1999年にSNKが発売した対戦格闘ゲーム『武力 〜BURIKI ONE〜』の情報を扱っています。

各出場選手のページに記載した、技コマンド表の表記法についての説明です。

技表記

以下のように記載しています。
技名:技分類 (備考1)
(備考2)コマンド(簡易) :[ コマンド(詳細) ]:ディレイ時間
└→派生先
各項目について、以下に説明します。
技名
技の名前です。
基本的には公式サイト(閉鎖)、ネオジオフリークの技表の記述をベースにしていますが、以下のとおり多数の変更を加えています。
  • 誤字、脱字
 明らかな誤字、脱字は修正しました。
  例)リョウ:コンボ右中段突き
   誤:コンボ右中断突き
   正:コンボ右中段突き
  • 同じ技名で区別すべき技
 同じ技名でも、派生先などに違いがあり、区別すべきものについては末尾に番号を追加しました。
  例)凱:エルボー
   エルボー1:コンボミドルキック等に派生する。
   エルボー2:派生しない。

 なお、公式技表で元から番号がついているものも混在しています。
  例)パヤック:回転連撃1〜3
  • 投げ技
 投げ技の発動過程を詳細に見ると
   投げ仕掛け
  →成否判定
  →投げ発動
 という過程を経て発動する、と思われます。
 投げ仕掛けと成立条件との間でレバー入力方向に違いがあるなど、明確に区別すべきものについては、仕掛けと投げとで別アクションとして記載しました。

  例)デュガリ:肩車
肩車(仕掛) (返し可能)
↖ :[ (↙ ← ↖ ↑ ↗) ]

└→
肩車:投 (PBG参照)
継↖
  • 始動
 技の出だしから複数の技へ派生するものなど、技の出だしと成立後とで区別すべきものについては、出だし状態のものに「始動」を追加しました。

  例)竜誠:パンダルチャギ
パンダルチャギ1・始動

├→
パンダルチャギ1:打
継↗長

└→
ネリョチャギ:打 (CH時スタン)
出↘
  • コンボ下溜め
 ネオジオフリークの表記で「コンボ」の文言を外した方が派生を記述しやすいものについては、これを外しました。
  例)宋玄道:下溜め・コンボ下溜め
  • その他
    • ティープ:パヤックのティープは中段と下段のものが混在しており、区別のため「中段」「下段」を追加しました。
    • 座り込み・膝行:デュガリの座り込み、貴人の膝行は、これらの状態を維持して移動することができるため、便宜上「座り込み状態」といった名前を付けました。
技分類
技の分類です。
あくまで私見で分類したもので、公式なものではありません。
また、見た目にわかりやすいよう、分類ごとに背景色をつけています。
色コード分類
#ffff99打撃技
#ffcc66掴み技・ロック
#ccffcc投げ技
#ff9966関節技
#ffccccリアクション
#99ccff投げ仕掛け・打撃仕掛け
#99ff66返し技・その他
#cccccc他の派生表への移行
#cc99ff相手の技
  • 打:打撃技
 拳や足など、自らの体の一部を相手の体にぶつけることによってダメージを与えている、と思われる技です。
  • 投:投げ技
 相手の身体の一部をつかんだり、相手から掴まれたりした接触状態から、押す・引く・ひねるなどの力を加えて相手の体勢を崩し、投げ倒す技です。
 多くは相手をマットに叩きつけた時点でダメージが発生しますが、そうでないものもあります。
  • 極:関節技
 極め技・絞め技です。いわゆる関節技モードになる技です。
  • 掴:掴み技
 相手の身体の一部をつかみ、ロック状態に移行する技です。
  • リ:リアクション
 跳ぶ・避ける・溜める・屈む・伏せる・構え変更・挑発など、直接相手を攻撃するのではない技です。
 基本的には前方3方向以外にレバー入力することで発生する技ですが、例外もあります。
  • 当:当て身取り
 相手の打撃技を取り、反撃するための構え・行動です。
  • 当X
 相手の打撃技を取った後の反撃・行動を細分化しています。
    • 当投:当て身投げ。相手を投げ飛ばし、ダウンさせる技です。
    • 当極:当て身取り関節技。相手の打撃技を取った後、関節技をかけるものです。デュガリの背面取り→脇固めです。
    • 当流:当て身流し。相手の打撃技を取った後の行動で、投げ技や関節技ではないもの、相手の攻撃を受け流すことが主体の技です。
    • 当受:打撃受け。ヒディングのパンプアップ→ハードボディです。
  • ラ:ラッシュ系
 パヤック・パイソン・ヒディングがもつ、相手を掴んだ後、最大5回連続で攻撃できる技です。
  • 起:起き上がり
 凱のヘッドスプリングなど、特殊な起き上がり行動です。
  • 返X
 掴み・投げ・関節技に対する返し技を細分化しています。
    • 返打:打撃で反撃するものです。
    • 返投:投げ技で反撃するもので、相手をKOできるものです。
    • 返極:関節技で反撃するものです。
    • 返ラ:ラッシュ技で反撃するものです。ヒディングのエルボースタンプです。
    • 返避:回避技です。明確に反撃するのでなく、相手に掴まれた状態から逃れることが主体の技です。

