img街の魔法少女の素質ある「」を集めてるポン

登場キャラクター:ふめい バーニィ USA-P フィーシス ブラム・プラム デッドカンパニー 途中の組合せの部分で名前のみの登場となる魔法少女の子は省略させていただきます

ふめいの王子様のキスで、精神汚染状態から何とか回復したバーニィ。今宵の夜は満月である。自ら近づくことができなかった数日間の空白を埋めるように二人は重なり合う。バーニィが上だ。月だけが重なり合う少女をただただじっと見つめていた。ふめいの首筋からつつっと指を落とし、服の中へ滑らせていくバーニィ。ふめいは嫌がってはいないものの、躰の奥底から湧き上がる感情を抑えられてはいなかった。吐息が漏れる。冬空の下、二人の荒い呼吸が白く混じり合い、闇へと溶けていく。鼻先がわずかに触れる。瞳の奥には互いの姿が映る。バーニィの胸の上に、ふめいの両の指先が微かに当たる。それはほんの少しの拒絶の意、しかし全力の拒絶ではない。まだ心の準備が出来ていないだけだ。服の中へ潜らせたバーニィの手がふめいの体を抱き寄せ、優しくその華奢そうな体に自らの体の仄かな温かさを当てる。「……ごめんなさい、いきなりこんなこと」「ううん、バーニィはいつもだいたいこうだから……」口ではそう言いつつも、それでも心臓の鼓動は激しさを増していた。寒空の月下、周知に触れるかもしれない廃ビルの屋上で二人きり、そんなシチュエーションが二人をより興奮させたのか、それはおそらく二人にもわからないだろう。再び二人は見つめ合い、口づけを交わす。互いの舌が絡み合い、下になっているふめいの口内にバーニィの香りが満ちる。合間に漏れる白い息は、二人が一つになっていることの証明でもあった。そして、バーニィがそっと顔を引く。名残を惜しむかのように口元を糸が伝い、そしてふめいの口元に落ちる。息も絶え絶えになりながら、その甘い蜜を口に含む。微かに残る熱さと香りはふめいをふわりと宙に浮かせるような酔いにも似た感覚を味あわせた。「ん、んぐっ……」飲み込む。バーニィのきょとんとした表情が少しおかしい。ふめいは自分の服の中に入ったバーニィの腕を引く。ころんと転がって今度はバーニィが下になる。「今度は……あたしがする番ね……」それはバーニィに向けた言葉というだけではない、自分に向けても発せられた言葉であった。二人の顔が近づく。さっきはされるがままに口の中を悪戯に撫でまわされていた。今度は自分が撫でまわす番だ。唇が軽く触れる。ふめいの頬が紅く染まる。フレンチキッス止まりだった。しかし、それだけでは足らない。もう一度接吻をし、今度は自分から舌を入れた。必死に舌を絡ませよう

続きは魔法少女チャンネルにて おまうさ取締委員会代表 USA-P

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ユーザーの声

バーニィ

ふめい


番外編

 とある雑居ビルの一室にて。


「はぁ〜……どうですフィーシス君、動画できましたか?」
「はい、概ね完成しました」
「どれどれ……すごいこんな短時間でモーションが完璧に」
「しかしわかりません、これを作ることに何の意味があるのです?下手をしたら法に触れて取り締まりの対象となってしまいますよ?」

 現在、魔法少女チャンネルの広報担当としてUSA-Pと、そのアルバイトであるフィーシスが動画コンテンツの作成および宣伝を行っていた。
 USA-Pは主に宣伝部門、フィーシスは映像部門だ。特にフィーシスは魔法少女のグラフィックを利用したMMDの作成、配布、動画作成を行っていた。

「法に触れるからなんです、欲さえ満たせれば魔法少女らはなんだっていいんですよ」
「……つまり悪質なコンテンツであると?」
「厳密には違いますね、我々はイメージ映像を売ってるだけです。もちろん無料コンテンツのストリーミングとかもやってますけど、ちょっと行き過ぎた感じのやつを有料で提供しているだけなんです」

 簡単に言えば動画サイトの運営である。
 一部の映像は、彼女の伝手を辿り魔法を使って映像に起こすなどの捏造などが混じっている。基本的に利用者は魔法少女が多く、特定のカップリングを見て頬をにやけさせる者が大多数だった。
 無論、R18な内容のものも多かった。それが主な有料コンテンツの対象となっていた。


