【ｺｯｼｮﾘ】きりたんとずんだ犬
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zunzun_sigma 2023年02月09日(木) 02:15:05履歴
作者：Σずんずん 
※登場人物
・東北きりたん
東北家の三女。最近、胸が服に擦れるようになってきたことに困惑している。
・妖精ずんだもん
東北家のペット。まだ小さい耳なし子ずんであり性別も分からず、基本ノダノダしか喋れない豆畜生。少なくとも現在きりたんはそう認識している。本当はずんだの妖精で、成長すると喋れるし人型にもなれるという事をきりたんはまだ知らない。
・東北きりたん
東北家の三女。最近、胸が服に擦れるようになってきたことに困惑している。
・妖精ずんだもん
東北家のペット。まだ小さい耳なし子ずんであり性別も分からず、基本ノダノダしか喋れない豆畜生。少なくとも現在きりたんはそう認識している。本当はずんだの妖精で、成長すると喋れるし人型にもなれるという事をきりたんはまだ知らない。
本文
「はぁ…」
きりたんは布団の中で悩ましく溜息をついた。
それもこれも、ずん子が見ようと言って借りてきた海外ドラマのせいだった。
夕食の後、それを見ている姉の横で、きりたんはいつものようにゲームで対戦相手をボコりつつ、海外ドラマの音声とテレビに見入る姉達を見ていた。
ドラマの内容は男女の爽やかな恋愛模様を描く学園コメディ映画のようだったが、恋が成就した終盤、激しく男女の絡み合うシーンが始まったのだ。
イタコは気まずそうに目を逸らし、一方、ずん子は変わらず、ぽりぽりと炒り豆を食べながら「なにこのシーン？」みたいな顔でそれを見ていた。
そして、当のきりたんはというと。
ゲームの横目に、画面から聴こえてきた甘い声が気になって。最初はチラチラと見ているだけだったのに、いつの間にか画面に食い入るように見ていた。画面の中の女性がくねくねと腰を動かし、いやらしい音をたてながら口を吸い合うのを見た途端、ぼわっと頭に血が登った。
(な、なんですかこれは…。心臓がドキドキってうるさいくらいに鳴って、それに運動もしてないのに、なんで、こんなに息があがって…？)
男女の身体が絡み合い、外国人らしい豊満な体躯に男が手を這わす。それに反応して女は悦びとも苦痛とも取れる喘ぎを漏らす。
きりたんは結局そのシーンから目を逸らすことが出来ず、やっていた対戦ゲームはいつの間にか負けていた。
「あー、面白かったわね！」
「そ、そうね。ずんちゃん…！ ストーリーは良かったですわ」
映画を見終わった二人の姉が、ドラマの感想を言いながら食器を片付けに立ち上がった。
きりたんはまだ、ソファーから動けず、息があがったままで。
(なんか…私の身体…変……)
もじもじと腿を擦り合わせる。
ふーっ、と一際大きいため息で、呼吸を整える。
「私……。お先に、お風呂をいただきます」
「いってらっしゃーい」
きりたんは見送るずん子の身体に目を向けた。あの映画のヒロインよりも魅力的な、白い太腿に、大きな胸……。
見つめる視線に気付いたのだろう。
「？…どうしたの？きりたん？？」
「な、なんでもありません……！」
きりたんは逃げるように脱衣場に急ぐ。
(いやいやいや、頭を冷やしましょう)
脱衣場の扉を閉めると、「ふーっ」とまた一息。
(お風呂に入れば、スッキリするはずです…)
きりたんはシュルリと帯の紐を解く。
現れたのは、生白くて、あまり凹凸のない自分の身体だった。ぱさりと、着物を落とすと、白い綿の下着一枚だけになる。
(このぱんつも、子供っぽいんですよね……)
服装に無頓着だったきりたんは、大抵姉が買ってきてくれたものを着ている。ずん子が買ってきていたのは白かパステルの綿のぱんつだった。
最近は少し服にも興味が出てきたが、「今更オシャレに目覚めたのか」なんて誰も言わないのはわかってはいるが、何より気恥ずかしい自分が許せず、未だにずん子の買ってきてくれる服を着ているのだった。
白い下着から足を抜く。
ポイと脱ぎ捨て、生まれたままの姿になったきりたんは、マジマジと自分の身体を観察した。あまり肉の付いていない太腿と、つるりとした下腹部、薄っすらと膨らみを帯びてきた胸。
(私の身体って、子供っぽい…んですかね……)
(確かに、あの映画のヒロインや、姉様達とは比べるべくもないのですが……)
さすさす、と自身の胸を撫でる。
