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ニューヨーク大学看護学教授のデローリス・クリーガーが中国から伝わる「気功」を基本にタッチセラピーを開発し、手術の補助手段として用いられた。1996年、小学校4年生だったエミリー・ローザは学校からの課題をタッチセラピーの研究と決め、科学展で発表する研究に協力してほしいとコロラド州ボールダーでタッチセラピーを開業する21名のセラピストに試験の協力を申し出る。エミリーは被験者とテーブルを挟んで向かい合って座り、そのテーブルはスクリーンで仕切られて互いを見る事は出来ない。セラピストはスクリーンに穿った穴に両手のひらを下に向けて広げる。エミリーは自分の片手をセラピストの片手の下に置くが、相手の手には触れない。セラピストのどちらの手に置くかはコイントスで決める。セラピストはエミリーのエネルギー場を感知し彼女の手がどちらかにあるか当てるという研究方法をセラピストに説明して試験を行った。実験の模様は全て録画され280回の実験の内、セラピストが当てる事が出来たのは44%という結果が算出された。

後、エミリーは母親と医療統計学者の助力を得て実験結果を論文にまとめ、国際的な査読制の医学雑誌「The Journal of the American Medical Association」に寄稿。統計学の専門家と編集者が目を通し「二重盲検法のお手本であり、研究結果は本物である」と太鼓判を押した。これによりエミリー・ローザは医学誌に論文が掲載された最年少科学者となり、この偉業はTVでも取り上げられ「ジェームス・ランディ教育基金」よりエミリーの次研究プロジェクトに1000ドルの補助金を授与した。この試験にかかった研究資金はスクリーンなどの材料費10ドルであった。タッチセラピーは全米70以上の病院で患者が希望すれば施術を受けることが可能となっている。タッチセラピーの創始者であるデローリス・クリーガーは、セラピューティック・タッチの効用を実証したことに対して1998年度の イグノーベル科学教育賞を受賞するも授与式は欠席した。

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