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作者:真珠狩りの男


近未来都市湾岸

人気のないこの場所には空のコンテナが大量に並んでおり、裏社会の組織の取引現場としてよく使われている。
そこに二人の男が向かい合って立っている。
一人は黒いスーツを着た金髪の男、もう一人は白いシャツを着た筋骨隆々な黒髪の男だ。

黒髪の男はコンテナをバンバンと叩きながらこう言った。

「今回の収穫はなかなかのモンだぜ?高く買い取ってくれるよなぁ?」

「それはこの中を確認させてもらってからだ」

金髪の男が中を確認する。

「ひぃぃ……」
「助けて……」
「お家に返して……」

コンテナの中には女子供が10人ほど閉じ込められていた。全員何処かで誘拐されてきた者達だ。

「なるほど……結構な収穫だな」

それは人身売買の現場だった。黒髪の男が誘拐し、金髪の男がそれを買い取る。買い取られた女子供は裏社会のオークションに流されるのだ。

黒髪の男はニヤリと笑う。金髪の男もニヤリと笑った。


その現場を遠くから監視している少女がいた。

「なんて非道な奴ら……許せません……!」

小夜丸である。彼女は任務で人身売買組織の調査を行っていたのだ。

『小夜丸ちゃん。貴女の怒りは痛いほど分かるけどここは抑えてちょうだい。我々の目的は人身売買組織の壊滅。まずは奴らの足取りを追うのよ』

プラ=ティナからの通信が小夜丸を落ち着かせる。

(そうですね……。ここで暴れても意味がないですもんね)

小夜丸は深呼吸をして心を落ち着けた。そして再び双眼鏡を手に持ち、監視を続ける。

『オリフィス君とエッジ・レイザー君が応援に向かってるわ。それまでは我慢してちょうだい』

プラ=ティナの言葉を聞き、小夜丸は再び深呼吸をした。その時だった。突然、彼女の前に黒髪の男が現れたのである。

「影からコソコソ何を見てんだ?お嬢ちゃんよォ!」

「なっ!?」

驚く小夜丸に対し、黒髪の男は素早く小夜丸の腕を掴み拘束した。
小夜丸はそのまま地面へと押し倒される。

(しまった!油断しました!まさかこんな近くに潜んでいたとは!)

「変わり身の術!」

小夜丸は忍者の技で拘束から逃れる。しかし黒髪の男は瞬時にそれを見抜き、小夜丸に蹴りを放った。
小夜丸はそれを両腕でガードするが、勢いに押され吹き飛ばされてしまう。

(くぅ!なんというパワー!それに動きも早い!この人、只者じゃない!)

小夜丸はすぐに立ち上がり戦闘態勢に入る。
小夜丸は自分の忍刀に手をかけるが、すぐに違和感を覚えた。

(あれ?……武器が無い!?)

先程まで持っていたはずの巨大手裏剣と忍刀が無くなっていた。
小夜丸はその事に気づくと同時に黒髪の男に殴り倒された。今度は起き上がる暇もなく地面に組み伏せられる。
黒髪の男は勝ち誇ったような顔で言った。