(これでも私には姉様達と同じ遺伝子が…！最近、少しだけ胸が突っ張るようになってきたんですから…！)
心なしか厚みの出てきた胸。
少し前まで全くの平坦な胸板にこれまたほとんど平坦な乳首がついている…ありていに言えば男子と変わらなかった所から、少しだけ乳首の周りから盛り上がるように尖って出てきているように見える。周りの皮膚を引き伸ばしているせいだろうか、少し突っ張って痛いし、青い血管が浮いている。触っても硬いゴムのようなものであまり楽しいものとは思えなかった。姉達の丸くて柔らかい“おっぱい”と同じものとは思えなかった。
(……。揉むと大きくなる…というのは本当でしょうか…？)
硬く押し返してくるような奇妙な弾力だ。それに、強く押すと突っ張った皮膚だけでなく内側の組織も痛む感じがした。
(私も…いつかは姉様達みたいに大人になって…、そしてあの映画のヒロインのようにいやらしい声を上げるのでしょうか…)
じゅん、とお腹の底が切なく響く。
(あー、もう…。頭を冷やしましょう)
風呂場で、いの一番。冷たい水を頭から被る。キンと澄んだような心地良さ。ついでに熱いままの顔面も冷えてくれたらいいのに、ときりたんは悪態づく。
髪を洗おうと目を閉じると、まぶたの裏で、あの映画のヒロインに、姉達の姿が重なった。その身体を男が弄び、そして、ずん子は気持ち良さそうな声でそれに応えて……。
(うぅ……また……。余計に変な気分に……)
なんだか身の置所を探して、無意識に膝と膝を擦り合わせる。
(お風呂も駄目…。もう上がろう……)
適当に髪と身体を洗うと、最後にもう一度冷たい水を浴びて、きりたんは風呂を出た。
その後は、ゲームをしてみたりペットのずんだもんと遊んでみたりと試してみるも、気が紛れる事はなく、頭がモヤモヤして、なんというか、お腹の下のあたりがムズムズと気持ちが悪い感じする。
確かに、今までもずん子の柔らかい太腿は大好きだった(それが膝枕してもらった思い出によるものとは気恥ずかしくて口が裂けても言えないが)し、ジャンプに載ってるマンガのなんかえっちなシーンだって見たことはあった。でも、こんなことは初めてだった。
それは寝る準備をして布団の中に入っても収まることなく、今に至るという訳だ。
「はぁ……」
きりたんは何度目かわからない溜め息をついて、くるりと寝返りをうつ。
目を閉じると、あのシーンが鮮明に思い出される。
(あの女の人、気持ちよさそうな、え…えっちな声してたな……。もしかして、ずん姉様もあんなふうに……)
今度はうつ伏せに寝返りを打ったとき、そこに挟んだ抱きまくらが当たったのは、ほとんど偶然だった。
「ひんっ♡！」
ビリ！と電流が走ったみたいな感覚に、驚いて直ぐに体制を戻す。
「今…なにが……？」
何が起こったかわからないきりたんは、もう一度、抱きまくらを抱いて、お腹を圧迫する。
『気持ちがいい』とは少し違うが、お腹のムズムズが、少しマシになるような、なんとも安心するようなそんな気がした。
(抱きまくらだけでは……)
きりたんは股間に手を伸ばす。効果は布団で触れるよりも明確だった。
(これ…きもちいい、です…♡)
そのまま下着の上からさすさすと上下になぞってみる。
(はっ、はぁっ…はぁっ……、はっ……)
息がどんどん荒くなる。
自分でもわからないポイントに手が触れるたび、ピクッと腰が震える。
(ああ、あの映画の女の子の腰がくねくねしていたのはそういうことだったんですね…)
なんども、なんどもそれを繰り返す。
次第に、目の前が白くなり、足がピンと伸びて、、
自分の身体が自分とは離れていくような、そんな感覚。
「んっ……！！♡」
(なに…！？何かが来ちゃいます…！ーー怖いっ！！)
自分の身体に訪れた初めての感覚に、きりたんは手を止めた。目をギュッと閉じて、恐ろしい感覚を堰き止める。
すると、手を止めた直後から高ぶっていた気持ちは、しおしおと萎えて行き、
「はっ、はっ、はぁっ、はぁっ……」
はだけた寝巻きに、汗で濡れて張り付いた髪。
下着はぬるりとした粘液で湿っていて。
しかし悶々とした気持ちは収まらないままで。
「このぱんつ…洗わなくちゃ……」
このまま濡れた下着と一緒に眠れる気にはならず、洗面所へ。きりたんは自己嫌悪のまま脱いだ下着を洗う。
「はぁ……、私は、何を……」
キリリと冷たい水が手に滲みた。
最後にギュッと絞って洗濯機へ放り込む。
ああ、そうだ。
新しい下着を履かなくては。
