを格納する
7酸の試薬:右足に酸の属性を持つ錬金術アイテムを格納する
8電気の試薬:左足に電気の属性を持つ錬金術アイテムを格納する


機械人形を修復する為のパーツを加工する場所は近隣の部屋にあり、I-22の鍛冶場でジェノスの知人のドワーフに依頼すればなんとかなりそうだ。
I-19・20・24には何もなかったが、I-21には20枚もの肖像画が飾られており、特に目を引いた2枚は
ガステンホールのアイリス"Iris of Ghastenhall"
絶望と毒のダガーの使い手
アーガン・ニグマ "Ergun Nigma"
ハーファル家の屋敷に残された三人目の子孫にして、この地で二番の剣の達人。一番の使い手は彼が殺した。
また見分けにくいが、「o」の文字に指輪が埋め込まれている。指輪の内側には'IoG'と刻印されている。この指輪は5gpの価値がある。
そしてネームプレートの裏にはルビーとマナクルズ・オヴ・コーポレイションが入っていた。

I-23はCが上層との吹き抜けとなった牢であり、そこから人を落として牢に閉じ込めていたようだ。
I-25は拷問部屋であり、1300gpで修復すれば尋問の際に+5の技量ボーナスを得て威圧判定が行える。(複数回修復することで収容人数増加)


そしてI-30の広間にはYahと地獄語で後から刻まれた玉座があり、調べると中程度の召喚術のオーラ(恐らく瞬間移動)を放っている。
先程ボガード達の上に立ったことで気を良くしたジェノスが玉座に腰掛けて足を組む
・・・・・・・・・
が、何も起こらなかった。

今はこんな事をしている場合ではない

第19回(2019/03/13)&ref(,300)


特に何も起こらなかった玉座の次は広場を見渡す。
ダイモンと信者の見事な意匠が掘られた柱には特になにもないようだ。(隠し階段には気付かない)

次に廊下を渡り水を浄化する魔法がかかった噴水を通り過ぎ、とある部屋に入る一行。
そこにはお決まりのザンダー・トラスクという者が書いた手帳が置いてあり、曰く
1.トラスクは1-27に普通でないなにかがあると信じていた。彼いわく、そこには空洞と隠し扉がある。
2.トラスクはヘクサーとヴェクサーという2体の強力なダイモンが上層を守護していたことを知っていた。ただし、彼らが上層のどこにいるかまではしらなかったようだ。
トラスクは彼らダイモンにいつか相まみえたいと思っていた。
3.トラスクは玉座に神官が座り、消える現象を目撃したことがある。

やはり玉座の間には色々とあるようだが、取り敢えず骨が酒を飲む(振りをしている)酒場に入る。
『話の途中で申し訳ないが、スケルトンだ!』


今更スケルトンかと思ったが、たかがスケルトン、されどスケルトンであり、地の利を得て迎撃する敵に焦れてウカツな動きをして苦戦するも、なんとか打ち勝った。
この崩壊した酒場は建材で修復すれば、また疲れを癒やす場として使えるだろう。(1-9と1-10に200gpずつ)

修復すれば雑魚寝部屋として使えそうな1-5を通り抜け、FBをブチ込まれて僧侶が焼け焦げた1-6をスルーし、水晶でミノタウロスの死体が縫い留められた1-4へとやって来た。
ミノタウロスの死体は新鮮であり一見死んでからすぐのように見えるが、この部屋は貯蔵庫だったのか腐敗防止の魔法がかかっていて実は勝利王が来た時に死んだようだ。

1Fを粗方探索し終えた一行はまず警戒の目で2Fの偵察を行う。


ざっと見て気になるのは2-12の壁が壊れており、外壁から侵入したのか壁一面に緑色のウーズである「マーダラスウーズ」というスリープオーラ持ちの地味に面倒なのが蔓延っている。

何もない部屋を抜け、2-7に来たところで石像の首が落ちていた。
アスモデウス様曰く、この首はフレッシュトゥストーンで石化した像の生首であり、胴体部も何処かにあるようだ。

