【元ネタ】神話
【CLASS】ルーラー
【真名】ナンナ＝スエン
【性別】男性
【身長・体重】183cm・62kg
【肌色】白を通り越して青白い
【髪色】青
【瞳色】金
【容姿】青い長髪をなびかせ、頭部と一体化した輝く装飾品を身に着けている。
　　　　シャマシュによく似ている。
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・月
【ステータス】筋力：B 耐久：B 敏捷：C 魔力：A++ 幸運：C 宝具：EX

月を司る神としての力。
神性スキルを含む複合スキルであり、精神と肉体の絶対性を維持する。

神々の叡智を知り、それを行使できるスキル。
元は多数の要素を司る神としての権能であり、それを擬似再現した限定権能のようなもの。

その内、特に癒しの神としての能力を強く引き出したもの。
通常の医術スキルとは別系統の医療技術。

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
目を焼くほどに眩しくはないが、静かに夜を照らす月の光。

『月剣』
反りの大きい三日月形の剣。

メソポタミア神話に登場する月の神。
ナンナ、ナンナル、スエン、シン、シェシェキ、アシムバッバル、ディリムバッバル、インブなどとも。
豊穣、癒し、暦、運命、裁き、安産等、様々なものを司る力を持つ。
その中でも特に裁きと癒し、そして運命の神としての要素が強く出た状態。
神霊がサーヴァント化したものであり、月の聖杯戦争に頻出するハイ・サーヴァントとよく似た存在。
だがしかし、人の手によって作られた『人工サーヴァント』ではない。
では、一体何者がこのサーヴァントを生み出したのか――。

ランク：A+ 種別：対界/対城宝具 レンジ：1〜50/1〜99 最大捕捉：1000人/1000人
ナンナ＝スエンは裁きと癒しの力を持ち、三日月を剣として手にしていると言われている。
月光を放つ剣の宝具。
地上で使用した場合は夜であればそのまま、昼であれば一時的に暗転して月光が降り注ぎ敵を攻撃する。
月においては月光の発生源はフィールドそのものとなるため、月面から湧き上がる光による攻撃となる。
この月の光は害成すものを打ち払う聖なる裁きの力が光として発現したものであるために、世界のルールにそぐわない存在に対する特効能力を持つ。
応用として剣に月光を凝縮しビーム的に撃ち出すことも可能でありその場合は対城宝具相当となり射程距離が伸びる。
範囲攻撃をしたいか遠くの一点へ向けての直線攻撃をしたいかによって使い分けることになるだろう。
また、効果を反転させることで対象にマイナスのダメージを与える、つまり傷を癒し回復する効果も持ち、そのために単体の宝具でありながら攻撃用メラム・アンガルと回復用エシュ・ディンギルの二種類の真名が存在する。

ランク：A++ 種別：結界宝具 レンジ：1〜20 最大捕捉：100人
また、ナンナ＝スエンは月の船に乗り夜空を旅して闇夜を照らすのだと言われている。
三日月の剣のもう一つの使用法。防御形態であり移動形態の宝具。
月光を攻撃用ではなく防御壁として展開することで悪なるものを退け、後方に放射し推進力に変えることで飛行する。
空に浮かぶ月＝決して手が届かない存在であるためにその防御性能は非常に高く、地上での戦いであれば世界を砕く一撃ですら本体にはまず届かないだろう。
が、月での戦いとなれば話は別であり、基本的に人が既に月に手を掛けている状況での使用になるために防御性能は大きく落ちてしまう。
とは言っても、それでもなおほとんどの攻撃を寄せ付けない堅牢さを誇るのだが。
本来であれば月そのものを丸ごと船にして宇宙を航行する星海の箱舟にまでなるのだが、サーヴァントとしての性能に収める都合上そこまでの出力は出せない。
一つの道具の別用法であるため『月剣・威天神裁』と『月舟・輝天神航』は同時に使用することは不可能となっている。

