923 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:11:25.93 ID:a2a+2YiMo
モノクマ「これまた大正解！」
モノクマ「今回、神々廻さんを殺し自殺まですることで皆殺しをしようとしていた人物は」
モノクマ「超高校級の演劇部、葛城秋子さんでした！」
南条「ま、まさか本当に……葛城殿の自殺だったとはな」
冠城「葛城さん……うう……」
モノクマ「まったく嫌になっちゃうよね、おかげで誰にもオシオキできないしさ」
モノクマ「それに全員殺されるとこっちが困っちゃうんだよね」
虹橋「全員殺されると困る……？どういう意味ですか？」
差掛「「お前の目的は俺たちを殺すことじゃないのか？」
モノクマ「さあ？どうでしょうかね？」
モノクマ「それよりさっそく恒例のオシオキタイムといきましょうか」
夢喰「え？今さっき誰にもオシオキできないって……」
モノクマ「今日はスペシャルゲストを用意しました！」
モノクマ「では、はりきっていきましょう！」
924 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:15:58.82 ID:a2a+2YiMo
GAMEOVER
ウサミがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
925 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:21:04.91 ID:a2a+2YiMo
……処刑場の真ん中に置かれていたのは大浴場のロッカーに入れてあったはずのノートパソコンだった。
そこに……モノクマが運転するショベルが現れる。
【ショベルＶＳ．魔法少女☆ウサミ！】
未来機関の手先 ウサミ処刑執行
ショベルがあらわれた！
ウサミは じゅもんをとなえた！
ミス！！ショベルに ダメージをあたえられない！
ショベルの こうげき！
ウサミに ６５のダメージ！
ウサミは みをまもっている！
ショベルＡは なかまをよんだ！
ショベルＢが あらわれた！
ウサミの さけぶ！
…しかしこえは とどかなかった。
ショベルＡは なかまをよんだ！
ショベルＣが あらわれた！
ショベルＢは なかまをよんだ！
ショベルＤが あらわれた！
ウサミの さけぶ！
…しかしこえは とどかなかった。
ショベルＡの こうげき！
ウサミに ８４のダメージ！
ショベルＢの こうげき！
ウサミに ７１のダメージ！
ショベルＣの こうげき！
ウサミに ５８のダメージ！
ショベルＤの こうげき！
かいしんの いちげき！
ウサミに １１０６７のダメージ！
ウサミは ぺしゃんこにされ シロとピンクのテッパンになってしまった！
926 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:29:31.41 ID:a2a+2YiMo
モノクマ「いやっほーう！エクストリーム！」
名瀬「ウサミさんが……ぺちゃんこに……」
差掛「な、なぜあれがここにいる……？たしかロッカーの鍵は虹橋が持っていたはずだろう？」
南条「それにどうやってウサミのことを知ったというのだ？」
モノクマ「んあ？それならオマエラの中にいる裏切り者がボクに教えてくれたからですよ」
モノクマ「わざわざ鍵まで開けてくれたからロッカーを壊さずにすんだよ」
差掛「鍵を開けた……だと？どういうことだ！？虹橋！？」
虹橋「そ、そんなのボクは知らないですよ！」
名瀬「本当……ですか？ですが実際にウサミさんは……」
虹橋「それはモノクマの嘘に決まってますよ！」
虹橋「ほら、モノクマはマスターキーも持ってるじゃないですか！」
モノクマ「いやいや、大浴場のロッカーキーはボクの持ってるマスターキーじゃ開けられないんだよね」
927 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:39:19.32 ID:a2a+2YiMo
虹橋「それならあのロッカーの鍵を壊して取り出したんですよ」
モノクマ「なんだか虹橋さん……ボクが裏切り者の存在を口に出した瞬間必死になってますねぇ」
モノクマ「そんなにボクの言うことが信じられないなら実際に自分の目で確かめればいいじゃん」
瑞原「……そうだな。その方が早そうだ」
瑞原「それよりも……お前がウサミの存在を裏切り者から聞いたというのは本当のことか？」
モノクマ「もちろん、本当ですよ」
モノクマ「オマエラが必死に隠そうとしたかいあって、教えてもらうまで全然気がつきませんでした！」
瑞原「ならばウサミが俺たちに話したこともお前は知っているのか？」
モノクマ「ウサミの馬鹿が外の世界やオマエラの記憶が奪われてることを喋っちゃったことも裏切り者から聞いてますとも」
堀田「……というかどうして今裏切り者の存在を口に出したの？」
堀田「モノクマにとっては裏切り者は味方なんじゃ……」