「俺らの周りをちょこまかしやがってよぉ!これで逃げられねぇぜ?」

小夜丸は何も言わずキッとした目つきで男を睨みつける。

「ほぉ。良い目をするねぇ。気に入ったぜ」

小夜丸の目に惚れ込んだ黒髪の男は小夜丸の腹を思いっきり殴る。

「ぐふっ!」

小夜丸の口からくぐもった声が漏れる。二発三発と続けて叩き込まれ、小夜丸は意識を手放した。

黒髪の男は小夜丸を品定めするような目で観察した後、金髪の男に向かってこう言う。

「売り物の追加だ!コイツは高く売れるぜ!」

「なかなかの上玉だな。いいだろう、買い取ってやる。だがその前にボディーチェックだ。何か隠し持ってるかもしれん」

金髪の男はそう言うと小夜丸を仰向けに寝かせ服の下に手を突っ込み、その肢体をまさぐり始めた。
無意識下ながら小夜丸はくすぐったさと気持ち悪さで顔を歪める。

やがて金髪の男は小夜丸の懐から通信機器を没収した。

『小夜丸ちゃん!何があったの!?返事をして!オリフィス君とエッジ・レイザー君がそっちに向かってるわ!』

金髪の男と黒髪の男は顔を見合わせる。

「マジかよ。コイツ、S−Forceの犬だったのか」

「ククク……これは高く売れる」

金髪の男は通信機器を踏み砕くと、小夜丸を人身売買用のコンテナに閉じ込めた。

コンテナは人身売買組織のアジトへと運び込まれていった。


−−−−−


小夜丸が目を覚ましたのは薄暗い部屋の中だった。
手足の自由を奪われ、首輪を付けられている。口には猿ぐつわがされていた。
部屋の中には誰もいない。

すると突然ドアが開き、何者かが現れた。
それは小夜丸をさらった黒髪の男と金髪の男だった。
二人は手に鎖を持っている。どうやら小夜丸を拘束するつもりらしい。

小夜丸が身を捩ると二人の視線は小夜丸の身体に向けられた。
黒髪の男がニヤリと笑う。

「お目覚めかい?これからお前をいい感じにコーディネートしてやる。お前は今日のオークションの目玉商品だからな」

小夜丸は抵抗を試みるが、あっさり押さえつけられてしまう。そして二人がかりで服を脱がされた。
黒髪の男は小夜丸をうつ伏せにして腰を持ち上げると、尻を突き出すような姿勢を取らせた。

次に金髪の男は小夜丸の両手を後ろで縛った。
さらに足にも縄を巻き付け開脚させる形で固定する。
小夜丸の顔が羞恥に染まった。

金髪の男は小夜丸の秘所に手を伸ばす。指で割れ目を押し広げると、中の様子を確かめた。

「処女か。だったらここは傷つけない方がいいな」

「チッ!ヤリマンだったら突っ込んでやろうと思ったのによォ」

黒髪の男は舌打ちをする。挿入できない腹いせか、小夜丸の乳首を摘まみ上げた。
小夜丸の口から声にならない悲鳴が上がる。

「はうっ……うんん……」

(くっ……!こんな人達に好き勝手されてたまるかです……!)

小夜丸は必死に歯を食いしばり耐えようとする。しかし男たちの手練手管は小夜丸の想像を遥かに超えていた。

「はっ……ぐっ……あうぅ……」

背後から回された手が小夜丸の胸を揉む。
特に乳首は入念かつ執拗に責め立てる。
男の指が乳首を押し込むように捏ね回す。
同時にもう一方の乳首はコリコリと弄り回す。

「あっ……!ひゃめぇ……」

男は指先で小夜丸の乳首を弾いた。
小夜丸の身体が大きく跳ねる。
男はその反応を楽しむかのように小夜丸の乳首を刺激し続けた。

しばらくすると今度は人差し指で乳首の周りをなぞり始めた。
焦らすような動きだ。
男の人差し指が乳首に触れかける。
だが決して触れようとはしない。あくまでギリギリの位置で静止しているだけだ。

