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作者:ベリーメロン




 東洋には座敷わらしという妖怪がいる。
 妖怪といっても害はなく、むしろ家に居着けばその家系が栄えるという非常にありがたい存在が。
 とは言えリスクも存在する。座敷わらしがいなくなってしまった家は、途端に没落するという。

 そしてその男は座敷わらしという存在に興味を抱くと同時に、これを再現したくなってしまったのだ。
 彼なりに手を加えた上で醜悪な方法に変えて。







 少年はある時、自宅である屋敷に隠された通路と部屋があることに気が付いた。
 ただ外で遊ぶというのも退屈で、本を読むのも性に合わない。そんな年頃の彼がふと、それまで気付かなかった隠し扉を見つけてしまったのだ。
 冒険心に背を押された少年は、意気揚々と大人一人がギリギリ通れる程度の通路を通っていく。
 どうしてこんな場所があるのか、もしかするととんでもないお宝でもあるのかも!そんなことを考えて。
 そうして行き着いたのは締め切られた扉だった。何が書かれているのかよくわからない札が大量に貼ってあり、一瞬背筋に冷たいものが走るが好奇心は止められない。
 意外にも鍵はかけられていなかった扉はゆっくりと開いて……

「あ……」

 そこには一人の少女がいた。
 長い黒髪の少女。大きな瞳は吸い込まれそうなほど美しく、まるで宝石のよう。
 黒いドレスは一切ほつれている様子もなく、まるで整えられた人形のようだ。
 部屋もまた変で窓が一つもない。外からは見えない完全に隠された空間で、まるで小鳥を外に出さないための狭い籠のようだ。
 まさかこんなところに自分とそう歳も変わらないであろう少女がいるなんて。少年は見目麗しい少女を前に慌てるが、それは向こうも同じだった。

「ひっ……」

 掠れた声が聞こえて、少年はハッとする。少女もいきなり入ってきた少年に、戸惑うと同時に怯えているらしい。
 少年は慌てて弁明しながら何もしないと告げ、どうしてこんなところに?名前は?と聞いていく。

「やしき、わらし……」

 変な名前だなぁ?と少年はボヤくが屋敷わらしは怯えるばかり。そして何でこんなところにいるかは教えてくれなかった。
 それでも何とか怖がらせないように話しかけていけば、同じ年頃だからか少しずつ心を許してくれる。

「ここからは出られないの」

 何で?と少年は尋ねるが、屋敷わらしは言えないと首を横に振るだけ。
 言えないなら仕方ないと少年は諦めて、少女に勉強が面倒だとか両親が五月蝿いのだとかを話していく。
 それを静かに聞いていた屋敷わらしは、ふと尋ねてきた。

「……外は楽しい?」

 その言葉にどういう意味があったのか、まだ少年は知らない。
 それでも外に興味があるらしい彼女に、彼は最近あったことを話していく。
 競争で一位を取ったとか、でっかい魚を釣り上げたとか、虫取りの話だとか、そんな他愛もない話を。
 だがそんな話でも屋敷わらしはじっと聞いている。少年の話す内容を想像しているのか、すごく嬉しそうに。
 そんな様子が楽しくて少年はしばらく話し込んでいく。夕飯の時間が近付いてきたところでやっと話し終えて、部屋から出ようと思ったら。

「ありがとう」

 微笑みながらそう言ってくる屋敷わらし。少年はその笑顔に一瞬見惚れて、反射的にまた来る!と返していた。
 本人も何故そう言ったかはわからない。



○○○



 そこから少年は度々例の部屋を訪れて、外での話を屋敷わらしに聞かせていた。
 たまに本や玩具を持ってきてやれば彼女はとても喜んでくれて、それが少年も嬉しかった。
 ただ一つ気がかりだったのは

「夜には来ちゃだめ……」

 懇願するような言葉に少年は首を傾げたが、すっかり仲良くなった彼女の願いを素直に受け入れる。
 他にも誰にも自分のことは言うなとか、ここに来てることを家の人に知られてはいけないとか、持ってきたものは持ち帰るようにとか、そういう約束も少年は守っていた。
 屋敷わらしと過ごす時間は楽しくて、いつまでも続くと少年はそう思っていた。





「――――」

 くぐもった声が聞こえる。
 時刻はすっかり日が沈んだ深夜。
 少年はあの狭い通路で、あの物々しい扉の前で、扉の隙間から飛び込んでくる光景に凍りついていた。

「やだっ……いっ……んんぅぅっ」

 屋敷わらしが、男に押し倒されていた。
 ドレスは破かれ、幼い裸体は惜しげもなく部屋の中に晒されている。
 何が起きているのか。それがわからないほど少年は幼くない。
 とはいえ目の前の光景はどうしても信じ難かった。信じたくなかった。
 屋敷わらしを襲っているのは、自分の父親なのだ。
 たまたまトイレに目覚めて、例の隠し通路に入っていく父親を見つけてその結果がこれだった。

「ひぐっ……やぁっっ……」

 屋敷わらしの幼い乳房に、無精髭だらけの父親の口が吸い付いていく。
 大の大人が赤ん坊のように、それでいて醜悪なケダモノのように。
 屋敷わらしはやだやだと泣きながら嫌がっているが、決して暴れることはしていなかった。

「いたいっ……ゆるしてぇ……」

 嫌がる屋敷わらしに対して、父親が話しかけているのが聞こえる。
 普段自分に話しかけるような偉そうな雰囲気とは別の獣のような興奮しきった声色で。
 妖怪のお前を飼ってやってるのだから大人しくしろと。消えないように精を与えてやっているのだと。
 だから大人しくこの家に富を与え続け、自分にその身体で尽くすのだと。

「ひっく……うぅ……ひぐぅっ……」

 言いながら父親は屋敷わらしを四つん這いにさせると、その醜い肉の槍を幼すぎる身体に突き立てた。
 屋敷わらしの悲鳴が少年の耳に届き、反射的に身体が動きそうになる。
 しかし不幸にもその瞬間屋敷わらしと目があってしまった。
 彼女は驚愕に満ちた表情を浮かべると、次に涙をポロポロとこぼしていく。

「    」

 ぱくぱくと唇が動き、言葉こそわからなかったが少年には何故かわかってしまった。
 見ないで、と。

「ひぐぅっ……やだっ……んんぅっ……あぅっ♡」

 動きの止まった少年の耳に、屋敷わらしの声が届いていく。
 悲鳴混じりだった声が、徐々に艶を帯びていくことに少年は困惑することしか出来ない。

「いやっ……んんっ……あっ……んぅっ♡」

 少年は後に知ることになる。
 屋敷わらしは少年が生まれる前からあの結界の部屋に監禁されていたこと。
 父親の愚かな計画により捕らえられ、度重なる教育により、そういう身体にされてしまったこと。
 霊力が失くなって消滅しないように、定期的にああやって父親が犯していること。
 屋敷わらしをこの屋敷に留めていたからこそ、少年は裕福な暮らしができていたこと。

「うあっ……やだぁっ!やだやだやだぁっ……ひうっ♡」

 少年がみている中で、父親は屋敷わらしを獣のように犯していく。
 小さな尻に腰を打ち付けて、最奥を何度も小突きあげる。
 屋敷わらしに見ないでと言われたのに目を背けることもできず、そして助けに動くことも出来ない少年。
 その目の前で屋敷わらしの最奥に精は注ぎ込まれていった。







 その後、少年はフラフラと部屋に戻ることしかできなかった。
 足取りもまばらに、何も考えることができずに。
 今はただ屋敷わらしのために何も出来ない自分を憎悪しながら、歯を噛みしめることしか出来なかった。

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