ランク：EX 種別：対人宝具[自己] レンジ：0 最大捕捉：1人
そしてまた、ナンナ＝スエンは暦を司り運命を見通す力と智慧を持ち、満月を冠として頭に頂いていると言われている。
頭部と一体化した月の冠の宝具。
より正確には一時的に通常の思考機能を停止させ、冠の内部に満ちた月光を用いての光速思考を行い超高速演算を実現する能力。
これはムーンセル・オートマトンが持つ演算機能とほぼ同じものであり、これによって高度な未来予測を可能とする。だが霊基への負担が大きいため使用はごく短時間に留めておくのが無難。
更にただの観測・記録装置であるムーンセルとは違い、明確な意志によって運用される能力であるため、無数の未来の中から望ましいものを引き寄せる、一種の因果干渉・運命決定能力としての機能も持つ。
ただし規模の差から万能の願望機とまでは行かず、未来を完全に決定するのではなく可能性を近付けるのみに留まる。
(とは言え真に完全な願望機であれば一人の意志で世界の行く末が完全に決定してしまう＝未来が固定され可能性が閉ざされる、と言うことに繋がりかねないためスペックの低さが幸いしている面もあるのだが)
世界が生み出された、あるいは切り拓かれたその後にあるもの。
誕生したばかりの世界が、どのような運命を辿りどのように変化しどのような形に収まるかを定める、そして同時に一つの形に固定してしまわない力。

悪を裁き人を守る勤勉で仕事熱心な月の神。
秩序と平和を愛する善良な、そしてちょっと頭の固い正義の人。
一方でややワーカーホリックの気があり暇な時間には何をしたらいいのか分からない。次の仕事の準備とかだろうか。
基本的には物腰が低く人当たりも柔らかいが怒るとやや荒っぽくなる。

そして月の聖杯戦争においては、月そのものが危機に陥りかねないと言うことで人類でも地球でもなく、月の意志によって聖杯戦争のシステムに割り込む形で呼び出された。
課された任務は月にはびこる悪性腫瘍を切除し月とそこに関わる人間たちを守護すること。
なるほどそれは大切な仕事だと思い二つ返事で引き受けたのだが、実際に出てきてみたらちょっと待って何これキャパシティ超えてませんか死にそうなんですけど。
それから月の聖杯戦争の中で精神も肉体も疲弊して行くのだが疲れたくらいで止まるわけには行かない。何しろ世界の危機なのだ誰か助けて。
元々頑丈な上に高度な医療技術も持っているためどんな激務でも潰れることはないが、むしろできてしまうしやってしまうから余計に酷い目に会うと言う始末。
そんなわけで月の聖杯戦争では目が死んでいる。

どんなに大変であっても仕事を辞めたいと思ったことは全くないのだが、最近になって優しくしてくれる人が欲しいと真剣に思い始めた。

ルーラーの他には三日月の剣を振るうセイバー、三日月の船を乗りこなすライダー、月光を放つアーチャーへの適性を持つ。

【一人称】私　【二人称】君/貴方　【三人称】彼/彼女

AS
なんかおかしくなってる元ゲートキーパー。
月と人類を守るあたりは同じ目的だったはずなのにどうしてこうなった。どうして……。
核融合ビームとかやめて……やめて下さい……。

月面都市
無数の未来の中にはこう言うのが出てくる可能性もあるのは分かっていた……分かってはいたんだ……。
だからそもそもこの手のが出てこない未来を目指すのが最善手だったんだけど既に奴がここにいる以上その手段が失敗なのは未来を見るまでもなく分かってしまうことでありあれ本当どうしよう泣きたい。

アコニサラート
増殖する悪夢。まさしく月に寄生する癌細胞。
早急に切除して太陽にでも投げ込んでやりたい。
シャマシュの力とか借りられないかな。

ミシェル・C・アルダン
君ちょっとそこ座れ。でっかい大砲で月に砲弾撃ち込むとか一体何を考えていると言うのか。科学とか冒険とか言えば何でも許されるわけじゃないんですよ。
極めて単純かつ物理的な月の危機を実現する奴。それ故に対応は簡単でもあり厄介でもあり。
比較的話が通じる方ではあるのが幸いと言えば幸いか。
そこらの神話より怖くないですか空想科学。

