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 心の「共鳴」 ラス・ウォルシュを2体入れたデッキで特定のスキルを何度も使う事である。
 属性違いには、テルミドループ(火)とアイラループ(雷)がある。

 本ページでは基本的にテルミドやアイラが使われていたとしても、通称であるラスループで呼称する。

そもそもラスって?

 ラスは2016年8月10日ウィズセレクション 祭 Legend with 機械と少女にて登場した精霊である。
 登場した当初ですら、SSのスキルチャージはキワコヨのほうが早くて小回り効くから…となり*1高chASは既にGP2016アルドベリク*2がいたため、精霊交代要因としてしか見られていなかった。
 ただし交代要員としては潜在が評価されており、そういった意味で一番の当たりという意見もあった。余談だがこの少し前にウィズセレで出たザハールが水の10ch精霊であったためウィズセレの男の水は高ch縛りでもしているのか…?などと言われたりもした。
 その後2017年1月6日にLtoL。登場したばっかりであったためHPが1000アップと倍率の微増、潜在の強化程度に強化はとどまっていた。
 さらに経った2019年にマンスリーガチャが始まると排出枠の中でも使えない精霊では?ということでハズレ精霊とまで言われていた。
 一応この時期でも精霊交代精霊はラス、Vt2016ヒカリ、異国情緒の3体しか存在していなかったのでまだカムシーナを終わらせていなかった人からは喜ばれてはいたのだが、EX-ASの実装や7thにてヨビコの実装に伴いそういった出番も減ってしまった。

 そんなこんなで2020年7月16日にウィズセレのラスがLtoL。
 そのSS2が
味方全体のスペシャルスキルの発動ターンを4早め、
HP100%なら味方全体のMAXHP80%を消費し、更に8早める。(合計12ターン)
 とラスが2体居ればラスでループできるじゃねえか!というところから始まった攻略手法の1つである。

 ハズレと見られていた彼だが、このLtoLが発表されてラスをプレボや保管庫から探そうとするプレイヤーや、ラスいないけど再契約に出しちゃったっけ?*3ラスの行方を探るプレイヤーが相次いだ。

基本戦法

 基本的な動きは、ラス(12Tスキチャ)→攻撃スキル→ラス(12Tスキチャ)であり、他2枠はそれらを補助するスキルを持つ精霊が入る事が多い。
 ラスの12TスキチャはHPがMAXの時しか使えないのでSS回復を持つ精霊が入りやすい。
 生贄を使ってラスを呼び寄せて2T目からラスループを使うという戦法もあり、場合によっては最難関のクエストすら2Tでクリア出来ることもある。

 が、ラスループデッキはSSを何十回も使う事になり手間暇かかるので、どうしてもクリア出来ないときの最終手段と認識されている。
 運営に修正されるのではないかと言われているが、2020年10月現在実装されて3ヶ月程経つのに何の音沙汰もないため、上記の通り最終手段として見なされ黙認されているのではないかとも言われている。

その後の運営の動き

 誰がどう見ても最終手段のラスだった。
 しかしラスはあまり使われなかった。

 というのも、毎度こういう議論になるとおなじみのそれ〜で良くね?となるからである。
 例えば理論上黒ウィズのあらゆるクエストはヌケニンテネブルでギミック無視して突破できるが、テネブルなどを使うよりギミックに則った正規のPTのほうが早いためである。
 また手順を1回でもミスると…例えばラスだとHPが100%でない状態でラスを使ってしまうとループに戻ることが出来ず、詰みとなってしまう。長い時間かけて準備しててもそこでやり直しとなってしまう。
 どう考えても時間効率が見合っていない。

 また、99%耐えるテネブルは70回攻撃されると50%は死ぬ。そのため長時間かけてテネブルで攻略した!というのは使ったことがあるプレイヤーからすると「運ゲーに勝ったんだなー、すげー」となったり、「単純にテネブルすげー!」となるのだが、ラスは手順さえ間違えなければ誰でも攻略出来てしまうため「まあ、ラスだし…」と称賛の声を集めにくいのも問題。