まるで小夜丸の反応を楽しんでいるようだった。

男の指先が円を描くようにして小夜丸の乳輪を刺激する。カリカリと引っ掻いたり軽く押し込んだりする。
小夜丸の呼吸は次第に荒くなり、頬も紅潮していく。

「はぁ…はぁ…」

焦らされ続けた乳首は暴発寸前まで追い込まれていた。
男は小夜丸の耳元で囁きかける。

「イキたいんだろ?」

小夜丸は顔を真っ赤にしながら首を横に振る。
男は小夜丸の耳に息を吹きかけた。
それだけで小夜丸はビクンと震えてしまう。

男はさらに言葉を続ける。

「ほら、正直に言えよ。本当はどうして欲しいのか」

小夜丸の脳裏に今までの快楽の記憶が蘇ってくる。それを振り払おうとするかのように彼女は必死に首を横に振る。

「わ、私は負けません……っ!こ、こんな責めなんかにぃ……」

強がる小夜丸を余所に、男は彼女の乳首を摘まみ上げる。痛みすら感じるほどの強さで捻り潰す。
次の瞬間、小夜丸の身体は大きく仰け反った。

「〜〜〜っ!」

全身を痙攣させながら絶頂を迎える。
声なき声を上げながら小夜丸は果てた。

秘所からは愛液が滴り落ちている。
黒髪の男はそれを掬い取ると小夜丸の口にねじ込み舐めさせた。
小夜丸の顔が羞恥に染まる。

男は小夜丸の口から指を引き抜く。唾液が糸を引いて伸びた。
小夜丸は涙目になりながらも男を睨みつける。
しかし男はニヤリと笑うだけで取り合わない。

黒髪の男は小夜丸の足を持ち上げると、強引に股を広げさせる。
小夜丸は慌てて足を閉じようとするが、力が入らずされるがままにされてしまう。

「くぅ……」

男の舌が小夜丸のクリトリスをつつく。思わず声が出そうになるが我慢する小夜丸。
男は小夜丸のクリトリスを口の中に含むと、そのまま吸い上げた。

「ひゃあん!」

小夜丸の身体が跳ね上がる。

男は口を離すと今度は指で小夜丸の陰核を擦り始める。
敏感な部分を弄られ小夜丸は悶えることしかできない。

小夜丸の口から甘い吐息が漏れ出す。
男は小夜丸の弱点を見抜き的確に刺激を与え続ける。

小夜丸の身体は小刻みに震え続けていた。
やがて限界を迎えた小夜丸は再び達してしまう。

「んっんあああ!」

小夜丸は背中を弓なりに逸らせながら絶叫する。
それと同時に小夜丸は失禁した。
黄色い液体が小夜丸の下半身を濡らす。

小夜丸は恥ずかしさと屈辱のあまり泣き出してしまった。
しかし男たちはそんな小夜丸を嘲笑うように乳首を捏ねくり回す。
その度に小夜丸は悲鳴を上げるが誰も助けに来てくれることはない。

しばらくすると今度は胸全体への愛撫が始まった。
小夜丸は嫌々するように首を振るが抵抗らしい抵抗はできない。

豊満な乳房を激しく揉みしだかれ、

(なんですかこれぇ!?)

横乳と脇腹を入念に撫で回され、

(私の身体、変です……。なんか気持ちいいんですけどぉ!)

臍をグリグリとほじくられ、

(あぁ、だめ……!またイク!イッちゃいますぅ!)

口内を武骨な指で蹂躙され続け、

(もうやめて下さいぃ!これ以上されたらおかしくなるからぁ!!)

小夜丸は全身の性感を開発された。


−−−−−−−−−−


「ん〜〜〜っ!んん〜〜〜っ!」

ステージの上で小夜丸は拘束されていた。
両腕を頭の後ろに回し、両足を大きく開いた状態で固定されている。
ノースリーブのタイトなオレンジスーツにスリット入りの黒のスパッツ。
ぴっちりとした質感とその体勢により尻や陰部の形がくっきりと浮かび上がる。

観客たちの視線が小夜丸に集中する。
小夜丸は羞恥心で顔を真っ赤に染めている。

「これが今回のオークションの目玉商品です!なんとこの女、S−Forceの一員だそうですよ!」

司会の男が囃し立てると観客は次々に驚きの声を上げた。
小夜丸は恐怖と屈辱に身を震わせる。
人身売買組織を壊滅させるつもりが、人身売買組織の商品にされてしまったのだ。
小夜丸は自分の無力さを呪った。

今頃みんなは必死になって自分を探してくれているだろう。
だがそれも無駄に終わるに違いない。自分はこのまま売られてしまうんだろうと思うと悔しくて涙が出てきた。

司会者は小夜丸にマイクを向ける。

「どうかな?自分がこれからどんな目にあうのか想像してみようか」

小夜丸は涙を流しながら黙って俯いた。
司会者はそんな小夜丸を見てニヤリと笑う。
そして再び会場に向けて語りかけた。

「さあ、こんなレアな商品は二度とお目にかかれませんよ?顔ヨシ!身体ヨシ!見てくださいよこの乳!」

小夜丸の乳房をペチペチと叩いて大きさと柔らかさをアピールする。

「それではデモンストレーションといきましょう!」

ステージ上に大男が現れ、小夜丸の拘束が解かれる。

「この商品は元S−Forceなだけあってかなりの実力を持っています!まずはその戦闘能力をお見せしましょう!」

司会者が合図すると大男が小夜丸へ襲いかかってきた。
小夜丸は大男を無視して客席へと逃れようとするが、彼女に装着された首輪が電流を放ち、それを阻止する。

「うぐっ!」

(くっ!戦うしかないようですね……)

大男は小夜丸に殴りかかるが小夜丸はヒラリとかわす。
小夜丸はそのまま背後を取り、後頭部に強烈な蹴りをお見舞いした。
大男の巨体がぐらりと揺れるが倒れない。

(思ったより頑丈ですね……)

大男は小夜丸を捕まえようと腕を伸ばすが、小夜丸は軽やかなステップでそれをかわし続ける。
小夜丸は再び距離を取ると、腰を落として構えた。

(やっぱり武器がないとやりにくいです)

小夜丸の得物であるビーム手裏剣と忍刀はここに連れ込まれた際に没収されている。
一通り忍者の鍛練を積んでいるので徒手空拳でもそれなりに戦えはするが、目の前の大男を相手するには少し心許ない。

大男が距離を詰めてきた。小夜丸は後ろに跳んで逃げる。
しかしすぐに壁に追い込まれてしまった。

(かくなる上は!)

