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丹田(たんでん)は、内丹術で気を集めて煉ることにより霊薬の内丹を作り出すための体内の部位。下丹田は東洋医学における関元穴に相当し、へその下3寸(へそと恥骨稜の間を5寸とする)に位置する。

意味は気の田のこと。気から成る丹を耕す田。体を上下に走る経絡である衝脈の直線と腰回りを一周する帯脈が、下丹田の存在する臍の辺りで交叉して田に見えることから、これを丹田と称するとも言う。

内丹術では、気を材料として、下丹田を鼎炉とみなし意識と呼吸をふいごとして、丹を煉成する。尚、女性の場合は乳房の間の膻中穴を鼎炉とする。
丹田は、古くは『素問』遺篇本病論に「神游上丹田」、邊韶の書『老子銘』に「存想丹田」、張仲景の『金匱要略』にも「丹田」の一語が見える。これらは後漢(3世紀前半)の書として伝来するが、文献学的には唐代以降に校訂されており、校訂前の資料にこの語が存在していたかは明確となっていない。
日本の禅や武道、芸道などにおいても丹田、特に「下丹田」を重視している。別名を、腹、肚、と書いて、はら と呼び、身心一如の境地に至るための大切なポイントとなっている。
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