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【定義】

草葺きの見すぼらしい庵のこと。
石頭大師は、草庵を大石にむすびて、石上に坐禅す。 『正法眼蔵』「行持(下)」巻

なお、上記の石頭希遷禅師は、草庵中に於ける坐禅人の実相を漢詩にし『草庵歌』を為した。『景徳伝燈録』巻30などで見ることが出来る。また、道元禅師が草庵にて詠まれた和歌は、『道元禅師和歌集』に複数伝わり、庵居の形態が禅僧の境涯を示すための良き題材として用いられたことを伺わせる。
草の菴に 立ちても居ても 祈ること 我より先に人をわたさむ(『傘松道詠』)

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