ティッシュで潤んだそこを拭ってから、新しい下着を履いた。
虚無感と罪悪感に苛まれながらのそのそと布団に戻ると、疲れのせいだろうか。
そのまま意識が遠のいていった。
〜〜〜
それからというもの。
眠ろうと目を閉じるとを浮かんでくる情事の光景。そこに自分や、姉達の姿を重ねると、すぐにあの時と同じ気分になって眠れない。
寝る前の行為は日課になった。
以前、保険の授業では『マスターベーションというのを男子が行う、自分の身体を知る行為であり、それは悪いことではない』と習った。女性にもそういうことがあるとは知らなかったが、ネットが味方についているきりたんは、これが自慰行為であることに気付いた。
しかし、正しい女性の自慰行為など教わっている筈もなく、なんとなしで、こんなものだろうと思っていたのだ。
毎晩“あの感覚”が来そうになったところで途中で手を止めるてしまっていた。そのせいで悶々とする気持ちは高ぶるばかり。
(うう…やっぱり私の身体、おかしいです…。まさか…、私は病気なのでは……)
授業中、ぼーっと先生の言葉が耳に入っては抜けてゆく。
(でもこんなこと、誰にも相談できないし……、ずん姉様にも……)
そもそも。
(…ずん姉様も、こういうこと、するのかな……)
きりたんは全くの無意識だったが、そこに手が伸び、服の上から大切な所の上に手を当てた所で自分の動きを自覚してすぐに姿勢を正した。
(はっ……！？)
まさか、授業中にもそんなことを考えてしまうなんて。
(これは、不味いです…)
ペチン、両の手で頬を叩く。
気合を入れて、午後の授業を乗り切ったきりたんは、即行で家に帰ってパソコンをつけた。
(女性 自慰行為 マスターベーション……っと)
ずらりと並ぶネットの情報。
(なになに…？ ……えっ、あんなものを身体に…あそこに入れるのですか…？そんなものが入るわけ……。うわ、こんなグロテスクなものが……)
ネットの情報は無責任だ。
きりたんは当然それを知っている。
最近の〇学生はリテラシーが高いのだ。
信頼性の高そうな性教育サイトにアクセスする。
(性的絶頂…というのがあるのですね…。男性のしゃ…射精…？に当たるものが女性にもあるとは……。はっ。もしや、あの感覚の先に何かがあるのでは…？)
〜〜
その日布団に入ったきりたんは、早速『日課』となったオナニーを始めた。
(んっ……、やっぱり触れるだけできもちいいです……♡)
いつものように下着の上からそこをなぞる。まずは指先で触れるか触れないかくらいの力加減でゆっくり擦るのがお気に入りだった。
ジワリと下着がしめり、ヌメリを帯びたそこを滑らすようになぞる。
(んっ♡、ふっ、ふぅっ……ふうっ……)
声が漏れそうになると、仰向けになり、枕に顔を押し付ける。
段々と指の動きが激しくなり、徐々に膝が曲がってゆく。顔が枕にさらに押し付けられる。
(少し息苦しいですが…、こうすると、さっきよりも気持ちがいい気がします…)
さらに激しく、早くなる手の動き。
「あっ、んっ…ふぅっ、んっ、ぅんん…」
絶頂がすぐそこに迫っているのを感じる。
「ああっ♡！だめっです…♡ これ……、何かきちゃ……♡！？」
きりたんは身体を固くして、絶頂の予感に備えるつもりであったが……。無意識に手を止めていた。
(わたし、なんで……)
身体の火照りは全く収まらず、高ぶりだけが引いていく。
(このままじゃ…、このままじゃまたイケないまま…。私、オナニー狂いの変態女になってしまいます……！)
きりたんは再び自慰を再開した。
その度に絶頂の手前までは行くものの、一度もそこに至ることが出来ない。
(はぁ…はぁ……。体力の限界が来る前に、早くイッてしまわなくては……)
私は帯を解き、裸になる。オナニーで下着を下ろしたのは初めての試みになる。ヒヤリと冷たい空気が既に濡れた大切な場所を撫でた。
今まで、下着の上から刺激するだけだったが、直接ならばもっと刺激が得られると考えたのだ。
今までよく見ることもなかった自分の大切な場所。
時々ワレメ、なんて表現されるそこは、割れているというよりも、柔らかい皮膚同士が閉じ合わさっているいるだけのように見えた。
そこに、恐る恐る手を伸ばす。
(んっ……♡)
つるりとした、下着の上から擦るのとは違う感覚。奥からヌルヌルしたものが湧いてきて、ツルツルと滑る。なんとも言えず、安心するような感覚だった。
(これ、下着の上からより、きもちいいです……♡)