嫦娥【狂気】
おいふざけるな馬鹿この馬鹿やめて下さい馬鹿。地球を月に変えるとかそう言うの本当に勘弁して。
月と地球は人類を通して互いに協力して共生するべきであって一方がもう一方を侵略とかそう言うの本当に本当に良くないと思います。
悪を裁き秩序を良しとする『正しき者』としての月の側面であるナンナ＝スエンにとっては、言わば真逆の側面にあたる存在。
もう対話とか通じるはずがないので殴り飛ばして止めるしかない相手。
しかし同じ月としての属性を持つため嫦娥の宝具による月世界浸食を押し留めることは出来るものの、同じであるが故に拮抗するまでが限界であり打ち勝つには至らない。
旦那さんあれなんとかしてくれませんかお願いします。

月の主催者
突如として現れて月を滅茶苦茶にした張本人。
こいつか。こいつがやってるのか。
とりあえずは月の聖杯戦争を生き延びつつこいつを探し出して月剣でしばいたあと締め上げて洗いざらい吐かせることを当面の目標にしている。

元凶
月が万魔殿と化した元凶。
一人の人間の意志で世界が危機に陥りかねないと言う分かりやすい例の一つ。なんでそういうことするんですか。
おまけに引き連れている愚者のトリックスターも危険極まりない。
世界に害を成し神を焼き尽くす炎とか加減しろして下さい。
とは言え仮に戦うことになれば戦場が月の内部である関係で地の利はあるので一方的に不利と言うわけでもないが。

紀貫之
ムーンキャンサーのくせに割と無害っぽい方。
でもどうにも信用しきれない。だってムーンキャンサーだし。他のムーンキャンサーがことごとくアレだし。
それはそうとYoutuberって何。

シャマシュ
世界のもう半分、昼の面を司る太陽の神格。
弟……妹？　一体何があった。
(※この二神の関係はやや面倒であり、話によってナンナ＝スエンはシャマシュの父親だったり兄だったりするのだが、ギルガメシュ叙事詩を中心に考えるのなら恐らく兄弟)
気持ちは分からなくもないけど遊んでないで仕事して下さい貴方仮にも善と正義と戦いの神でしょうがお兄ちゃん少し怒ってるぞ。
大の男のそれも身内が本気で泣き出す情けない姿を見たくなければ今すぐ手伝うんだお願いします本当に。
それはそうとYoutuberって何。

マルドゥーク
エヌマ・エリシュの中でマルドゥークは月の神に夜を任せており、この月神がナンナ＝スエンであると言う説もある。
つまり上司に当たる人物。
贅沢は言いませんがもう少しこっちに人手を回せませんかマルドゥークさん……！

ツクヨミ
遠い遠い親戚のような同類のような何か。
なるほど月は剣でも船でもなく鏡だったのか。その発想はうちの世界にはなかった。
ところで月を壊されるとよろしくないのはとてもとてもよく分かるのでどうか手伝って下さい手伝え。

桂男
月のどこかで怪しい木を伐り続けてる人。
なんとか協力できないかと考えてはいるが下手に触れると危なそうだとも思っている。

勾践
月に届く剣とか言うトンデモ武器を持っている人。何それ怖い。
狙っているのは嫦娥らしいがそれでも怖い。何ですか対月宝具ってあの大砲馬鹿の親戚か何かですか。

フォン・ブラウン
彼と彼らの夢により、月は決して届かぬ夜空の王ではなくなった。
だがそれもまたよし。人間たちよ、果てなき夢のその先へと進め。
今しばらくの間は、手を貸せることもあるだろう。

ポッキアッピ
誰。
世界の闇を見通す力をもってしても気が付くことすらできなかった謎の存在。
本当に誰。

多分そのうち限界がきて決壊して泣き出すのでそこを狙って優しくしてやれば一発で落ちるチョロイケメンです