 一時間以上が経過した。フィーシスはあらかた作業を終えた後、USA-Pに問いかける。



「USA-P、あなたに一つ聞きたいことがあります」
「はいはい、何でしょう」
「あなたにとって、愛とは何ですか」
「はッ?」
「私たちが今作っている映像作品、世間一般で言うところのセックスに該当します」
「はァ」
「しかし、セックスとは男女で行うものです」
「ですね」
「私たちは女性同士がセックスを行う動画を作成しています、同性である以上ここにセックスによる愛は育むことはできません」
「なんかめっちゃ真面目な話し出したこの子」
「にも関わらず需要は高い、ということは代替としてそれを求めている魔法少女が多いということです、愛のないその行為を」
(どうしよう……MMD作成とかに便利だからこの子選んだけどこんなめんどくさい子だったとは)
「あなたにとって、愛とは何なのですか」



「貴方確かメカとかマシーンとかなんでしたっけ」
「いいえ、正確には『人間とほとんど変わりない人工知能』それが私です」
「あー……そう」
「?それが何か?」
「いえ、多分言っても理解できないだろうと思いましてね愛とか」
「構いません、USA-Pの思うまま愛について語ってください。私はそれをデータとして受け取ります」
「さよで」



「じゃあ、私個人の考えでいいなら言いますけど、愛とは適当なもの……ですかね」
「適当、とは」
「そのままの意味、人間を動かす原動力にもなり得るし逆に枷にもなり得る。それによって救われる者もいれば傷つけられる者もいる、ほら適当」
「今一つ要領を得ませんが、とりあえずあなたの言葉として記憶しておきます」




「こんなこと言うのも貴方の製作者になんですけど……人工知能が感情を完璧に理解するのは無理だと思いますよ」
「それは何故でしょうか」
「これも私個人の考えですけど……人工知能は結果にしか対応できないからですよ」


「与えられた様々な状況に対応できる高精度な人工知能、それはああならこうする、こうならああする、っていう結局はただのパターン認識でしかない。
 結果に対応するだけなら成程人間である必要はない、機械で十分なんです。
 では、人工知能が感情を意識できるようにするにはどうすればいいか」


「さっき愛について言いましたけど、人間は時に愛を原動力にして動くこともあります。
 十分な情報すら与えられることもなく、それでも無条件に動く、合理性の欠片もない行動。しかし、その方がより人間らしい」


「貴方はどちらの道を辿るんです?感情を廃し機械的で完璧な人工知能を目指すのか、それとも完全無欠の道を捨て感情を理解できるやさしい人間になるのか」
「……私は人間ではありません」
「そりゃそうですよ、だから人間に『なる』って言い方したんです。今の私からしてみれば貴方が人の形して動いているんならもう人間と大差ないです」
「私が人間と大差ない?」
「感情の機微を理解できるようであればそれはもう普通の人間です」


「改めて聞きます、貴方は人工知能のままでいたいのか、それとも人間でありたいのか」
「私、は……」






「……よく考えたら変な事言ってますね私、いいや今のはなかったことに」

 バァーン!

 乱暴に扉が蹴破られる。
 猿轡と両手両足を縛られ昏倒しているバーニィが無造作に床に放り投げられる。

「火盗改めである!USA-P!ついに見つけたよ!!」
「……とうとうここを嗅ぎつけたんですねふめい君」
「さんざんあたしとバーニィのエロ映像流しまくったりして……!いったい何のつもりなんだ!」
「ふふふ……特に意味はない、とか言ったら君は怒りますか?」
「怒るね!だいたいあたしに限ったことじゃない!いろんな人の絡み動画をたくさん作ったりして!本当に何がしたいんだ!」

「見なさいフィーシス君、あれが愛の使徒ですよ」
「……よくわかりません」
「誰その人」
「うちのアルバイトです」
「なっ!関係ない人まで巻き込んだりしてもう!」

「ともかく、もう逃げ場はないよUSA-P……私の後ろにはブラムさんが待機してるし今も有志を集めてここに押し入る準備もしてきたんだから!」
「成程、詰みですね」
「!!……わかってるんなら今すぐ投降を」
「ここは放棄するしかありません……その前に!!」

 ッターン!