刺激が強すぎるかも、とも思ったが、力加減を調整すれば、下着の時よりも広い範囲で刺激を調整できた。
(これなら、また…、すぐ……♡)
トントン、とそこを叩くようにやさしくタップすると、いつもとは違う感覚に直ぐに身体が上り詰める。
訪れる絶頂の気配。
「あっ♡、これ……、いき…っ、そうっ……♡」
きりたんは足をピンと伸ばす。
ぐぐぐ、と背を反り絶頂の衝撃に備える。
「いっ♡ーーあれ…？」
(この感覚…何か、何か出ちゃいそうです…)
「だ、ダメーーっ！」
きりたんはそこで手を止める。
絶頂に至ることは出来ず、急速に絶頂までの距離が遠のいてゆくのがわかった。
「はっ、はぁ……。あ……、私…また……、う、うぅううう……」
絶頂に至ることが出来なかったきりたんは、火照った身体を鎮めるべくそのまま自慰を続けたが、やはり絶頂には至らず。
「はっ、はあっ…はぁっ、はあっ……、なん、なんで……、なんでいけないんですか…？」
気付くと外は明るくなっていた。
最早体力は限界だったが、眠ることも出来ず、姉達が起きてくるまでの時間、やはりきりたんはネットの力を借りることにした。
(なになに？一人ではイケない女性も多い…って……)
やっぱり自分だけじゃないんだ、と安心すると同時に、きりたんは絶望した。
(このまま、ずっとイケなかったら、私は廃人……、一生オナニー廃人です……)
ネットの記事を読み勧めていくと、誰かに手伝ってもらう、道具を使う、etc…etc…
(誰かって…こんなこと、恥ずかし過ぎて誰にも相談できるわけが…)
シャワー？そんなハイカラなものは東北家にはない。
では、動くオモチャを購入する？
姉様達はネットにそれほど明るくないとはいえ、共有のパソコンだ。それに姉様達が受け取ってしまったら…？
(買えない……)
でも……。
(このまま絶頂出来なければ、このきりたんは所構わずアソコを擦る、オナニー廃人になってしまいます……！)
カタカタカタカタ、キーの音が響く。
ネットの検索を深くしていく。
ーー見つけた！
一人ではイケなくても、大丈夫で、誰にも知られない方法が…！
(これなら……！)
〜〜〜
とっくに起きる時間となってしまっていて、ふわりと朝食のいい匂いが香りだす。
テトテトと目をこすりながら歩くきりたん。身体は火照り、少しだけ荒い息、寝不足の酷い顔だ。
それを見たずん子が「まぁ…！」と感嘆の声をあげる。
「きりたん、大丈夫？ 体調悪いの？」
「いえ、ずん姉様……。ちょっとゲームで夜更かししてしまって……」
ずん姉様は本当によく見てくれている。それが判ってポカポカと温かい気持ちになるきりたん。
「そうなの？ならいいんだけど…って、良くないわ。今日がお休みだからって、ちゃんと寝ないと、大きくなれないわよ」
「すみません、ずん姉様……」
「謝らなくてもいいわ。でも私とイタ姉はこのあと買い物に行ってくるわね。お昼は作りおきがあるからそれを食べて……今日はゆっくりしてるのよ」
「はい……」
「じゃあ、行ってくるわね」
姉達はそう手を振って出かけていった。
ガチャリ。扉が閉まった瞬間、きりたんは計画を実行に移すべく立ち上がった。
(安静にしているよう言われましたが…すみません、ずん姉様)
「ずーん……ずーん……」
窓際で日を浴び、気持ちよさそうに寝息を立てている小動物。
ずんだもん。
ずん子が最近拾ってきた東北家のペットだ。
「ずんだもん。遊んであげるからこっちへ来てください」
「のだぁ？」
ぴくっと起きると、人間の言葉はわかるのか、ふよふよと浮かんできりたんの元へやってくる。
「よしよし。ずんだもちをあげようかな」
きりたんはずんだを少しだけ指先に塗ると、ずんだもんに向けた。
「ﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
ぺろぺろと、舐られる指先。
舌の少しだけザラザラした感触が心地よい。
ずんだもんはニコニコしながらずんだを味わっている。最後まで舐め取ろうと思ってるのか、指をちゅーちゅーと吸い上げる始末だ。
「…！ よし…これなら……！」
きりたんは確信する。
(これならば、きっといける！)
ガッツポーズでもしそうな勢いのきりたんに、ずんだもんは首を傾げる。
「のだぁ？」
「……なんでもないです。お風呂場以外で服を脱ぐのは少し抵抗がありますね……。私の部屋で……」
