1 ： ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/24(木) 21:41:59.68 ID:B8JEDsUy0
※ ダンガンロンパ風SSです。1・2のネタバレがある可能性があります。
・どことなくも何も、二番煎じです。楽しそうだったのです。許してください。
・舞台は、希望ヶ峰学園では【ありません】。舞台設定もオリジナルとなります。
・基本的なルールはゲームに準拠します。モノクマが明言しない限り、ルールの変更はありません。
・登場人物は当然、オリジナルとなりますので苦手な方は注意をお願い致します。
・バッドエンドにはなりません。主人公は如何なる場合を持ってしても死なないものと考えてください。
・主人公以外の全てのキャラには死亡の可能性があります。折角作成したキャラが死亡しても泣かない。
・石を投げないでください。痛いです。すいません。
以上が、注意書きとなります。
では、以後よろしくお願い申し上げます。
523 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:25:40.87 ID:9WZ9dlqz0
【生徒名簿】
生徒番号 1 （主人公）
【超高校級の魔法少女】 円 マギカ （つぶら マギカ）
「明日も変わら無い一日が過ごせればいいな、って」
モデル：鹿目まどか（魔法少女まどか☆マギカ）
性別：女性
コミュ力5 精神力7
スキル
「恥ずかしがりや」恥ずかしがっているため、自己主張が少ない。
だが、恥ずかしがる姿がウケるのか、交友度が上がりやすくなる。
「身体強化魔法」 自分の身体能力をブーストする魔法を常時身にまとっている。
両親は格闘家になると思い込んでいるようだ。
自由行動時、捜査時に動ける回数が増加することがある。
「主人公」 いかなる場合でも、クロ・被害者・黒幕にならない。
生徒番号 2
【超高校級のサーファー】 茅ヶ崎 ナミ （ちがさき なみ）
「……君は、本当の私を理解してくれるの？」
モデル：古明地こいし（東方project）
性別：女性
コミュ力2 精神力7
スキル
「疑心暗鬼」 表面上ではそれなりにコミュニケーションが取れるタイプだが、疑り深い。
相手をなかなか信用しないため、交友度が上がりにくい。
「ノリが軽い」 話題に乗りやすく、ノリよく会話に参加ができるようになる。
一緒に行動しているメンバーの精神力が＋1される。
生徒番号3
【超高校級のカウンセラー】 三菱 乍 （みつびし ながら）
「そんなに自分を責めちゃだめよ？ あなたの行いは、間違いなく皆を救っているんだから」
モデル：鞠川静香（学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD）
性別：女性
コミュ力5 精神力9
スキル
「溢れ出る才能」 自分が持つ才能に、更にブーストが掛かる。
相手がどんなに口下手でも、相手との間に言語の壁があっても相手の伝えたいことを読み取ることが出来る。
「トラウマ持ち」 過去に大きいトラウマを抱えている。そのトラウマを乗り越えて今に至る。
相手が抱く絶望を和らげ、一緒に過ごしたキャラのクロ判定を-5する。
生徒番号4
【超高校級の政治家】 円天寺 美菜輝 （えんてんじ みなき）
「いがみ合ってもいいことなんてありません！ 宜保さんと私を信じてついてきてください！」
モデル：劉備（真・恋姫†無双）
性別：女性
コミュ力8 精神力9
スキル
「洗脳」 自分の思い通りに相手を動かすだけの言霊を秘めている。
相手との交友度が上がりやすく、主従判定を受けやすくなる。
「謙虚」 何事も謙虚に、今の自分があるのは周りのおかげだと捉えている。
周囲の好感度があがりやすく、被害者に選ばれにくくなる。
524 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:27:03.60 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号5
【超高校級の弓道家】 蜜岡 美緒 （みつおか みお）
「マギカちゃんはずーっと、美緒のお友達でいてくれますよねぇ？」
モデル：佐久間まゆ（アイドルマスター・シンデレラガールズ）
性別：女性
コミュ力6 精神力7
スキル
「勇猛果敢」 あふれる勇気で行動するが、自分を顧みずに行動を起こすことも…。
モノクマに対して激しい敵対行動を取りやすくなり、捜査の際には積極的に行動する。
「ヤンデレ」 彼女はいつでも愛に飢えている。ねぇ、どうして私とお話してくれないのぉ？
友好度が激しく上がりやすくなるが、友好度が高い相手を束縛しやすくなる。
生徒番号6
【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望 （いとしき のぞみ）
「……な、何よ！ 私が薬中でひどい顔をしてるから、いけないっていうの！？」
モデル：黒木智子（私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い）
性別：女性
コミュ力3 精神力2
スキル
「喪女」 本人はなぜかわかっていないが、モテナイ女の子。
モテません。相手の交友度の上がり方が悪くなりますが、相手次第で自分の交友度の上がり方が高くなる。
「被害妄想」 何もかも、悪いのは周りです。自分は悪くありません。被害者なのです。モテナイのも周りがおかしい！
自分が不幸な目にあったとき、周囲からの交友度ががくっと下がる。
「躁鬱」 テンションの上下が激しい。ある意味面倒な体質。
テンションが高い時には交友度に＋1のブースト、低いときは-1のブーストがかかる。
なお、コミュ力は変わらない模様。
生徒番号7
【超高校級の秘書】 涌井 留峰 （わくい るみね）
「ご安心ください。皆様にとっての危険は、円天寺様、宜保様、そしてこの涌井が排除してみせますので」
モデル：真希波・マリ・イラストリアス（新世紀エヴァンゲリオン）
性別：女性
コミュ力8 精神力6
スキル
「容姿端麗」 恵まれた美貌と、整った顔立ちを持っている。
他人との交渉に成功しやすくなり、男性陣の交友判定が×1.5される。
「計算高い」 何をするにも、自分や主が特をする方法を考える。
衝動的な殺人を起こしにくくなるが、利益があると考えた場合殺人を起こしやすくなる。
生徒番号8
【超高校級の怪盗】 リアナ・マルジェイヌ
「あまり私と親しくしない方がいいと思うぞ。私は怪盗だ……モノだけでなく、心や命まで盗まれたくはないだろう？」
モデル：エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル（魔法先生ネギま！）
性別：女性
コミュ力2 精神力3
スキル
「ミステリアス」 どことなく不思議な雰囲気を醸し出している。別に中二病というわけではない。
特定のキャラの交友度が上がりやすくなるが、其れ以外のキャラの交友度が上がりにくくなる。
「幻惑」 彼女の発する不思議な雰囲気は、どことなく人を魅了する側面を持っている。
男性キャラの交友度が上がりやすくなり、衣装がやや際どくなる。
「没落貴族」 没落さえしてなければ、きっと【超高校級のお嬢様】だった。
身分と境遇から、モノに対する異常な執着を見せることがある。
525 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:28:14.96 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号9
【超高校級の幸運】 破魔耶 麗司 （はまや れいじ）
「ぼ、僕の所為で不幸になっちゃってごめんなさい…」
モデル：津田信澄（織田信奈の野望）
性別：男性
コミュ力4（＋2） 精神力1
スキル
「正義感」 独特の正義に則って行動する。その正義をなすためならば、どんな困難があってもめげない。
特定行動時の精神力が最大値になる。
「幸運の種」 一緒にいるだけで、一緒にいる相手の運勢を引き上げる。
コミュ力に＋2のブースト。また、一緒に行動している相手に何かしらの幸運が呼び起こされる。
「希望の化身」 希望のためならなんだってする。それが希望のためであるならば、ビバ希望。
特定行動時のコミュ力・精神力に数値変動が起こる。
生徒番号10
【超高校級の落語家】 四ノ宮亭 円扇 （しのみやてい えんおう）
「これは世界が滅亡する前兆だ！ 世界は絶望に支配され、人類は滅亡する！」
モデル：キバヤシ（MMR マガジンミステリー調査班）
性別：男性
コミュ力3（日常・学級裁判で5） 精神力3
スキル
「終末思想」 いつでも世界が終わると思っている。ノストラダムスの予言が外れたことに絶望したことがある。
時折、周囲のクロ判定に＋5の数値を与える。
「笑い上戸」 いつでも笑いがついて出る。ツボがおかしいともいう。
事件発生時のコミュ力に-2の補正がかかるが、日常のコミュ力に＋2の補正がかかる。
「誘導尋問」 相手の言葉を引き出すのが上手だったりする。
学級裁判時のコミュ力に＋2の補正がかかり、主人公をアシストしてくれる場合がある。
生徒番号11
【超高校級の画家】 藻根 蔵人（もね くろうど）
「魔法少女ですと？ それは、小動物と契約したり、空中で魔砲を撃ちあったり、キスして仮契約するあの魔法少女ですかな？」
モデル：材木座 義輝（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている）
性別：男性
コミュ力2 精神力6
スキル
「オタク体質」 自分の好きなジャンルはとことんまで究めるタイプ。
特定の趣味を持つ相手との交友度が上がりやすくなる。
「ギャグ体質」 どんなに悪いことがおきても、意外となんとかなる。
不運な理由で被害者になる可能性が激減する。
生徒番号12
【超高校級のトレーサー】 地院家 大門 （ちいんけ だいもん）
「よう、円！ 絶対ここから、生きて出ような！」
モデル：花村陽介（ペルソナ4）
性別：男性
コミュ力4 精神力3
スキル
「中国拳法」 中国生まれの拳法家。中国拳法を取り入れた新しい形のパルクールを発表した。
体育系の行動をとった場合、友好度があがりやすくなる。
「ムードメーカー」 場を和ませるのが得意。場の雰囲気を良くすることができる。
一緒に行動している相手のクロ判定に-5のブーストが掛かる。
「偽善者」 自らの利己心や虚栄心を満たすために善良である行為を行う。
自分の行動を盲目的に肯定する。正義に関しては、他人の意見を取り入れない。
526 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:29:29.44 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号13
【超高校級の霊能力者】 宜保 愛也（ぎぼ あいや）
「勝手な行動をとるな！ この私が、必ずこの状態を打開してみせるからな！」
モデル：ルルーシュ・ランペルージ（コードギアス）
性別：男性
コミュ力8 精神力8
スキル
「教祖」 自分を中心とした派閥を作るのに長けている。また、人を扱うのにも慣れている。
自分の意見がより通りやすくなり、リーダー的ポジションを取りやすくなる。
「希望への道標」 絶望しててもいいことなんかないよ！ 世の中には希望が満ち溢れているんだ！
周囲の人間の絶望フラグを折ることができ、主人公と行動している場合、
特定のクロ候補を、候補から除外することができるようになる。
生徒番号14
【超高校級のSP】 矢倉 風善（やぐら ふうぜん）
「……無事、か？ あまり無茶をするものじゃない……」
モデル：桐生一馬（龍が如く）
性別：男性
コミュ力1 精神力8
スキル
「団体一名様」 本来であれば複数人行うSPの業務を一人でこなすことができる…と言われている。
SPに必須な能力の他、警察の業務一般についての知識を持つため、捜査の中心人物となれる。
「大黒柱」 彼がいるだけでどことなく安心できる。そんな雰囲気が周りに染み出します。
一緒にいる人物の被害者判定を、一緒にいる間のみ-100する。
生徒番号15
【超高校級の検視官】 矢田 大志（やだ たいし）
「こんなことばっかりしてないで……！ もっと、世のために能力を使おうとは思わないのか！」
モデル：上条当麻（とある魔術の禁書目録）
性別：男性
コミュ力3 精神力7
スキル
「熱血漢」 熱い男です。周囲が参ってしまっていても、持ち前の熱さで元気づけます。