「な、何を」
「今ここに記録されているカップリングデータ!それをネットワークに放流する!!フフフ……これで私の目的は達せられた、さらば!」

 ガッシャーン!
 窓から外へ飛び出すUSA-P!しかし一階なので別に怪我はしなかった。

「ま、待て!ブラムさん、あとは任せます!」
「はい!」

 バーニィを小脇に抱えてふめいも外へと飛び出していった。




 ブラム・プラムはグリングリードのMMDデータを個人的に回収した。



 裏路地にて。

「とうとう追い詰めたよUSA-P……」ドサッ(拘束されたバーニィ)
「成程……今度こそ本当に詰みですかねこれは」
「多分答えてもらえないだろうけどもう一回聞くよ、何であんな真似をしたの?」
「……人心の欲求の掌握、ですかね」
「何だって……?」
「私は見ての通り、肉体的にも魔法的にも強い部類じゃありません。かと言って人心を掌握できるほどのカリスマ性も持っていない、だからあることを考えたんです」
「あること……?」
「魔法少女にのみ需要のあるコンテンツの配信」
「!!」
「一番最初に私が唐突にバニふめを投下した時、貴方何だかんだ言ってちょっとは見入ったでしょ?」
「あたしはそんなこと……」
「まあ貴方はそう思っていたかどうかは関係ない、少なくともバーニィはそう思った」
「だってバーニィはバーニィだし」
「ただこれで私は確信したんです、こういうので悦ぶ人間が、もっと言えば魔法少女がいるってことをね」

「だから私は勢力を拡大させた。既に土台が出来上がっている子たちは、それを煽るように仕向けて、なければ勝手に接点を作って広げる。それを目にした子自身が噂をするようにね。グリブラ、ドリクレ、りり八代、るじ那緒、スピカト、ゴリガリ、イラドグ、ヒトミュジ、シンウー、USAデド、みやたま、伏綺羅、ENIフィー……そしてバニふめ、幸い誰にだって接点はあります。最大にして最高の『互いに魔法少女である』という接点がね!!」
「あんたよく自分をその中に入れられたよね……というか私下なの!?」
「私にとって貴方は受けのイメージが強い、今でこそあんなだけど貴方わりと初心だと思うんです」
「ぅんんん……否定しきれない……」
「まあ需要があるならふめバニでもいいんですけどね……無論それらカップリングコンテンツがメインではありますが、色々個別ものも作成していましてね?例えばうる穴雌調教12時間とか、紙おっさん種付リレーとか、剣帝ダークネスとか」
「なんでTSメインなのさ」
「いいえ?他にもAYUロータスりおたんクライメットの四人で地下アイドルライブとか、楽屋裏とかそういうのもありますよ?ああ、もちろん実際に盗撮とかしてるわけじゃなくあくまで風ですからね」
「小学……本当に逮捕されろあんたは!というか逮捕する!ブラ……そうだ、任せてきちゃったんだ」
「先に言っておきます、私が逮捕されようとも全てがネットに流出してしまった現状、私の意を継ぐ者が現れるでしょうね……そして私はただ静観するのみ」
「……あんた」
「さぁて、あと貴方まさか私が本当に諦めたと思いました?」
「えっ」

 ガバッ

「USA-Pさん早く!」
「バーニィ!?いつ拘束を解い……」
「フッ、ありがたいことです」
「ちくしょう!放すんだバーニィ!」
「あぁそうだそうだ、これからは反省を生かしふめバニにしておきましょうかね?」

 HAHAHAHAHAHA……

「まさか……こんなことになるなんて」

 すりすり

「ええい!いい加減放せ!」
「ぎゃん!」



番外編2


 バァーン!(ふめいが扉を蹴破「いらっしゃーい」

「USA-P!とうとう……アレ?」
「ああ、後で扉直しといてください」


「ナンデスカココ」
「急ごしらえの仮施設、といってもこれ以上の進展性はないんですがね」
「というか、なんだかんだ言ってまだ活動してたのが不思議だよ……」


「二人だけですか?まあ、そこ座って」
「パソコンそれしかないんですか?」
「ええ、映像データはこの間押し入られた時にネットに放流しましたんで、おかげで商売にはならなくなりましたけど」
「マジか、ちょっと調べてきます」
「落ち着けバーニィ、あんた今ここで何してるの」
「わからずに踏み込んだんですか?」
「聞きたいことは別にあったからね」



