【定義】
��仏祖が坐禅する際の足の組み方の１つ。両足を組むことを結跏趺坐といい、どちらか一方だけを組むことを半跏趺坐という。
なお、結跏趺坐の別名には蓮華坐や降魔坐、吉祥坐などがある。
��跏趺坐を結ぶこと。足を組んで、正身端坐すること。特に、『正法眼蔵』「三昧王三昧」巻に於ける「結跏趺坐」とは、形としてのそれではなく、「跏趺坐を結ぶ」の意であろう。
【内容】
結跏趺坐の意義や功徳について、『大智度論』や『釈氏要覧』では、次の様に指摘する。
或いは、次のようにもまとめられている。
��仏祖が坐禅する際の足の組み方の１つ。両足を組むことを結跏趺坐といい、どちらか一方だけを組むことを半跏趺坐という。
結跏趺坐はみぎのあしをひだりのもものうへにおく、ひだりのあしをみぎのもものうへにおく。あしのさきおのおのももとひとしくすべし。参差なることをえざれ。 『正法眼蔵』「坐禅儀」巻
なお、結跏趺坐の別名には蓮華坐や降魔坐、吉祥坐などがある。
��跏趺坐を結ぶこと。足を組んで、正身端坐すること。特に、『正法眼蔵』「三昧王三昧」巻に於ける「結跏趺坐」とは、形としてのそれではなく、「跏趺坐を結ぶ」の意であろう。
いま人間の皮肉骨髄を結跏して、三昧中王三昧を結跏するなり。世尊、つねに結跏趺坐を保任しまします、諸弟子にも結跏趺坐を正伝しまします、人天にも結跏趺坐ををしへましますなり。七仏正伝の心印、すなはちこれなり。 『正法眼蔵』「三昧王三昧」巻
【内容】
結跏趺坐の意義や功徳について、『大智度論』や『釈氏要覧』では、次の様に指摘する。
問うて曰く、「多くの坐法有り、仏、何を以ての故に、唯だ結跏趺坐のみを用いるや」。答えて曰く、「諸の坐法中、結跏趺坐、最も安穏にして、疲極せず。此れは是れ、坐禅人の坐法なり。手足を摂持すれば、心も亦た散ぜず。又た一切の四種の身儀の中に於いて、最も安穏なり。此れは是れ禅坐にして道を取る法坐なり。魔王、之を見て、其の心に憂怖す。是の如き坐は、出家人の法なり。林樹の下に在りて結跏趺坐すれば、衆人は之を見て皆な大いに歓喜し、此の道人は必ず道を取るべしと知る、偈に説くが如し。『若し結跏趺坐すれば、身安く三昧に入り、威徳は人の敬仰するところ、日の天下を照らすが如し。睡・嬾・覆の心を除き、身軽くして疲懈せず。覚悟も亦た軽便にして、安坐すること龍の蟠るが如し。跏趺坐を画くを見て、魔王亦た愁怖す。何に況んや入道の人の、安坐して傾動せざるをや』と。是を以ての故に、結跏趺坐す」。 『大智度論』巻7「初品第十四」
或いは、次のようにもまとめられている。
結加趺坐 『毘婆沙論』に云く、是の相、円満安坐の義なり。『肇論』に云く、両足の趺加、両髀を致して龍盤の結の如し。脇尊者の云く、是れ吉祥坐なり。『念誦経』に云く、全加趺、是れ如来坐、半加趺、是れ菩薩坐なり。 『釈氏要覧』
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