【定義】
日本曹洞宗の行持綿密なる宗風を示した言葉。
威儀即仏法と並んで好んで用いられる。日々の威儀作法、つまり一挙手一投足を古聖先徳の行いにかなうようにすることこそ、仏教の宗旨であると示した言葉。
しかあれば、身心これ不染汚なれども、浄身の法あり、心法あり。ただ身心をきよむるのみにあらず、国土・樹下をもきよむるなり。国土いまだかつて塵穢あらざれども、きよむるは諸仏之所護念なり。仏果にいたりてなほ退せず、廃せざるなり。その宗旨、はかりつくすべきことかたし。作法、これ宗旨なり、得道、これ作法なり。 『正法眼蔵』「洗浄」巻
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