kagemiya@ふたば - ヒュドラ
────────────我を滅ぼして尚、我が■と魂を利用しようとするか。……死後も尚、我を苦しめるか。
────────────呪われろ人よ。

[フリー素材]

基本情報

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】ヒュドラ
【異名・別名・表記揺れ】レルナのヒュドラ・ヒュドラー・ハイドラ
【性別】♂
【全長・全幅・重量】10m・1m・1t
【体色】底なし沼のような黒緑 【瞳色】真鍮色
【外見・容姿】巨大な蛇(第一再臨まで)、九頭の巨大な蛇(第二再臨以降)
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】蛇・魔性
【ステータス】筋力:B 耐久:EX(再生能力を含む、耐久性はB相当) 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:A

【クラス別スキル】

狂化:EX(Bランク相当)

理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
身体能力を強化するが、状況に応じ理性や思考能力を失い、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
サーヴァントとなった後、その身を蝕む神すらも死を望む己の毒により悶え狂い続けている。
バーサーカーは現界に必要な魔力を魂喰いにて補う。

────────────最も元々怪物、狂化がなくても相互理解など不可能。

【保有スキル】

天性の魔:A

英雄や神が魔獣と堕ちたのではなく、怪物として産み落とされた者に備わるスキル。
幾多の魔獣達の父にして神を灼く復讐の火、魔獣王テュポーンとエキドナの子、魔獣として生を受けたことから高ランクを有する。

────────────神を灼く復讐の火、魔獣王と魔獣の母たる蛇女の間に生まれた毒蛇の王。

怪力:A

一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は怪力のランクによる。

────────────止められるなら止めてみるがいい。 貴様らが大英雄と称えるあの半神でさえも止められなかった力を止められるなら。

高速再生:EX

頭を切り落としても瞬時に再生、増殖する。
その逸話から頭を切り落とした後の火や炎による攻撃で再生を阻害可能。

────────────頭を一つ切り落としても、そこから二つ生えてくる。


【宝具】

百騎鏖殺デッドリー・ナイン

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:可変 最大捕捉:臨機応変
大英雄ヘラクレスが『無差別格闘流派・射殺す百頭』を編み出すに至った切っ掛けであるヒュドラ退治。
ヘラクレスがその戦いで奥義を見出す程の苦戦を強いられたヒュドラの猛攻、その再現。
9つから100以上の無数の首により同時に放たれる猛撃。
捌き切るのは極めて困難であり、後述の宝具と合わせることで恐るべき攻撃と化す。

────────────我が首による猛撃、何者であろうとも止めることは出来まい。

不死殺しの蛇毒ヴェノム・ブラッド

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
半神たるヘラクレスや不死性を持つ神の子ケイローンが死を請い、不死身の肉体を持つ始皇帝の肉体を殺したヒュドラ毒が昇華した宝具。
口から吐き出す毒のブレス状のものや牙に帯びた物など使用法は多岐に渡る。
幾多の逸話から毒性が増しており、上記の宝具との組み合わせにより、9つから100以上の無数の首が極めて強力な毒を帯びた同時攻撃を放つ事が可能。
更に強力な毒と言う逸話が独り歩きした結果、ヒュドラの血や体液すらも毒性を持っており、バーサーカーは自らの毒に侵され身悶えするほどの苦痛を常に感じている。

────────────土地や空気どころか我が身すら侵す毒。

【Weapon】

『牙』

9つから100以上の無数の首に生えた牙。
ヒュドラ毒を帯びており、掠っただけでも致命傷と成りかねない。

────────────当たれば只ではすまぬぞ。

毒蛇の息吹ヴェノム・ブレス

体内で生成した毒をブレス状にして射出する。
当たった相手だけではなくブレスの放たれた広範囲を汚染する。

────────────人よ、我が身を侵すこの苦しみ存分に味わえ

【解説】

テューポーンとエキドナの子であり、女神ヘーラーがヘーラクレースに対する恨みの感情から育てたとされる魔獣。
その姿は巨大な胴体に9つの首を持つ大蛇の姿と言われているが、ヘラクレスとの戦いで首を一つ潰した傷口から2つの首が生えてきたとされ、首の数については100とする説もある。
ヒュドラは不死身とも思える生命力を持っており、猛毒の恐ろしさでも有名だった。
その毒を含んだ息は吸っただけで人が死ぬほどで、寝た場所は猛毒に汚染され、その場所を通った者はさらに苦しんで死ななければならなかったと言われる、しかもその毒はどんな手段でも解毒することが出来なかった。

ヒュドラはヘラクレスの12の難行、ネメアーの獅子退治に続く2番目の難行ヒュドラ退治に登場する。
アルゴリス地方のレルネーの沼地に住み、しばしば人里を荒して回る魔獣ヒュドラにミュケーナイ王エウリュステウスはヘラクレスにヒュドラの退治を命じた。
ヘラクレスはヒュドラの巣に火矢を打ち込み、ヒュドラに立ち向かった。
しかしヒュドラの首を棍棒で叩き潰しても矢で撃とうにも、傷口からすぐに2つの首が再生し、倒せば倒すほど首が増えてしまうことにヘラクレースは気が付く。
ヘラクレスは甥のイオラーオスに助けを求めるも激戦は続き、その戦いはヘラクレスに『無差別格闘流派・射殺す百頭』を編み出す切っ掛けとなるほどだった。
戦いの中でイオラーオスは首の傷口を松明の炎で焼き焦がす方法を思いつき、次々に傷口を焼いて再生するのを防いだ。
それでも尚減衰しない不死身とも思えるヒュドラの驚異を前に、ヘラクレスは奥義とも言える戦闘法『無差別格闘流派・射殺す百頭』、『流派・ヘラクレス』に開眼。
弓による無数の頭を同時にいることで殲滅し、ヒュドラを死に至らしめた。

死後、ヘラクレスはアテナの助言に従い、ヒュドラの体を切り裂いて猛毒を含んだ胆汁を取り出し、自分の矢に塗ってその後の戦いに用いる。
ヘラクレスの膂力とヒュドラーの毒の力でヘラクレースの矢は一撃必殺の武器となった。
しかし、ヘラクレスの死であるケイローンやヘラクレス自身の死の原因にもなったその毒は遠く中華の地で最初の皇帝の死に至らしめることとなる。

ヒュドラはサーヴァントとして座に組み上げられた。
だが、彼は人であるマスターに従うことはない。
その身に流れる毒に身を悶えさせ、人を憎しみ恨みながら暴れるだけである。

────────────マスターが人でなかったら? さぁ?そうなってみなくては分からんな

【人物・性格】

その身を蝕む毒に身を侵され、人に対する憎悪や憎しみを募らせる。
基本的に主従関係やコミュニケーションを取ることは不可能だが、人でない存在や神に属するものならある程度コミュニケーションを取ることは可能かもしれない。
最終的に戦いは避けられないとしても。

例外的に自らの姉弟や養母女神ヘラに対しては温厚な態度を見せる。

イメージカラー:底なし沼のような黒緑
特技:鏖殺
好きなもの:水辺、カルキノス、女神ヘラ。兄弟達
嫌いなもの:ヘラクレス、人間
天敵:ヘラクレス、竜殺し
願い:サーヴァントヒュドラの抹消。

【一人称】我 【二人称】貴様 【三人称】呼び捨て

【因縁キャラ】

身内

人間

自分

ケリュネイアの鹿
……会ったこともないのに、随分と嫌われたものだな
あぁ…我が毒を奴が彼女に使ったのか。
まぁ、好かれたいとも思わんから構わんが。

【コメント】