はじめに 
けもです。
蚊に悩まされる季節になってきましたね！
妖精が蚊みたいになったら、正真正銘の害獣（害虫）だなあと…………
久しぶりのオリジナル短編小説、お楽しみいただければ幸いです！
※この小説はフィクションであり、実在の人物･団体･事件とは一切関係ありません。また、特定の社会的立場の人々を揶揄する意図は一切ございません。
本編
この世界で、一番人を殺している生物。
それは、蚊であると言われている（ちなみに、二番目は人間そのものとされる）。
では、この世界で、一番人を殺したがっている…………
いや、言い方を変えよう。
最も、人の「絶滅」を望んでいる生物は、何であろうか。
おそらくそれは、妖精と呼ばれるイキモノである。
多くの妖精が人間社会に侵出し、住居への侵入や食害をもたらすことで「害獣」扱いを受けている。
何よりも、発達した言語能力を駆使して、人間のことを「くちょにんげん（表記ゆれ有）」と侮蔑し、積極的に突っかかっていく行動が、その「害獣」感を加速させている。
そこには、縄張り争いという自然界の決まり事から逸脱した、人間に対する激しい「憎悪」の感情が見られるという。
ただ、妖精は人間を忌み嫌っておきながら、その生活の大部分は、人間社会があるからこそ成り立っていることがわかっている。
（↑この参考文献を、いずれ執筆したいと考えております）
「い、痛っ……？ うぇえっ！？ 血が！ 血が！ お、お母さあああああああああああああぁんっ！！」
「きゃああああああっ！？」
とある地方都市。小学校低学年の男の子が、就寝中、何かに酷く腕を噛まれ、激しく出血するという事件が起こった。
幸い、命に別状はなかったものの、不可解な点が残った。
男の子の家では、人間に噛みつくようなペットを飼っていたわけではない。噛み合いのケンカをするような兄弟もいない。
ただ、窓が少しばかり開いていたようである。
最初は、野良ネコやアライグマ、あるいはハクビシンが侵入したのでは、と考えられていた。しかし、小児科の医師は頭をひねった。
男の子の腕に残った歯形は、どの食肉目の歯形とも一致しなかったからである。
犯人が判明しないまま男の子の傷が綺麗に治りかけたころ、再び事件は起こる。
「えええええええええええええん！ うぇええええええええええええええええんっ！」
「おい救急車だ！ 急げ！！ 大丈夫、大丈夫だからなっ！！」
何と、幼稚園に通う女の子が、かくれんぼをしている時に襲われ、足を噛まれたのである。
この女の子も、すぐに救急搬送されて治療を受けたため、足に後遺症が残ることはなかったものの………
また子どもが。
人間たちは恐怖よりも、か弱い存在しか襲わない犯人に対して、激しく憤った。
そして今度は、犯人が何者かを示す有力な証拠が見つかった。
被害にあった女の子の赤白帽子に、悪臭を放つ緑色の物体がこびりついていたのである。
間違えようもない。「ずんち」と呼ばれる、妖精が排泄したフンであった。
人々は、怒ると同時に、驚愕した。妖精が、わざわざ人間を噛むなどと！
……………………
「きょうも、くちょがきのけつえきしゃんをなめなめしてやったのだ！ ぶざまになきわめいてたのだ！ ゆかい、ゆかいちゃ！！」
…………どこで学んだかは定かではないが、一部の妖精が、前述したような「蚊こそが、一番人を殺している」という事実を知り、独自の生態を編み出した。
歯を発達させ、人間に噛みついて、血を舐めるようになったのである。
その目的は、ただひとつであると考えられている。
衛生害虫として知られる「蚊」の能力で人間を痛めつけて、殺すこと。
そして、この世から人間を絶滅させ、「もりのけんじゃ」である妖精だけの「楽園」を創ること！！
人間を極度に憎悪するのも、彼ら妖精の繁栄に際して、人間の存在が明らかに邪魔であると認知してのものであろう。
……しかし、妖精はいくつもの致命的な勘違いをしていた。
まず、蚊は口吻（こうふん）と呼ばれるストロー状の口器を持つ。この妖精のように、皮膚を噛みちぎって血液を摂取するならば、それはどちらかというと、ブユ（ブヨ、あるいはブト）という昆虫の生態に近い。
次に、あの小さな蚊のパワーが、直接的に人間を殺せるほど桁外れというわけではない。1匹の蚊がいちどに吸える血液の量は微々たるものである。真に恐ろしいのは、蚊が媒介する感染症である。
そして最後。蚊は、故意に痛めつけるために、血を吸うのではない。メスの蚊だけが、子孫を残すため、卵巣を発達させるために血が必要なのであって、蚊にとっての人間の血液とは、決して主食とは言えないのである。
それに比べて、妖精はどうだろう。