動機が発表されてからクロ候補になった人物を、クロ候補から外すことができることがある。
「望郷の念」 何があっても帰りたい場所を持っている。望郷の念が強い。
故郷が原因で殺人を起こしやすくなるが、他の同期で殺人を起こしにくくなる。
生徒番号16
【超高校級の美容師】 島 武彦 （しま たけひこ）
「俺様が髪をセットしてやろうか？ 今以上にかっこ良くなること間違いないぜ？」
モデル：ゼロス・ワイルダー（テイルズ・オブ・シンフォニア）
性別：男性
コミュ力1 精神力9
スキル
「女性恐怖症」 女性に触るのが怖く、女性に触られるのも怖い。男性なら大丈夫なのに…。
女性キャラとの交友度が上がりにくくなり、女性キャラを狙ったクロにはならなくなる。
「独創的」 彼が作り出す髪型は独創的の一言。ただ、若い層には大変受けがいい……らしい。
根は悪い人ではないが、独創的につきる。本人は真面目だが、周囲には（笑いの）受けがいいらしい。
539 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:00:56.56 ID:9WZ9dlqz0
【プロローグ】
「もう危ないことしちゃダメだよ！ 君自身になにかがあったら、お母さん、お父さんが悲しむよ！」
「うん！ お姉ちゃん、猫ちゃん助けてくれてありがとう！」
川に流された野良猫を助けだしたとき、それをじっと見つめていた少女からお礼を言われてしまった。
私は、人を助けたくて魔法を使いたいと願った。
魔法があればなんでも出来るって、そう信じていたから。
魔法が使える私は、どんなに川の流れが早くても、その勢いを無効化できる。
魔法は全能ではない、とは言われるものの……それでも魔法は万能だと思う。
「ねぇ、お姉ちゃん！ 私もお姉ちゃんみたいになれるかな！」
「あ……う、うん！ な、なれると……思うよ！」
私にとって、魔法は勇気そのものだった。
こうして、面と向かって感謝されるというのも恥ずかしいものだ。
私が魔法を使って人を助けるのは、多分自己満足。
だけど、困っている人を放っておけないというのは嘘じゃなかった。
人が喜ぶ顔を見たくて、私は魔法を使い始めたのだから。
540 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:06:37.54 ID:9WZ9dlqz0
私が魔法を使えるようになったのは、まだ中三に上がる前だった。
いじめられている後輩を助けたい、そう願ったとき、どうしてか体が軽くなったのだ。
その後、私は後輩をいじめている不良グループを一人で壊滅させてしまった。
岩を殴って破壊できる人間に、普通の人間が勝てるわけがないからだ。
どうして、私がそうなったのかは今でも分からない。
それに、どうやって魔法を使えるようになったのかもわらない。
ただひとつ分かることは、どうやれば魔法が発動するのか、ということだけだ。
風を吹かせることも、雨を降らせることも、火をつけることも。
鍵を開けることも、心を読むことだってできる。
流石にル○ラやらリレ○トやら、ザオ○クやらザ○キは出来なかったけど。
その日から、私は魔法を使って人助けをするようになった。
両親にもひたすら隠して、あれこれやってきたのだ。
だから、私が「本当の」魔法少女であることは誰にも知られていないはずだった。
冗談で、魔法が使えるからね、とは言っていたものの……。
だからこそ、どうしてこの希望ヶ峰学園が私の正体を知っているのか。
私は怖くなって、入学を決めたのだ。
親に、自分の才能を『超高校級の格闘家』だと偽って。
このとき、私は初めて自分のために魔法を使ったのだ。
541 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:09:30.38 ID:9WZ9dlqz0
【希望ヶ峰学園・正門】
「うわぁ……。さすがに大きい学校だなぁ……」
ついに迎えた入学式の日。
私は、自分がひた隠してきた正体をつきとめた希望ヶ峰学園に足を踏み入れていた。
きっと、闇の軍団のボスが学園長とかしていて、才能溢れる人々を騙しているに違いない！
私は、この学園に騙されてしまっている他の『超高校級の生徒』を助けようと入学を決めたのだ！
……と言うのは、私が魔法少女だからこそ思い描いたシナリオだ。
政府公認の希望ヶ峰学園がそんな悪の巣窟なはずもない。
だいたい、『超高校級の魔法少女』なんて、何をどうやって教育するつもりなのか。
そして、育てた私をどうしたいのか……。
正直、学園と政府の考えることはわからないけれども、それはそれで楽しそうだと思った。
これから面白おかしい学園生活が始まると、そう確信して私は学園の門をくぐる。
その瞬間……
世界がねじれ
歪み
目の前が
暗
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
542 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:12:33.67 ID:9WZ9dlqz0
『ホテルミコラスタ ラウンジ』
マギカ「う……うん？ ここは……？」
気がつけば、そこは明らかに学園の施設ではなさそうな場所だった。
高級そうなホテルのラウンジ……と思われるけど、確信はできなかった。
天井についた監視カメラが、じーっと私のことを撮影している。
マギカ「まさか……本当に、悪の組織が運営してた、とか？」
冗談のつもりだったのに、まさかそれが本当なのかな？
それとも、魔法の存在がバレたから、他の魔法使いに拉致された……とか？
でも、拉致だったらこんな高級そうな場所に、しかも一人で放置することはないのかも。
うーん……それにしても、ここどこなんだろう？
取り敢えず、座っていても埒が明かなそうだし、現状把握は大事だよね！
座っていた椅子から勢い良く立ち上がると、ファサリと椅子から一枚の紙が落ちてきた。
マギカ「えーっと、パンフレット……かな？ ホテルミコラスタ……聞いたこと無いけど」
どうやら、このホテルのパンフレットのようで、ここがラウンジだということがわかった。
ただ、ホテルミコラスタと言うのは聞いたこともない。
これだけ高級そうで、おしゃれなホテルならそれなりにメディアにも取り上げられそうなのに。
マギカ「うーん、取り敢えず移動してみようかな？」
ラウンジから出てみようとパンフレットをしまったところで、ラウンジの扉が開く音がした。
思わず顔を上げると、誰かが部屋に入ってこようとしているのが見えた。
安価 三つ下
545 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/26(土) 23:14:37.71 ID:nt0WcAHDO
サーファー
551 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:28:48.65 ID:9WZ9dlqz0
??「……あれ、起きたんだ？」
ラウンジの扉を開けて入ってきたのは、一人の少女だった。
背丈はほとんど私と変わらないくらいだけど、ちょっと面白い帽子を被っている。
えっと、カノチェっていうんだっけ、あの帽子。
??「ねぇ、大丈夫？ 起きたばっかりでまだ混乱してる？」
どうやら彼女は私のことを心配してくれているらしい。
私もいつまでも言葉を返さないのは失礼だし、ここはちゃんと自己紹介しておかないと。
マギカ「えっと、うん……大丈夫！ ……です。 えっと、あの、私、円マギカっていって、あうあう！」
??「お、落ち着いてでいいって！ そんなに顔を赤らめてあうあう言われても……」
……またやってしまった。
初対面の人に挨拶しようとすると、どうしてかいつも上がってしまう。
緊張して、言葉が告げなくなってしまうのだ。
マギカ「あ、ごめ、ごめんなさい！ 私、円マギカです。その、『超高校級の魔法少女』やってます！」
茅ヶ崎「へー、魔法少女なんだ？ 私は茅ヶ崎ナミ、『超高校級のサーファー』だから、よろしくね！」
思った以上に、フランクな人で助かった。
こういう人が一緒なら、良い関係が築けていけるような気がする。
茅ヶ崎「それでさ！ 魔法少女ってどんな魔法使えるの？ 爆発とか？ それとも、雨降らしたりとか！」
えっと…なんて答えよう。
一応、私は色々魔法は使えるけど……。
答え方の安価 下 三番目を採用します。
※適切で無いと思われる魔法（空間移動、即死、復活、回復など）はその下の安価をとります。
554 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/26(土) 23:30:07.70 ID:cYJxUIIDO
身体強化
557 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:41:02.09 ID:9WZ9dlqz0
マギカ「えっとね、例えば……身体強化とか出来るよ？」
茅ヶ崎「なんか……地味だね」
うぅ、確かに身体強化魔法って派手さはないんだけど……。
でも、結構すごいんだよ？
茅ヶ崎「あ、それじゃあさ……！ あの扉なんだけど、なんか突っかかってるみたいで開かなくて……開けてもらってもいい？」
マギカ「いいけど……そんなに重いの？」
茅ヶ崎「うーん、実はさっきまでSPの人と一緒にいたんだけど、その人でも無理でさ。こっちだよ、こっち！」
なんだか、テンション高い人なのかな。
悪い人じゃなさそうだけど、ちょっと強引な感じの人なのかも。
とか言ってる間に、茅ヶ崎さん先に行っちゃってるし！
マギカ「ちょ、ちょっと待ってぇ！ 私も一緒に行くから」
慌てて、先に行ってしまった茅ヶ崎さんを追いかける。
身体強化魔法のおかげで、走る速度も早いから楽々だ。
折角だから、ちょっと茅ヶ崎さんと話してみようかな？
会話の内容安価
� ．曠謄襪砲弔い�
�◆＾貊錣砲い�SPの人について
�� 【超高校級のサーファー】の生活について
�ぁ，修谿奮亜⊆�由安価 話題を書いてください。
複数回答あり ただし、二つまで。
安価>>561
561 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/26(土) 23:42:34.27 ID:iWkRKtj40
１，３
564 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:54:42.74 ID:9WZ9dlqz0
>>561 採用
マギカ「えっと、茅ヶ崎さん。折角だから聞いてもいいかな？」
茅ヶ崎「うん？ いいよ、情報交換は必要だもんね！ で、何が聞きたいのかな？」
……なんだろう、今何か見定めるように目を細めたような……？
マギカ「えっとね、このホテルのことなんだけど、何かわかってることないかな？」
茅ヶ崎「なーんだ、ホテルのことか」
……？ 今、あからさまにほっとしたような気が。
私の気のせいかな。……ちょっと様子がおかしいけど。
茅ヶ崎「現状、このホテルには私と君含めて16人の人がいるの」
マギカ「16人も？ もしかして、皆……」
茅ヶ崎「そう、皆希望ヶ峰学園の新入生だったみたい。気づいたらここにいたところまで一緒」
……どういうことなんだろう？
やっぱり、希望ヶ峰学園は悪の巣窟だったりするのかな？
茅ヶ崎「それで、このホテルは一階に大広間とお土産売り場、二階には大浴場やランドリーがあるみたい。開かない扉はパンフレットを見る限り食堂につながっている感じだと思うの」
マギカ「宿泊部屋とかはあるの？」
茅ヶ崎「三階から10階までが宿泊部屋みたいだけど、エレベーターが動かないから実質三階の16部屋だけしか使えないと思うよ」
ますます怪しいような……。
でも、これだけ色々探しても他の情報がないってことは、その扉の先に新しい情報があるってことなのかな。
566 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:02:13.42 ID:ku4XBHr/0
マギカ「あ、それと……もし、良かったらなんだけど。『超高校級のサーファー』って普段どんなことしてるのか、聞いてもいいかな？」
茅ヶ崎「……えっと」
あれ、茅ヶ崎さん、目を細めてる気がする。
なんだろ、私なにかまずいこと言っちゃってるのかな……？
茅ヶ崎「……それくらいなら、いいか」
……え、良いかってどういうことだろう？
茅ヶ崎「『超高校級のサーファー』って言っても、やることは変わらないよ。湘南や江ノ島まで出て、そこで波にのるだけ」
マギカ「乗るだけ……って、十分すごいと思うんだけど……」
茅ヶ崎「慣れれば簡単だよ。少なくとも魔法を使うよりは楽だと思うけど」
