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【定義】

道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では44巻、75巻本では9巻。寛元元年(1243)4月29日京都の六波羅蜜寺で衆に示された。

【内容】

古仏心とは、古仏の心であり、衆生に於いて先験的に見出される妙心を意味している。また、三世の歴代祖師は、全て古仏であり、心であり、露柱や灯籠、牆壁や瓦礫なども全て古仏心であるとしている。
古仏の道を参学するは、古仏の道を証するなり、代々の古仏なり。いはゆる古仏は、新古の古に一斉なりといへども、さらに古今を超出せり、古今に三直なり。

なお、上記引用文の通り、この「古仏」とは「新古の古」ではない。

そして、全体としては、天童如浄・圜悟克勤・疎山・雪峰義存などの言葉を引きながら、古仏として尊崇すべき、宏智正覚や趙州従諗を取り上げられている。

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