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【定義】

2つの小さな木を打って、音声を発する法具のこと。主に授戒時に用いることから戒尺という。現在は、一般的に両手に挟んで用いる物が多いが、元々はやや大きめの一方を机の上に安んじ、もう一方を持って打つべきだともされる。
忠曰く、両小木は、一仰一俯。仰ぐは、下に在りてやや大なり。上なるものを把りて、下なるものに擬して、撃ちてこれを鳴らす。受戒に専らこれを用いる故に、戒尺の称を得たり。余、古徳受戒の具を得る。その戒尺、下にあるものの長さ、七寸六分。闊さ一寸一分余り。下面の四辺に縷面あり。上にあるものの長さ、七寸四分。厚さ五分余り。上面の四辺に縷面あり。上木の正中に、竪に木の鈕を安んず。鈕の長さ二寸五分、高さ七分。鈕を把りてこれを撃つ。 無著道忠『禅林象器箋』第27類唄器門

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