【定義】
明治23年(1890)8月に、鴻盟社の今村金治郎が編集兼発行人として刊行された、曹洞宗の在家者向けの礼誦式。曹洞宗ではこの頃、『曹洞教会
修証義』の編集をしていた時期に重なるけれども、本書でも『修証義(ただし、『
洞上在家修証義』か)』を意識しており、読経に『修証義』を唱えても良いとし、また、全体の構造が「
四大綱領」に則ったものである様子が見られる。
【内容】
目次は以下の通りである。本文にはないが、各項目名を補っている。
表紙裏:一仏両祖(ただし、太祖は国師号)
本文:
懺悔文
三帰依文
三聚浄戒
心経
本尊上供回向
舎利礼文
先亡回向
四弘誓願
釈迦称名
両祖称名
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