「それにしても、くちょにんげんどものけつえきしゃんは、あじがこくて、まじゅいのだ！ こうきなるずんちゃのおくちさんには、あわないちゃ！」
妖精は、別段人間の血を舐めなくとも、子ずんを出産することは可能である。それどころか、まずいとまで言わしめている。
もっと言えば、この妖精はオスである。
「でも、がまん、がまんちゃ！ くちょにんげんどもをぶっころして、ねだやしにして、ずんちゃたちがしあわせになるまでの、がまんちゃ！！」
…………ひとえに、嫌がらせのため！
ああ、何たる害虫！！ 何たる害獣！！
……………………
「これ以上、子どもたちを危険にさらすわけにはいかない…………何としても我々の手で、悪辣な妖精どもを見つけ出し、駆逐せねば」
「よろしくお願いいたします、市長」
既に、同市内の子どもが2人も病院送りになっているという現状を受けて、市議会内で『吸血妖精対策本部』の設立が決まった。
対策本部では、一般の妖精と区別するため、容疑のかかった妖精を『蚊ずん』と呼んだ。
「散開っ！ 20分以内にケリをつけるっ！ “蚊ずん”だけでも確実に発見し、殺せ！」
「「「「はっ！！」」」」
まるで、スズメバチ駆除をするかのような重装備に身を固めた作業員たちが、「蚊ずん」の目撃情報があった公園を中心に、駆除作業を開始した。
そのころ。
「へこへこ、へこへこ！ へこへこきもちーのだ！」 「ずんぽいいのおおおおおおおおお！！」
あの「蚊ずん」は、公園で呑気に交尾に励んでいた。
いかにして憎き「くちょにんげん」に痛手を負わせたか、という武勇伝を、ちょうど近くにいたメス妖精に語っているうちに、交尾する流れになったのである。
だが、そんな至福の時間も、長くは続かないもので。
「たいへんちゃ、たいへんちゃ！ くちょにんげんちゃ！ くちょにんげんが、いっぱいくるのだああああ！！」
血相を変えた妖精が、「蚊ずん」の元へと飛んでくる。
「おいくちょずん！ へこへこのじゃまするなああああああああああああ！！」
「それどころじゃないちゃ！ いそがないと、みんなしんじゃうのだあああ！！ ぼくのままずんも、おちびちゃんたちも、みんなころされちゃったのだああああああああ！！」
「う、うそ、ちゃ……？ くちょにんげんどもが、ふくしゅうしにきたのだ…………？」
ふごおおおおおおおおっ！ ぶしゅうううううううううううううう…………
作業員が、手にしたホースを妖精の大群に向け、白い霧のようなものを噴射する。
彼の背中に括りつけられた巨大なタンクには、試験的に製造された『殺ずん剤』と呼ばれる物質が充填されている。
これは、海外製の極めて強力な殺虫剤に、小豆餡（あんこ）の成分を配合したものである。
妖精があんこのニオイを忌避するという伝承をヒントに、開発されたものだ。
※この伝承を語るうえで外せないのが、あんこ妖精（通称、「あんこもん」）の存在である。
あんこもんは、その体色もさることながら、成熟すると、小豆餡を煮詰めたような甘いニオイを体から発するという。
そのニオイに惹かれて寄ってきた昆虫や、小動物を好んで捕食するのである。
妖精もその例にもれず、一方的にあんこもんに捕食されることとなる。
だからこそ妖精は、小豆餡のニオイを本能的に忌避することで、天敵であるあんこもんから身を守ろうとしているのである。
「ぐげええええええええええっ！！ いちゃい！ いちゃいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」
「「「ちんじゃう、ちんじゃう、ちんじゃう、ちんじゃう、ちんじゃうにょだああああああああああああ！！」」」
実際にその効果は抜群で、白い霧をかけられた妖精たちは、地面に落ちてのたうち回る。
ただ、『殺ずん剤』が他の生物や自然環境に与える影響が未知数であるため、使用は必要最小限にとどまった。
「く、くちょにんげん…………あんなものを…………こざかしいちゃ……！！」
白い霧をかけられた妖精の大群が静かになる様子を、「蚊ずん」と取り巻きの妖精たちは息を殺して見守った。
「こ、こわいのだ……くちょにんげん、こわいのだ……」
「あんこもんのにおいがするのだ…………くちゃい、くちゃいのだ…………」
「い、いやちゃ……ぼく、まだしにたくないちゃ……」
「そうちゃ！ おまえ、くちょにんげんとたたかってくるのだ！ あいつらなんか、“かみかみ”すれば、らくしょーちゃ？」
「えっ……そ、それは…………」
作業員が、どんどん近づいてくる。「蚊ずん」は、明らかに狼狽していた。
「どうしたちゃ！？ くちょにんげんなんか、てきじゃないって、おまえは、そういっていたのだ！」