なお、技名から分類が明らかなものなどについて、分類の記載を省略している場合があります。
コマンド
技のコマンドです。
基本的には自キャラが右向きの場合のコマンドを記載しています。
このゲームでは相手キャラに背中を向けた状態になることがあり、その状態で発動する技があります。
この場合でも基本的には自キャラが右向き時のコマンドを記載していますが、これらの左右が紛らわしい技については各選手の「技コマンド補足」の項に注釈を記述しています。

各種記号・略称の意味は以下です。
トップページの「コマンド表記について」とは若干差異があります。
  • 矢印記号(↙ ↓ ↘ → ↗ ↑ ↖ ←)
上下左右斜めなどのレバー入力方向を表記しています。
  • N
レバーニュートラル(Neutral)です。
  • A
レバー別方向(Another Direction)を表します。おおよそ[N]と読み替えて差し支えありません。別項で詳述します。
  • F
前進ボタン(Forward)です。自キャラが右向きの場合、Rボタンになります。
  • B
後進ボタン(Backward)です。自キャラが右向きの場合、Lボタンになります。
  • G
ガード(Guard)です。L+Rボタン両押しです。
補足説明などで「ガードボタン」と書いているのも、このL+Rボタン両押しのことを指します。
  • 「+」
「+」の両辺に記載したボタンとレバーを両方入力することを表します。
「+」の左辺のコマンドを入力した状態で、右辺のコマンドを入力します。
例)
F+→
前進ボタン[F]を押しながらレバー[→]入力、を表します。
殆どは「ボタンを押しながらレバー入力」ですが、デュガリの座り込み移動など、レバーを入力した状態でボタンを操作するものもあります。
レバー継続入力です。
前の技のコマンドから同一方向にレバー・ボタンを入れ続けていると、そのまま次の技のコマンド入力として受け付けられるものを表します。
ステップイン(前方踏み込み)です。前進ボタン[F]一瞬押し(または[F]ボタン2度押し)で出ます。
なお後進ボタン[B]一瞬押しでステップアウトになりますが、そこから発生する技はありません。
前の技のモーションの出だしにコマンド入力することを表します。
レバーを一瞬入れるのではなく、ある程度の時間入れっぱなし(長入れ)にしないと技が最後まで出ないものがあります。入力をやめると、技モーションの途中でキャンセルします。
  • ×5
ラッシュ系の技で、最大5回まで繰り返せることを表します。
  • ロック
ロック状態の種類を記載しています。「ロック状態」とは何か、とその種類については ロック種類・返し技 のページで詳述しています。
  • 自動派生
コマンド入力の必要なく、前の技からの流れで自動派生するものです。
コマンド簡易版・詳細版
このゲームでは、技によってはレバー入力方向の受付がある程度広く、前後±45〜90度ずれても受け付けられるものがあります。
このような技については、コマンド簡易版と詳細版を併記しています。
簡易版には、代表的なレバー入力方法1つだけを記載しています。
詳細版には、技が成立する全てのレバー入力方向を記載しています。
備考1
それぞれの技に関する情報のうち、特に重要と思われる事柄を記載しています。殆どは0または1つですが、複数記載しているものもあります。
  • 外し・返し可能
掴み系の技で、掴み外しや返し技で阻止されてしまう可能性があるものです。
阻止される可能性が全く無い技には特に記載しませんが、同じ技でも返される場合と返されない場合があるものには「返し不可」を明記しています。
  • PBG参照・無視、投力最大
投げ技で、投げ力が相手のパワーバランスゲージを上回った場合のみ投げに成功するものと、相手のパワーバランスゲージを無視して投げに成功するものがあります。
この技が相手のパワーバランスゲージを参照するかどうかを記載しています。
「投力最大」は、相手のパワーバランスゲージを参照するが、ゲージを振り切るぐらい投げ力が強く、どんな相手でも(パワーバランスゲージが満タンの暁丸でも)投げられるものです。
  • CH時スタン
カウンターヒット時にスタン状態になるものです。
  • CH特殊DMG
貴人の一部の技で、深くカウンターヒットが入った時に特殊なダウンをするものです。
  • 上中段パンチ・キック取り
当て身取り系の技で、取れる技の高さ、パンチ・キックのどちらを取れるか、を記載しています。
備考2
それぞれの技に関する情報のうち、技の発生に関わる事柄を記載しています。
  • (近):接近
相手に接近している場合に限り発生します。
(背近) は相手の背後から接近している場合です。
  • (ヒ限):ヒット限定
前の技が相手にヒットした時に限り発生します。徐竜誠のパンデ・トルリョチャギを除き、技が相手に当たりさえすればガードされていても発生します。
  • (空限):空振り限定
前の技が空振りした時に限り発生します。
なお掴み技空振り→他の技へと繋がるものについては、特に必要がなければ記載していません。
  • (自分仰向けダウン中)
自分が仰向けダウン中に限り発生します。
  • (仰上)
ダウン追い打ちで、相手が仰向けダウン中、上半身側から接近した場合に発生します。
仰下、伏上、伏下も同様です。
ディレイ時間
連続技のうち、次の技の入力を遅らせることで、技の発生にディレイをかけることができるものがあります。
このような技には、ディレイ時間(短、中、長)を記載しています。
感覚的なものなので、目安程度にお考えください。