きりたんは自室へずんだもんを誘導すると、布団を下ろしてその上に腰掛ける。
きりたんは、するり…と着物の帯を外し、着物を脱ぎ捨てて白い綿の下着一枚になる。
きめ細やかで白くて細い、しなやかな肢体。ところどころ、その胸や腰回りに少しばかり女性としての特徴を備え始めた少女の身体。
それをきりたん自身は子供っぽい身体と断じる。
「ずんだもん、来てください」
先程舐めさせた指先から誘導するように、ずんだで線を引いていく。
「ほら、嘗めて、いいんですよ…♡？」
「ﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
ぺろぺろと、ずんだのラインの上をずんだもんが嘗めていく。
「ひゃははは、ちょ、これ、くすぐった…、ひゃはっははは！」
「ﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞ」ﾍﾟﾛﾍﾞﾛ
(噛んだりもしなさそうですね……)
きりたんはずんだをさっきよりもやや多めにとり、芽生え始めた胸に塗る。
「おいで、ずんだもん」
「ｽﾞﾝﾀﾞ！！」
ずんだもんはきりたんの胸に飛び込み、一心不乱にむしゃぶりついた。
「ﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
「ちょ、ガッツキすぎです…！ひゃ、くすぐった…！」
「ｵｲﾁ！ｵｲﾁ！！ﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
少しザラっとした舌が、きりたんの蕾のように裾野のある胸を舐めあげる。
「ーーひゃやんっっ♡！」
(声、出ちゃった…。でもこれ、自分でするのと全然……)
「ｽﾞﾝﾀﾞ！ｽﾞﾝﾀﾞ！！」
ずんだもんはずんだの食べ残しを探して、執拗にペロペロと乳首をなめた。
「ひんっ♡やあっ…♡これっ、だめ…変に……変になっちゃうぅ♡」
そして先程指先をそうしたように、乳首をちゅー、と吸引する。
(これ…まるでおっぱいをあげてるみたい)
ちゅぱっちゅぱっと執拗に舐られる乳首。
「やんっ！でませんから…、私はまだおっぱい出ませんから……」
(でも、もし、赤ちゃんができたら…きっと……)
「あっ♡、ああ、あぁぁああ……♡」
感じたことのない感覚。
腰が動いてしまうような、自慰の感覚とは異なり、頭の中がぽぅっと、白くなって満たされるようなそんな感覚。
「はっ……ぁぁっ♡」
いつの間にか、きりたんは熱心に胸にしゃぶりついているずんだもんを優しく撫でていた。
(いまの感覚は……？ 私…いけたの、ですかね……？)
(でも……)
前だけはだけたはずの浴衣はもうほとんど肌を隠しておらず、まだ触ってもいないというのに、きりたんの性器は今までにないほど、ぐちょぐちょに濡れていて、綿の下着では受け止めきれないほど重くなっていた。
「ずんだもん……」
きりたんは下着に手をかけ、少しずつ下ろしてゆく。
下着の内側は粘度の高い液体でヒタヒタになっている。
畳の上に落すと、少しばかり水っぽい音がした。
ずんだもんに向けて所謂M字開脚となったきりたんは自らのそこをみる。足を拡げても、未だに一本の裂け目にしか見えないそこに、毎晩している手の動きでクチュクチュとずんだを塗りつけた。
「んっ…♡ ずんだもん…おいで……っ♡」
「ﾉﾀﾞ！ ｽﾞﾝﾀﾞ！！」
ずんだもんは一直線にきりたんの大切な場所へ飛び込んだ。
「ちょっ！あっ♡ やっぱり、がっつき過ぎですっ」
ペロペロと舌でずんだを丁寧に舐め取るずんだもん。
「あー…♡、これぇ♡…これやばいっ…かもです…♡」
きりたんは空いている自分の手で、胸を優しく弄る。
「これぇ…ぞくぞくって…自分でするのとは全然……っ♡」
「ﾉﾀﾞ！ﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
ペロペロ、執拗に下から上へ舐めあげられる縦スジだけの性器。
「んんっ…、はぁっ、はぁっ……♡」
高ぶっていく自分の身体。
きりたんは空いている手で自らの未熟な胸を弄る。
「はっああっ……♡ ちくびも…気持ちいい……♡」
クネクネと勝手に動いてしまう身体を留めるように、きりたんはギュッとシーツを握りしめる。
「はっあ♡…これ、来そうっ、です♡ 何か、何か、何か…っ♡」
ゾワゾワと背筋を登っていくような快楽に、きりたんの足が少しずつだがつま先まで真っすぐに伸びてゆく。