928 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:47:19.89 ID:a2a+2YiMo
モノクマ「……はっ！しまった！ごめんね、虹橋さん！」
虹橋「ど、どうしてボクに謝るんですか！？」
モノクマ「ああ、間違えた！ごめんね！裏切り者さん！」
虹橋「ぼ、ボクは裏切り者じゃないです！」
差掛「……もういい。それよりこいつの言ってることが本当のことなのか確かめにいくぞ」
冬山「そうね……いつまでもこんなところにはいたくないものね」
瑞原「……行くぞ」
929 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:10:53.67 ID:a2a+2YiMo
ー大浴場ー
皐月「これは……見事に鍵が開けられてるね」
皐月「壊して取り出したってことはなさそうだよ」
名瀬「では、やはり裏切り者が鍵を使って開けた……ということでしょうか？」
堀田「でも鍵を持ってるのは……虹橋さんだよね？」
差掛「お前はちゃんと鍵を掛けていたのか？掛け忘れていたんじゃないだろうな？」
虹橋「間違いなく掛けましたよ！それは裁判前に確認しています」
差掛「裁判前だと？なぜ裁判前にそんなことを確認する？」
虹橋「それは……あっ！そうです！この中に脱出スイッチを入れておいたんですよ！」
南条「脱出スイッチだと！？」
瑞原「あのゲームのクリア特典か……？まさか本当にあったとは……」
名瀬「ですが……見当たりませんね」
虹橋「そんな……まさかモノクマに……！」
930 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:24:56.49 ID:a2a+2YiMo
差掛「はたして本当にモノクマがやったことなのかな」
虹橋「……それ以外考えられないですよね？」
差掛「いや、裏切り者がやった可能性だって考えられるはずだ」
差掛「そうだな？虹橋？」
虹橋「……！ぼ、ボクを疑っているんですか？」
差掛「少なくとも他のやつらはそう思っているんじゃないか？」
差掛「だいたいなぜこんなところに脱出スイッチを隠しておいたんだ？」
差掛「さっさとそれを使ってここを出ればよかったものを……」
虹橋「そ、それは……モノクマが毒について教えてくれると言ったから……！」
南条「その結果があれか……」
虹橋「し、しかたないじゃないですか！だってボクは……」
虹橋「まさか……みなさん本当にボクのこと疑っているわけじゃないですよね？」
931 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:36:36.10 ID:a2a+2YiMo
皐月「……うーん、実際こうして鍵を開けられてるわけだしなぁ」
冬山「マスターキーじゃこの鍵は開けられないのよね？」
皐月「ボクが見た感じではたしかに他の部屋の鍵とは合わない……と思うよ」
皐月「スペアキーがあれば別だけどね」
名瀬「ですがこのロッカーのスペアキーがあるとは思えませんし……」
虹橋「でも可能性はゼロじゃないじゃないですか！」
差掛「可能性の話をするならお前が鍵を開けた可能性のほうがよっぽど高い」
虹橋「ち、ちがいます！ボクは……ボクは裏切り者じゃありませんよ！」
虹橋「夢喰さんならボクのこと信じてくれますよね？」
夢喰「え？う、うーん……も、もちろん……だよ？」
差掛「ふ……どうやら半信半疑のようだな」
932 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:54:27.14 ID:a2a+2YiMo
虹橋「そ、そんな……ボクは裏切り者なんかじゃないのに……」
差掛「ま、せいぜいそう言っているが良いさ」
差掛「とにかく裁判も切り抜けたことだし今日はもう解散するか」
瑞原「そうだな……この件についてはまた明日話し合おう」
冬山「明日……ね」
南条「……我も帰るとするか」
夢喰「ごめんね……あやのん……」
……そしてみんな部屋に帰っていく。
大浴場に残ったのはボクと……冠城さんの２人だけだった。
933 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:12:35.29 ID:a2a+2YiMo
虹橋「……ボクたち２人だけになっちゃいましたね」
冠城「……そう……ですね……」
虹橋「冠城さんもボクが裏切り者だと思いますか？」
冠城「……わたしは……そうは思いませんよ……」
冠城「虹橋さんは……葛城さんが認めた……妹さんですから」
虹橋「い、妹……ですか。まあ、それでもかまいませんが」
冠城「と、とにかく……わたしは虹橋さんのこと……信じてますから……！」
虹橋「……ありがとうございます」
妹……か。そういえば葛城さんにもらったヘアピンのひとつは冠城さんの分なんですよね。
……今、渡しておきましょうか。
934 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:19:50.45 ID:a2a+2YiMo
