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作者:ベリーメロン





 下手を打った。
 黒魔女ディアベルスターは、今の絶望的な状況を鑑みて歯噛みすることしかできない。
 いつものように罪宝を手に入れようと激戦を繰り広げ、魔力を使い切りつつも手に入れたまではいい。
 しかしその帰り道にかつて叩き潰したゴロツキ共の残党と出くわすなんて思いもしなかったのだ。

「んんっ……くっ……覚えて、なさいっ」

 彼等の寝床だろうか、スラムの奥深くに建てられた荒屋。その中で縛り上げられたディアベルスターの身体をゴロツキ共の手が這い回る。
 衣服はとっくに引き剥がされ、豊満な乳房も尻も太ももも全部丸見えだ。
 その至る所に男達のゴツゴツとした手が無遠慮に伸ばされ、柔らかいディアベルスターの身体を愉しんでいた。

(こんな塵共にっ……!)

 両腕を縛る縄をギチギチ鳴らしながら、ディアベルスターは不快な感触に苛立ちを募らせた。
 本来ならばこんなゴロツキ共に遅れを取るはずがない。魔力さえあれば指一本で吹き飛ばすことも余裕なのだ。
 しかし今のディアベルスターには魔力が一欠片も残っておらず、今の彼女は気が強いだけの女だった。

「んぐっ……アタシにこんなことして、後でどうなるか覚えてなさいよっ……」

 ディアベルスターは強気な二色の瞳を輝かせ、ギロリとゴロツキ共を睨みつけるが彼等に怯えは欠片もない。
 前に手痛い目に遭わされた相手が、今では自分達を前に何も出来ないでいる。そんな状況で怯える必要が何処にある。
 むしろ徹底的に憂さを晴らすチャンスなのだ。

「な、何をっ……」

 魔力の回復を図るディアベルスターの首に、物々しい首輪が付けられた。
 同時に徐々に回復を始めていたはずの魔力が一瞬にして霧散したのをディアベルスターは感じる。
 各地の様々な罪宝を集めてきたディアベルスターにとって、それがどういう代物なのかすぐに理解できてしまう。

「まさかっ……」

 罪宝は恐ろしい呪いの力を秘めた宝物ばかり。それらが眠る遺跡となれば掘り出されるただのガラクタですら、呪いのような力を持つという。
 その首輪も、そういう代物だった。付けた相手の魔力を散らす。ただそれだけの呪物にして、今のディアベルスターにとって最悪の。

「んっ……つぅっ…」

 ディアベルスターが現実を理解するのに合わせて、ゴロツキ共の手の動きがより激しくなっていく。
 興奮した男の吐息が頬を掠め、触るだけに飽き足らない者はディアベルスターの太ももを舐め始めている。
 

「触んなっ……キモいのよ!」

 叫ぶが止まるわけもない。今やディアベルスターはかつて黒魔女だっただけのただの女だ。
 しかしその口の悪さには男達も不快なのだろう。首輪に続いて今度は判子のような物を彼等は取り出してくる。
 どういうツテでそんなものを手に入れてきたのか、ディアベルスターは判子から漂う気配から碌でもないものだとすぐに理解した。
 もちろん抵抗は出来ない。

「んんっ……」

 朱肉に当てることもなく、そのままディアベルスターの下腹部に判子が押し当てられた。同時に茹だるような熱が判子の位置から広がってくる。
 もはや言うまでもない。アレは淫紋を刻むための判子だったのだ。

「くっ……淫紋なんて、御大層なものをっ……」

 罪宝の呪いを受けたものはガラクタでもレアだ。本来はただのゴロツキ共が手を出せるはずもない。
 なのにわざわざディアベルスターにやり返すためだけに用意したのなら、途方もない馬鹿者だろう。
 そして、隙があったとはいえそんな馬鹿者達に捕まったのが自分だった。

「ちっ……んぅっ……」

 身体が火照り、肌がひりつく。さっきまで不快感しかない男共の手の動きが、鮮明になってディアベルスターの脳を焦がし始める。
 屈辱に歯を噛み締めて睨みつけるが、無力さを証明してからでは効くはずもなかった。

「くっ……あっ……んんっ」

 豊満な乳房をたぷたぷと言わせながら男のゴツい手が揉みしだく。
 身体をそれなりに鍛えているからか、肉感のある太ももはサワサワと撫で回される。
 その付け根に至っては、いきなり指を挿入されても痛みがなかった。

「く、そっ……」

 濡れてるじゃーん?と卑しい野次が飛び、ディアベルスターは毒づくことしか許されない。
 柔らかい尻もグニグニと掴まれて、指先が肛門を触り始めれば力が抜けそうになる。
 やがて極上の女体を前にとうとう我慢も出来なくなったのだろう。汚らしい肉棒がディアベルスターの目の前でズボンから曝け出されていく。
 熱の籠もった硬いソレが押し付けられるだけで、淫紋に侵された下腹部はうずいてしまう。
 力なく足を割り開かれれば陰唇はダラしなく蕩け、ディアベルスターがそれを欲しているのだと示していた。

「殺すっ……絶対に殺してやる!」

 睨みつけて吐き出す言葉に対し、その表情と身体の様子はあまりにもあべこべだ。
 そんなディアベルスターにゴロツキの一人が垢まみれで汚らしい肉棒をあてがった。
 待ったをかける間もなく、腰は前進してディアベルスターへと沈み込んでいく。

「んんんぅぅぅっっっ♡」

 ただ挿入しただけ。それなのに腰が仰け反りそうになる。
 別に生娘でもない。むしろ適当な男なら食い散らかしてきたディアベルスターだが、淫紋による快楽は彼女の想像を超えていた。
 ただ挿入されてだけだというのに、明滅する視界にディアベルスターはくらくらとするが無論それで終わるはずもない。