2500gpもする矢鱈と豪華なベッドがある2-8を通り過ぎ、壁画が飾ってある2-9へと進入する。
アスモデウス様にまた聞いたところ、これはGクゥストダイモンであり名前が刻まれた鉄のプレートで儀式をしている。
これは真名召喚であり日記の名前は偽の名前、探せば真名プレートがあるかもしれない(持ってるやつにダイモン逆らえない)とのこと。

2-16の噴水は1Fと同じく浄化の呪文がかかっている。
2-11にはイラッとくるミトラの祝福がかかっており、骸骨が槍で串刺しにされている。

第20回(2019/03/27)&ref(,300)


2-21の廊下にはカルトの歴史が書かれた絵画が順に飾ってあり、これを読み解くことで以下の儀式を行うことができる。
1:猟犬の儀式、2400gpのコストで儀式を行うことでヘルハウンドを3体召喚できる。(コスパ悪い)
2:乗騎の儀式、馬を生贄に捧げ、お香を焚き宝石を捧げ(計3000gp)、服を脱いで祈ることでカーニセリア・レックスと呼ばれるナイトメアを召喚できる。
3:大地の大釜、マッドマンの沼でオブシディアン(1200gp)を触媒に使うことで儀式を行いマッドマンを4体召喚できる。(微妙)

2-20の広間は1Fの広間とほぼ同じ構造であり、今度は「Rah」と刻まれた玉座が置いてある。
検証により、玉座に座り転移したい玉座に刻まれた文字を唱えることで対象の玉座に転移できるようだ。
柱の隠し階段を調べると階段は崩壊しており、ここを通過して上の階に行くには数週間工事をする必要がありそうだ。

最後に2-12のウーズをFBで焼いて2Fの探索を終え、また警戒の目で3Fを探索する。


3Fに直接行ける階段は広間の柱にある崩壊している階段しかないようで、それ以外ではPの発着場に外壁沿いか飛んで行くか、
もしくは2-5のCから開いている上の階からの落とし穴をよじ登ってPまで行くしかないようだ。

仕方なくスパイダークライムやロープを登り3Fにやって来た一行は改めて3Fの偵察を行う。
まず目に入ったのが3-13に鎮座する2体のダイモン、あちらもこちらが見ているのに気付いたのか目を向けて手を振ってきたので、ウィランが振り返す。
3-5には4個の聖櫃、3-3には焼け焦げた図書館、3-6には荒らされていない倉庫が見つかった。

手始めに3-3から見ていき、3-9に進入したところで判定をさせられる。
どうやらここは瞑想の間であり、8時間毎にDC16の意思STを連続で3回の丸一日瞑想して全てのSTに成功することで「鋼の意志」を身につけることができるようだ。

3-10には何故か小さな個室の牢が連なった部屋があり(一蘭の牢と命名)、3-11には身分の高い者が住んでたと思われる広い部屋があった。

3-5は礼拝堂であり、各聖櫃には
A:地獄の落とし穴、苦悩に泣き叫ぶ者達
B:おぞましき鉄の武器、虐殺
C:飢えと渇きで死にゆく人々
D:目にそれぞれコインをはめられた二つの骸骨
"青白き馬を見よ。其の騎手こそ死の担い手。皆彼に続くべし。"

そしてEにはヴェトラ=カリが足を組んで座り、ひと瓶の霊薬を手に持っている。
霊薬には「アキリスの涙」と記されている。
この像は瓶も石像の一部であり、瓶の中身も無いようだ。(そもそもアキリスの涙はヴェトラ=カリ本人が召喚時に持ち運んでくる)

3-6の隠し扉に手をかけた一行は、すぐ後ろに3-13にいたダイモンが瞬間移動してきたのに気付く。
何故か首にネームプレートが入ったネックレスを身に着けた彼らは久々にやってきたミトラの信者以外の者が気になったようで、3-6の真の姿を見るにはヴェトラ=カリへと忠誠を誓うことだ、と言い残し立ち去った。

