☆ただし、以下のワードについては、小論文内に必ず含むこと
- 漢字に基づいて作られた日本語独特の文字
- 最初の勅撰和歌集とその編者
- 代表的な物語とその作者
- 代表的な随筆もしくは日記とその作者
- 藤原頼通が宇治に開いた寺院と現在の本尊の作者
解答チェック
《解答例》 ※これらのポイントうち、赤字のキーワード部分を含む解説を適正に記述することができて正答 公式テキスト[増]139・147・166・189ページ/[新]179・187・208・237ページ
◦ 平安時代に発達した日本独自の生活様式をもった「国風文化」は、主に貴族の間で流行した。建築・絵画・和歌などに加え、物語や随筆・日記なども含まれる。
◦ その最も根幹となるのが、漢字に基づいて作られた“かな文字”で、漢字を簡略化したのが“平仮名”、一部を形作ったものが“片仮名”である。
◦ そんな「国風文化」の繁栄により、延喜5年(905)に紀貫之らが編纂した日本で最初の勅撰和歌集『古今和歌集』が醍醐天皇に奏上された。
◦ 代表的な文学作品として紫式部による『源氏物語』や、清少納言の随筆『枕草子』および紀貫之が書いた紀行文『土佐日記』が挙げられる。
◦ 一方、建築では寝殿造(しんでんづくり)の住居が貴族の間で流行し、その最たる例が藤原頼通が宇治に開いた平等院鳳凰堂である。
◦ 本尊の阿弥陀如来像は平安中期の天喜元年(1053)に日本の仏像作家を代表する仏師である定朝によって作られたもので、鳳凰堂内の長押上げに掛けられた雲中供養菩薩像の一部も
個別には特定されていないが定朝によるものも含まれているのではないかという。
◦ また、絵画においては、大和絵や絵巻物なども多く描かれた。
コメントをかく