 一応どうしてもクリアできない人のためようの手段として使われつつも(なんと毎回のように一時期は高難易度クエストにはラスループの手順が投稿されていた)、基本は使われない、本格的に唯一使われたのが2022年2月のアイドル杯くらいでほかは真っ当に攻略したほうがいいという評価だった(クリアできるデッキが開催中のアイドルガチャでガトリンを引くしかなかったので持ってない人はテルミドループか10式かという感じであったため…。またループ回数も比較的常識的で1周5分〜6分で回れたので拾式よりちょっと周回効率が良く解く問題数も少なくスキル使用数こそ多いがリターンがあったので)。
 その後2022年10月に実装された幻闘戦では流石にラスループはゲーム性を破壊するということで1クエストに10回までのSS制限が付いた。
 これに関しては「コンセプトを破壊するからまあしょうがないよね…」という感じで惜しまれつつもまあ仕方がないなという感じであった。

だがやつは弾けた

 想滅ノ零機構…。
 2023年4月に実装された黒ウィズ10thのメインクエスト第3章のクエスト郡のことである。
 このエキスパートが普通にやってらんねえ!という非常にひどい出来であった。
 というのも1-1〜3-1までは既存精霊で、3-2はリティカさえいればなんとかなるクエストだったのだが(それでもかなりの高難易度)、問題は4-1から。
 リュオンやリュスカといった10th精霊が引けていないとそもそも参加券すらない、引けていても1問誤答で即死、なんならSSを1回使い間違えただけで即死、乱数でダメージが下振れたら即死、刻印をつけ忘れたら即死というクソみたいな難易度の中、40ターン以上要求される……。
 そんな中、誰かが気付いた。

 これループで良くね…?

 というわけでテルミド、アイラ、ラスによるラスループのお時間である。
 もちろん普通にやってループに突入できるほどの悠長な時間はないので、九死で耐え惺眼(発動確率10%)で1ターンの猶予を作りHP調整やスキルを貯め、その後延々ループさせて削る…というものである。
 記載者がやったときにはラスループで1クエスト2〜3時間ほどで攻略できた。4-1〜3までラスループで突破したので8時間ほど……。
 ちなみにこれは立ち回りが最適化された結果2時間程度で済むようになったのだが、立ち回りが最適化されてなかった時期は冥王眼でチェインを稼ぐことが重要視されておらず、その頃は1クエストにループし始めてから7時間近くかかっていたという証言があったりなかったり…。

 常識的に考えて7時間かけて1クエストしかクリアできない(当たり前だが1日は24時間しかない)、最初の攻撃を九死で複数体生存させたり、惺眼ガチャ(成功率10%)の両方の成功率は1%とかそこら、1回でもループ手順を間違えた場合全てが水の泡になる…誰がどう考えても手間と見合っていない。
 参考までに運営が公式にクソクエスト認定している節があった黒ウィズラビリンスは1層3分で300層で900分…15時間。
 4-1〜4-3を全部7時間かけた場合3クエスト分で21時間。はいラビリンス以上のクソクエストです…。
 しかし、それでもループしたほうが早かったという結論に至らせるほどのクソクエスト群が零機構だったのである。
 なお、ここまでやってもループ可能なのは5-1まで。
 5-2は後にループデッキは開発されたが、実装当初は5-2〜6-2までの3クエストは自力攻略せざる得なかった。現在でも6-1や6-2は自力攻略必須である。

 …章タイトル弾けたとか言ったけど正直これ弾けさせるほうが悪い気しかしない…。

その後のラスループ

 誰がどう考えても零機構の難易度がおかしかったと反省すべき内容でしかない気がするのだが、運営としては用意したギミックを無視されたことに相当お怒りになったのかそれから約半年後のメインクエストである想刻ノ魔道士2ではアンサードライブというものが実装された。
 メインクエストで実装されたが以降のクエストは基本的にアンサードライブが標準搭載となっておりほぼ全クエストが対象である。
 ラスループに関する内容だけ抜粋すると
  • クイズが不正解でも攻撃できる
  • また、アンサードライブのケージを貯めれば火力1.25倍で殴れるようになる
    • 逆にケージが減ると0.75倍になる
  • 代わりに1ターンに10回までしかSSが使用不可能になる

