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【定義】

禅苑清規』第10巻に収録されている、『百丈清規』の古意を伝える文と、それに付された頌のこと。作者不明だが、先行研究では、頌や後半30段は全て『禅苑清規』の作者、慈覚大師長廬宗賾の言葉であるとされる。

【内容】

『景徳伝燈録』第6巻の百丈伝に付録される『禅門規式』は、後の楊億の作とされているけれども、『百丈清規』が現存しない今となっては、これから百丈の古意を推定するしかない。そしてこの『百丈規縄頌』は、その『禅門規式』の全文を、11〜12段に分けてその各段に頌を付し、更に、それ以外にも30段の本文と頌とを載せる。ただし、宇井伯寿『第二禅宗史研究』などに依れば、『禅門規式』と後半30段とでは相反する要素もあって、当時の叢林規範に見える混乱の様子を伝えるという。

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