国際総合研究学会

「東日本大震災の被害状況をめぐって」

　報告者：仲間 妙子氏（千葉商科大学非常勤講師、一級建築士）
　司会者：平田 光弘氏（当学会会長、中央学院大学大学院特任教授）

　2011年3月11日に発生した「東日本大震災」は，かつてない大規模災害の被害を呈し、日本全体に多種多様な深刻な問題を連鎖的に引き起こしている。
この深刻さは復旧・復興への対応を誤れば，単に東日本の地域経済問題にとどまるだけではなく、日本経済全体を衰退させるだけでなく，世界経済にも深刻な打撃を与える懸念がある。
本研究では、これらを鑑みて、特に企業を取り巻く経済被害の大きさについてふれ、産業構造全体の被害実態をまず確認することを大きな目的とする。
　具体的アプローチとしては、被災地の東日本に存在した企業、更に東日本に支社や支店を持つ企業、顧客を持つ企業、ひいては、サプライチェーンの一端を担っていた企業の被災状況をつぶさに調査し、その漠然とした被害実態を定量的に計測することを目指す。
　これにより、さらに浮かび上がる日本経済、産業構造の課題に、復興への変革の一考察を試みる。

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関連ページ：2011年度研究会第1回-3／2011年度研究会第2回-2