マギカ「そっかぁ……。茅ヶ崎さん、今度サーフィンのやり方教えてもらってもいいかな？」
茅ヶ崎「……」
あれ、また茅ヶ崎さんが無言になって、こっちをじっと見てる。
どうしたんだろ、茅ヶ崎さん。
さっきから時折様子がおかしくなるんだけど……。
茅ヶ崎「……気が、向いたらね」
マギカ「うん！ それでいいよ！ これからよろしくね！」
茅ヶ崎「……よろしく、か。……うん、よろしく」
【Info】
茅ヶ崎ナミとの交友度が上昇しました。
茅ヶ崎ナミとの関係が、知人になりました。
569 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:09:10.56 ID:ku4XBHr/0
茅ヶ崎さんに連れられてやってきたところには、確かに大きい扉があった。
茅ヶ崎さんがゆっさゆっさと揺らしたり引いたりしてみるものの、確かにびくともしないみたいだった。
茅ヶ崎「こんな感じでさ……円ちゃん、ちょっと、やってみてよ！」
ちなみに、茅ヶ崎さんはどうやら、自分のことを話すときに一時的にフリーズするみたい。
なんだろう、やっぱり聞かれたくないこととかがあるのかな……？
マギカ「うん、やってみるね！」
茅ヶ崎さんに言われるがまま、私は身体強化魔法をかけて、扉を開けようとする。
扉に手をかけた、ちょうどそのとき。
ラウンジではなく、入口方面から廊下を走ってきた一人の生徒が目の端に映った。
生徒安価です。
>>571
571 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 00:10:30.27 ID:pZTX6Ibso
霊能力者
576 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:22:58.59 ID:ku4XBHr/0
??「茅ヶ崎と……魔法少女、だったか？ 突飛な才能で入学する奴もいたものだとは思ったが……」
いきなり失礼な態度で才能を笑われた気がする。
いや、この男子生徒の言うことも分かるんだけど。
確かに魔法少女という才能で入学しました、なんておおっぴらには口にしにくいところはあるよね。
茅ヶ崎「失礼だよ、宜保！ マギカちゃんの魔法のおかげで、この扉が開くかもしれないんだよ？」
宜保「……確かに、些か失礼な言動だったな。気分を害したなら謝罪しよう、すまなかった」
茅ヶ崎さんの一言に、男子生徒は素直に非を認めたようだった。
どうやらこの人も悪い人ではなさそうで良かったかもしれない。
宜保「改めて名乗らせてもらおうか。私は宜保愛也、『超高校級の霊能力者』だ」
マギカ「わ、私は『超高校級の魔法少女』、円マギカでしゅ！ よ、よよろしくお願いします！」
宜保「慌てずとも良い。魔法少女という才能を笑う奴がいたら、私が許さん。安心して名乗ってもいいのだぞ」
……思ってたよりも頼りになる人なのかもしれない。
それに、こんな状況下で人に気遣いができるというのは、私も見習わなければいけないと思う。
……できれば、その年下を見るような優しい目をやめてくれると嬉しいけど。
茅ヶ崎「……本音で言ってんのか、怪しいところだけどね」
……？ 何か、いま茅ヶ崎さんがぼそぼそと言っていたような……？
取り敢えず、挨拶ついでに何か聞いてみようかな？
� ，海離曠謄襪砲弔い�
�◆［酣塾呂砲弔い�
�� 自由安価 話題を打ってください
安価 4つ下 複数回答あり、ただし2つまで
580 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 00:27:51.15 ID:ZWI38okDO
２
３→他の生徒達について
585 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:39:31.63 ID:ku4XBHr/0
宜保「……聞きたいことがありそうだな？ なんでも聞いてくれれば答えようじゃないか」
え、この人もしかして考えてることが分かる……の？
宜保「エスパーだからな」
マギカ「……本当に？」
宜保「何、相手の視線などを見ていれば言われずとも察せる。それで、何が聞きたいんだ？」
この人、意外と鋭いところもあるんだ……。
それに、きっと人のことをよく観察してるんだと思う。
こういう所が、相手を気遣えるようになるのに必要な力なのかな？
マギカ「それじゃあ……質問なんだけど、霊能力ってどういうのかな、って」
宜保「ふむ……魔法でも出来るかもしれないが、基本的には降霊術だ。ただ、私が相手の死を確信していなければ呼び出せないがな」
マギカ「呼び出す……ってことは、宜保さんはお話はできないの？」
宜保「そんなことはない。筆談にはなるが、私も霊と話をすることが出来るのだ。死んだ人間であれば、実在する限りだれでも、呼び出すことが出来る。織田信長だろうが、ツタンカーメンだろうが。おかげで、歴史学者になれるかもしれないほどだ」
ほへぇ……霊能力ってすごいんだ。
本人の人間性もすごいと思うけど、能力も十分すぎるね。
魔法より万能なのかも。
586 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:45:28.19 ID:ku4XBHr/0
宜保「それで……まだ聞きたいことがありそうだな？ 他はなんだ？」
マギカ「……まだ茅ヶ崎さんと宜保さんにしか会ってないし……他の生徒はどうなのかな、って」
私の問いかけに、宜保さんはなるほど、と呟いて少し考えこんでから話してくれた。
宜保「私が言うのも難だが……個性的だな。何というか、皆が異なる次元で会話してるような錯覚を覚えるぞ」
マギカ「……どういうこと？」
宜保「地球は滅亡すると主張する者や、明らかに薬漬けになっているような不健康な者もいるな。あれでは、カウンセラーも大変だろう……」
うわぁ……何というか、会うのが怖いんだけど。
上手くやっていけるのか不安になってきた。
ここから脱出するにしろ、ここが実は授業を行う会場にしろ、一緒にいる仲間とは仲良くしたいけど……。
宜保「ともかく、円は心配することはない。私が必ずまとめ上げよう」
……取り敢えず、宜保さんは頼りになりそうな人だし、ここは彼に任せておこう。
こんな人がリーダーなら、ここでの生活も上手くやっていけそうな気がするし。
590 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:56:03.95 ID:ku4XBHr/0
宜保「もう聞きたいことはないか？ それなら、早速だがその扉を開けて見て欲しい」
マギカ「うん、了解。よいっしょっと！」
宜保さんに聞きたいことも聞けたし、彼の要望に答えない理由もない。
魔法を使うのに必要な指輪に手を当て、身体強化魔法を再び発動する。
そして、おもいっきり扉を押してみれば……。
マギカ「……力、入れすぎちゃったかな？」
バンっ！ っと大きな音をたてながら、扉は確かに開いた。
ただ、扉を塞いでいたであろう閂が、見事に真っ二つに分かれてしまっている。
明らかに力加減に失敗してしまった気がする……。
宜保「これは……驚いたな。魔法少女というのは伊達ではないのだな」
茅ヶ崎「さ、さすがにびっくりしちゃったよ。でも、これで食堂には自由に入れるようになったね」
一時的に呆けていた二人も、再稼働を始めたようだった。
食堂の扉が開いたことに、少しながら喜びを感じてくれているようで、私も頑張った甲斐があったと思う。
そこで、私達の喜びを踏みにじるかのような館内アナウンスが鳴り響いた。
??「あーっ！ 勝手に扉をあけちゃダメだってば！ 折角ボクが皆を歓待するためにあかずの間にしておいたのに……！」
どことなく和むような声をしていながらも、私は、声から多量の邪悪さを感じ取っていた。
この声は、私達に良くないことをもたらす、そう確信して。
??「もういいよ！ 折角あれこれ準備してたけど！ オマエラ、さっさと宴会場に集合してください！」
声の主は、吐き捨てるかのように言い放った。
茫然とする私達を尻目に、甲高いアナウンスの音だけが木霊していた。
【Info】
宜保愛也との交友度が上がりました。
宜保愛也との交友関係が、知人になりました。
宜保愛也と他の生徒の交友関係が知人になりました。
宜保愛也と三菱乍の交友関係が友人からスタートします。
598 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 21:55:40.32 ID:ku4XBHr/0
得体のしれない館内アナウンスが鳴り響いた後、宜保さんは血相を変えて他の人々を呼びに行った。
宴会場は食堂棟の扉を開いたすぐ先の突き当りにある。
食堂棟の廊下は、突き当りが宴会場、右手側に食堂に通じる扉がある作りになっていた。
宴会場へと向かう手前、食堂の様子を覗き見てみたところ、想像以上の広さをもってして、いくつかの丸テーブルが配置されている。
これだけの広さのホテルを貸しきるとは、希望ヶ峰学園だか悪の組織だかはわからないけどすごい資金力だと思う。
宜保さんが周りに人を呼びに行ってから、十分ほどが経過したところでホテルの中に散らばっていた他の生徒たちも宴会場に集まってきた。
先に聞いていた通り、生徒の数は16人。
私が言うのも何だけど、確かに皆独特な風貌をしていると思う。
それにしても、宴会場に全員が集まったとはいえ、例の得体のしれない声の正体は現れなかった。
ここにいるメンバー、全員が全員顔を見合わせているだけだ。
どうしてここに集められたのか、それすらもわからないままに。
取り敢えず、呼び出した張本人が来る前に自己紹介が出来るところは済ませておこうかな。
誰に話しかけよう…。
� ゝ歹参箸般�剤師
�◆々�運と落語家
�� カウンセラーと怪盗
�ぁ仝〇覺韻�SP
�ァ＼�治家と秘書
�Α．肇譟璽機爾伐莢�
安価指定
>>601
601 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/27(日) 21:59:51.36 ID:br99z4YG0
3
603 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:18:02.78 ID:ku4XBHr/0
>>601 3 カウンセラーと怪盗 採用
取り敢えず、あっちの面白い格好をしている二人に話しかけてみようかな？
マギカ「えっと……あの、お二人とも。自己紹介しても、いいかな？」
??「ふん、あまり仲良くするつもりはないが……名前は知っているに越したことはないか」
三菱「そんなこと言わないで……ちゃんと挨拶しておかないとダメよ？ 私は、『超高校級のカウンセラー』の三菱乍、よろしくお願いするわね」
えっと、この白衣の長身で巨乳のお姉さんがカウンセラーの三菱さんか。
確かに、カウンセラーに相応しく、非常に包容力の有りそうな女の人だけど……同い年、なんだよね？
リアナ「私は、『超高校級の怪盗』のリアナ・マルジェイヌだ。仲良くするつもりはないがな」
もう一人の、なんていうのかな？ レオタードのようなものにマントを羽織っている金髪の女性が、『超高校級の怪盗』なんだ。
……いや、女性というか、少女？ ……と言うか、幼女？
二人共同い年なんだよね？ 本当に同い年なんだよね！？
……まぁ、取り敢えず私も自己紹介を返しておかないとね。
マギカ「えっと、私は『超高校級の魔法少女』の円マギカ。よ、よろしくしてくれると嬉しいな」
リアナ「……魔法少女！？ それって、もしかして幻術とか……！ げふん、なんだ、よろしくしてやっても……いいぞ」
……ちょっと面白い反応かも。
折角だから、この二人にも色々聞いてみようかな？
話題安価です。
� ‘鷽佑虜庸修函∪験茲砲弔い�
�◆，気辰�の気味の悪い放送について
�� 自由安価 話題を直截お願いします
今回は、二人なので安価は一つのみ
>>607
608 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 22:20:04.93 ID:E9bVDeTDO
>>604
604 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 22:18:55.75 ID:E9bVDeTDO
日本語上手ですね
613 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:38:45.77 ID:ku4XBHr/0
そういえば、リアナさんって多分も何も外国籍の人だよね？