「あー♡、あー♡、だめっ、きちゃ、あっ！あっーー♡」
無意識に背中が反り返り、まるでブリッジか何かしているようだ。
にゅる、と少し舌が深くそこに割入ったとき。
「イっ♡！？ んんんんんーーーーっッ♡♡！！」
何かが弾けた。
「っ〜〜〜〜！！ 〜〜〜♡！！！」
息ができない。
ぶわっと開いた全身の毛穴から、汗が吹き出す。
打上げられた魚かなにかのように、ビタンビタンと波打つきりたんの肢体。力が入りすぎて不随意にぶるぶると手足が震える。
きりたんには一瞬にも永遠にも感じられた絶頂の衝撃。
「はっ……はっ……はっ……、、はぁっ♡」
くたりと力が抜けて、浮いていた腰が布団に着地する。ようやく呼吸が戻ってくる。
だらしなく広げたままに投げ出した両足。汗まみれで顔に貼り付いた髪も今は全く気にならない。
まだ頭がぼーっとして、手足がじんじんと痺れている。もう動く気にもなれす、ただ何もせずに荒い息をはく。
徐々に感覚が戻ってくると、なんとなし呟いた。
「はぁ…はぁ……、こ…これが……絶頂……」
言葉にすると、段々と実感がついてくる。
(これが……、絶頂……、なのですね……♡)
きりたんは未知の感覚に戦慄した。
(まだ、あたまフワフワして……こんなの、きもちよすぎます……♡)
世の中の女性はこのような体験をしているなんて。
(タコ姉様やずん姉様も…？)
思案に耽るきりたんの横に、ずんだもんが、ぴょこぴょこと心配そうに近寄る。
「の、のだぁ…？」
先程のきりたんの身体の変化に戸惑っているのであろう。
「しんぱい…、してくれるんですね…。ずんだもんは優しいですね…」
きりたんはずんだもんの頭をよしよしと撫でる。
「大丈夫ですよ…。今のは、気持ちよかったんです」
言葉にしていくうちに、ついてくる大人の階段を昇ったのだという実感。妙な達成感を覚えた。
(ああ…そうか……)
「女の人は気持良くなると、ああなるんですよ」
少しお姉さんになったきりたんは、得意顔(のつもり)で説明する。実際には蕩けた瞳でふわりと微笑むきりたんの言葉を聞いてか聞かずか、ずんだもんが返事をする。
「のだ…！」
問題なし。食事再開と判断したのだろう。まだ、ずんだだらけの性器に向けて再びしゃぶりついた。
「ひっ！？ひやぁああああんん！！♡♡」
「ノダっ！」
「なっ、ずんだもん！やめっ♡、やめなさい、もういいですから！もうイきましたからーーひっぃぃいいいん♡！！」
ペロペロと舐め取られるずんだ。
「だめっ…です！ 今はホントに敏感……ひあんっ♡だめっ！ちょっと休ませ…！？あんっ♡……！」
絶頂の余韻でうまく力の入らないきりたんは、小さな体のずんだもんを押しのけることすらできない。
「あーっっ、だめっ、だめだめだめっっ♡！ いっ…くっ……！！」
ガクガクガクっと、きりたんが痙攣する。
きりたんに既に太鼓判を貰っていたずんだもんは大丈夫だと判断して、構いなく痙攣しているきりたんの敏感な部分を舐めあげる。
「あ゛ー、あ゛ー♡、だめっ、だめです、今はイってます、イって……、あ、ああ……またイっ…クーー！？ ーーぅぅうううう！！？」
一際大きい痙攣。
本当にブリッジするかような姿勢のきりたんの股間から、ぷしゅ、と潮が噴き出し、布団畳を濡らした。
「はあ゛ーっ、はあ゛ーっ♡」
きりたんはそれに気付く余裕もなく、押し寄せる快楽の波に揉みくちゃにされるだけだった。
「ふー…、ふーっ…ふー…、こんの豆畜生……いい加減にしなさーーひぃんっ♡！」
「ｽﾞﾝﾀﾞ！ﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞﾉﾀﾞ！」
「だめーーっ！！いやぁああああ！！やめなさいって言ってるでしょうがっ！」
股間に頭を捩じ込もうとする妖精に、きりたんは脚を閉じて抵抗するが、あまり肉の付いていないきりたんの太腿の隙間にグリグリと小さい頭を捩じ込んで入り込む。
「ひぎっ♡！！だめっ！！それだめぇっっ！！ぐりぐりだめですっ♡！！」
逆に自ら妖精を押し付ける形になり、きりたんはまた、くたりと力が抜ける。
「ﾉﾀﾞ！」
見た目よりよほど複雑な構造の女性器に雑に塗りたくられたずんだ。ずんだ妖精が綺麗に舐め取るには相応の回数が必要だった。
性器を嫐られる度に、際限なく敏感になったきりたんは絶頂へ登り詰める。
抵抗しようにも既に腕も足もふにゃふにゃで全く力が入らず、なされるがままになるしかなかった。
