『西方の人』
芥川龍之介/著
岩波書店/刊
昭和4年12月20日発行
概要
体裁:四六判/函/厚紙装/木版多色刷/総ルビ/本文/276頁
装幀:小穴隆一
定価:2円
芥川の死後に刊行された。『大導寺信輔の半生』と対をなす短編集。
広告文には以下のような紹介がある。
ここに輯めたものは悉く彼が晩年の稿である。或ものは必死の努力に依て生命をその中に注入しようとしてゐるし、又少数の或ものは重たげな筆を義務を痛感しながら不機嫌そうに運んでゐる。一篇として彼が痛ましい生命を反映せぬはない。彼を愛する読者にとつて此等の諸篇は最も愛惜に堪へぬもので、蓋し巻を掩うて必ず長く歎息せられるであらう。
収録作品
三つの窓（昭和2年6月10日）
手紙（昭和2年6月7日）
冬（昭和2年6月4日）
古千屋（昭和2年5月7日）
たね子の憂鬱（昭和2年3月28日）
十本の針（遺稿、昭和2年7月）
暗中問答（遺稿、昭和元年12月）
歯車（遺稿、昭和2年3月23日〜4月7日）
或阿呆の一生（昭和2年6月）
西方の人（昭和2年7月10日）
続西方の人（昭和2年7月23日）
跋（佐藤春夫著、昭和4年晩秋）
「西方の人」作品年表
重版の経緯
芥川龍之介/著
岩波書店/刊
昭和4年12月20日発行
概要 
体裁:四六判/函/厚紙装/木版多色刷/総ルビ/本文/276頁
装幀:小穴隆一
定価:2円
芥川の死後に刊行された。『大導寺信輔の半生』と対をなす短編集。
広告文には以下のような紹介がある。
ここに輯めたものは悉く彼が晩年の稿である。或ものは必死の努力に依て生命をその中に注入しようとしてゐるし、又少数の或ものは重たげな筆を義務を痛感しながら不機嫌そうに運んでゐる。一篇として彼が痛ましい生命を反映せぬはない。彼を愛する読者にとつて此等の諸篇は最も愛惜に堪へぬもので、蓋し巻を掩うて必ず長く歎息せられるであらう。
−−『文藝的な余りに文藝的な』第五刷の巻末広告
収録作品
三つの窓（昭和2年6月10日）
手紙（昭和2年6月7日）
冬（昭和2年6月4日）
古千屋（昭和2年5月7日）
たね子の憂鬱（昭和2年3月28日）
十本の針（遺稿、昭和2年7月）
暗中問答（遺稿、昭和元年12月）
歯車（遺稿、昭和2年3月23日〜4月7日）
或阿呆の一生（昭和2年6月）
西方の人（昭和2年7月10日）
続西方の人（昭和2年7月23日）
跋（佐藤春夫著、昭和4年晩秋）
「西方の人」作品年表
重版の経緯
| 初版 | 昭和4年12月20日 | |
| 二版 | 昭和5年2月20日 | 全集書誌より |
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