ヴェトラ=カリへの忠誠の示し方を何故か知っていたウィランが「ハイル、ヴェトラ=カリ!」と手を斜め上に掲げて叫ぶと部屋の光景が歪む。
そこには前には無かったクリスタルの珠がはめ込まれた腕の彫刻と宝箱、そしてドレッドレイスが現れた。


彼はエズラと名乗り(ガシアスフォームのポーションを割って部屋から出られず餓死した間抜け)、自らをアバドンの角のカルトの教主だと言う。
話し合いの末にミトラに恨みを持つ者同士で手を組むことになり、ここアバドンの角を自由に使ってもいいことになった。

彼曰くヴェトラ=カリは勝利王によってミトラの封印が施されており、解放するには2Fの広間の柱の階段の瓦礫を数週間かけて除去し、3-13を通り抜け4Fに行く必要があるという。
宝箱には2体のダイモンの真名が刻まれたネームプレートの半分が収められており、これはダイモンのネックレスにあったネームプレートと組み合わせることで一つの真名になり、ダイモンを使役することができるようだ。
この真名はダイモンを不死と化してこの次元界に縛り、彼らが死んでも時間をかけて蘇生させるようだ。

〜2週間後〜
なんとか瓦礫を除去し4Fにやってきた一行は、光る銀の太陽のアミュレット(銀の封印 - Silver Seal-)が首にかけられた邪悪な像を発見する。



この封印は触れる悪のクリーチャーに10d6の聖水のように善ダメージを与える厄介な代物だ。
この封印を特には非常に多くの手順を踏む必要がある。

ヴェトラ=カリ復活の儀式
シルヴァーシールを破壊するための儀式は単純だが、時間がかかる。
222日の間、決まった時間に1日3回の儀式を合計666回行う必要がある。
第一の儀式 闇への嘆願
真夜中に行う。
定命の者たちがヴェトラ=カリへの信仰を忘れ、聖域アバドンの角を放棄したことに対して、ヴェトラ=カリに赦しを請う儀式。
第二の儀式 光への呪詛
夜明けに行う。
シルヴァーシールを施した勝利王に対する呪詛の言葉を捧げ、ヴェトラ=カリの闇の力によって光輝の者達の力を削いでくれる事を願う。
第三の儀式 虚空を超える呼び声
夕方に行う。
かのダイモン・プリンスへと呼びかけを行い、その魂をアストラル界から物質界へと引き寄せる儀式。
これらの儀式は慎重に執り行われなければならず、一度も妨害されることのない10回の全ラウンドアクションを要する。
各々の儀式の終わりには、聖印に邪水を浴びせかける。
儀式が一度でも失敗すれば、また初めからやり直さなければならない。
また、儀式の途中で生贄が必要となる。
最初の闇への嘆願
人間・エルフ等主要種族
111回目の光への呪詛
エズラ: 真にミトラを信じ、かの神から加護を受けた僧侶
222回目の虚空を超える呼び声
勝利王と同じ血をその体に流す者
これらの生贄を、ヴェトラ=カリの像に寝転ばせ生きたままその心臓を切り出し、像の皿に載せる。
ヴェリラ: 3step
儀式の遂行のために必要なものは下記の通り。
“アポリオンの哀歌” - C13
警戒の眼
憎悪の眼
萎縮の眼
像の修復に必要
主要種族(生贄)
信仰の篤いミトラのクレリック
勝利王の子孫(直径・傍系問わず)
この本には儀式の全貌が記載されている。

第二第三の眼である憎悪と萎縮の眼はヴェトラ=カリの像の台座にはめ込むことで、
第二の眼は像に装着することで警戒の目に、アバドンの角内でミトラの呪文に反応する能力付与
第三の目はベトラカリの像に装着することで、アバドンの角内全域でディセクレイトの効果
第二の眼である憎悪の眼は3-6の腕の彫刻が持っており既に回収して台座にはめ込み、第三の眼である萎縮の眼は2Fの石化した像が持っているようだ。

さあここから始まるアジト作り、名付けて「巣作りダイモン」作戦が発動する。

どなたでも編集できます