自由の効かない身体に何度も叩きつけられるような快感の衝撃。意味のない言葉を吐き続ける口。
働かない頭。
どれだけ時間が経ったのだろうか。
数時間にも感じるし、数分だったのかも知れない。
何度も何度も絶頂に登り詰めたきりたんは、だらしなく脱力していた。その瞳は開いているものの何も見ておらず、大の字になってたたただ荒く息を吐いている。
その横で、概ねずんだを舐め取った妖精が鼻を鳴らす。
「ｸﾝｸﾝｸﾝ……、ｽﾞﾝﾀﾞ！」
妖精の鼻が食べ残しを見つけた。
「ﾉﾀﾞ！」
妖精の小さな腕がきりたんの大切な場所を左右に拡げる。くぱ、と粘着質な音が聴こえた。ひやりと、敏感な所に空気が触れる。感じたこともない感覚に、絶頂の余韻に浸っていたきりたんも、たまらず一気に現実に引き戻された。
「ま、まってください……、もう限界です、もうイけません！」
「のだぁ……」
「まって、ホントに、それは、おかしくなってしまいます！」
外見の縦筋からは想像もつかない複雑な構造のそこ。中身は濃いピンク色に充血してぷるぷる震えているそこに塗り込まれたずんだ餡。
どんどん近づいてくる妖精の頭。
「まっーー！？ぁあああああ！！ダメです！ほんとにだめぇええええーーっ！！！」
ベロリと入組んだ襞をこ削ぐように舐め取られる。
「ひっーーちょっ、強いっ！強いですっ！！だめだめだめぇええっーー！！」
ビックン！と身体が震え、目の前がチカチカする。頭の中には多幸感が広がるが、身体はもう限界を訴えていた。
「はー、はー、はー、もうだめ、息、できな……」
くたり、再び脱力するきりたん。
子ずんの力でも大きく開いてしまうほど蕩けたきりたんの性器の中に、妖精は何かを見つけたようだ。
「ｵﾏﾒｼｬﾝ！」
その突起を、つん、と舌先で触れられただけで、きりたんは大きく反応した。
「ひぃいいんっーー♡♡！？」
今までとは全く違う種類の鋭い劇感。
「えーー？ な、なんですかこの感覚は……」
もう十分に充血して硬く尖った器官。
医学が発達した現代も『生理学的な役割なし』の烙印を押された。強いて言うなら『女性が快楽を得るための器官』と言われるクリトリス。
「まーー、だめです！そこはだめ！！」
妖精がそこを口をつけた。
「あぎっーー♡！ あ゛ー♡あ゛ー♡！！だめですっ！！直接だめ！ペロペロだめぇえええっ！！」
先程までの快楽など、比較にならない程の大きな何かが迫ってくる。
「まっ、ほんとにっ、ほんとにだめです！！きりたん、きりたんおかしくなってしまいますっ！！」
シーツを握る手に力が籠もる。
手と足の関節が勝手に開いて、背中が反ってゆく。
「ああああっ♡！！吸うのもだめっ！！ちゅーちゅーってするのだめぇええ！！」
首が反り上がる。
目をぎゅっと瞑って、来る衝撃に耐える。
かぷり、妖精がそこを甘咬みした。
「あがっ！？！？ な、こ、れ……、へんですっ、やば……、なにかが…くる……！？」
ぞわぞわとゆっくりだが、確実に背筋を登ってゆく絶頂の予感。
「あ、あああっ……、い、きますっーー、だめっ♡ これっぜったいおかしくなっちゃうやつぅ♡！」
ぐぐぐと、背筋が反り返り、足の先までがピンと張る。
「あっいくっ♡、いくっいくいくいくっ♡！ーーイっ………くぅーーぅううううううっ♡♡♡！！！」
ガクガクガク、と感電したかのように震える腰。
「ーーー！！ ーーーー♡！！！」
きりたんはぱくぱくと口を開閉しながら声にならない声をあげる。不随意に痙攣する手足が、布団をタシタシと何度も叩く。
どれだけの時間が経っただろうか。
深い絶頂をやり過ごしはきりたんは、脱力してペタン、と布団に腰が降りる。
完全に脱力した身体。
股の間からちょろちょろと、何かが漏れている。
(もう……だめ……です……♡)
きりたんはついに意識の糸を手放した。
〜〜〜
「んっ……♡」
恐らく意識を失っていた時間はそれほど長くないだろう。自分の汗と体液と、妖精の唾液でベタベタな身体。
既に全て舐め取ったので興味はないとでも、言いたげに満足して眠っているずんだ妖精。
「あははは…、これは…やっちゃっいましたね……」
(でも…)
ここ数日のモヤモヤが嘘のようにスッキリしている事に気づく。
(すごかったな……)
先ほどの痴態を思い出して、顔が熱くなる。
ガチャ、と玄関の開く音が聴こえた。
「きりたーん、ただいまー」
「やばっ…、ずん姉様だ……」