「くぅっっ……♡ああっ……くそっ♡」

 ストロークが始まり、膣を肉棒が前後する。歯を噛み締めても脳を焼きそうな快楽は屈辱と同義だった。
 肉を抉るような腰つきにディアベルスターの乳房は激しく揺れ動き、それが周囲のゴロツキ共の欲を駆り立てる。

「んあっ♡あぐっ……♡」

 せめてものプライドで嬌声を抑えようとするも、その様子すら獣欲を刺激するだけだ。
 順番を待っていられずに他の手がディアベルスターの身体を再び弄り始めていく。

「んあっ、はぁはぁっ……ああんっ♡」

 乱雑な触り方にすらディアベルスターの身体は無駄に感じてしまう。淫紋のせいだとしても、こんな奴等に感じさせられている事実が何より不快だ。
 しかし追い打ちをかけるように彼女の柔尻に、前を犯すモノと同じ熱い棒が押し当てられた。
 何をしようとしているのか、予想するまでもない。
 次いで肛門が広げられていく感触がディアベルを襲う。

「待ちなさっ……そっちは、んひぃぃぃっっ♡」

 さしもの彼女もそっちを使ったことは今までなかった。
 拡張されているはずがない肛門は、異物を無理矢理挿入されたというのにジンジンとした熱が籠もっている。
 痛みでも、裂けたわけでもなく、男を受け入れてしまっている。

「あぐっ……んんっ♡同時に、動かしてんじゃ……ああっっ♡」

 後ろを突いた男は気持ちよさそうに息を漏らすと、そのまま乱暴にピストンを始めた。
 腸内を擦られる度に、ディアベルスターの脳裏にはチカチカと火花が散る。

「んあっ……あっ♡んんぅっ♡こんな、こんなことっ……くぅっっ♡」

 ゴロツキ共に挟まれるように、前と後ろを同時に犯される。
 淫紋によって強まる快楽は、ディアベルスターの予想を遥かに超えていた。
 歯を噛み締めて声を抑えようにも、膣をを抉られるような感覚に全て霧散する。
 もはやディアベルスターは喘ぐことしかできなくなった。

「あひっ♡やめっ、そんなにっ♡お尻もっ……んぅぅっ♡」

 前後のストロークが激しさを増し、ディアベルスターを襲う快感は急激に強まっていく。
 快楽に染まりつつある瞳は潤み、だらしなく開いた口からは嬌声と唾液が垂れるだけ。
 いつから絶頂させられて、すでに何回させられているのか。もはや彼女にすら掴めていない。
 やがてさらに激しくなったストロークに、ディアベルスターはもう反応することが出来なかった。

「んっ……んんぅぅぅっっ♡」

 膣内に大量の精液が放たれ、子宮を満たして逆流していく。
 肛門からも直腸に直接射精されていくのを感じ、ディアベルスターはぐったりと力なく脱力する。

「はぁ、はぁっ……♡」

 彼女を吊り上げていた縄が切られても、立ち上がる気力はなかった。
 快感の余韻で動けないディアベルスターへと、まだまだ多数のゴロツキ共が群がっていく。





「んぐっ……んんぅっ……じゅぶっ♡」

 頭を掴まれて、喉をオナホールそのものに使われるディアベルスター。
 反抗的な瞳はまだ何とか保っているものの、モノを噛みちぎってやるような気力はすでに残っていなかった。
 同時に後方からは腰を掴まれて、一心不乱に腰を打ち付けられる。

「んぶっ……ぅぐっ……うぅんっ♡」

 もはや何度犯されたのか、ディアベルスターは数えることを放棄していた。
 豊満な乳房には歯型が残り、色白な肌は痣だらけ。何度も腰を打ち付けられたり、手で叩かれた尻は真っ赤に腫れている。

(いつに、なったら……終わるのよ)

 ゴロツキ共の溜まりに溜まった獣欲と鬱憤が一巡程度で終わるはずもない。
 多少の休憩はあったとしても、すでに何度も犯され続けている。
 とはいえ、終わりは来るものだった。

「んんぅぅっっ♡」

 喉に精液を流し込まれ、数秒遅れて膣にも精が流し込まれる。
 それを皮切りに、やっとディアベルスターは解放されることとなった。
 ただし

「待ちなさ、い……それって……」

 ただ解放しただけではいつか力を取り戻して報復される。ならばどうするか。
 ディアベルスターの眼前に用意された箱が答えだった。
 見た目こそ鎖で縛られているだけの宝箱。しかしディアベルスターの目は誤魔化せない。

 ミミック。宝探しにおいて、いつも気を配るべきモンスターの一つだ。宝箱に扮し、近付いてきた獲物を丸呑みにするブービートラップの。
 それも目の前にあるのは暗黒のミミックの一種だろうか。
 普段のディアベルスターなら、事欠かない雑魚モンスター。
 しかし今の彼女にとっては違う。

「あ……」

 カチャリとディアベルスターの首輪が外される。
 次いで耳元に、この暗黒のミミックは特別な個体で魔力を持った女が大好物なのだと。
 魔力を持つ獲物を捉えたら、殺さずにその魔力を永遠に吸い取り凌辱し続けるのだと。

「い、嫌……嫌よ!やめて!離してっ!?」

 しかし鎖は解かれた。
 首輪を外され魔力の回復がやっと始まったディアベルスターの目の前で。

 そうしてご馳走を前にした暗黒のミミックは、大量の触手を蠢かせながら哀れな魔女を飲み込んだ。

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