最終更新:ID:l19u7OK8EA 2017年05月16日(火) 00:16:03履歴
登場キャラクター:武器屋銃子 "剣帝"カミイズミ
銃は剣よりも強し……………
銃使いならだれもが言ってみたくなるセリフだ。
実際普通なら剣が達人でもない限り銃が勝つであろう。
だがしかし、それが魔法少女ならばどうか?
魔法少女同士であっても銃は剣より強いのか?
その疑問を、今解き明かすーーーーーー!
広報部プレゼンツ
第一回魔法少女矛盾調査計画
まもなくスタート!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで俺とお前がこのカメラだらけのフィールドに呼ばれたという訳か」
「みたいだなー。周りを見る限りかなり気合入ってるっぽいよ?」
こうして広報部の活動の一環として企画されたこの番組に剣士として剣帝カミイズミが、銃使いとして武器屋銃子が呼ばれた。
安全性を考えてか観客等はおらず、無人のカメラが回っているだけだが、それでも割と金がかかってそうな装飾がなされている。
広報部としても初の試みなので色々と手探りなのだろう。
「………というかさすがにアタシとあんたじゃ強さがヤバいくらい違う気がするんだけど」
「安心しろ、会場を壊す可能性もあるから多少は手加減してやるよ。別に命を懸けた立ち合いってわけじゃないんだ」
「それはありがたいね。まあこっちも会場壊れるくらいの重火器は使わないようにしとくからおあいこってことで」
まだこのimg街で魔法少女になってから日の浅い銃子と様々なことを経験してきたカミイズミでは差は歴然だ。
だが今回はテレビの事も考慮してお互いに合意の下でハンデのようなルールを決め合った。
ルールはカミイズミは特殊な技は一切使わない。銃子はバズーカなどの重火器は使わない。先に一撃当てた方が勝ち。
やがて戦闘開始の合図が近づくーーーーー
3
「でもさ、アタシ思ってたんだよね。いくら魔法少女同士とはいえ銃が剣に負けるわけないって」
2
「たいした自信だな。根拠はあるのか?」
1
「銃は銃でもアタシの銃だからね!」
ファイト!
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合図が鳴った瞬間銃子は腰に下げていた拳銃を撃っていた。すさまじい早撃ちだ。
だがカミイズミも即座にその弾丸を切り払う。
「やるじゃん」
「おまえもなかなか早いな」
銃子はすぐさまマシンガンを取り出しカミイズミに向けて連射する。
カミイズミも消えるように見えるほど素早く移動してかわす。
「聞いてた以上に速いねぇ!」
「そっちもよほど動体視力がいいらしいな!俺を目で追える奴もそうそういないぞ!」
いつの間にか懐に飛び込んだカミイズミが剣をふるう。ちなみに剣は番組が用意した刃引きされたものだが、カミイズミレベルの威力で切られれば当然大けがを負う。
銃子はその剣をかわしつつ、時に銃で剣を防ぎ、反撃の銃撃を行う。
「大事な銃を防御に使っていいのか!」
「銃を信頼してるって言ってくれないかなぁ!」
ハンデがあるとはいえ、両者互角に渡り合っていた。
それこそアニメのような激しい戦いがそこでは繰り広げられている。
そしてこのまま互角の戦いが続くかと思われた…………
が、経験の差という物はハンデでは覆せないものだ。
「うわっ!?」
攻撃をかわしきれず銃で防ごうとしたが、タイミングが悪くそのまま持っていた銃が吹き飛ばされ、その勢いで銃子も吹き飛ばされ地面に転がった。
当然その隙を見逃すカミイズミではない。
「もらったぞ!」
「うおわっ!?」
銃子が新しい銃を取り出す前にカミイズミの刃が銃子を襲った。
辛くもかわすが、かわした先でカミイズミに組み敷かれる。
「これで逃げられんだろう。降参しろ」
「えー、まだ負けたわけじゃな………」
そう言い終わる前にカミイズミの剣が銃子を切り裂いた………
その寸前に一発の銃声が響く。
「っ………て、手加減するって言ったじゃん!めっちゃ痛いよ!」
「………そっちこそ俺が気付いてかわしていなかったら脳天ぶち抜いてたぞ」
と、少し喧嘩する2人。
銃子の手には超小型のデリンジャーが握られており、カミイズミの頬に銃撃がかすった傷がついている。
「せっかく女になったなら一回やってみたかったんだ!胸の中に小型銃隠しての不意打ち!男の時じゃできないからな!」
「段々素が出てるぞ」
どちらもほぼ同時に攻撃が命中したためビデオ判定が行われた………がカミイズミが組み敷いていたため銃子が撃ったタイミングがわからなかった。
その結果、今回の戦いは引き分けという結果に終わったのであった。
両者少し不満ながらも笑顔で握手をしてこの戦いに幕が引かれた。
いかがだったであろうか?