自分の身体はベタベタで一糸まとっていない。それに畳や布団もなんか湿っている。風呂を浴びようにももう間に合わない。
「ｽﾞﾝﾀﾞﾓﾁ！」
ずん子の帰宅に、お土産のずんだ餅の匂いを嗅ぎ取ったのか、ずんだもんが飛び起きてずん子の元へ向かう。
仕方なく、きりたんもそのまま着物を着て、ずん子を出迎えに行った。
「あら、きりたん。体調はもう大丈夫みたいね」
「はい。おかげさまで…」
「あら…？ きりたん、ずんだ餅の匂いがするわね」
「あっ！？ え、ええ、戸棚にあったのを、ずんだもんと一緒にいただきましたので…！」
「そうなの！ 体調が良くなったのもずんだ餅のおかげかしら！」
「そ、そうかもしれませんね…」
きりたんは、たはは、と乾いた笑いを浮かべながら内心冷汗ものだった。
「ｽﾞﾝﾀﾞﾓﾁ！ｽﾞﾝﾀﾞﾓﾁ！」
「あらずんだもん。よくわかったわね。お土産のずんだ餅よ」
「ｵｲﾁ！ｵｲﾁ！！」
差し出されたずんだ餅にすぐさま齧りつくずんだもん。
ずん子はそれを見て、うーん、と唸る。
「ずんだもんも、これだけずんだ餅を食べれば、そろそろお話出来るようになると思うのだけれど」
「え゛！？ ずん姉様、ずんだもんって、喋れるのですか……？」
「ええ、そうよ。だって、ずんだの妖精さんですもの。もう少し成長すれば喋れるようになるし、人間にも変身できるようになるわ！」
楽しみね！とニコニコ顔で告げるずん子とは反対に、きりたんは先程よりも酷い冷汗だらだらと垂らす。
(ま、まさか、この豆畜生が、喋れるようになるだなんて……、このアブノーマルなオナニーを暴露されでもしたら……ずん姉様に嫌われてしまいます！)
「どうしたのきりたん？顔が凄く青いわよ」
「な、なんでもありませんヨ…」
「そっ！ならいいけど♡ じゃあ、私はお夕飯の支度でもしちゃうわね！」
ずん子はニマリと笑うと、背を向けて夕食の準備を始めて。
(ずん姉様…へんなところで鋭いからな…)
まさか、『あんなこと』をしているとは夢にも思わないだろうが、朝よりも顔色の良いきりたんを見て、深刻な悩みを抱えているわけではないと気付いたのだろう。
きりたんはずん子から貰ったずんだ餅に齧り付いているずんだもんへ耳打ちする。
「ずんだもん、あれは私たちだけの秘密ですからね…」
「ノダァ！」
わかってるのかわかってないのか、妖精は元気に返事をしたが、きりたんに判断する術はない。
「でないと、もう二度とずんだ餅はあげませんから……」
「の、のだぁ！？」
それを聞いて青い顔をする妖精。
やっぱり、言葉が通じているのかもしれない。
(……しかし、人間にも変身できるようになるのか…)
遠目に見ると、ずんだ餅に齧り付いているただの小動物にしか見えない妖精に、きりたんは呼びかける。
「ずんだもん」
(イイコト、聞いちゃったな…♡)
「のだぁ？」
「また、一緒にずんだ餅食べましょうね…♡」
下腹部がきゅん♡と切なく疼いた。
…つづく？
謝辞
ずんだもんしか知らなかった私に東北三姉妹を知るきっかけを下さったわんわんお氏
この話(正確には次話にあたる)を構想するきっかけ『ずんぽ』をお書きになったShoPuyo氏へ感謝申し上げます。
この話(正確には次話にあたる)を構想するきっかけ『ずんぽ』をお書きになったShoPuyo氏へ感謝申し上げます。
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このページへのコメント
これはずんだ虫が人型になった後が楽しみですねぇ
人型「きりたん！僕も女の子になったから、二人でお○んこにずんだぬってなめっこするのだ！」
（ずん子とイタコが居る前で）
なめっこは全くｺｯｼｮﾘしてなくて流石に草
ずんだもんは本小説内ではオス感を出したくなかったので(幼体だし)性別不明にしましたが、人型になったときは男の子(まだえっちとか分からない)になる想定なのだ…
うーん、どうなっちゃうんやろうなぁ…(すっとぼけ)
お二人共感想感謝なのだ
性教育は大切ですからね
変態オナニーするようになってしまったんですが、(性教育として）大丈夫なんですかねそれは……
変に溜め込んでお外で発散！とかし出すよりはいいんじゃないかと…
命の授業から逃げるな
逆に考えるんだ、逃げちゃってもイイんだ、と
でも続きも読みたいのだ
自虐で書き込んだのに反応してくれて嬉しいのだ
待ってくれる人がいるなら頑張れるのだ…
もう少し待っててくださいのだ……！
えちちちちち