小夜丸は大男の懐に潜り込み、足払いを仕掛ける。
膝裏に蹴りを入れ、バランスを崩した大男の腕を掴んで一本背負いを決めた。

(決まった!)

大男は呻き声をあげ気絶した。
客席から感嘆の声があがる。観客達は小夜丸が大男になす術なく敗北し、ボロボロに凌辱されると思っていたからだ。

観客達の空気が変わったことに気を良くした司会者は得意気にプレゼンを続ける。

「これなら皆様のお屋敷の警備にももってこいでしょう?」

これはいいと頷く観客達。だが一部から疑問の声があがる。

「でもこれだけ強いと反抗されたらどうするんだ?」

「コイツは元S−Forceなんだろ?私達に逆らってくるんじゃないか?」

「心配ご無用です!そうならないようきちんと“調教済み”ですから」

そう言うと司会者は手元のリモコンを小夜丸に向けて操作した。
小夜丸の首輪から電流が流れる。

「あぁん!」

小夜丸の口から艶めかしい悲鳴が漏れる。

「このように首輪に電流を流し続ければどんな屈強な戦士だろうと従順になります」

司会者の言葉を聞いて一部の紳士達が色めき立つ。

「ほら、見ててくださいよ?私はあの大男程大きくもなければ強くもない、ごく普通の一般男性。当然彼女には敵うはずもありません。しかしこの首輪とリモコンがあれば……」

司会者はスイッチを押して電流を流す。

「あああん!」

ビクビクと身体を跳ねさせる小夜丸を司会者は背後から抱きしめる。
小夜丸は司会者を振り払おうと暴れるが、電流によって上手く力が入らない。
司会者はそんな小夜丸の耳を甘噛みする。

「ひゃうん!」

「このように感度は高めに調整してあります。物覚えが良いので好みに合わせた調教も可能でしょう」

司会者は続けて両手で小夜丸の乳房を下から抱えるように持ち上げた。たゆんたゆんと揺らしながらその感触を観客に伝える。

「大きさは見ての通り申し分なし!こうして両手で抱えるとずっしりとした重みが伝わってきます。触り心地や揉み心地は……(小夜丸が喘声をあげる)フフフ……いかがでしょう?体験してみたい方はいらっしゃいますか?」

観客達は我先にと挙手をする。

「それではそちらの……札束を握り締めたお手を拝借いたします」

ステージ上に観客が一人招かれる。観客は下劣な笑みを浮かべながら小夜丸の胸の前で手をワキワキとさせる。

「売り物ですからあまり手荒な真似はご遠慮くださいませ」

「わかっておる。心配するでないぞ〜」

観客はがっしりと小夜丸の胸を鷲掴みにする。乱暴に、激しく、何度も繰り返し小夜丸の胸を弄ぶ。
小夜丸は歯を食い縛りながらその責めに耐え続ける。
歯の隙間から漏れ出る甘い吐息に観客は気を良くし、さらに小夜丸の胸を責め立てた。

「乳首はどうだ?」

スーツの上からでもわかるくらいに勃起している突起を指で弾く。
小夜丸は顔を真っ赤にして必死に耐える。

「我慢できん!脱がしてもよいか?」

「それは流石に……」

懐からさらなる札束を取り出し、司会者に握らせる。

「……少しだけなら」

「よしきた!」

「嫌!」

観客が小夜丸の上を脱がせようとする。
小夜丸は抵抗するが力及ばずスーツを剥ぎ取られてしまう。
小夜丸の大きな乳房が露になる。ピンク色の先端はツンと尖っていた。
沸き上がる歓声。小夜丸は恥ずかしさと屈辱で目に涙を溜めていた。

「むしゃぶりつきたいのォ!」

「流石にそれは……一揉みだけでお願いいたします。それ以降は落札してからのお楽しみで」

「仕方ない……それ!」

観客の指が小夜丸の乳房に沈みこむ。汗で蒸れた肌はしっとりとしていて、観客の指に吸い付くようだった。
小夜丸の乳房は柔らかくも張りがあり、いつまでも触れていられるような感覚を覚える。