虹橋「冠城さん、これ……葛城さんが残してくれたヘアピンです」
冠城「…………」
虹橋「葛城さんは誰よりもあなたのことを気にかけていたはずです」
虹橋「結果としてあんなことになってしまいましたが……」
虹橋「それでも……ボクたちは葛城さんの分まで生きていくべきなんです」
虹橋「だからその……元気出してください」
虹橋「きっと……葛城さんもあなたの笑顔を見たがっているはずですから」
冠城「……そう……ですよね……」
冠城「葛城さんも……そう思ってるはず……なんですよね……？」
冠城「じゃあ……いつまでも泣いてちゃ駄目……ですね……」
虹橋「ええ、そうです。……きっと」
虹橋「だから……必ずここから一緒に脱出しなくちゃですよ！」
冠城「……うん……ありがとう……彩乃ちゃん……」
935 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:20:52.89 ID:a2a+2YiMo
アイテム「天使のトゥシューズ」を手に入れた。
アイテム「バッテンのヘアピン」を手に入れた。
936 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:22:14.35 ID:a2a+2YiMo
――――
――
―
モノクマ「いやいや、それにしてもよく教えてくれたよね」
モノクマ「まだアイツがしぶとく生き残ってたなんて思いもしなかったよ」
モノクマ「ところでさ……脱出スイッチってどうしちゃったわけ？」
モノクマ「キミには必要のないものだと思うんだけど？」
？？「…………」
モノクマ「ふーん、まあ教えるつもりがないならそれでもいいけど」
モノクマ「それより次の動機について提案があるって？」
？？「…………」
モノクマ「うーん……その動機だと今回のコロシアイの趣旨に反しちゃうんだけどなぁ……」
モノクマ「まあ、いっか。キミは今までよく頑張ってくれたからね」
モノクマ「どうせ今までの事件の真相なんてわかってたうえで黙っててくれたんでしょ？」
モノクマ「ご褒美としてその動機を採用してあげましょう！」
？？「…………」
モノクマ「期待してるからね……裏切り者さん」
モノクマ「うぷ……うぷぷぷぷぷぷぷ」
937 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:23:22.51 ID:a2a+2YiMo
【CHAPTER03 死神はレモネイドの香りとともに END】
生き残りメンバー 10人
To Be Continued
→チャプター４
【元スレ】
【染物師ロンパ】オリジナルダンガンロンパあんころもち【安価】３
モノクマ「これまた大正解！」
モノクマ「今回、神々廻さんを殺し自殺まですることで皆殺しをしようとしていた人物は」
モノクマ「超高校級の演劇部、葛城秋子さんでした！」
南条「ま、まさか本当に……葛城殿の自殺だったとはな」
冠城「葛城さん……うう……」
モノクマ「まったく嫌になっちゃうよね、おかげで誰にもオシオキできないしさ」
モノクマ「それに全員殺されるとこっちが困っちゃうんだよね」
虹橋「全員殺されると困る……？どういう意味ですか？」
差掛「「お前の目的は俺たちを殺すことじゃないのか？」
モノクマ「さあ？どうでしょうかね？」
モノクマ「それよりさっそく恒例のオシオキタイムといきましょうか」
夢喰「え？今さっき誰にもオシオキできないって……」
モノクマ「今日はスペシャルゲストを用意しました！」
モノクマ「では、はりきっていきましょう！」
924 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:15:58.82 ID:a2a+2YiMo
GAMEOVER
ウサミがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
925 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:21:04.91 ID:a2a+2YiMo
……処刑場の真ん中に置かれていたのは大浴場のロッカーに入れてあったはずのノートパソコンだった。
そこに……モノクマが運転するショベルが現れる。
【ショベルＶＳ．魔法少女☆ウサミ！】
未来機関の手先 ウサミ処刑執行
ショベルがあらわれた！
ウサミは じゅもんをとなえた！
ミス！！ショベルに ダメージをあたえられない！
ショベルの こうげき！
ウサミに ６５のダメージ！
ウサミは みをまもっている！
ショベルＡは なかまをよんだ！
ショベルＢが あらわれた！
ウサミの さけぶ！
…しかしこえは とどかなかった。
ショベルＡは なかまをよんだ！
ショベルＣが あらわれた！
ショベルＢは なかまをよんだ！
ショベルＤが あらわれた！
ウサミの さけぶ！
…しかしこえは とどかなかった。
ショベルＡの こうげき！
ウサミに ８４のダメージ！
ショベルＢの こうげき！
ウサミに ７１のダメージ！
ショベルＣの こうげき！
ウサミに ５８のダメージ！
