ゼロの使い魔の幻獣一覧
　（注：こちらにおいては幻獣とは地球に存在しないハルケギニア特有の生物のことを指します。
　また、オーク、エルフ、吸血鬼等亜人、精霊は除外いたします）
　
　一巻
　
　・サラマンダー
　火トカゲと呼ばれる四足歩行の幻獣。
　体色は赤で、キュルケの使い魔のフレイムは頭を上げた高さがおよそキュルケの腰くらいまで。
　尻尾の先に灯った炎で生息地が特定できるらしく、最上級は火竜山脈のものらしい。
　口から火を吐くことも可能だが、火竜山脈での力関係では火竜より下で割を食わされているらしい。
　
　・バシリスク
　六本足のトカゲ
　
　・バグベアー
　浮遊する巨大な目の玉
　なお、地球の伝承のバグベアーは毛むくじゃらの熊のような姿の怪物であって容姿はまったく違う。
　しかしアニメ・ゲーム等の描写では、ほぼ同名で熊と目玉の両方の怪物が混在しているのが現状である。
　例，『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する西洋妖怪の大ボス『バックベアード』
　
　スキュラ
　才人いわく蛸人魚
　地球の伝承では呪いをかけられた美女スキュラが魔女キルケーの呪いで変貌した怪物で、下半身が
　魚で六つの犬の頭が生えている。
　なお下半身の描写は作品によって様々であり、蛸はその一つにすぎない。
　ただし、上半身が女性ということは共通であり、亜人といえなくもないだろうけれど、知能があるかは不明。
　
　風竜（ウィンドドラゴン）
　水色をしたドラゴンの一種、背中に生えた翼で飛行することが可能。
　ブレスを吐くことも可能だがあまり強力ではない。
　総じて戦闘能力は低いものの飛行速度は竜の中で最速。
　アルビオン産の風竜は空中での”ダンス”と呼ばれる動きで伴侶を探すらしい。
　
　風韻竜
　絶滅したと思われていた知能を持った風竜。
　外見上は普通の風竜とまったく違わないけれど、人語を話し、先住魔法を使用することもできる。
　また、風韻竜に限らず竜は数百年単位の長い寿命を持つが精神年齢の成長速度は人間と大幅に違う。
　百歳以上のシルフィードも人間でいうと十歳くらいの思考力である。
　
　ワイバーン
　ドラゴンの一種。
　一般的には腕がなく、翼が大きい亜種とされる。
　
　二巻
　
　ユニコーン
　頭部に一本の角が生えた馬。聖獣と呼ばれる。
　無垢な乙女しか乗せないといわれており、王女の馬車及び騎乗専用。
　また、トリステイン王家の紋章に描かれている。
　
　ジャイアントモール
　小型の熊ほどの大きさのモグラ。特徴的に突き出た鼻を持つ。
　巨大ながら地底の移動速度は馬にも負けないほど。
　ギーシュの使い魔のヴェルダンデは宝石や鉱石を嗅ぎ当てる能力を持っているが、これがジャイアントモール特有の能力かは不明。
　
　グリフォン
　鷲の頭部と翼、獅子の胴体を持つ幻獣。
　地上走行と飛行の両方が可能、ただし飛行能力は風竜に及ばない。
　トリステインの三つの魔法衛士隊の一つ、グリフォン隊の専用獣。

　三巻
　
　マンティコア
　ライオンに鷲の翼、蛇の尾を生やした幻獣。
　年月を経た個体は人語を解するほどの知能を得るようで、人間との対話も可能になる。
　地球の伝承によれば人面の人食いライオンといった姿が一般的。
　トリステインの三つの魔法衛士隊の一つ、マンティコア隊の専用獣。
　現在の隊長はド・ゼッサール卿。先代は『烈風』カリン。
　
　火竜
　赤色の、やや無骨な体格をした竜。
　風竜と比べると、飛行速度に劣る分、炎のブレスの威力で勝る。
　野生のものは火竜山脈に生息しており、そこで繁殖をおこなう。極楽鳥とは共生関係。
　また、求愛時には独特のダンスをおこなう。
　
　四巻
　
　どばどばミミズ
　ヴェルダンデのエサ。また秘薬の原料ともなるらしい。
　
　マンドラゴラ
　惚れ薬の原料の一つ。
　地球の伝承では処刑場に生える毒草で、抜くときに人間型の根が絶叫し、その声を聞くと死んでしまうという。
　
　ヒポグリフ
　馬の体と鳥の前足を持ち、口ばしのある幻獣。作中ではグリフォンと馬を足して二で割ったようなと表現されている。
　魔法衛士隊の幻獣の中ではもっとも疾走速度が速く、およそ馬の二倍。また、鳥の割に夜目が利く。
　地球の伝承では体の前半が鷲で、後半が馬。
　トリステインの三つの魔法衛士隊の一つ、ヒポグリフ隊の専用獣。しかし隊は王女誘拐事件の際に壊滅した。
　
　十四巻
　
　砲亀兵の亀
　正式名称不明。巨大な陸亀で、背中に臼砲を取り付けて移動砲台として使用される。
　ハルケギニアの兵器の中では破壊力は最大クラスだが、ヨルムンガルドのカウンターと強化装甲には歯が立たなかった。
　
　二十巻
　
　海竜
　竜の巣近くの海に生息するドラゴンの一種。才人たちが遭遇した個体は全長十メイルほどあった。
　ワニのような胴体にヒレになった四肢を持ち、水中での機動性は高い。
　また、知能は持ち合わせていないが非常に凶暴で、サメすらおびえて逃げ出すほど。
　
　
　タバサの冒険
　
　二巻
　
　エコー
　イタチに似た古代の幻獣。青い目が特徴。
　先住魔法で変身が可能で、通常は枯れ葉などに化けて人間の目に付くことを避けている。
　
　極楽鳥
　火竜山脈に生息する鳥。瑠璃色の羽を持つ。
　年に二度卵を産み、その卵も瑠璃色。大きさはダチョウの卵並はある。
　雌火竜の声を真似ることで、外敵の存在を火竜に伝えて卵を守る習性がある。
　
　三巻
　
　キメラドラゴン
　ファンガスの森に生息するキメラ(人造合成獣)の中でも最大のもの。
　火竜をベースに、複数の生物を合成してできているが、捕食した生物の頭部を体から生やす能力を持っているため元々の姿は不明。
　体格は十メイルほどで火竜としては小さい。また、火竜としての能力はほぼ失われており、ブレスも吐けなくなっている。
　総合的な能力では純粋な火竜よりも弱いと思われる。しかし、頭部を失っても即座に復活する再生能力を持っている。
　
　三美姫の輪舞　コンプリート
　書き下ろし小説「ティファニアの悩み」
　
　炎草
　火の塔で、これを使用した実験の授業がおこなわれているらしい。

　
　アニメオリジナル
　
　ＯＶＡ．魅惑の砂浜
　
　大ダコ
　海水浴中のルイズたちを突如襲った大ダコ。といっても、実際のタコとは違い漫画調にディフォルメされたものである。
　体長はおよそ７〜８メートルほど。
　なんのために現れ、何者なのかは一切不明。しかし襲ったのはなぜか女子生徒ばかりである。
　最後は才人に足を切り裂かれて撤退。残った足は才人によってタコ焼きにされた。
　また、「ゼロのちゅかいま　よーちえん」にはクラーケンというイカのモンスターが登場した。