別世界を知る��
最終更新：
igarasi1919 2023年03月16日(木) 19:22:01履歴
はじめに 
人生初の小説書いてみました。誤字・つたない部分が見られる可能性が高いので指摘や感想を頂けるとありがたいです。また今回のお話はずん虐成分が少ないかもしれません。そして本作はまだ未完成で前編・後編の形式、又は中編が入るかもしれません。ご了承の上よろしくお願いします
作者：五十嵐
作者：五十嵐
本文
森の奥から声が聞こえる。空から木から草から地面から川から声が聞こえる。そこには妖精がいた。
妖精───緑色の丸い頭をしていて葉っぱに実がなったかのようなものが生えている。目はくりくりしていて口は小さく可愛らしい。その妖精は森で仲良く平和に暮らしている。毎日小さな喜びを噛み締め一生懸命に生きている。嗚呼、かわいらしい妖精さん。はやくわたしの…わたしの元へ来て。はやくそのかわいい目をじっくりみたい。そのかわいい手足で一緒に遊びたい。そのかわいいしっぽを食いちぎりたい…嗚呼、はやくわたしの幸せの糧となって…
2ヶ月前、少女は夏祭りで浴衣を着て友達と話しながら歩いていた。わたあめを食べながら歩いていると友達の他の学校の友達と会い一緒に話をしていたが少女は口下手が故、言葉に詰まることを息苦しく感じてしまいトイレに行く振りをしてひとまず休憩をすることにした。手に持ったわたがしを少しずく食べながら空を見ていた。
｢ああ、なんだか疲れたな｣
そう言いながら友達の元へ戻ろうとした。すると道端の奥の草むらから声と物音が聞こえる。なんだろうと気になり顔を覗けると茂みの奥から少年が3人笑いながら駆け出し飛び出してきた。
｢面白かったな！ぎゃー！だってよ｣
｢あはははは！あの顔おかしー！｣
｢次行こうぜ！次！｣
少女はいきなり出てきた少年たちに驚きながら人気の無い茂みの奥で何をしていたか気になり茂みに入っていった。すると声が聞こえてきた。他に少年がいるのだろうか？そう思い近づいて見るとそこには妖精が横たわっていた。
｢ｲﾁｬｲ…ｲﾁｬｲ…ﾀﾁｭ…ｹﾃ…｣
少女は驚き腰を抜かした。その妖精には片目が無く耳であった所から緑の液体がだらだらと流れていて手足は串で刺されていたからだ。少女はあまりのおそろしさに言葉が出なく口をパクパクさせていた。先程の少年たちが？あんなに笑いながらこんなおぞましい事を？私よりあんな年下で？と頭の中で言葉が渦巻く。そこに妖精の声が聞こえハッと我に返った。
｢ｲﾁｬｲ…ｵﾅｶ…ｵﾅｶｶﾗﾀﾞｼﾃ…ｲﾁｬｲ…ｵﾈｶﾞｲ…｣
よく見るとお腹が少し膨らんでる。妊娠しているとも思ったが様子がおかしい。そう思っていた瞬間
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁ！！ﾊﾞﾁ！ﾊﾞﾁﾁﾁﾊﾞﾁﾁ！！！
凄まじい音と同時に妖精の腹は爆発した。
(そうか、お腹に爆竹を入れられてたんだ…)
そう一瞬頭に浮かびながら手で散らばった妖精の肉片を防いだ。幸い浴衣には付かなかったが口に少し肉片が入ってしまった。生き物の肉片が口に入った事に気持ち悪く感じすぐ吐き出そうとしたがそれより先に味を感じてしまった。
｢お、おいしい…？えっ？｣
気づいたら飲み込んでいた。自分でも意味がわからないが先程まで生きていた妖精は今まで食べたことない味を舌で奏でていた。そのまま数秒硬直していると後ろから声が聞こえた。