「おおきなくちょにんげんをぶっころちた、あのはなしは、うそだったのだ？！」
「たったいちずんで、なんびきものくちょにんげんをぶっころした、あのはなしは、どうしたちゃ！？」
パニックになった取り巻きの妖精たちが、「蚊ずん」に向かって口々に叫ぶ。
「蚊ずん」は、調子に乗って、誇張に誇張を重ねた武勇伝を話していたのであった。
「ず、ずんちゃは…………」
……実際には、絶対に反撃されなさそうな、子どもを狙っただけである。傷を負わせたのは確かだが、殺してなどいなかった。
屈強な大人の、ましてや集団に戦いを挑むほど、勇気があるわけではなかった。
………ただ、自分のウソを認めるのは、最後まで「蚊ずん」のプライドが許さなかったのだった。
「……おまえらも、えんごするちゃ！ くちょにんげんをかめば、ぜったいに、ころせるのだ！」
「わかったのだ！ やるのだ！」 「いちずんじゃ、かてなくても、みんなでいけば、きっと、かてるちゃ！」
ざすっ、ざすっ、ざすっ、ざすっ…………
「「「「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ！！」」」」
こちらに向かって歩いてくる作業員に向かって、「蚊ずん」たちは飛び出した…………
……結果は、言うまでもない。作業員に噛みつく前に、真正面から白い霧を浴びせられてしまったのである。
いや、たとえ噛みついたとて、妖精の歯では、強固な防護服を貫通することは不可能だったろう。
「くちょ……くちょお…………ずんちゃは、ただ、いきるために……ずんちゃたちの、しあわせのために……」
致死量の殺虫剤によって動きを封じられながら、薄れゆく意識の中で、「蚊ずん」は悔やんだ。
「…………いました。歯が異常に発達している…………間違いない」
ぐじゅっ！
「ぶべ…………あああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」
作業員が靴で圧力を加えると、途端に自壊を始める妖精の体。
あっけない、最期であった。
「蚊ずん」は、眼球を裏返らせた、酷く間抜けな表情で、死んだのである。
「…………“蚊ずん”、討ち取ったり」
作業員は、じっくりと死骸を観察したのち、無線通信を入れる。作戦開始から、ここまで10分とかかっていなかった。
だが、作戦はこれでは終わらなかった。
ぶしゅううううううううううううううっ！
「「おぎゃーおぎゃー！ おぎゃーおぎゃー！」」
「くちょにんげんめえええっ！ ぼくたちが、いったい、おまえらに、なにをしたというのだああああっ！？」
「…………」 ぶおおおおおおおおおっ！
「あばばっばばあああへえええええええええっ…………」
「蚊ずん」と化した妖精が何匹存在するかわからない以上、作業員たちは、この地域に生息する妖精をすべて駆逐する勢いで、駆除作戦を続行したのである。
…………ひとえに、市民の安全のため！
「蚊ずん」の巻き添えという形で、妖精たちはもがき苦しみ、死んでいった………
「はぁ…………はぁ…………のだのだ！ ここまでくれば、くちょにんげんも、おってこれないちゃ！」
先ほど、「蚊ずん」と交尾していたメス妖精は、戦いに参加せず、一足先に逃げ出していた。
「う、うまれりゅ！ うまれりゅ！」
やがて、小さな池を見つけるなり、産気づいた。
「蚊ずん」は死んだが、「蚊ずん」の遺伝子は、新しく生まれてくる子ずんに受け継がれる。
「蚊ずん」は、作業員めがけて飛び出す前に、メス妖精に、こう告げていた。
「…………これからうまれてくるおちびちゃんたちは、おみずさんのなかにうむのだ！」
「お、おみずさんなのだ？」
「ぜったいちゃ！！ そうすればおちびちゃんたちも、ずんちゃとおなじように、さいきょうになるちゃ！！」
「わ、わかったちゃ！ やくそくするのだ！ ぜったいに、おみずさんのなかに、うむちゃ！！」
……………………
そして現在。
産気づいたメス妖精は、「蚊ずん」の言いつけどおり、池の水面にお尻を向けて、子ずんを産み落とす。
「うまれりゅ、うまれりゅ、うまれりゅうううううっ！」
ぽんっ！ぽんっ！ぶちびちっ！
ぽしゃっ、ぽしゃっ、ぽしゃっ……………
「おぎゃーおぎゃー！ おぎゃぶっ……」 「おぎゃーのだ！ おぎゃーのだぁぶぐ……」 「ひゃーん、ひゃああああ！！」
ばしゃっばしゃっ！ ばしゃっばしゃっ！！
……当たり前ではあるが、水に落とされた子ずんはなすすべもなく、溺れ始めた。
「蚊ずん」が何を勘違いしたかは定かではないが、蚊になりきったとて、所詮は妖精。
蚊の幼虫…………「ボウフラ」と同じような生態など、望むべくもない。
