架空国家を作ろう

MCCとはノースメキシコ州一帯に広がる自動車製造設備および，メキシコ全土の自動車売り上げで高シェアを獲得している企業である。
勘違いされやすいが，自動車関連のすべての事業を独占しているわけではない。
本社はモンテレイにあり，最大都市のメキシコシティに配置されているのは支社である。メキシコシティは工業よりも金融としての役割が重視されているのも理由ではあったが，一極集中をさけたい政府の強い意向のもと，政府高官と取締役との会談で正式に本社の位置が決定された。

拠点	モンテレイ
支社	ベラクルス，メキシコシティ
会社イメージ
産業	自動車製造,IT
代表取締役	メイディラーノ
大株主	アルフォンソ
経済規模	1000億ECOCA

基本的には，乗用車の製造を行う．軽自動車から中型自動車(〜29人まで乗用可能か総重量が20トン未満のものをさす)を得意とする．大型車製造に関しては別の企業が得意としており，お互いに不干渉のようである。メキシコの地形は山がちな上に高所地帯が多いため，一般の人間からは軽自動車の売り上げが伸びている。ゆえに，最近は軽自動車に求められる軽量化，小型化，高燃費を目指し，他会社とも連携しつつ車の開発を行っているようだ。電子制御用の回路，プログラミングに関してはこの社だけで，仕事をまわすことができる。ただ，細かい機械部品の製造やエンジンオイルなどの潤滑材は他社に委託している。画像は車の設計の例。

エンジン部品や，車の車軸を鋳造する。決して壊れてはいけないところ(エンジンやタイヤの軸が壊れたら大惨事である)なだけに，超精密な加工と厳重な品質管理が要求される。自社でそれを取り組めるということは長所でもあるため，鉄鋼加工に関しては，鋳造(鉄を赤くなるまでドロドロに溶かしてから，型に入れて冷やすアレ)の段階から，このMCCが引き受けている。画像は鋳造の様子とエンジンシャフト。

アルミは金属の中でも軽く，加工しやすいうえに電気を通すため，軽量化や小型化の面で需要が伸びている。特に，ジュラルミンは航空機にも使われるほど軽くて丈夫なので，自動車のボディの一部に試験導入しているようだ。画像はジュラルミンをコンピュータ制御で切削加工している様子。