｢その様子だと食べたみたいだね。どうずんだ虫の味は？おいしいでしょ｣
びっくりして振り返ると先程の少年たちが後ろでクスクス笑っていた。その不気味さに困惑して動けずにいた。
(まさか…わたしにもあんな酷い事をされる…？)
そう思っていたが少年たちの1人が手を差し出した。逆らわないよう手を取り立ち上がったが足は震えていた。
｢だいじょーぶだよ。何もしないよ｣
安心してると耳元で
｢あの味、また知りたかったら2日後の夜7時にまた来なよ｣
と言われ少年たちはまた笑いながら祭りの光の中に消え、いろんな違和感を感じながら少女は1人残された。その後はあまり覚えてないが友達と合流し家に帰り上の空でベットに入った。今日の事を振り返りいろいろ疑問が頭に浮かぶ
(あの少年たちはいったい何をしていたの…？なんで妖精にあそこまでの事を…？それより妖精は確かに存在はするけど国に管理された数匹だけの希少の存在のはずなのに…？それをいたぶる意味は…あの味をもう一度知りたかったら…って…どう…い…う…)
気づいた時は少女は眠っていた。
次の日、目が覚めた瞬間から意識がハッキリしていて体も快調。なんなら校庭5周が余裕に感じるくらいだ。その日は頭も冴えていて学校の授業もするする頭に入り初めて聞いた問題文も何故か答えられた。そんな様子に友達も気づかないはずもなく少女は褒められて悪い気がしなかった。
しかし疑問も浮かぶ。何故ここまで快調なのか…と思った瞬間には答えがでていた。
｢あの妖精を食べたからだ…｣
理由までは頭に浮かばなかったが、そうとしか考えられない。するとやはり妖精の出処を考えるが偶然あの場所にいるはずがない。もしかして…もしかしなくてもあの少年たちが…？そう考えると背筋がゾッとした。故意に妖精を痛めつける所を見るに、わざわざ手に入らない妖精を用意し、わざわざあの祭りの近くで痛めつけたからだ。しかし結局は推測に過ぎないと思い少女は次の日の待ち合わせに行くことを決心した。
───次の日 午後6時
｢あれ、おねーさん。来るの早いね｣
少年は不敵な笑みをしている。そしてその手にはビニール袋を持っているが中で何かが暴れている。中身は妖精が複数いるようだ。
｢ｸﾁｮ！ｸﾁｮ！ﾃﾞﾚﾅｲﾉﾀﾞ！ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝ ﾊﾔｸ ｺｺｶﾗ ﾀﾞｽﾉﾀﾞ！｣
｢ｵｶｰﾁｬ！ﾌﾏﾅｲﾃﾞ！ﾌﾏﾅｲﾃﾞ！ｲﾁｬｲﾉﾀﾞ！｣
｢ｺﾞﾒﾝﾈ ｵﾁﾋﾞﾁｬﾝ！ｾﾏｸﾃ ｳｺﾞｹﾅｲﾉﾀﾞ！ ﾀｴﾃﾎｼｲﾉﾀﾞ！ｷｯﾄ ｵﾄｰﾁｬｶﾞ ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝｦ ﾔｯﾂｹﾙﾉﾀﾞ!｣
｢ｿｳﾅﾉﾀﾞ！ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝ ﾅﾝｶ ﾌﾞｯｺﾛﾁｭﾉﾀﾞ！｣
｢ｵﾄｰﾁｬ ｽｺﾞｲﾉﾀﾞ！ﾎﾞｸ ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾉﾀﾞ！｣
｢だってさ、おねーさん。笑っちゃうよね｣
｢え？｣
｢こんなビニール袋破いて逃げればいいのに力が弱いから破る事できない。そんな妖精が僕たちを殺せるわけないよね｣
｢きみたちはいったい…｣
｢僕？僕は別の世界から来た遊び人さ｣