その割には、随分と日本語が上手というか……寧ろ日本語で普段から話しているような流暢さなんだけど。
マギカ「そう言えば……リアナさんって、日本語すごく上手なんですね？」
リアナ「ん……まぁな。怪盗と言うのは世界のどこでも活躍できなければいけないからな、これぐらいは必須スキルと言う奴だ」
マギカ「そうなんですか……怪盗って、結構大変なんですね……」
もっと気軽に、とまではいかなくても、盗みのスキルが有れば怪盗になれると思ってたけど、そういうスキルも必要になるんだね。
確かに、日本でも活動するとなるとちゃんと日本語が喋れないと不都合だもんね。
三菱「もう、うそばっかりいっちゃだめですよ、リアナちゃん！」
え、嘘……なの？
普通に納得しそうになっていたところだったんだけど……。
三菱「本当は、日本の文化に嵌っちゃった結果でしょ？ 幻術が使いたくて、魔法少女モノの……」
リアナ「わーわー！ 何を言っている！ わ、私はそんなこと……これっぽっちも！」
あー、なるほど……。
確かにヨーロッパでは日本のアニメなどが人気とも聞くし、考えられない理由ではないけど……。
あまり話しかけるな的な雰囲気を醸し出していたのも、キャラを作っていたのかな……？
三菱「私も昔は、魔法少女に憧れたわ……。きっと、魔法少女や変身ヒーローが助けてくれるって……最後に頼れたのは自分だけだったけどね」
マギカ「それって、どういう……」
リアナ「と、とにかく！ 私のことを勘違いするなよ！ それと……もし、もし出来たらでいい！ 私に幻術の魔法を教えろ……ください」
と、取り敢えず……二人共根が悪くなさそうな人で安心したよ。
三菱さんはどことなく陰がありそうだし、リアナちゃんも色々隠しているみたいだけど、これから仲良くなれるよね！
【Info】
三菱乍との交友度が上昇しました。
三菱乍との関係が知人になりました。
リアナ・マルジェイヌとの交友度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌとの関係が友人になりました。
リアナ・マルジェイヌと三菱乍の関係が知人になりました。
モノクマ登場かの判定安価です。
直後のコンマ下が70以下でモノクマ登場
614 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/27(日) 22:39:41.27 ID:N5y/y3CJ0
ほい
617 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:48:24.29 ID:ku4XBHr/0
??「いやーっほう！ オマエラ、夢の国を満喫してるぅ？」
突然の声が宴会場にこだますると、私達は咄嗟に声の方角を振り向いた。
声の主は宴会場の中央、大きな丸テーブルの上でおかしな踊りを踊っているところだった。
??「乱暴にも扉を押し破る魔法（物理）少女がいたので、プログラムを前倒ししました！ 全く、折角色々仕込んでおいたのに！」
悔しそうに地団駄を踏んでいる声の主は、どこからどうみても白黒で色塗られたたぬきのぬいぐるみだ。
何というか、夜のアニメに出てきそうなロボットのような見た目をしているけど。
その見た目に似合わないような不気味さを誇る口の書き方。
まるで悪の権化のような、得体のしれない邪悪さを誇るぬいぐるみがそこにいた。
モノクマ「もう！ ボクはモノクマ！ タヌキじゃなくて、れっきとしたクマです！ ひみつ道具は出せないけど、凶器だけなら取り出せる、ただのクマだよ！」
どこからどうみて、普通のクマには見えない。
と言うか、ぬいぐるみなのに爪が伸びるとか、どんな技術を使ってるんだろう？
モノクマ「おやおやぁ？ 無反応とは寂しいですね……折角オマエラを、夢の国へと案内したというのに」
私達は、その言葉にフリーズした。
このぬいぐるみは、今なんと言った？
夢の国へと、連れてきたといった。
それはつまり、このぬいぐるみが犯人だということにほかならないということだ。
619 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 23:00:44.51 ID:ku4XBHr/0
モノクマの言葉にフリーズした中、最初に再稼働したのは案の定宜保さんだった。
宜保「貴様、自分で何をしたのか分かっているのか？ 誘拐をしたと、そう言っているのだぞ！」
今にもモノクマに詰め寄りそうな剣幕で、宜保さんはモノクマに向って吠えていた。
私だってそうしたい。
でも、こんな時だっていうのに、体が動いてくれなかった。
モノクマ「……何をもなにも、最初から誘拐したって言ってるじゃないの。これから、オマエラには……夢の国で、夢の様な体験をしてもらいます！」
リアナ「夢の様な体験などどうでもいい！ 私は、明日にでも大英美術館から調度品を……！」
モノクマ「あのさぁ、誘拐犯が外に人質を出すと思う？ オマエラは、ここで夢のような……コロシアイをすることになっているんだよ！」
……再び、モノクマの言葉に私達はフリーズした。
このクマは、なんと言ったか。
コロシアイをしろと、たしかにそう言った。
夢の国で、夢の様なコロシアイをしろ、と。
??「冗談じゃない！ 誰がこんなことでコロシアイなんかするものか！」
??「ヒヒっ、そうよ……薬を飲み過ぎちゃって幻覚が見えてるんだわ……」
??「その通りです！ 私達は、この才能を世のため人のために使おうとしてここに入学したのです！ 誰が、あなたの言うとおりにコロシアイなどするものですか！」
あちこちから悲鳴のような、抗議が上がっていた。
でも、私にも、宜保さんにも、三菱さんにも分かっていることが1つだけあった。
抗議は……全て、恐怖心から来ているということだけだ。
モノクマは私達の抗議に、まともに取り合う様子すら見せてくれなかった。
モノクマ「あー、もう！ うるさいなぁ！ オマエラは、絶対にここでコロシアイを行うことになってるの！」
堂々と胸を張って言ってのけるモノクマに、我慢の限界を迎えた一人が敵意をむき出しにしていた。
その人は…
アンカ指定
モノクマに敵意をむき出しにしているのは？
� 敖狭盥撒蕕離肇譟璽機次曄｜榔＿函‖臾隋�
�◆ 敖狭盥撒蕕竜歹参函曄 〔�岡 美緒
�� 【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望
>>622
622 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 23:01:48.44 ID:E9bVDeTDO
１
631 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 21:55:43.82 ID:M4sM9Esv0
??「おい、モノクマとか言ったか？ ぬいぐるみだからって調子に乗ってんじゃねーぞ！」
ヘッドホンを首にかけた、やや長身の男子生徒がモノクマに詰め寄っていた。
流れるような動きで掌底を放ち、モノクマを吹き飛ばす。
宜保「おい、地院家！ 勝手な行動をして、皆を危険に晒すつもりか！」
地院家「いや、だってよ！ コロシアイとか要求してくる相手に容赦とかねーだろ！ マジでありえねーよ！」
宜保「気持ちわかるが、落ち着け。こいつが誘拐犯な以上、危害を加えることが自体を悪化させる可能性もある」
地院家「……危険に晒したことは悪かったよ。だけどよ、俺、こいつを殴ったことが結果的に悪いとは思ってねーぞ！」
もともと感情的になりやすいところもあるのかもしれないけど、私もその行動が悪かったとは思ってない。
少なくとも、私も地院家と呼ばれた男子生徒と同じような行動に出た自信がある。
見れば、別にも一人弓矢を構えている女生徒もいるみたいだし、気持ちは一緒のはずだ。
それに、宜保さんだって本当ならそうしたそうな表情をしている。
ただ皆を危険に晒す訳にはいかないからこらえている、そんな表情だ。
だからこそ地院家君は引き下がったわけだし、宜保さんも彼をそれ以上咎めなかったのだろう。
635 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 21:58:18.00 ID:M4sM9Esv0
でも、モノクマは黙っていなかった。
モノクマ「キャストへの暴力はルール違反だよ！ ルールを破るゲストにはお仕置きだよね！」
地院家「うわ、なんだよお前！ おい、離れろって！」
吹き飛ばされたモノクマが、地院家君の身体に抱きついていた。
それだけなら危険もなかったのかもしれないけど、リアナちゃんが何かに気づいたみたいだ。
リアナ「おい、地院家！ そのぬいぐるみから爆薬の匂いがする……はやく投げ飛ばせ！」
地院家「爆薬だぁ！？ うわ、どうすりゃいいんだよ！」
こんなときこそ、私の出番だよね。
他の人には出来なくても、私にはこれをどうにかする方法がある！
マギカ「地院家君！ モノクマを上空に投げ飛ばして！ 後は私がどうにかするから！」
地院家「お、おう！ 分かった！」
慌てながらも、地院家君はモノクマを上空へと放り投げた。
後は、私の才能を持ってすれば……！
精神を集中して、後はモノクマに向って放つだけ。
マギカ「爆ぜて！」
私の言葉とともに、モノクマが爆散する。
モノクマは再び地院家君に抱きつこうとしていたから、其れより前に爆発させられてよかった……。
地院家「あぁ……死ぬかと思ったぜ。助かったよ……えーと」
マギカ「円マギカ、『超高校級の魔法少女』です」
地院家「魔法少女なんて胡散臭い才能だとか思ってたけど、マジで助かった！ 命の恩人だわ！」
地院家君はひたすら私に頭を下げてきていた。
地院家君の起こした行動で危険なことになったかもしれないけど、私はそれが悪いとは思っていない。
寧ろ、私の代わりに行動してくれたことに感謝しているくらいだ。
だからこそ、私は地院家にお互い様だから、と優しく声をかけておいた。
地院家「うぅ……女神様がいらっしゃる」
……ちょっとだけ、気持ち悪いと思った。
636 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 22:01:11.00 ID:M4sM9Esv0
茅ヶ崎「ちょ、ちょっと！ なんかまたモノクマが出てきたよ！」
??「これはまさしく犯罪組織が持つには異常な技術！ 間違いない、この世界を滅ぼそうとしているのだ！」
??「いやいやぁ？ あれは、いわゆるリザレクションというやつではありませんかなぁ？ モノクマたんINしたおってやつですぞ」
??「皆様落ち着かれませ。どうやら、再び爆発する気配はないみたいですので」
茅ヶ崎さんを筆頭に、慌てたような声が聞こえて私も慌てて振り返った。
正直、あのスーツ姿の女性がいなければ私だって声を上げていたかもしれない。
私が確かに爆発させたはずのモノクマが、宴会場の丸テーブルの上に再び現れていた。
モノクマ「もう！ そこの魔女っ娘！ 勝手にボクの邪魔ばっかりしないでよ！」
地院家「何が邪魔だよ！ お前が爆発してたら俺が死んでただろーが！」
モノクマ「当たり前じゃん！ キャストに暴力振るった奴が行けないんだぞ！」
……つまり、モノクマに暴力を震えば死を持って償わせるということなのかな。
コロシアイを強要するような相手だ。何を考えていても不思議じゃないけど。
モノクマ「さっきのは不問にしてあげるけど、次はないよ？ ザックザクのメッタメタになりたければ、襲ってきたら？」
宜保「もう止めておけ。これ以上は、本当に危険になりかねん」
モノクマ「流石に宜保君は懸命だねぇ。それじゃ、ゲストの皆様に守ってほしいルールを電子パンフレットに送信したから、後で確認しておいてね」
モノクマがまたおかしな事を言い出した。
電子パンフレットも何も、パンフレット等配られても……。
モノクマ「ああ、渡すの忘れてたよ！ これが電子パンフレット。壊したりなくしても弁償できないから気をつけてね」
モノクマは人数分のパンフレットをテーブルの上に置くとどこへとともなく消えていってしまった。
宜保「……取り敢えず、コロシアイなどというのは忘れろ。今日は自由行動にして、明日の朝食後に改めて方針を練る。……円天寺、その方針でいいか？」
円天寺「それで問題ないです。いいですか、絶対コロシアイなんて本気にしちゃだめですからね！」
取り敢えず、宜保さんと、円天寺と呼ばれたなんだかほんわりとしていそうな女生徒の言葉でこの場はお開きになった。
【Info】
地院家大門との交友度が上昇しました。
地院家大門との交友関係が、知人になりました。
→チャプター１
【元スレ】