観客はその感触に夢中になって揉み続けた。

「……流石にここまででお願いします」

司会者が諌めると、観客は渋々手を引っ込め、客席へと戻っていった。

観客達の興奮が冷め止まない中、司会者はさらなるプレゼンを行う

「さて、乳も魅力的ですがそれだけではありませんよ!尻やアソコも最上級の逸品です!」

小夜丸に手錠を掛け、強制的に四つん這いにした後、尻を客席に向けさせる。スパッツ越しでもわかるほどの肉付きとバランスの良さに観客は息を飲んだ。
小夜丸の羞恥心を煽るように司会者はわざとらしくゆっくりとした動作でスパッツを下ろす。

観客達からどよめきが起こる。
小夜丸の秘所が露になり、割れ目からは愛液が滴っている。

「今から皆様に素晴らしいものをお披露目しましょう」

司会者は小夜丸の秘所に手を伸ばし、割れ目に合わせて指を這わせる。何をされるかを察した小夜丸は拒絶の声をあげる。

「や、やめて……み、見ないで……!」

「なんとこの商品!未使用品なのです!つまり処女!」

司会者は指で小夜丸の秘所をぱっくりと開かせ、観客に披露したのだ。
仕事柄、人の視線を肌で感じとるよう修行した小夜丸は、自身の秘裂に観客達の視線が集中していることを痛いほど感じていた。
小夜丸の身体が小刻みに震える。その様子を楽しむように司会者はさらに言葉を続ける。

「これだけの美貌の持ち主でありながら!まだ誰とも交わっていないのです!なんという奇跡!まさにこの時のため、彼女は自身の純潔を護ってきたと言っても過言ではないでしょう!」

観客達は歓喜の雄叫びをあげた。

「それでは私がつまみ食いを……」

「えっ?」

小夜丸の脳天に突き抜けるような衝撃が走った。観客達は悲鳴にも似た声をあげた。
小夜丸の腰を司会者が後背位で突き始めたからである。

「あっ!やめっ!やめっ!んっ!突かないでぇっ!んっ!んうっ!」

パンパンと肉がぶつかる音が響く。小夜丸の音に合わせて乳房がぷるんぷるんと揺れ動く。
あまりの激しいピストン運動に小夜丸は思わず艶かしい声で喘いでしまう。

小夜丸を屈服させようとしているのか、何度も突き上げる。その度に電流のような快感が走る。

(こんな奴らに……!)

司会者の暴挙に観客達は怒号を上げる。
小夜丸は歯をくいしばり耐えようとするが、身体が反応してしまう。

小夜丸の顔が徐々に快楽で歪んでいく。それに合わせて声音もどんどん色を帯びていく。

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」

小夜丸の口から甘い吐息が漏れ出す。

「どうですか?気持ちいいですか?」

小夜丸を辱めるためにわざと耳元で囁きかける。
小夜丸は必死に首を横に振り否定するが、そんなことはお構いなしとばかりにさらに責め立てる。

「ほら!お客様達にもっとアピールしないと!」

小夜丸の乳房を掴み、観客に向かって突き出させる。乳首も摘まれ、クリトリスも弄られる。

小夜丸の口の端から唾液が流れ落ちる。

小夜丸の股間からは愛液が大量に溢れ出ていた。

小夜丸を四つん這いにし、背後からのしかかるようにして激しく突きを繰り返す。

小夜丸の口端からもれる声は次第に大きくなり、表情は蕩けきっていた。

「も、もう…らめぇ……♡許して……くらさいぃ……♡♡♡」

小夜丸の言葉とは裏腹に司会者は容赦なく突き続ける。秘所からは大量の蜜が吹き出し、太腿を伝って床に垂れ落ちていった。

「あっ♡ああっ♡♡♡キちゃう♡♡♡キちゃうぅううう♡♡♡♡♡」

小夜丸は潮を噴き散らしながら盛大に果てた。

「あ……♡あへぇ……♡」

蕩けきった顔を見せる小夜丸。その背後で司会者は衝撃の事実を告げた。

「まあ、私は腰を突いていただけで挿入てはないんですけどねェ!」

「えっ……」

司会者はびしょ濡れになった自身のスボンを指差し、そして小夜丸の秘裂を指で広げて中を観客に披露した。小夜丸の秘所は愛液でドロドロにはなっていたが、処女膜には一切の傷がついていなかった。

