Heroes of the Stormに関連する、日本人向け情報Wiki。 HotS_jpnとしてイベントの企画や最新情報の日本語化も掲載。

翻訳記事「Opening Moves: 4-1 Splitを知る」

元記事:Dylan Walker 2018年1月22日
訳:cuscusJPN#1828、MichaelLabs#1212
https://esports.heroesofthestorm.com/en/news/21363...
4-1splitについて
4人-1人でのレーン分担は(split)はHotSの競技シーンにおける人気の分け方です。
簡単に言えば、チームの一人が一人だけでレーンに派遣され(ソロレーン担当)、残りのメンバーが他の2レーンに回りながら(rotation)ウェーブクリアする(一般的にはmidとbot、あるいはmidとtop)戦略です。
この作戦は特にBraxis Holdout、Battlefield of Eternity、Haunted Mines、 Hanamuraといった2レーンマップでよく見られ、またとても有効です。
4人の構成を決める
良い4人の構成とは何でしょうか?
「有効な構成は常に進化しています」、というのはEUチーム Zealotのフレックス Adrian “adrd” Wojcikの談です。
「前は4人で固まって積極的に集団戦を行うために、継戦能力の高いヒーローを選び、4対4で勝てる構成などが一般的な考え方でしたが、相手チームより弱い4人構成になってしまうことがよくあります。その時にどうするかというところから様々な作戦が生まれてきました」

今の4人構成では、gankを可能にするヒーローやキルが取れるほどのダメージ能力があることが重んじられます。
「Muradinのようなヒーローはまさにぴったりです」adrdはそう続けます。「はHPの削り合い(trading)は強くありませんが、ミニマップから消えているという事がソロレーン担当の危険とイコールになります。その上相手の4人が横からの攻撃(flank)を注意しないといけません。そうでなければMuradinが飛び込んできてstunを決めてキルに繋げてくるかもしれないからです」

マクロを理解するという事はマップのあらゆるところにどれだけ「プレッシャー」があるかを理解するということです。
プレッシャーにはいくつか種類があります。
その一つがレーンへのプレッシャーで、これはミニオンウェーブをクリアしないといけないというプレッシャーです。
もう一つは相手のヒーロー、特にCCや高い瞬間ダメージを持つヒーローを見失っている状態のプレッシャーです。その場合には、油断せずに敵がどこか出てもおかしくないと思いながらプレイする必要があります。相手の4人がいないとなれば一層警戒する必要があり、そうでなければ酷いgankに遭ってしまうでしょう。
グローバルやSpecialistヒーロー
レーンの経験値を得ること(soak)が何より大事だとすると、グローバルアビリティ(マップ全域に対して素早く移動できるアビリティ)を持つヒーローを使えばそれだけで有利になるのでしょうか?
ソロレーンが上手にできるヒーローの中にもグローバルヒーローがいますが、adrdはグローバルヒーローを使うのをあまりお勧めしていません。

「DehakaとFalstadの二人を2レーンマップでも使っているHGCチームがいます。ソロレーン担当がグローバルヒーローなら、gankを狙ってグローバルアビリティで移動すると経験値を取り損ねてしまうでしょう。そこで例えばBraxis HoldoutにはDehakaをトップレーンに、Falstadをボットレーンにすると、Dehakaはgankを狙う時、Falstadが代わりにトップレーンに移動すれば経験値を失わずに済みます。HGCのチームであればグローバルヒーローをこのように移動させることによって有利になります」
Hero Leagueではこのような協力的な動きを期待するのはちょっと難しいかもしれません。しかし、たいていの場合はドラフトの時点で4-1 Splitに最適ではないヒーロー選びになってしまい、ソロ
ソロレーン担当の役割
「1vs2でも大丈夫」
(自分がソロレーン担当であれば)この言葉を敵に囲まれたときに思い出すと良いでしょう。
他の4人がうまくいっているとしましょう。キルも決めてレーン移動も敵より速い。しかし、ソロレーン担当が苦戦しているのであれば有利になっていると言えない。4-1 Splitではソロレーン担当が最も重要な役割を担っています。
「ソロレーンできるヒーローのほとんどが2vs1でも平気です」adrdが言います。「マップによりますが、ソロレーン担当が負けると大変なことになってしまいます。例えばBraxis Holdoutならソロレーン担当が勝てていると大きな有利になります。とくにレーン上の建造物を壊すとビーコン一つを余裕で確保できます。他のマップであれば、ソロレーン担当の集団戦の能力をより考えないといけません」。
Sonya、Leoric、Arthas、Greymane、MalthaelやDehakaといったヒーローが現在ソロレーン担当として強力とされています。GreymaneとMalthael以外はいずれも硬いBruiserロールで、レーン戦で相手を抑えることができ、ウェーブクリアも素早くできます。

「構成はいろいろありますし、ソロレーン担当も相手のヒーロー選びに関係してきます」adrdは続けます。「もちろんヒーローによってはレーンを守り切れないものもいます」
マップによっては自分がソロレーン担当として活躍するか、4人側の一人として動くか決めればよいでしょう。adrdの教えに従えばあなたもきっとレーン移動で有利に試合を運ぶ事ができるでしょう。


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