【安価】安価ンロンパ：安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
※ ダンガンロンパ風SSです。1・2のネタバレがある可能性があります。
・どことなくも何も、二番煎じです。楽しそうだったのです。許してください。
・舞台は、希望ヶ峰学園では【ありません】。舞台設定もオリジナルとなります。
・基本的なルールはゲームに準拠します。モノクマが明言しない限り、ルールの変更はありません。
・登場人物は当然、オリジナルとなりますので苦手な方は注意をお願い致します。
・バッドエンドにはなりません。主人公は如何なる場合を持ってしても死なないものと考えてください。
・主人公以外の全てのキャラには死亡の可能性があります。折角作成したキャラが死亡しても泣かない。
・石を投げないでください。痛いです。すいません。
以上が、注意書きとなります。
では、以後よろしくお願い申し上げます。
523 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:25:40.87 ID:9WZ9dlqz0
【生徒名簿】
生徒番号 1 （主人公）
【超高校級の魔法少女】 円 マギカ （つぶら マギカ）
「明日も変わら無い一日が過ごせればいいな、って」
モデル：鹿目まどか（魔法少女まどか☆マギカ）
性別：女性
コミュ力5 精神力7
スキル
「恥ずかしがりや」恥ずかしがっているため、自己主張が少ない。
だが、恥ずかしがる姿がウケるのか、交友度が上がりやすくなる。
「身体強化魔法」 自分の身体能力をブーストする魔法を常時身にまとっている。
両親は格闘家になると思い込んでいるようだ。
自由行動時、捜査時に動ける回数が増加することがある。
「主人公」 いかなる場合でも、クロ・被害者・黒幕にならない。
生徒番号 2
【超高校級のサーファー】 茅ヶ崎 ナミ （ちがさき なみ）
「……君は、本当の私を理解してくれるの？」
モデル：古明地こいし（東方project）
性別：女性
コミュ力2 精神力7
スキル
「疑心暗鬼」 表面上ではそれなりにコミュニケーションが取れるタイプだが、疑り深い。
相手をなかなか信用しないため、交友度が上がりにくい。
「ノリが軽い」 話題に乗りやすく、ノリよく会話に参加ができるようになる。
一緒に行動しているメンバーの精神力が＋1される。
生徒番号3
【超高校級のカウンセラー】 三菱 乍 （みつびし ながら）
「そんなに自分を責めちゃだめよ？ あなたの行いは、間違いなく皆を救っているんだから」
モデル：鞠川静香（学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD）
性別：女性
コミュ力5 精神力9
スキル
「溢れ出る才能」 自分が持つ才能に、更にブーストが掛かる。
相手がどんなに口下手でも、相手との間に言語の壁があっても相手の伝えたいことを読み取ることが出来る。
「トラウマ持ち」 過去に大きいトラウマを抱えている。そのトラウマを乗り越えて今に至る。
相手が抱く絶望を和らげ、一緒に過ごしたキャラのクロ判定を-5する。
生徒番号4
【超高校級の政治家】 円天寺 美菜輝 （えんてんじ みなき）
「いがみ合ってもいいことなんてありません！ 宜保さんと私を信じてついてきてください！」
モデル：劉備（真・恋姫†無双）
性別：女性
コミュ力8 精神力9
スキル
「洗脳」 自分の思い通りに相手を動かすだけの言霊を秘めている。
相手との交友度が上がりやすく、主従判定を受けやすくなる。
「謙虚」 何事も謙虚に、今の自分があるのは周りのおかげだと捉えている。
周囲の好感度があがりやすく、被害者に選ばれにくくなる。
524 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:27:03.60 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号5
【超高校級の弓道家】 蜜岡 美緒 （みつおか みお）
「マギカちゃんはずーっと、美緒のお友達でいてくれますよねぇ？」
モデル：佐久間まゆ（アイドルマスター・シンデレラガールズ）
性別：女性
コミュ力6 精神力7
スキル
「勇猛果敢」 あふれる勇気で行動するが、自分を顧みずに行動を起こすことも…。
モノクマに対して激しい敵対行動を取りやすくなり、捜査の際には積極的に行動する。
「ヤンデレ」 彼女はいつでも愛に飢えている。ねぇ、どうして私とお話してくれないのぉ？
友好度が激しく上がりやすくなるが、友好度が高い相手を束縛しやすくなる。
生徒番号6
【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望 （いとしき のぞみ）
「……な、何よ！ 私が薬中でひどい顔をしてるから、いけないっていうの！？」
モデル：黒木智子（私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い）
性別：女性
コミュ力3 精神力2
スキル
「喪女」 本人はなぜかわかっていないが、モテナイ女の子。
モテません。相手の交友度の上がり方が悪くなりますが、相手次第で自分の交友度の上がり方が高くなる。
「被害妄想」 何もかも、悪いのは周りです。自分は悪くありません。被害者なのです。モテナイのも周りがおかしい！
自分が不幸な目にあったとき、周囲からの交友度ががくっと下がる。
「躁鬱」 テンションの上下が激しい。ある意味面倒な体質。
テンションが高い時には交友度に＋1のブースト、低いときは-1のブーストがかかる。
なお、コミュ力は変わらない模様。
生徒番号7
【超高校級の秘書】 涌井 留峰 （わくい るみね）
「ご安心ください。皆様にとっての危険は、円天寺様、宜保様、そしてこの涌井が排除してみせますので」
モデル：真希波・マリ・イラストリアス（新世紀エヴァンゲリオン）
性別：女性
コミュ力8 精神力6
スキル
「容姿端麗」 恵まれた美貌と、整った顔立ちを持っている。
他人との交渉に成功しやすくなり、男性陣の交友判定が×1.5される。
「計算高い」 何をするにも、自分や主が特をする方法を考える。
衝動的な殺人を起こしにくくなるが、利益があると考えた場合殺人を起こしやすくなる。
生徒番号8
【超高校級の怪盗】 リアナ・マルジェイヌ
「あまり私と親しくしない方がいいと思うぞ。私は怪盗だ……モノだけでなく、心や命まで盗まれたくはないだろう？」
モデル：エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル（魔法先生ネギま！）
性別：女性
コミュ力2 精神力3
スキル
「ミステリアス」 どことなく不思議な雰囲気を醸し出している。別に中二病というわけではない。
特定のキャラの交友度が上がりやすくなるが、其れ以外のキャラの交友度が上がりにくくなる。
「幻惑」 彼女の発する不思議な雰囲気は、どことなく人を魅了する側面を持っている。
男性キャラの交友度が上がりやすくなり、衣装がやや際どくなる。
「没落貴族」 没落さえしてなければ、きっと【超高校級のお嬢様】だった。
身分と境遇から、モノに対する異常な執着を見せることがある。
525 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:28:14.96 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号9
【超高校級の幸運】 破魔耶 麗司 （はまや れいじ）
「ぼ、僕の所為で不幸になっちゃってごめんなさい…」
モデル：津田信澄（織田信奈の野望）
性別：男性
コミュ力4（＋2） 精神力1
スキル
「正義感」 独特の正義に則って行動する。その正義をなすためならば、どんな困難があってもめげない。
特定行動時の精神力が最大値になる。
「幸運の種」 一緒にいるだけで、一緒にいる相手の運勢を引き上げる。
コミュ力に＋2のブースト。また、一緒に行動している相手に何かしらの幸運が呼び起こされる。
「希望の化身」 希望のためならなんだってする。それが希望のためであるならば、ビバ希望。
特定行動時のコミュ力・精神力に数値変動が起こる。
生徒番号10
【超高校級の落語家】 四ノ宮亭 円扇 （しのみやてい えんおう）
「これは世界が滅亡する前兆だ！ 世界は絶望に支配され、人類は滅亡する！」
モデル：キバヤシ（MMR マガジンミステリー調査班）
性別：男性
コミュ力3（日常・学級裁判で5） 精神力3
スキル
「終末思想」 いつでも世界が終わると思っている。ノストラダムスの予言が外れたことに絶望したことがある。
時折、周囲のクロ判定に＋5の数値を与える。
「笑い上戸」 いつでも笑いがついて出る。ツボがおかしいともいう。
事件発生時のコミュ力に-2の補正がかかるが、日常のコミュ力に＋2の補正がかかる。
「誘導尋問」 相手の言葉を引き出すのが上手だったりする。
学級裁判時のコミュ力に＋2の補正がかかり、主人公をアシストしてくれる場合がある。
生徒番号11
【超高校級の画家】 藻根 蔵人（もね くろうど）
「魔法少女ですと？ それは、小動物と契約したり、空中で魔砲を撃ちあったり、キスして仮契約するあの魔法少女ですかな？」
モデル：材木座 義輝（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている）
性別：男性
コミュ力2 精神力6
スキル
「オタク体質」 自分の好きなジャンルはとことんまで究めるタイプ。
特定の趣味を持つ相手との交友度が上がりやすくなる。
「ギャグ体質」 どんなに悪いことがおきても、意外となんとかなる。
不運な理由で被害者になる可能性が激減する。
生徒番号12
【超高校級のトレーサー】 地院家 大門 （ちいんけ だいもん）
「よう、円！ 絶対ここから、生きて出ような！」
モデル：花村陽介（ペルソナ4）
性別：男性
コミュ力4 精神力3
スキル
「中国拳法」 中国生まれの拳法家。中国拳法を取り入れた新しい形のパルクールを発表した。
体育系の行動をとった場合、友好度があがりやすくなる。
「ムードメーカー」 場を和ませるのが得意。場の雰囲気を良くすることができる。
一緒に行動している相手のクロ判定に-5のブーストが掛かる。
「偽善者」 自らの利己心や虚栄心を満たすために善良である行為を行う。
自分の行動を盲目的に肯定する。正義に関しては、他人の意見を取り入れない。
526 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 22:29:29.44 ID:9WZ9dlqz0
生徒番号13
【超高校級の霊能力者】 宜保 愛也（ぎぼ あいや）
「勝手な行動をとるな！ この私が、必ずこの状態を打開してみせるからな！」
モデル：ルルーシュ・ランペルージ（コードギアス）
性別：男性
コミュ力8 精神力8
スキル
「教祖」 自分を中心とした派閥を作るのに長けている。また、人を扱うのにも慣れている。
自分の意見がより通りやすくなり、リーダー的ポジションを取りやすくなる。
「希望への道標」 絶望しててもいいことなんかないよ！ 世の中には希望が満ち溢れているんだ！
周囲の人間の絶望フラグを折ることができ、主人公と行動している場合、
特定のクロ候補を、候補から除外することができるようになる。
生徒番号14
【超高校級のSP】 矢倉 風善（やぐら ふうぜん）
「……無事、か？ あまり無茶をするものじゃない……」
モデル：桐生一馬（龍が如く）
性別：男性
コミュ力1 精神力8
スキル
「団体一名様」 本来であれば複数人行うSPの業務を一人でこなすことができる…と言われている。
SPに必須な能力の他、警察の業務一般についての知識を持つため、捜査の中心人物となれる。
「大黒柱」 彼がいるだけでどことなく安心できる。そんな雰囲気が周りに染み出します。
一緒にいる人物の被害者判定を、一緒にいる間のみ-100する。
生徒番号15
【超高校級の検視官】 矢田 大志（やだ たいし）
「こんなことばっかりしてないで……！ もっと、世のために能力を使おうとは思わないのか！」
モデル：上条当麻（とある魔術の禁書目録）
性別：男性
コミュ力3 精神力7
スキル
「熱血漢」 熱い男です。周囲が参ってしまっていても、持ち前の熱さで元気づけます。
動機が発表されてからクロ候補になった人物を、クロ候補から外すことができることがある。
「望郷の念」 何があっても帰りたい場所を持っている。望郷の念が強い。
