img街の魔法少女の素質ある「」を集めてるポン

登場キャラクター:ウルフファング

「むぅ…優れませんね…」
深夜、布団の中、金髪の女がふとつぶやく、この街の魔法少女の一人、ウルフファングこと久瀬楼華である。
普通の彼女ならこの時間、魔法少女として街の見回りを行なっているはずである。では何故、彼女は伏しているのだろうか?
単純な話、風邪である。本日の12時ごろ、買い物に出かけた際、倒れそうになり、そのまま休んでいるのである。
そして、病は気からというが、病から気を悪くすることもあり、彼女は自省する。
「本当に、私は人々を救えているのでしょうか…真に導きとなれているのでしょうか…?まだまだ私は『私』に返さねばならぬものがあるのに……」
彼女はただただ独り言ちる。
「そもそも何故私は病になど罹っているのか…先日のアレが原因ですね……思い出したくもない…!」
彼女が今口にした、先日のアレとは、誰かから届いた水着?らしき物を着てみたら、魔力が篭っていたのか、一人で盛り上がってそのまま寝てしまい、しかもその様子を盗撮されていた、という出来事である。
「…今思うと、あの水着は誰の仕業ですか…!?他の魔法少女の攻撃としか考えられませんが、誰でしょうか?今すぐにでも、捌きに行きたいのですが…!
それにしても、最近、本当に辛いです……大体はあのクソ猫のせいですが、街を歩くと、立派な耳のついた私には聞こえるのです…
私のことを指して、『エロファング』『メスイヌ』『売る婦ファング』とか…何か私が悪いことでもしましたか…!
いや…大体の悪い事は経験してますが…それを成した男はもう死んだのです…私には関係ないはずです…それに…」
結局の所、彼女の鬱々とした呟きは彼女の家に、心配した旧知の魔法少女が訪れるまで続けられた…。

劇終

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