ショベルＤの こうげき！
かいしんの いちげき！
ウサミに １１０６７のダメージ！
ウサミは ぺしゃんこにされ シロとピンクのテッパンになってしまった！
926 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:29:31.41 ID:a2a+2YiMo
モノクマ「いやっほーう！エクストリーム！」
名瀬「ウサミさんが……ぺちゃんこに……」
差掛「な、なぜあれがここにいる……？たしかロッカーの鍵は虹橋が持っていたはずだろう？」
南条「それにどうやってウサミのことを知ったというのだ？」
モノクマ「んあ？それならオマエラの中にいる裏切り者がボクに教えてくれたからですよ」
モノクマ「わざわざ鍵まで開けてくれたからロッカーを壊さずにすんだよ」
差掛「鍵を開けた……だと？どういうことだ！？虹橋！？」
虹橋「そ、そんなのボクは知らないですよ！」
名瀬「本当……ですか？ですが実際にウサミさんは……」
虹橋「それはモノクマの嘘に決まってますよ！」
虹橋「ほら、モノクマはマスターキーも持ってるじゃないですか！」
モノクマ「いやいや、大浴場のロッカーキーはボクの持ってるマスターキーじゃ開けられないんだよね」
927 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:39:19.32 ID:a2a+2YiMo
虹橋「それならあのロッカーの鍵を壊して取り出したんですよ」
モノクマ「なんだか虹橋さん……ボクが裏切り者の存在を口に出した瞬間必死になってますねぇ」
モノクマ「そんなにボクの言うことが信じられないなら実際に自分の目で確かめればいいじゃん」
瑞原「……そうだな。その方が早そうだ」
瑞原「それよりも……お前がウサミの存在を裏切り者から聞いたというのは本当のことか？」
モノクマ「もちろん、本当ですよ」
モノクマ「オマエラが必死に隠そうとしたかいあって、教えてもらうまで全然気がつきませんでした！」
瑞原「ならばウサミが俺たちに話したこともお前は知っているのか？」
モノクマ「ウサミの馬鹿が外の世界やオマエラの記憶が奪われてることを喋っちゃったことも裏切り者から聞いてますとも」
堀田「……というかどうして今裏切り者の存在を口に出したの？」
堀田「モノクマにとっては裏切り者は味方なんじゃ……」
928 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 21:47:19.89 ID:a2a+2YiMo
モノクマ「……はっ！しまった！ごめんね、虹橋さん！」
虹橋「ど、どうしてボクに謝るんですか！？」
モノクマ「ああ、間違えた！ごめんね！裏切り者さん！」
虹橋「ぼ、ボクは裏切り者じゃないです！」
差掛「……もういい。それよりこいつの言ってることが本当のことなのか確かめにいくぞ」
冬山「そうね……いつまでもこんなところにはいたくないものね」
瑞原「……行くぞ」
929 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:10:53.67 ID:a2a+2YiMo
ー大浴場ー
皐月「これは……見事に鍵が開けられてるね」
皐月「壊して取り出したってことはなさそうだよ」
名瀬「では、やはり裏切り者が鍵を使って開けた……ということでしょうか？」
堀田「でも鍵を持ってるのは……虹橋さんだよね？」
差掛「お前はちゃんと鍵を掛けていたのか？掛け忘れていたんじゃないだろうな？」
虹橋「間違いなく掛けましたよ！それは裁判前に確認しています」
差掛「裁判前だと？なぜ裁判前にそんなことを確認する？」
虹橋「それは……あっ！そうです！この中に脱出スイッチを入れておいたんですよ！」
南条「脱出スイッチだと！？」
瑞原「あのゲームのクリア特典か……？まさか本当にあったとは……」
名瀬「ですが……見当たりませんね」
虹橋「そんな……まさかモノクマに……！」
930 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:24:56.49 ID:a2a+2YiMo
差掛「はたして本当にモノクマがやったことなのかな」
虹橋「……それ以外考えられないですよね？」
差掛「いや、裏切り者がやった可能性だって考えられるはずだ」
差掛「そうだな？虹橋？」
虹橋「……！ぼ、ボクを疑っているんですか？」
差掛「少なくとも他のやつらはそう思っているんじゃないか？」
差掛「だいたいなぜこんなところに脱出スイッチを隠しておいたんだ？」
差掛「さっさとそれを使ってここを出ればよかったものを……」
虹橋「そ、それは……モノクマが毒について教えてくれると言ったから……！」
南条「その結果があれか……」
虹橋「し、しかたないじゃないですか！だってボクは……」
虹橋「まさか……みなさん本当にボクのこと疑っているわけじゃないですよね？」
931 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:36:36.10 ID:a2a+2YiMo