派生の表記

ある技から始まり、連続的に繋がる技の流れを記述しています。ネオジオフリーク記載のマル秘アーツがどうとかに関わらず、繋がるものを全て書き下しています。技ごとに全方向のレバー入力を調査したので、漏れは無い、はずです。
基本的には左上から右下へ流れるように記述しています。
また通常は矢印「→」の向きに一方通行で進みますが、暁丸の不動の構え・上〜下など、相互に移行可能なものは「⇒」を使っています。

複数の技から同一の技へ派生するものは、以下のようにして記述を纏めています。

└→
※技名へ
コマンド
※技名:技分類
コマンド

技の並び順

技の並び順は
 弱攻撃    [9][6][3]
 ヘビー攻撃  [9][6][3]
 踏み込み攻撃 [9][6][3]
 リアクション [8][7][4][1][2]
 起き上がり
 ダウン追い打ち
 返し技(掴み・投げ・関節技に対する返し技)
の順を基本として記載していますが、見やすさの関係で、適宜順序を入れ替えている箇所があります。

リアクション持続時間

各選手のページの「技コマンド補足」に、共通で「リアクション持続時間」を記載しています。
レバー [8]/[7]/[4]/[1]/[2] で出るリアクション行動には、レバーを入れっぱなしにすることで構えがある程度の時間持続するものと、
レバー入力時間に関わらず一定のモーションで立ち状態に戻るものがあります。
「リアクション持続時間」の項では、各リアクションが構えを持続するかしないか、する場合は最長何秒間持続するかを記載しています。
持続時間はゲーム内の試合制限時間の表示で計測していますが、目測なので目安程度に考えてください。
また暁丸の不動の構え・上〜下など、相互に移行できるものは、移行途中のモーションが持続時間としてカウントされないようで、細かく移行を繰り返すことで、この項に記載した時間以上に構えが持続します。

コマンド A について

公式サイト・ネオジオフリークの技表で、「N→」のように記載されているものがあります。
これは前のコマンドからレバーニュートラルに一度戻してから「→」を入力する必要があることを指しています。
しかし、一部の技については、完全にレバーニュートラルにしなくてもコマンドが成立するものがあります。

例1)凱:エルボー→コンボミドルキック
公式技表では以下のように記載されています。
エルボー1

└→
コンボミドルキック
N
ですが、実際にはレバーニュートラルに戻さず [9, 8, 9, 6] と入力してもコマンドが成立します。

一方で、明確にレバーニュートラルにしないとコマンドが成立しないものもあります。

例2)パヤック:踏み付けティープ
公式技表では以下のように記載されています。
足上げ構え

├→
ティープ

└→
踏み付けティープ
N
これは、[1, N, 3] と明確にレバーニュートラルを経由しないと踏み付けティープは発生しません。
[1, 2, 3] だとティープ(中段)が発生します。

なお、技表で[N]の表記が無いものは、前の技コマンドから次のコマンドへ直接レバーを入力して構いません。
例3)徐竜誠:中段ヨプチャチルギ→コンボ下段ヨプチャチルギ
中段ヨプチャチルギ:打

└→
コンボ下段ヨプチャチルギ:打
↘ :短
これは、[6, 3] と直接遷移すればコマンドが成立します。

以上をまとめると、技の連携について
・前コマンド→別方向→次コマンド のように、次コマンドが成立しない方向([N]含む)を経由させれば良いもの
・前コマンド→[N]→次コマンド と、明確にレバーニュートラルを経由させるべきもの
・前コマンド→次コマンド へ直接遷移して良いもの
の3種類がある、と考えられます。

そのためこの技表では「別方向」とニュートラルとを区別するため、「別方向(Another Direction)」を[A]と表記することにしました。
[A]は「次コマンドが成立しない方向([N]含む)」であるため、殆どの場合[N]と読み替えて差し支えありません。
コマンド簡易版も、[N]に統一しています。

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