「今私がここでやってるのは放流したデータの収集、それとどんなカップリングがあるかとか魔法少女のエロ需要のチェックですかね」
「よーし、あたしの『すぱいらるなっくる』が火を噴くぜ」
「まあ、待った待った、魔法少女のエロ集めるくらい誰だってしますじゃないですか、そこにいる人みたいに」
「ぎくり」
「……バーニィ」
「いや違うんですこれは」
「……イチャイチャしよって、で?何聞きたいんですって?」



「あのフェイク映像のこと」
「あー……アレね」
「前にあんたんとこに踏み込んだ時に色々回収したけど、アレの出所だけがわかんなくてね」
「知りません、有志の投稿を除けばアレは知り合いの伝手で手に入れたものです」
「それは誰?」
「言いません、だって言ったらそっち叩くでしょ」
「まぁそうなんだけど」
「別の魔法少女とだけ、暇だったら自分で探してみたらどうでしょう」
(口を割らないか……案の定だけど)



「まあ、気が済んだならお帰んなさいな、こんなところに居たってしょうがない……」
「はい、バーニィあーん」
(首を横に振り容量オーバーであることをアピールするバーニィ)
「あーん❤」
「あ、あーん」
「何やってるんですか貴方達は」
「え〜?いやーもうすぐバレンタインも近いから、チョコの味見でもしてもらおうと思って」
(無言で助けを求めるバーニィの目)
「どんだけ食わせてんですか……」
「ほら、よくあるじゃない?練習してたら作り過ぎちゃったってやつ?」
「いやーそれはいいんですけど別にここでやらんでも……」
「はっはーん?もしかしてUSA-P嫉妬してる〜?」
「……はァ」
「どーせ、あげる予定も貰う予定もないんでしょ〜?」
「あげるはともかく貰うは普通予定とかないもんじゃないんでしょうか」



「へぇ〜、まるであげる予定はある、みたいな口ぶりじゃん」
「もひゅはひゅふぇあふぉひほ」
「バーニィ、ちゃんと食べてから喋りなさい」
「おかんか君は」
 ゴクッ
「もしかしてあの人ですか?」
「あの子って誰?」
「ほら、デッドカンパニーさん……でしたっけ」
「唐突だね……なんでそう思ったの」
「だってほら、自分とカップリングするくらいなんだし」
「そうだったっけ?憶えてないやそんなこと、でどうなのUSA-P」
















「え、何この間」
「めっちゃ顔真っ赤にしてません?」






「…………だったら」
「「え?」」
「だったら、どうだって……言うんですか」

(うわあすごい顔真っ赤だ……)

「え?え?もしかして本当に?」
「……えぇ」
「いやー意外意外、何々?なんでまた?」
「ほらほら、一回母乳飲まれてたしそれじゃないですか?」
「………////」
「そんな純情乙女アピールとかあたしの知ってる悪質兎じゃない生き物のようだ」

「あ、でも私も飲んだことありますよ?ってことは私に惚れたって」
「「いやそういうのいいから」」



「で、どんなところに惚れたって?」
「……言わないと駄目ですか」
「ほらほら〜、言っちゃいましょ〜よ〜」
「……眼鏡と、あと暗い感じの瞳とかネガティブだけど芯は通ってるところとか」
「お、乙女……」


「もしかして、あの組合せリストとかそのカモフラージュだったり……」
「それは違います!あれは私の純粋な好意であって!……まああわよくばみたいな気持ちはありますけど……」
「じゃあチョコでも作ってあげちゃえばいいのに」
「そ、そんな!私なんかがあげたりして向こうに迷惑とかかけちゃまずいですよ!」
「乙女かあんたは」



「はぁ……蓋を開けてみたらこんなくだらない経緯があったなんて、帰るよバーニィ」
「あ!バニふめの続きいつになりますか?」
「……ぇえ?まあ、いつになるかはわからないですよ、もしかしたらずっと先かも」
「そんな!私はずっとあの続きを待ってグェー」ギリギリ
「じゃああたし達は帰るからね、バレンタイン明後日だからね」
「だから私は」
「じゃあね、いい返事がもらえることを期待してるよ」




「……せめて扉を直してほしかった」

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