皐月「……うーん、実際こうして鍵を開けられてるわけだしなぁ」
冬山「マスターキーじゃこの鍵は開けられないのよね？」
皐月「ボクが見た感じではたしかに他の部屋の鍵とは合わない……と思うよ」
皐月「スペアキーがあれば別だけどね」
名瀬「ですがこのロッカーのスペアキーがあるとは思えませんし……」
虹橋「でも可能性はゼロじゃないじゃないですか！」
差掛「可能性の話をするならお前が鍵を開けた可能性のほうがよっぽど高い」
虹橋「ち、ちがいます！ボクは……ボクは裏切り者じゃありませんよ！」
虹橋「夢喰さんならボクのこと信じてくれますよね？」
夢喰「え？う、うーん……も、もちろん……だよ？」
差掛「ふ……どうやら半信半疑のようだな」
932 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 22:54:27.14 ID:a2a+2YiMo
虹橋「そ、そんな……ボクは裏切り者なんかじゃないのに……」
差掛「ま、せいぜいそう言っているが良いさ」
差掛「とにかく裁判も切り抜けたことだし今日はもう解散するか」
瑞原「そうだな……この件についてはまた明日話し合おう」
冬山「明日……ね」
南条「……我も帰るとするか」
夢喰「ごめんね……あやのん……」
……そしてみんな部屋に帰っていく。
大浴場に残ったのはボクと……冠城さんの２人だけだった。
933 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:12:35.29 ID:a2a+2YiMo
虹橋「……ボクたち２人だけになっちゃいましたね」
冠城「……そう……ですね……」
虹橋「冠城さんもボクが裏切り者だと思いますか？」
冠城「……わたしは……そうは思いませんよ……」
冠城「虹橋さんは……葛城さんが認めた……妹さんですから」
虹橋「い、妹……ですか。まあ、それでもかまいませんが」
冠城「と、とにかく……わたしは虹橋さんのこと……信じてますから……！」
虹橋「……ありがとうございます」
妹……か。そういえば葛城さんにもらったヘアピンのひとつは冠城さんの分なんですよね。
……今、渡しておきましょうか。
934 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:19:50.45 ID:a2a+2YiMo
虹橋「冠城さん、これ……葛城さんが残してくれたヘアピンです」
冠城「…………」
虹橋「葛城さんは誰よりもあなたのことを気にかけていたはずです」
虹橋「結果としてあんなことになってしまいましたが……」
虹橋「それでも……ボクたちは葛城さんの分まで生きていくべきなんです」
虹橋「だからその……元気出してください」
虹橋「きっと……葛城さんもあなたの笑顔を見たがっているはずですから」
冠城「……そう……ですよね……」
冠城「葛城さんも……そう思ってるはず……なんですよね……？」
冠城「じゃあ……いつまでも泣いてちゃ駄目……ですね……」
虹橋「ええ、そうです。……きっと」
虹橋「だから……必ずここから一緒に脱出しなくちゃですよ！」
冠城「……うん……ありがとう……彩乃ちゃん……」
935 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:20:52.89 ID:a2a+2YiMo
アイテム「天使のトゥシューズ」を手に入れた。
アイテム「バッテンのヘアピン」を手に入れた。
936 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:22:14.35 ID:a2a+2YiMo
――――
――
―
モノクマ「いやいや、それにしてもよく教えてくれたよね」
モノクマ「まだアイツがしぶとく生き残ってたなんて思いもしなかったよ」
モノクマ「ところでさ……脱出スイッチってどうしちゃったわけ？」
モノクマ「キミには必要のないものだと思うんだけど？」
？？「…………」
モノクマ「ふーん、まあ教えるつもりがないならそれでもいいけど」
モノクマ「それより次の動機について提案があるって？」
？？「…………」
モノクマ「うーん……その動機だと今回のコロシアイの趣旨に反しちゃうんだけどなぁ……」
モノクマ「まあ、いっか。キミは今までよく頑張ってくれたからね」
モノクマ「どうせ今までの事件の真相なんてわかってたうえで黙っててくれたんでしょ？」
モノクマ「ご褒美としてその動機を採用してあげましょう！」
？？「…………」
モノクマ「期待してるからね……裏切り者さん」
モノクマ「うぷ……うぷぷぷぷぷぷぷ」
937 ： ◆NfMAYOsv718f 2014/09/13(土) 23:23:22.51 ID:a2a+2YiMo
【CHAPTER03 死神はレモネイドの香りとともに END】
生き残りメンバー 10人
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