故郷が原因で殺人を起こしやすくなるが、他の同期で殺人を起こしにくくなる。
生徒番号16
【超高校級の美容師】 島 武彦 （しま たけひこ）
「俺様が髪をセットしてやろうか？ 今以上にかっこ良くなること間違いないぜ？」
モデル：ゼロス・ワイルダー（テイルズ・オブ・シンフォニア）
性別：男性
コミュ力1 精神力9
スキル
「女性恐怖症」 女性に触るのが怖く、女性に触られるのも怖い。男性なら大丈夫なのに…。
女性キャラとの交友度が上がりにくくなり、女性キャラを狙ったクロにはならなくなる。
「独創的」 彼が作り出す髪型は独創的の一言。ただ、若い層には大変受けがいい……らしい。
根は悪い人ではないが、独創的につきる。本人は真面目だが、周囲には（笑いの）受けがいいらしい。
539 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:00:56.56 ID:9WZ9dlqz0
【プロローグ】
「もう危ないことしちゃダメだよ！ 君自身になにかがあったら、お母さん、お父さんが悲しむよ！」
「うん！ お姉ちゃん、猫ちゃん助けてくれてありがとう！」
川に流された野良猫を助けだしたとき、それをじっと見つめていた少女からお礼を言われてしまった。
私は、人を助けたくて魔法を使いたいと願った。
魔法があればなんでも出来るって、そう信じていたから。
魔法が使える私は、どんなに川の流れが早くても、その勢いを無効化できる。
魔法は全能ではない、とは言われるものの……それでも魔法は万能だと思う。
「ねぇ、お姉ちゃん！ 私もお姉ちゃんみたいになれるかな！」
「あ……う、うん！ な、なれると……思うよ！」
私にとって、魔法は勇気そのものだった。
こうして、面と向かって感謝されるというのも恥ずかしいものだ。
私が魔法を使って人を助けるのは、多分自己満足。
だけど、困っている人を放っておけないというのは嘘じゃなかった。
人が喜ぶ顔を見たくて、私は魔法を使い始めたのだから。
540 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:06:37.54 ID:9WZ9dlqz0
私が魔法を使えるようになったのは、まだ中三に上がる前だった。
いじめられている後輩を助けたい、そう願ったとき、どうしてか体が軽くなったのだ。
その後、私は後輩をいじめている不良グループを一人で壊滅させてしまった。
岩を殴って破壊できる人間に、普通の人間が勝てるわけがないからだ。
どうして、私がそうなったのかは今でも分からない。
それに、どうやって魔法を使えるようになったのかもわらない。
ただひとつ分かることは、どうやれば魔法が発動するのか、ということだけだ。
風を吹かせることも、雨を降らせることも、火をつけることも。
鍵を開けることも、心を読むことだってできる。
流石にル○ラやらリレ○トやら、ザオ○クやらザ○キは出来なかったけど。
その日から、私は魔法を使って人助けをするようになった。
両親にもひたすら隠して、あれこれやってきたのだ。
だから、私が「本当の」魔法少女であることは誰にも知られていないはずだった。
冗談で、魔法が使えるからね、とは言っていたものの……。
だからこそ、どうしてこの希望ヶ峰学園が私の正体を知っているのか。
私は怖くなって、入学を決めたのだ。
親に、自分の才能を『超高校級の格闘家』だと偽って。
このとき、私は初めて自分のために魔法を使ったのだ。
541 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:09:30.38 ID:9WZ9dlqz0
【希望ヶ峰学園・正門】
「うわぁ……。さすがに大きい学校だなぁ……」
ついに迎えた入学式の日。
私は、自分がひた隠してきた正体をつきとめた希望ヶ峰学園に足を踏み入れていた。
きっと、闇の軍団のボスが学園長とかしていて、才能溢れる人々を騙しているに違いない！
私は、この学園に騙されてしまっている他の『超高校級の生徒』を助けようと入学を決めたのだ！
……と言うのは、私が魔法少女だからこそ思い描いたシナリオだ。
政府公認の希望ヶ峰学園がそんな悪の巣窟なはずもない。
だいたい、『超高校級の魔法少女』なんて、何をどうやって教育するつもりなのか。
そして、育てた私をどうしたいのか……。
正直、学園と政府の考えることはわからないけれども、それはそれで楽しそうだと思った。
これから面白おかしい学園生活が始まると、そう確信して私は学園の門をくぐる。
その瞬間……
世界がねじれ
歪み
目の前が
暗
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
542 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:12:33.67 ID:9WZ9dlqz0
『ホテルミコラスタ ラウンジ』
マギカ「う……うん？ ここは……？」
気がつけば、そこは明らかに学園の施設ではなさそうな場所だった。
高級そうなホテルのラウンジ……と思われるけど、確信はできなかった。
天井についた監視カメラが、じーっと私のことを撮影している。
マギカ「まさか……本当に、悪の組織が運営してた、とか？」
冗談のつもりだったのに、まさかそれが本当なのかな？
それとも、魔法の存在がバレたから、他の魔法使いに拉致された……とか？
でも、拉致だったらこんな高級そうな場所に、しかも一人で放置することはないのかも。
うーん……それにしても、ここどこなんだろう？
取り敢えず、座っていても埒が明かなそうだし、現状把握は大事だよね！
座っていた椅子から勢い良く立ち上がると、ファサリと椅子から一枚の紙が落ちてきた。
マギカ「えーっと、パンフレット……かな？ ホテルミコラスタ……聞いたこと無いけど」
どうやら、このホテルのパンフレットのようで、ここがラウンジだということがわかった。
ただ、ホテルミコラスタと言うのは聞いたこともない。
これだけ高級そうで、おしゃれなホテルならそれなりにメディアにも取り上げられそうなのに。
マギカ「うーん、取り敢えず移動してみようかな？」
ラウンジから出てみようとパンフレットをしまったところで、ラウンジの扉が開く音がした。
思わず顔を上げると、誰かが部屋に入ってこようとしているのが見えた。
安価 三つ下
545 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/26(土) 23:14:37.71 ID:nt0WcAHDO
サーファー
551 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:28:48.65 ID:9WZ9dlqz0
??「……あれ、起きたんだ？」
ラウンジの扉を開けて入ってきたのは、一人の少女だった。
背丈はほとんど私と変わらないくらいだけど、ちょっと面白い帽子を被っている。
えっと、カノチェっていうんだっけ、あの帽子。
??「ねぇ、大丈夫？ 起きたばっかりでまだ混乱してる？」
どうやら彼女は私のことを心配してくれているらしい。
私もいつまでも言葉を返さないのは失礼だし、ここはちゃんと自己紹介しておかないと。
マギカ「えっと、うん……大丈夫！ ……です。 えっと、あの、私、円マギカっていって、あうあう！」
??「お、落ち着いてでいいって！ そんなに顔を赤らめてあうあう言われても……」
……またやってしまった。
初対面の人に挨拶しようとすると、どうしてかいつも上がってしまう。
緊張して、言葉が告げなくなってしまうのだ。
マギカ「あ、ごめ、ごめんなさい！ 私、円マギカです。その、『超高校級の魔法少女』やってます！」
茅ヶ崎「へー、魔法少女なんだ？ 私は茅ヶ崎ナミ、『超高校級のサーファー』だから、よろしくね！」
思った以上に、フランクな人で助かった。
こういう人が一緒なら、良い関係が築けていけるような気がする。
茅ヶ崎「それでさ！ 魔法少女ってどんな魔法使えるの？ 爆発とか？ それとも、雨降らしたりとか！」
えっと…なんて答えよう。
一応、私は色々魔法は使えるけど……。
答え方の安価 下 三番目を採用します。
※適切で無いと思われる魔法（空間移動、即死、復活、回復など）はその下の安価をとります。
554 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/26(土) 23:30:07.70 ID:cYJxUIIDO
身体強化
557 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:41:02.09 ID:9WZ9dlqz0
マギカ「えっとね、例えば……身体強化とか出来るよ？」
茅ヶ崎「なんか……地味だね」
うぅ、確かに身体強化魔法って派手さはないんだけど……。
でも、結構すごいんだよ？
茅ヶ崎「あ、それじゃあさ……！ あの扉なんだけど、なんか突っかかってるみたいで開かなくて……開けてもらってもいい？」
マギカ「いいけど……そんなに重いの？」
茅ヶ崎「うーん、実はさっきまでSPの人と一緒にいたんだけど、その人でも無理でさ。こっちだよ、こっち！」
なんだか、テンション高い人なのかな。
悪い人じゃなさそうだけど、ちょっと強引な感じの人なのかも。
とか言ってる間に、茅ヶ崎さん先に行っちゃってるし！
マギカ「ちょ、ちょっと待ってぇ！ 私も一緒に行くから」
慌てて、先に行ってしまった茅ヶ崎さんを追いかける。
身体強化魔法のおかげで、走る速度も早いから楽々だ。
折角だから、ちょっと茅ヶ崎さんと話してみようかな？
会話の内容安価
� ．曠謄襪砲弔い�
�◆＾貊錣砲い�SPの人について
�� 【超高校級のサーファー】の生活について
�ぁ，修谿奮亜⊆�由安価 話題を書いてください。
複数回答あり ただし、二つまで。
安価>>561
561 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/26(土) 23:42:34.27 ID:iWkRKtj40
１，３
564 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/26(土) 23:54:42.74 ID:9WZ9dlqz0
>>561 採用
マギカ「えっと、茅ヶ崎さん。折角だから聞いてもいいかな？」
茅ヶ崎「うん？ いいよ、情報交換は必要だもんね！ で、何が聞きたいのかな？」
……なんだろう、今何か見定めるように目を細めたような……？
マギカ「えっとね、このホテルのことなんだけど、何かわかってることないかな？」
茅ヶ崎「なーんだ、ホテルのことか」
……？ 今、あからさまにほっとしたような気が。
私の気のせいかな。……ちょっと様子がおかしいけど。
茅ヶ崎「現状、このホテルには私と君含めて16人の人がいるの」
マギカ「16人も？ もしかして、皆……」
茅ヶ崎「そう、皆希望ヶ峰学園の新入生だったみたい。気づいたらここにいたところまで一緒」
……どういうことなんだろう？
やっぱり、希望ヶ峰学園は悪の巣窟だったりするのかな？
茅ヶ崎「それで、このホテルは一階に大広間とお土産売り場、二階には大浴場やランドリーがあるみたい。開かない扉はパンフレットを見る限り食堂につながっている感じだと思うの」
マギカ「宿泊部屋とかはあるの？」
茅ヶ崎「三階から10階までが宿泊部屋みたいだけど、エレベーターが動かないから実質三階の16部屋だけしか使えないと思うよ」
ますます怪しいような……。
でも、これだけ色々探しても他の情報がないってことは、その扉の先に新しい情報があるってことなのかな。
566 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:02:13.42 ID:ku4XBHr/0
マギカ「あ、それと……もし、良かったらなんだけど。『超高校級のサーファー』って普段どんなことしてるのか、聞いてもいいかな？」
茅ヶ崎「……えっと」
あれ、茅ヶ崎さん、目を細めてる気がする。
なんだろ、私なにかまずいこと言っちゃってるのかな……？
茅ヶ崎「……それくらいなら、いいか」
……え、良いかってどういうことだろう？
茅ヶ崎「『超高校級のサーファー』って言っても、やることは変わらないよ。湘南や江ノ島まで出て、そこで波にのるだけ」
マギカ「乗るだけ……って、十分すごいと思うんだけど……」
茅ヶ崎「慣れれば簡単だよ。少なくとも魔法を使うよりは楽だと思うけど」
マギカ「そっかぁ……。茅ヶ崎さん、今度サーフィンのやり方教えてもらってもいいかな？」
茅ヶ崎「……」