「え……しょんな、しょんな……おちびちゃん……？」
「にょ、にょだ……にょだあああ……っぱああああああああああっ……」
「おかーちゃごぼっ、たしゅけぐぶ……いゃあがぼおおおおおおおお……」
「ぐぼっ……ず、ずんちゃ、なんにょために、うまれてきちゃ、にょだ……………？」
「蚊ずん」の遺伝子を色濃く受け継いだはずの3匹の子ずんは、やがて力を失い、ブクブクと沈んでいった。
その死骸は、水中の生物たちの腹を満たすだろう。
「お、おちびちゃんたち……うそ……ちゃ？ どこいっちゃったのだ……？ かえって、かえってくるちゃ……」
1匹、残されたメス妖精は、呆然と立ち尽くす。新しい命が、目の前で生まれ、そして消えていった。
「ど、どうしてちゃ！ わたちは、なにも、まちがったことは、していないちゃ！ やくそく、まもったのだ！ おみずさんのなかにうむってやくそく、まもったのだあああああああああ！！」
半狂乱になったメス妖精。その騒がしい声に興味を持ったか、次々とハトが舞い降りてくる。
「すべて……すべて、くちょにんげんのせいなのだ！ そうにちがいないちゃ！ わたちは、なにもわるくないちゃ！」
ハトが後方から近づいているのにも気づかず、挙句の果てには責任転嫁を始めるメス妖精。
「くちょにんげんめ……“かみかみ”して、ぶっころしてやるのだ！ わたちたちのしあわせなひびをうばったばかりか、かわいいおちびちゃんたちをころした、ばつちゃ！」
こうして、ここに新たな「蚊ずん」が誕生した。
…………のも束の間。
「ぽぽぽっ」
ちゅん！ ちゅん！ どしゅっぶしゅっぶちゅっばちゅっ！
「あがあああああああああああああああああああっ！ いちゃいいちゃいいちゃいいちゃいいいいいいい！！」
メス妖精の頭に容赦なく振り下ろされる、複数のクチバシ。妖精の頭皮が破れ、どろっとした脳漿が噴き出す。
「く、くちょ……くちょ、とりいいいいいいいぃ…………」
やってきたドバトたちは、あっという間に妖精をついばんでバラバラにしたのであった。
………………
「蚊」と「妖精」。一見相容れないと思われるこの2種には、大きな共通点が存在する。
それは、他の生物のエサとなることで、生態系を支えているということ。
よく、蚊は絶滅させるべきだ、人間をこんなにも殺しているなら、この世に存在する理由がない、とのたまう人間も存在する。
しかし、生態学的視点からは、その指摘は間違いであると言わざるを得ない。
なぜなら、蚊を絶滅させてしまったら、蚊を食べて生きているすべての生物が大打撃を受け、生態系が大きく崩れてしまうからである。
妖精を絶滅させたらどうなるか、生態系にもたらされる影響は明らかにはされていない。しかし、妖精がかなり定着してしまった日本という国においては少なくとも、慎重な駆除作業が要求されていると言って良いだろう。
そして、その客観的事実を理解しようとしないまま、「もりのけんじゃ」 「ばんぶつのしはいしゃ」 「さいきょうのせいぶつ」 という的外れな自認を加速させている害獣こそが、今日の妖精というわけである。
〜終〜
ここまでお読みいただきありがとうございます。
暑くなってきましたね！
皆様も、どうか熱中症にはお気を付けて……………………
けも
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このページへのコメント
誇大妄想から実態が(わずかに)変化するの妖精らしい不思議さで好きですねぇ
自分たちも妄想に振り回されて大事なおちびちゃんまで進んで沈めてしまう…不思議な力自体は確かにあるのに全てがついていけてないのはとてもかわいい…
子供に噛みつくのは許せませんね！
蚊に対する断片的な知識で自滅するというプロットが、kemo氏らしい豊かな発想だと思いました。
表面的な真似だけして本質を捉えていないのが、ずんだ虫らしくて笑えます。
そんなだから、テメーらは人間との対話が成立しないんだよ！
妖精の愚かさがこれでもかと・・・
しかし、意図的に自らの生態を変質させるとは
「妖精」というだけあって既存の生物種にはない特異な生態は無視できませんね
それにしても、なんで自分の子供は「水の中に産む」なんて・・・？自分はそうじゃなかったろうに・・・
「蚊」についての知識も中途半端ですし（知識の出どころはともかく）
「蚊ずん」を仕留めた作業員さんはできればちゃんと証拠を残して、ﾀﾋ骸はできるだけ綺麗な状態のままで持ち帰って今後のための研究に回していただきたい
今回も素晴らしい作品でした。
kemoさんのネタの多さと執筆速度には毎回驚かされます。
おもしろかったです