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ディスプレイ(モニター)とは

以前のパソコン用ディスプレイ(モニター)は、小さな文字を数多く表示したり、細かい画像を細部まで表示したりするために、一般の家庭用テレビよりも細かな表示が出来る点が特徴でした。この表示の細かさを「解像度」と呼びます。

「モニター」と「ディスプレイ」の違い

パソコンの画面を表示する装置を「モニター(monitor)」あるいは「ディスプレイ(display)」といいます。
どちらもパソコンの映像が表示される装置を指すもので、「モニター」は「監視」、「ディスプレイ」は「表示」という意味があります。

ディスプレイ(モニター)の種類

ディスプレイには、CRTディスプレイ液晶ディスプレイがあります。
CRTディスプレイ
CRT(ブラウン管)を利用した画像表示装置。表示原理はテレビと同じで、多くの場合デスクトップ型コンピュータの画像表示装置として用いられます。液晶ディスプレイPDPに比べて重量も設置面積も大きく、低価格化が最も進んでいます。
現在、日本では、新しいブラウン管のテレビやディスプレイはほとんど生産されていません。

メリット
・応答速度が速い(数百〜数十μs) ※μsは100万分の1秒
・リフレッシュレートの上限が高い(fps表示数の上限が高い)

デメリット
・厚みがありサイズが大きく重い
・発熱量が高い
・構造上、表示に微細な歪みがある
・やや経年劣化しやすい

液晶ディスプレイ
液晶を使用した薄型の画像表示装置。電圧を加えると液晶分子の向きが変わり、光の透過率が変化するという性質を利用して画像表示を行います。軽量で消費電力が少なく、テレビのほか、コンピューターや携帯電話のディスプレイに用いられます。

メリット
・厚みが薄くサイズが小さい
・発熱量が低い
・目に優しい(と言われている)
・くっきりはっきり表示できるので輪郭線や文字が見やすい
・ワイドモニターが豊富

デメリット
・応答速度が遅い(数ms) ※msは1000分の1秒
・構造上、1秒あたり数フレームの遅延がある
・安価なパネル(TN)だと視野角がやや狭い
・黒潰れしやすい

液晶パネルの違い

TN液晶
TN液晶とは、コストに重点を置いたパネルで、このパネルを搭載した液晶モニタは安い価格で販売されています。また、応答速度も速いので、ゲームには適してる液晶と言えます。しかし、上下左右の角度のある所から、TNパネルのモニタを見ると、色が変色して見えたり、薄く見えたりします。ですから、寝転がって見たり、大人数で画面を見るような使い方には適していません。
IPS液晶
IPS液晶は、TN液晶のように角度によって見栄えが変わることもなく、色合いも良いので画質が綺麗です。欠点とされてきた応答速度も、最近では応答速度の速いIPS液晶の製品も発売されています。しかし、値段はTNに比べて高い傾向にあります。
VA液晶
VA液晶は、IPS寄りの液晶パネルで値段は高いですが画質は綺麗です。IPSとの違いは、モニタの種類によって違うのではっきりとは言えませんが、目が疲れにくく、黒が締まって見えると言われています。ただ、色の再現性はIPSの方が高いので、IPSとVAで迷ったら、自分の目で確認して好みのタイプを選ぶのが一番です。
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