あれ、また茅ヶ崎さんが無言になって、こっちをじっと見てる。
どうしたんだろ、茅ヶ崎さん。
さっきから時折様子がおかしくなるんだけど……。
茅ヶ崎「……気が、向いたらね」
マギカ「うん！ それでいいよ！ これからよろしくね！」
茅ヶ崎「……よろしく、か。……うん、よろしく」
【Info】
茅ヶ崎ナミとの交友度が上昇しました。
茅ヶ崎ナミとの関係が、知人になりました。
569 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:09:10.56 ID:ku4XBHr/0
茅ヶ崎さんに連れられてやってきたところには、確かに大きい扉があった。
茅ヶ崎さんがゆっさゆっさと揺らしたり引いたりしてみるものの、確かにびくともしないみたいだった。
茅ヶ崎「こんな感じでさ……円ちゃん、ちょっと、やってみてよ！」
ちなみに、茅ヶ崎さんはどうやら、自分のことを話すときに一時的にフリーズするみたい。
なんだろう、やっぱり聞かれたくないこととかがあるのかな……？
マギカ「うん、やってみるね！」
茅ヶ崎さんに言われるがまま、私は身体強化魔法をかけて、扉を開けようとする。
扉に手をかけた、ちょうどそのとき。
ラウンジではなく、入口方面から廊下を走ってきた一人の生徒が目の端に映った。
生徒安価です。
>>571
571 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 00:10:30.27 ID:pZTX6Ibso
霊能力者
576 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:22:58.59 ID:ku4XBHr/0
??「茅ヶ崎と……魔法少女、だったか？ 突飛な才能で入学する奴もいたものだとは思ったが……」
いきなり失礼な態度で才能を笑われた気がする。
いや、この男子生徒の言うことも分かるんだけど。
確かに魔法少女という才能で入学しました、なんておおっぴらには口にしにくいところはあるよね。
茅ヶ崎「失礼だよ、宜保！ マギカちゃんの魔法のおかげで、この扉が開くかもしれないんだよ？」
宜保「……確かに、些か失礼な言動だったな。気分を害したなら謝罪しよう、すまなかった」
茅ヶ崎さんの一言に、男子生徒は素直に非を認めたようだった。
どうやらこの人も悪い人ではなさそうで良かったかもしれない。
宜保「改めて名乗らせてもらおうか。私は宜保愛也、『超高校級の霊能力者』だ」
マギカ「わ、私は『超高校級の魔法少女』、円マギカでしゅ！ よ、よよろしくお願いします！」
宜保「慌てずとも良い。魔法少女という才能を笑う奴がいたら、私が許さん。安心して名乗ってもいいのだぞ」
……思ってたよりも頼りになる人なのかもしれない。
それに、こんな状況下で人に気遣いができるというのは、私も見習わなければいけないと思う。
……できれば、その年下を見るような優しい目をやめてくれると嬉しいけど。
茅ヶ崎「……本音で言ってんのか、怪しいところだけどね」
……？ 何か、いま茅ヶ崎さんがぼそぼそと言っていたような……？
取り敢えず、挨拶ついでに何か聞いてみようかな？
� ，海離曠謄襪砲弔い�
�◆［酣塾呂砲弔い�
�� 自由安価 話題を打ってください
安価 4つ下 複数回答あり、ただし2つまで
580 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 00:27:51.15 ID:ZWI38okDO
２
３→他の生徒達について
585 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:39:31.63 ID:ku4XBHr/0
宜保「……聞きたいことがありそうだな？ なんでも聞いてくれれば答えようじゃないか」
え、この人もしかして考えてることが分かる……の？
宜保「エスパーだからな」
マギカ「……本当に？」
宜保「何、相手の視線などを見ていれば言われずとも察せる。それで、何が聞きたいんだ？」
この人、意外と鋭いところもあるんだ……。
それに、きっと人のことをよく観察してるんだと思う。
こういう所が、相手を気遣えるようになるのに必要な力なのかな？
マギカ「それじゃあ……質問なんだけど、霊能力ってどういうのかな、って」
宜保「ふむ……魔法でも出来るかもしれないが、基本的には降霊術だ。ただ、私が相手の死を確信していなければ呼び出せないがな」
マギカ「呼び出す……ってことは、宜保さんはお話はできないの？」
宜保「そんなことはない。筆談にはなるが、私も霊と話をすることが出来るのだ。死んだ人間であれば、実在する限りだれでも、呼び出すことが出来る。織田信長だろうが、ツタンカーメンだろうが。おかげで、歴史学者になれるかもしれないほどだ」
ほへぇ……霊能力ってすごいんだ。
本人の人間性もすごいと思うけど、能力も十分すぎるね。
魔法より万能なのかも。
586 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:45:28.19 ID:ku4XBHr/0
宜保「それで……まだ聞きたいことがありそうだな？ 他はなんだ？」
マギカ「……まだ茅ヶ崎さんと宜保さんにしか会ってないし……他の生徒はどうなのかな、って」
私の問いかけに、宜保さんはなるほど、と呟いて少し考えこんでから話してくれた。
宜保「私が言うのも難だが……個性的だな。何というか、皆が異なる次元で会話してるような錯覚を覚えるぞ」
マギカ「……どういうこと？」
宜保「地球は滅亡すると主張する者や、明らかに薬漬けになっているような不健康な者もいるな。あれでは、カウンセラーも大変だろう……」
うわぁ……何というか、会うのが怖いんだけど。
上手くやっていけるのか不安になってきた。
ここから脱出するにしろ、ここが実は授業を行う会場にしろ、一緒にいる仲間とは仲良くしたいけど……。
宜保「ともかく、円は心配することはない。私が必ずまとめ上げよう」
……取り敢えず、宜保さんは頼りになりそうな人だし、ここは彼に任せておこう。
こんな人がリーダーなら、ここでの生活も上手くやっていけそうな気がするし。
590 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 00:56:03.95 ID:ku4XBHr/0
宜保「もう聞きたいことはないか？ それなら、早速だがその扉を開けて見て欲しい」
マギカ「うん、了解。よいっしょっと！」
宜保さんに聞きたいことも聞けたし、彼の要望に答えない理由もない。
魔法を使うのに必要な指輪に手を当て、身体強化魔法を再び発動する。
そして、おもいっきり扉を押してみれば……。
マギカ「……力、入れすぎちゃったかな？」
バンっ！ っと大きな音をたてながら、扉は確かに開いた。
ただ、扉を塞いでいたであろう閂が、見事に真っ二つに分かれてしまっている。
明らかに力加減に失敗してしまった気がする……。
宜保「これは……驚いたな。魔法少女というのは伊達ではないのだな」
茅ヶ崎「さ、さすがにびっくりしちゃったよ。でも、これで食堂には自由に入れるようになったね」
一時的に呆けていた二人も、再稼働を始めたようだった。
食堂の扉が開いたことに、少しながら喜びを感じてくれているようで、私も頑張った甲斐があったと思う。
そこで、私達の喜びを踏みにじるかのような館内アナウンスが鳴り響いた。
??「あーっ！ 勝手に扉をあけちゃダメだってば！ 折角ボクが皆を歓待するためにあかずの間にしておいたのに……！」
どことなく和むような声をしていながらも、私は、声から多量の邪悪さを感じ取っていた。
この声は、私達に良くないことをもたらす、そう確信して。
??「もういいよ！ 折角あれこれ準備してたけど！ オマエラ、さっさと宴会場に集合してください！」
声の主は、吐き捨てるかのように言い放った。
茫然とする私達を尻目に、甲高いアナウンスの音だけが木霊していた。
【Info】
宜保愛也との交友度が上がりました。
宜保愛也との交友関係が、知人になりました。
宜保愛也と他の生徒の交友関係が知人になりました。
宜保愛也と三菱乍の交友関係が友人からスタートします。
598 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 21:55:40.32 ID:ku4XBHr/0
得体のしれない館内アナウンスが鳴り響いた後、宜保さんは血相を変えて他の人々を呼びに行った。
宴会場は食堂棟の扉を開いたすぐ先の突き当りにある。
食堂棟の廊下は、突き当りが宴会場、右手側に食堂に通じる扉がある作りになっていた。
宴会場へと向かう手前、食堂の様子を覗き見てみたところ、想像以上の広さをもってして、いくつかの丸テーブルが配置されている。
これだけの広さのホテルを貸しきるとは、希望ヶ峰学園だか悪の組織だかはわからないけどすごい資金力だと思う。
宜保さんが周りに人を呼びに行ってから、十分ほどが経過したところでホテルの中に散らばっていた他の生徒たちも宴会場に集まってきた。
先に聞いていた通り、生徒の数は16人。
私が言うのも何だけど、確かに皆独特な風貌をしていると思う。
それにしても、宴会場に全員が集まったとはいえ、例の得体のしれない声の正体は現れなかった。
ここにいるメンバー、全員が全員顔を見合わせているだけだ。
どうしてここに集められたのか、それすらもわからないままに。
取り敢えず、呼び出した張本人が来る前に自己紹介が出来るところは済ませておこうかな。
誰に話しかけよう…。
� ゝ歹参箸般�剤師
�◆々�運と落語家
�� カウンセラーと怪盗
�ぁ仝〇覺韻�SP
�ァ＼�治家と秘書
�Α．肇譟璽機爾伐莢�
安価指定
>>601
601 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/27(日) 21:59:51.36 ID:br99z4YG0
3
603 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:18:02.78 ID:ku4XBHr/0
>>601 3 カウンセラーと怪盗 採用
取り敢えず、あっちの面白い格好をしている二人に話しかけてみようかな？
マギカ「えっと……あの、お二人とも。自己紹介しても、いいかな？」
??「ふん、あまり仲良くするつもりはないが……名前は知っているに越したことはないか」
三菱「そんなこと言わないで……ちゃんと挨拶しておかないとダメよ？ 私は、『超高校級のカウンセラー』の三菱乍、よろしくお願いするわね」
えっと、この白衣の長身で巨乳のお姉さんがカウンセラーの三菱さんか。
確かに、カウンセラーに相応しく、非常に包容力の有りそうな女の人だけど……同い年、なんだよね？
リアナ「私は、『超高校級の怪盗』のリアナ・マルジェイヌだ。仲良くするつもりはないがな」
もう一人の、なんていうのかな？ レオタードのようなものにマントを羽織っている金髪の女性が、『超高校級の怪盗』なんだ。
……いや、女性というか、少女？ ……と言うか、幼女？
二人共同い年なんだよね？ 本当に同い年なんだよね！？
……まぁ、取り敢えず私も自己紹介を返しておかないとね。
マギカ「えっと、私は『超高校級の魔法少女』の円マギカ。よ、よろしくしてくれると嬉しいな」
リアナ「……魔法少女！？ それって、もしかして幻術とか……！ げふん、なんだ、よろしくしてやっても……いいぞ」
……ちょっと面白い反応かも。
折角だから、この二人にも色々聞いてみようかな？
話題安価です。
� ‘鷽佑虜庸修函∪験茲砲弔い�
�◆，気辰�の気味の悪い放送について
�� 自由安価 話題を直截お願いします
今回は、二人なので安価は一つのみ
>>607
608 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 22:20:04.93 ID:E9bVDeTDO
>>604
604 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 22:18:55.75 ID:E9bVDeTDO
日本語上手ですね
613 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:38:45.77 ID:ku4XBHr/0
そういえば、リアナさんって多分も何も外国籍の人だよね？
その割には、随分と日本語が上手というか……寧ろ日本語で普段から話しているような流暢さなんだけど。
マギカ「そう言えば……リアナさんって、日本語すごく上手なんですね？」