なんと第一回から結果が引き分けという大番狂わせがおこってしまった。
しかし、ある意味魔法少女の戦いはこういう物であるだろう。
戦いはアイテムだけでは決まらない。
剣士なら剣を、銃使いなら銃を、そして自分の魔法を鍛えなければ魔法少女同士の戦いでは役に立たないのである。
その教訓を踏まえ、本日はこの番組の締めとさせていただく。
結論 剣も銃も強い
以上、魔法少女矛盾調査計画でした。
次回も見てね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「にしてもほんとに強いねあんた。あれでハンデアリとか普段どんだけ強いのよ」
「俺がどんな魔法少女と戦って生き残ったか教えてやろうか?」
「いやいや、聞いたらアタシの意識とんでっちゃうかもしんないからやめとくわ」
「そうか、まあお前もなかなか面白い奴だ。今度はもっと力を付けたときにたたかってみたいな」
「それは勘弁してくんないかなー。ところでアタシの銃買ってかない?」
「いらん」
「ケチー」
なんだかんだで仲良くなった二人であった。
銃は剣よりも強し……………
銃使いならだれもが言ってみたくなるセリフだ。
実際普通なら剣が達人でもない限り銃が勝つであろう。
だがしかし、それが魔法少女ならばどうか?
魔法少女同士であっても銃は剣より強いのか?
その疑問を、今解き明かすーーーーーー!
広報部プレゼンツ
第一回魔法少女矛盾調査計画
まもなくスタート!
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「それで俺とお前がこのカメラだらけのフィールドに呼ばれたという訳か」
「みたいだなー。周りを見る限りかなり気合入ってるっぽいよ?」
こうして広報部の活動の一環として企画されたこの番組に剣士として剣帝カミイズミが、銃使いとして武器屋銃子が呼ばれた。
安全性を考えてか観客等はおらず、無人のカメラが回っているだけだが、それでも割と金がかかってそうな装飾がなされている。
広報部としても初の試みなので色々と手探りなのだろう。
「………というかさすがにアタシとあんたじゃ強さがヤバいくらい違う気がするんだけど」
「安心しろ、会場を壊す可能性もあるから多少は手加減してやるよ。別に命を懸けた立ち合いってわけじゃないんだ」
「それはありがたいね。まあこっちも会場壊れるくらいの重火器は使わないようにしとくからおあいこってことで」
まだこのimg街で魔法少女になってから日の浅い銃子と様々なことを経験してきたカミイズミでは差は歴然だ。
だが今回はテレビの事も考慮してお互いに合意の下でハンデのようなルールを決め合った。
ルールはカミイズミは特殊な技は一切使わない。銃子はバズーカなどの重火器は使わない。先に一撃当てた方が勝ち。
やがて戦闘開始の合図が近づくーーーーー
3
「でもさ、アタシ思ってたんだよね。いくら魔法少女同士とはいえ銃が剣に負けるわけないって」
2
「たいした自信だな。根拠はあるのか?」
1
「銃は銃でもアタシの銃だからね!」
ファイト!