｢遊び人…？｣
続く
妖精───緑色の丸い頭をしていて葉っぱに実がなったかのようなものが生えている。目はくりくりしていて口は小さく可愛らしい。その妖精は森で仲良く平和に暮らしている。毎日小さな喜びを噛み締め一生懸命に生きている。嗚呼、かわいらしい妖精さん。はやくわたしの…わたしの元へ来て。はやくそのかわいい目をじっくりみたい。そのかわいい手足で一緒に遊びたい。そのかわいいしっぽを食いちぎりたい…嗚呼、はやくわたしの幸せの糧となって…
2ヶ月前、少女は夏祭りで浴衣を着て友達と話しながら歩いていた。わたあめを食べながら歩いていると友達の他の学校の友達と会い一緒に話をしていたが少女は口下手が故、言葉に詰まることを息苦しく感じてしまいトイレに行く振りをしてひとまず休憩をすることにした。手に持ったわたがしを少しずく食べながら空を見ていた。
｢ああ、なんだか疲れたな｣
そう言いながら友達の元へ戻ろうとした。すると道端の奥の草むらから声と物音が聞こえる。なんだろうと気になり顔を覗けると茂みの奥から少年が3人笑いながら駆け出し飛び出してきた。
｢面白かったな！ぎゃー！だってよ｣
｢あはははは！あの顔おかしー！｣
｢次行こうぜ！次！｣
少女はいきなり出てきた少年たちに驚きながら人気の無い茂みの奥で何をしていたか気になり茂みに入っていった。すると声が聞こえてきた。他に少年がいるのだろうか？そう思い近づいて見るとそこには妖精が横たわっていた。
｢ｲﾁｬｲ…ｲﾁｬｲ…ﾀﾁｭ…ｹﾃ…｣
少女は驚き腰を抜かした。その妖精には片目が無く耳であった所から緑の液体がだらだらと流れていて手足は串で刺されていたからだ。少女はあまりのおそろしさに言葉が出なく口をパクパクさせていた。先程の少年たちが？あんなに笑いながらこんなおぞましい事を？私よりあんな年下で？と頭の中で言葉が渦巻く。そこに妖精の声が聞こえハッと我に返った。
｢ｲﾁｬｲ…ｵﾅｶ…ｵﾅｶｶﾗﾀﾞｼﾃ…ｲﾁｬｲ…ｵﾈｶﾞｲ…｣
よく見るとお腹が少し膨らんでる。妊娠しているとも思ったが様子がおかしい。そう思っていた瞬間
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁ！！ﾊﾞﾁ！ﾊﾞﾁﾁﾁﾊﾞﾁﾁ！！！
凄まじい音と同時に妖精の腹は爆発した。
(そうか、お腹に爆竹を入れられてたんだ…)
そう一瞬頭に浮かびながら手で散らばった妖精の肉片を防いだ。幸い浴衣には付かなかったが口に少し肉片が入ってしまった。生き物の肉片が口に入った事に気持ち悪く感じすぐ吐き出そうとしたがそれより先に味を感じてしまった。
｢お、おいしい…？えっ？｣
気づいたら飲み込んでいた。自分でも意味がわからないが先程まで生きていた妖精は今まで食べたことない味を舌で奏でていた。そのまま数秒硬直していると後ろから声が聞こえた。
｢その様子だと食べたみたいだね。どうずんだ虫の味は？おいしいでしょ｣
びっくりして振り返ると先程の少年たちが後ろでクスクス笑っていた。その不気味さに困惑して動けずにいた。
(まさか…わたしにもあんな酷い事をされる…？)
そう思っていたが少年たちの1人が手を差し出した。逆らわないよう手を取り立ち上がったが足は震えていた。
｢だいじょーぶだよ。何もしないよ｣
安心してると耳元で
｢あの味、また知りたかったら2日後の夜7時にまた来なよ｣