リアナ「ん……まぁな。怪盗と言うのは世界のどこでも活躍できなければいけないからな、これぐらいは必須スキルと言う奴だ」
マギカ「そうなんですか……怪盗って、結構大変なんですね……」
もっと気軽に、とまではいかなくても、盗みのスキルが有れば怪盗になれると思ってたけど、そういうスキルも必要になるんだね。
確かに、日本でも活動するとなるとちゃんと日本語が喋れないと不都合だもんね。
三菱「もう、うそばっかりいっちゃだめですよ、リアナちゃん！」
え、嘘……なの？
普通に納得しそうになっていたところだったんだけど……。
三菱「本当は、日本の文化に嵌っちゃった結果でしょ？ 幻術が使いたくて、魔法少女モノの……」
リアナ「わーわー！ 何を言っている！ わ、私はそんなこと……これっぽっちも！」
あー、なるほど……。
確かにヨーロッパでは日本のアニメなどが人気とも聞くし、考えられない理由ではないけど……。
あまり話しかけるな的な雰囲気を醸し出していたのも、キャラを作っていたのかな……？
三菱「私も昔は、魔法少女に憧れたわ……。きっと、魔法少女や変身ヒーローが助けてくれるって……最後に頼れたのは自分だけだったけどね」
マギカ「それって、どういう……」
リアナ「と、とにかく！ 私のことを勘違いするなよ！ それと……もし、もし出来たらでいい！ 私に幻術の魔法を教えろ……ください」
と、取り敢えず……二人共根が悪くなさそうな人で安心したよ。
三菱さんはどことなく陰がありそうだし、リアナちゃんも色々隠しているみたいだけど、これから仲良くなれるよね！
【Info】
三菱乍との交友度が上昇しました。
三菱乍との関係が知人になりました。
リアナ・マルジェイヌとの交友度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌとの関係が友人になりました。
リアナ・マルジェイヌと三菱乍の関係が知人になりました。
モノクマ登場かの判定安価です。
直後のコンマ下が70以下でモノクマ登場
614 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/27(日) 22:39:41.27 ID:N5y/y3CJ0
ほい
617 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 22:48:24.29 ID:ku4XBHr/0
??「いやーっほう！ オマエラ、夢の国を満喫してるぅ？」
突然の声が宴会場にこだますると、私達は咄嗟に声の方角を振り向いた。
声の主は宴会場の中央、大きな丸テーブルの上でおかしな踊りを踊っているところだった。
??「乱暴にも扉を押し破る魔法（物理）少女がいたので、プログラムを前倒ししました！ 全く、折角色々仕込んでおいたのに！」
悔しそうに地団駄を踏んでいる声の主は、どこからどうみても白黒で色塗られたたぬきのぬいぐるみだ。
何というか、夜のアニメに出てきそうなロボットのような見た目をしているけど。
その見た目に似合わないような不気味さを誇る口の書き方。
まるで悪の権化のような、得体のしれない邪悪さを誇るぬいぐるみがそこにいた。
モノクマ「もう！ ボクはモノクマ！ タヌキじゃなくて、れっきとしたクマです！ ひみつ道具は出せないけど、凶器だけなら取り出せる、ただのクマだよ！」
どこからどうみて、普通のクマには見えない。
と言うか、ぬいぐるみなのに爪が伸びるとか、どんな技術を使ってるんだろう？
モノクマ「おやおやぁ？ 無反応とは寂しいですね……折角オマエラを、夢の国へと案内したというのに」
私達は、その言葉にフリーズした。
このぬいぐるみは、今なんと言った？
夢の国へと、連れてきたといった。
それはつまり、このぬいぐるみが犯人だということにほかならないということだ。
619 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/27(日) 23:00:44.51 ID:ku4XBHr/0
モノクマの言葉にフリーズした中、最初に再稼働したのは案の定宜保さんだった。
宜保「貴様、自分で何をしたのか分かっているのか？ 誘拐をしたと、そう言っているのだぞ！」
今にもモノクマに詰め寄りそうな剣幕で、宜保さんはモノクマに向って吠えていた。
私だってそうしたい。
でも、こんな時だっていうのに、体が動いてくれなかった。
モノクマ「……何をもなにも、最初から誘拐したって言ってるじゃないの。これから、オマエラには……夢の国で、夢の様な体験をしてもらいます！」
リアナ「夢の様な体験などどうでもいい！ 私は、明日にでも大英美術館から調度品を……！」
モノクマ「あのさぁ、誘拐犯が外に人質を出すと思う？ オマエラは、ここで夢のような……コロシアイをすることになっているんだよ！」
……再び、モノクマの言葉に私達はフリーズした。
このクマは、なんと言ったか。
コロシアイをしろと、たしかにそう言った。
夢の国で、夢の様なコロシアイをしろ、と。
??「冗談じゃない！ 誰がこんなことでコロシアイなんかするものか！」
??「ヒヒっ、そうよ……薬を飲み過ぎちゃって幻覚が見えてるんだわ……」
??「その通りです！ 私達は、この才能を世のため人のために使おうとしてここに入学したのです！ 誰が、あなたの言うとおりにコロシアイなどするものですか！」
あちこちから悲鳴のような、抗議が上がっていた。
でも、私にも、宜保さんにも、三菱さんにも分かっていることが1つだけあった。
抗議は……全て、恐怖心から来ているということだけだ。
モノクマは私達の抗議に、まともに取り合う様子すら見せてくれなかった。
モノクマ「あー、もう！ うるさいなぁ！ オマエラは、絶対にここでコロシアイを行うことになってるの！」
堂々と胸を張って言ってのけるモノクマに、我慢の限界を迎えた一人が敵意をむき出しにしていた。
その人は…
アンカ指定
モノクマに敵意をむき出しにしているのは？
� 敖狭盥撒蕕離肇譟璽機次曄｜榔＿函‖臾隋�
�◆ 敖狭盥撒蕕竜歹参函曄 〔�岡 美緒
�� 【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望
>>622
622 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/27(日) 23:01:48.44 ID:E9bVDeTDO
１
631 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 21:55:43.82 ID:M4sM9Esv0
??「おい、モノクマとか言ったか？ ぬいぐるみだからって調子に乗ってんじゃねーぞ！」
ヘッドホンを首にかけた、やや長身の男子生徒がモノクマに詰め寄っていた。
流れるような動きで掌底を放ち、モノクマを吹き飛ばす。
宜保「おい、地院家！ 勝手な行動をして、皆を危険に晒すつもりか！」
地院家「いや、だってよ！ コロシアイとか要求してくる相手に容赦とかねーだろ！ マジでありえねーよ！」
宜保「気持ちわかるが、落ち着け。こいつが誘拐犯な以上、危害を加えることが自体を悪化させる可能性もある」
地院家「……危険に晒したことは悪かったよ。だけどよ、俺、こいつを殴ったことが結果的に悪いとは思ってねーぞ！」
もともと感情的になりやすいところもあるのかもしれないけど、私もその行動が悪かったとは思ってない。
少なくとも、私も地院家と呼ばれた男子生徒と同じような行動に出た自信がある。
見れば、別にも一人弓矢を構えている女生徒もいるみたいだし、気持ちは一緒のはずだ。
それに、宜保さんだって本当ならそうしたそうな表情をしている。
ただ皆を危険に晒す訳にはいかないからこらえている、そんな表情だ。
だからこそ地院家君は引き下がったわけだし、宜保さんも彼をそれ以上咎めなかったのだろう。
635 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 21:58:18.00 ID:M4sM9Esv0
でも、モノクマは黙っていなかった。
モノクマ「キャストへの暴力はルール違反だよ！ ルールを破るゲストにはお仕置きだよね！」
地院家「うわ、なんだよお前！ おい、離れろって！」
吹き飛ばされたモノクマが、地院家君の身体に抱きついていた。
それだけなら危険もなかったのかもしれないけど、リアナちゃんが何かに気づいたみたいだ。
リアナ「おい、地院家！ そのぬいぐるみから爆薬の匂いがする……はやく投げ飛ばせ！」
地院家「爆薬だぁ！？ うわ、どうすりゃいいんだよ！」
こんなときこそ、私の出番だよね。
他の人には出来なくても、私にはこれをどうにかする方法がある！
マギカ「地院家君！ モノクマを上空に投げ飛ばして！ 後は私がどうにかするから！」
地院家「お、おう！ 分かった！」
慌てながらも、地院家君はモノクマを上空へと放り投げた。
後は、私の才能を持ってすれば……！
精神を集中して、後はモノクマに向って放つだけ。
マギカ「爆ぜて！」
私の言葉とともに、モノクマが爆散する。
モノクマは再び地院家君に抱きつこうとしていたから、其れより前に爆発させられてよかった……。
地院家「あぁ……死ぬかと思ったぜ。助かったよ……えーと」
マギカ「円マギカ、『超高校級の魔法少女』です」
地院家「魔法少女なんて胡散臭い才能だとか思ってたけど、マジで助かった！ 命の恩人だわ！」
地院家君はひたすら私に頭を下げてきていた。
地院家君の起こした行動で危険なことになったかもしれないけど、私はそれが悪いとは思っていない。
寧ろ、私の代わりに行動してくれたことに感謝しているくらいだ。
だからこそ、私は地院家にお互い様だから、と優しく声をかけておいた。
地院家「うぅ……女神様がいらっしゃる」
……ちょっとだけ、気持ち悪いと思った。
636 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/28(月) 22:01:11.00 ID:M4sM9Esv0
茅ヶ崎「ちょ、ちょっと！ なんかまたモノクマが出てきたよ！」
??「これはまさしく犯罪組織が持つには異常な技術！ 間違いない、この世界を滅ぼそうとしているのだ！」
??「いやいやぁ？ あれは、いわゆるリザレクションというやつではありませんかなぁ？ モノクマたんINしたおってやつですぞ」
??「皆様落ち着かれませ。どうやら、再び爆発する気配はないみたいですので」
茅ヶ崎さんを筆頭に、慌てたような声が聞こえて私も慌てて振り返った。
正直、あのスーツ姿の女性がいなければ私だって声を上げていたかもしれない。
私が確かに爆発させたはずのモノクマが、宴会場の丸テーブルの上に再び現れていた。
モノクマ「もう！ そこの魔女っ娘！ 勝手にボクの邪魔ばっかりしないでよ！」
地院家「何が邪魔だよ！ お前が爆発してたら俺が死んでただろーが！」
モノクマ「当たり前じゃん！ キャストに暴力振るった奴が行けないんだぞ！」
……つまり、モノクマに暴力を震えば死を持って償わせるということなのかな。
コロシアイを強要するような相手だ。何を考えていても不思議じゃないけど。
モノクマ「さっきのは不問にしてあげるけど、次はないよ？ ザックザクのメッタメタになりたければ、襲ってきたら？」
宜保「もう止めておけ。これ以上は、本当に危険になりかねん」
モノクマ「流石に宜保君は懸命だねぇ。それじゃ、ゲストの皆様に守ってほしいルールを電子パンフレットに送信したから、後で確認しておいてね」
モノクマがまたおかしな事を言い出した。
電子パンフレットも何も、パンフレット等配られても……。
モノクマ「ああ、渡すの忘れてたよ！ これが電子パンフレット。壊したりなくしても弁償できないから気をつけてね」
モノクマは人数分のパンフレットをテーブルの上に置くとどこへとともなく消えていってしまった。
宜保「……取り敢えず、コロシアイなどというのは忘れろ。今日は自由行動にして、明日の朝食後に改めて方針を練る。……円天寺、その方針でいいか？」
円天寺「それで問題ないです。いいですか、絶対コロシアイなんて本気にしちゃだめですからね！」
取り敢えず、宜保さんと、円天寺と呼ばれたなんだかほんわりとしていそうな女生徒の言葉でこの場はお開きになった。
【Info】
地院家大門との交友度が上昇しました。
地院家大門との交友関係が、知人になりました。
→チャプター１
【元スレ】
【安価】安価ンロンパ：安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
コメントをかく