「私が大事な商品を傷物にするわけがないでしょう。まあ、おっ立ててたのは事実ですがね?」

司会者のカミングアウトに観客達は安堵する一方、小夜丸は恥辱に震えていた。
純潔を奪われていないこと自体には安心していたものの、一人相撲でよかり狂わされ、挙げ句の果てには観衆にそれを見られてしまったのだ。

小夜丸は涙目になりながら司会者を睨みつけた。しかし、それがかえって逆効果となり、会場を盛り上げることとなってしまった。



小夜丸は舞台上で様々なことをさせられた。

拘束された状態で鞭を打たれたり、吊るされた状態で胸ばかりを弄られたりした。

さらにはローターやバイブを当てられ続け、何度もイク姿を見せ物にされた。

お色直しの名目で屈辱的な格好をさせられ、羞恥心と恐怖で小夜丸は泣いてしまった。

観客達は小夜丸の無様な姿に大興奮だった。

そして小夜丸のオークションが始まった。

「それでは始めましょう!1億からのスタートです!」

「1億1000万!」「1億2000万だ!」「2億!」

次々と値段が釣り上がっていく。

小夜丸はその光景を見て戦慄した。
こんなにも多くの人が自分を求めていることに……。
小夜丸は自身の身体を複数の見えない手がまさぐるような錯覚にとらわれた。
無数の手に触れられ小夜丸の全身に鳥肌が立ち、嫌悪感と恐怖で体が硬直する。

だが、それと同時に快楽を求める淫乱な本能も芽生え始めていた。

そんな小夜丸の葛藤など知る由もなく、オークションは進んでいく。

「3億!」「3億5000万」「4億!」「5億!!!」

吊り上がる値段についていけず脱落する観客もちらほら見える。その中には小夜丸の胸を揉みしだいたあの観客もいた。

「7億!」「10億!」「15億だ!」「20億!!!」「30億」「くそっ!」



「……50億」



観客達がざわめいた。今までオークションに参加していなかった一人の男がその額を提示したのだ。その男は大柄で筋肉質、スキンヘッドにサングラスをかけた男だった。

「50億出ました!他にいらっしゃいますか?」「ご、51億!」「70億」「なっ!?」

70億を越える額を提示する者は現れなかった。

「その女は俺が買おう」

男の威圧的な態度に小夜丸は思わず震え上がる。
しかし司会者はすぐに反応した。

「それではこの商品はこの方が落札です!!」

こうして小夜丸はオークションで売られた。


−−−−−−−−−−


人身売買組織によって攫われた小夜丸を救い出すため、S-Forceのメンバーたちは救出作戦を実行しようとしていた。

だが敵は狡猾だった。S-Forceが敵のアジトを突き止めた頃にはもう既にもぬけの殻となっていたのだ。

「くっ!遅かったか!」

オリフィスは歯噛みする。

「証拠が完璧に隠滅されている」

エッジ・レイザーが冷静に分析する。

『組織側が完璧に隠滅しても参加者の方は何かしら穴があるはずよ。オークションの顧客候補を徹底的に洗い出してちょうだい』

プラ=ティナがオリフィスとエッジ・レイザーの端末にオーディションの顧客候補のリストを送る。

「全く、世話の焼ける後輩だ」

「だが我らの仲間だ」

オリフィスとエッジ・レイザーはその場から散開した。


−−−−−−−−−−


そこは近未来都市から遠く離れた場所。
大自然の息吹が残るのどかな平原に大きな屋敷が一軒建っている。

その一角、外の景色を一望できるテラスに小夜丸は立っていた。
身に纏うのは清潔感漂う白いドレス。
テーブルには暖かな食事が並べられ、風呂もシャワーも自由に使える。
だが首には服従のための首輪がそのまま装着されたままだった。

「なんだ、まだ食べていないのか」

小夜丸が声の方を振り向くと、彼女を落札した男がそこに立っていた。この男はここ一帯を治める領主だという。

「いりません。一人にさせてください」

小夜丸が拒絶すると、領主は「そうか」の一言を残して部屋をあとにした。



「ここはどこなのでしょう……」

部屋に吹きこむ風が彼女の髪を揺らす。

小夜丸は決意を固め外を眺める。

「私は負けません……絶対に……!」

沈む夕日を眺めながら彼女はそう呟くのだった。

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