 HPは敵のHPを通常の1.25倍にすることで実質的に解消。結果的に1クエスト10回までの極端なラスループ潰しが行われた。
 一応ループでスキルを貯めて無理やり使うことはできなくはないが、結果的に以降ラスループは通常クエストでかなり使いにくくなった。

さらにその後のラスループ

 もはや死に体のラスループなのだが、ここに来てさらなる悲劇が襲う。

 黄昏メアレス杯とその次の範馬刃牙 大魔道杯編において、魔道杯はアンサードライブが適用されていなかったためメアレス杯では40分近く、刃牙杯では10ターン以上、8分近くかけて覇級がクリアされてしまったのである。
 …?それが何?と思うかもしれない。
 本クエストは運営の渾身の一作であり、前者はリフィルを投入していないデッキの、後者は特定の1デッキ以外はクリアを許さないクエストであった。詳細は該当ページの該当項目を読んでください…。
 なお、前者(メアレス杯・1周40分)はもはや執念の域に達しており、一番魔道杯を楽しんでいるプレイヤーなどという称賛の声を見た気がしないでもない。
 しかし、クリアされてしまったことで運営の逆鱗に触れてしまったようだ…。

 刃牙杯の後に謎の怪文書を発行したのだが、11月開催の聖なる夜のパジャマパーティー 大魔道杯では、一切の告知などなく唐突に1ターンに10回までのSS制限が下されることとなった。
 アンサードライブクエストはまだ一応メリットがありつつもラスループを規制する形であったのに、唐突な規制である。

 刃牙杯開催時の運営の怪文書に記載がある
本来、魔道杯イベントのクエストは、作品コラボの有り無しに関わらず、様々な精霊の組み合わせでクリアできること、また、ターン数がかかったとしても攻略が可能となるような設計を基本方針としておりました。

 ということが真であるとするならば攻略の多様性の一環であるラスループはむしろ放置するべきである。
 魔道杯での規制は簡単にクリアされたら悔しいの精神が滲み出ており大変驚いております

 いや何があれってラスループでの攻略は恐ろしく時間がかかる。
 だいたい、メアレス杯で40分、刃牙杯で10分近く延々ループに時間がかかっている。
 その時間を拾式でも回ってたほうが効率がいいにも関わらず、わざわざクリアしたいという熱い思いから、72時間しかない貴重な魔道杯の時間を割いてまでクリアしてくれるプレイヤーに対し無慈悲なラスループ規制…。
 本当に大変驚いております

規制の原因…?

 そんなこんなで数ヶ月ほどした13th Anniversaryに突如怪文書が流れてきた。
 怪文書のリンクはこちら

 その中に以下のような発言があった。
魔道杯の設計は相当高度なことをやっていて、攻略幅が広すぎたらつまらないし、狭すぎたらつらい。絶妙なラインを探る必要がある。

 確かにこの発言の「攻略幅が広すぎたらつまらないし」が基本方針であるならばラスの規制は頷ける。
 ラスは時間がかかるという最大の問題を無視すればあらゆるクエストがクリアできる。
 だが、それは何度も上に記載したように時間がかかるという最大の問題を無視すればの話である。
 ろくにゲームをプレイせずに、攻略可能デッキという数値だけで見た場合、理論上あらゆるクエストをクリア可能なテネブルと無限の可能性があるラスは最も規制すべき対象であるためだ。

 現実は、クリアはできるがやる意味がない、ほぼ全く規制する意味はないデッキである。
 
 半分はネタで半分はマジで「魔道杯での規制は簡単にクリアされたら悔しいの精神」があると記載していたが、どうもこれが現実のようで本当に、心の底から大変驚いております

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