と言われ少年たちはまた笑いながら祭りの光の中に消え、いろんな違和感を感じながら少女は1人残された。その後はあまり覚えてないが友達と合流し家に帰り上の空でベットに入った。今日の事を振り返りいろいろ疑問が頭に浮かぶ
(あの少年たちはいったい何をしていたの…？なんで妖精にあそこまでの事を…？それより妖精は確かに存在はするけど国に管理された数匹だけの希少の存在のはずなのに…？それをいたぶる意味は…あの味をもう一度知りたかったら…って…どう…い…う…)
気づいた時は少女は眠っていた。
次の日、目が覚めた瞬間から意識がハッキリしていて体も快調。なんなら校庭5周が余裕に感じるくらいだ。その日は頭も冴えていて学校の授業もするする頭に入り初めて聞いた問題文も何故か答えられた。そんな様子に友達も気づかないはずもなく少女は褒められて悪い気がしなかった。
しかし疑問も浮かぶ。何故ここまで快調なのか…と思った瞬間には答えがでていた。
｢あの妖精を食べたからだ…｣
理由までは頭に浮かばなかったが、そうとしか考えられない。するとやはり妖精の出処を考えるが偶然あの場所にいるはずがない。もしかして…もしかしなくてもあの少年たちが…？そう考えると背筋がゾッとした。故意に妖精を痛めつける所を見るに、わざわざ手に入らない妖精を用意し、わざわざあの祭りの近くで痛めつけたからだ。しかし結局は推測に過ぎないと思い少女は次の日の待ち合わせに行くことを決心した。
───次の日 午後6時
｢あれ、おねーさん。来るの早いね｣
少年は不敵な笑みをしている。そしてその手にはビニール袋を持っているが中で何かが暴れている。中身は妖精が複数いるようだ。
｢ｸﾁｮ！ｸﾁｮ！ﾃﾞﾚﾅｲﾉﾀﾞ！ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝ ﾊﾔｸ ｺｺｶﾗ ﾀﾞｽﾉﾀﾞ！｣
｢ｵｶｰﾁｬ！ﾌﾏﾅｲﾃﾞ！ﾌﾏﾅｲﾃﾞ！ｲﾁｬｲﾉﾀﾞ！｣
｢ｺﾞﾒﾝﾈ ｵﾁﾋﾞﾁｬﾝ！ｾﾏｸﾃ ｳｺﾞｹﾅｲﾉﾀﾞ！ ﾀｴﾃﾎｼｲﾉﾀﾞ！ｷｯﾄ ｵﾄｰﾁｬｶﾞ ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝｦ ﾔｯﾂｹﾙﾉﾀﾞ!｣
｢ｿｳﾅﾉﾀﾞ！ｸﾁｮﾆﾝｹﾞﾝ ﾅﾝｶ ﾌﾞｯｺﾛﾁｭﾉﾀﾞ！｣
｢ｵﾄｰﾁｬ ｽｺﾞｲﾉﾀﾞ！ﾎﾞｸ ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾉﾀﾞ！｣
｢だってさ、おねーさん。笑っちゃうよね｣
｢え？｣
｢こんなビニール袋破いて逃げればいいのに力が弱いから破る事できない。そんな妖精が僕たちを殺せるわけないよね｣
｢きみたちはいったい…｣
｢僕？僕は別の世界から来た遊び人さ｣
｢遊び人…？｣
続く
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このページへのコメント
こんなにも次が気になる話が初めて…！？
ﾀｲｼﾀﾓﾝｼﾞｬﾅｲｶ…(イーグリード)
妖精が数えるほど希少で国に管理されている"平和な世界"にわざわざ異世界から害虫同然なずんだ虫を連れてくるとはこのガキんちょ共は一体……?
｢妖精｣と｢ずんだ虫｣で別々に存在してる(あ使われてる)?それか｢ずんだユートピア｣よろしく情報操作が??この2ヶ月で少女は如何にしてずん虐に溺れ狂っていったのか……色々謎が多くて続きが気になります!!