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合図が鳴った瞬間銃子は腰に下げていた拳銃を撃っていた。すさまじい早撃ちだ。
だがカミイズミも即座にその弾丸を切り払う。
「やるじゃん」
「おまえもなかなか早いな」
銃子はすぐさまマシンガンを取り出しカミイズミに向けて連射する。
カミイズミも消えるように見えるほど素早く移動してかわす。
「聞いてた以上に速いねぇ!」
「そっちもよほど動体視力がいいらしいな!俺を目で追える奴もそうそういないぞ!」
いつの間にか懐に飛び込んだカミイズミが剣をふるう。ちなみに剣は番組が用意した刃引きされたものだが、カミイズミレベルの威力で切られれば当然大けがを負う。
銃子はその剣をかわしつつ、時に銃で剣を防ぎ、反撃の銃撃を行う。
「大事な銃を防御に使っていいのか!」
「銃を信頼してるって言ってくれないかなぁ!」
ハンデがあるとはいえ、両者互角に渡り合っていた。
それこそアニメのような激しい戦いがそこでは繰り広げられている。
そしてこのまま互角の戦いが続くかと思われた…………
が、経験の差という物はハンデでは覆せないものだ。
「うわっ!?」
攻撃をかわしきれず銃で防ごうとしたが、タイミングが悪くそのまま持っていた銃が吹き飛ばされ、その勢いで銃子も吹き飛ばされ地面に転がった。
当然その隙を見逃すカミイズミではない。
「もらったぞ!」
「うおわっ!?」
銃子が新しい銃を取り出す前にカミイズミの刃が銃子を襲った。
辛くもかわすが、かわした先でカミイズミに組み敷かれる。
「これで逃げられんだろう。降参しろ」
「えー、まだ負けたわけじゃな………」
そう言い終わる前にカミイズミの剣が銃子を切り裂いた………
その寸前に一発の銃声が響く。
「っ………て、手加減するって言ったじゃん!めっちゃ痛いよ!」
「………そっちこそ俺が気付いてかわしていなかったら脳天ぶち抜いてたぞ」
と、少し喧嘩する2人。
銃子の手には超小型のデリンジャーが握られており、カミイズミの頬に銃撃がかすった傷がついている。
「せっかく女になったなら一回やってみたかったんだ!胸の中に小型銃隠しての不意打ち!男の時じゃできないからな!」
「段々素が出てるぞ」
どちらもほぼ同時に攻撃が命中したためビデオ判定が行われた………がカミイズミが組み敷いていたため銃子が撃ったタイミングがわからなかった。
その結果、今回の戦いは引き分けという結果に終わったのであった。
両者少し不満ながらも笑顔で握手をしてこの戦いに幕が引かれた。
いかがだったであろうか?
なんと第一回から結果が引き分けという大番狂わせがおこってしまった。
しかし、ある意味魔法少女の戦いはこういう物であるだろう。
戦いはアイテムだけでは決まらない。
剣士なら剣を、銃使いなら銃を、そして自分の魔法を鍛えなければ魔法少女同士の戦いでは役に立たないのである。
その教訓を踏まえ、本日はこの番組の締めとさせていただく。
結論 剣も銃も強い
以上、魔法少女矛盾調査計画でした。
次回も見てね!
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「にしてもほんとに強いねあんた。あれでハンデアリとか普段どんだけ強いのよ」
「俺がどんな魔法少女と戦って生き残ったか教えてやろうか?」
「いやいや、聞いたらアタシの意識とんでっちゃうかもしんないからやめとくわ」
「そうか、まあお前もなかなか面白い奴だ。今度はもっと力を付けたときにたたかってみたいな」
「それは勘弁してくんないかなー。ところでアタシの銃買ってかない?」
「いらん」
「ケチー」
なんだかんだで仲良くなった二人であった。
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