概要

ドミニクス・アブドゥッラーの肉体となった旧式大型機動兵器。長年の共食い整備、酷使、劣悪な環境での改造、メンテナンスの儀式化により正確な図面が失われ、搭乗者含め構造とコンディションを完全に理解する者はいない。
本機の動作はドミニクス学派/イルディリム・メカニカルの高位構成員の経験と勘によってのみ保証されていて、未熟な者の関与は辛うじて保たれている搭乗者の生命を危険に晒す。そのため本機の点検と整備に関する知識はドミニクス学派の密教的な教義の最奥に組み込まれ高位の信徒にしかアクセスできない。

アセンブル

古い世代の機動兵器であるため背部主砲、右武器腕、左武器腕、本体という構成。

機体名と同名の主砲、ヌール・アル・ディーンはマグリブ再生技研の軌道上テラフォーミング装置を搭乗者の技術により小型化し兵器化したもの。原型ほどの影響力は持たないが照射された敵機をフレームごと歪め破壊してしまう。
テラフォーミング装置が硬い地盤も濃密な大気も捻じ曲げるように、ヌール・アル・ディーンの照射を阻む防御手段は存在しない。
(要するに防御属性を無視する照射型兵器で、某試作コーラル照射装置のようなものです。防御手段が存在しないというのは実弾防御やEN防御や爆発防御を盛ってもダメージは変わらないという意味で、実際にはAPを盛れば阻めるというか耐えられます。)

右腕はマグリブ再生技研がかつて運用した開拓作業用大型チェーンブレード。チェーンによる切断力が回復不可能なレベルで鈍ったため超振動ブレードに改造された。

左腕はマグリブ再生技研がかつて運用した開拓作業用障害物破砕榴弾砲。イルディリム・アームズ?の技術により弾速が上昇した。

機体内部に偏向イオンシールド制御装置を搭載。旧式かつ大型な本機の機動力の不足を補う。

聖性

本機はドミニクス学派/イルディリム・メカニカルの事実上の崇拝対象である。
指導者の肉体であることも一因だが最大の要因はその機能。
まず本機には地球のメッカの方向を割り出す機能がある。動くモスク、ミフラーブとして使用できるためドミニクス・アブドゥッラーに付き従う者達や本格派の《傭兵組合イルディリム?構成員は本機に向かって祈ることになり無意識に本機に聖性を感じる。
また主砲はテラフォーミング装置としても機能するためオムニスの汚染された土壌を農地に戻すことができる。オムニスで多発する戦災で貧困に陥った者もドミニクスに従えば農地で職と食事にありつける。これを魔法のような技術で実現する本機は動く神のように扱われる。

事件

赤い雨の夜事件
ブリュッセル疎開作戦
グラナダ撤退戦
ターラント沖海戦
ボスポラス海峡の戦い
第四次メギド会戦
シナイ半島の戦い
第五次メギド会戦
第二次バグダード包囲戦
アブダビ包囲戦
バルト海の戦い
ヴィルヘルムスハーフェン襲撃
ウィーン突破戦
カイロ大空襲
第一次企業戦争
(中略)
第ニ次企業戦争
木星航路安定化プログラム
冥王星事変
マリネリス第三種接近遭遇
大汚染
(中略)
第四象限戦争
第三次企業戦争
たて・ケンタウルス腕第八種接近遭遇
ヴィリディス撤退戦
第四次企業戦争
カラ・ジャーミーの大火
(中略)(その他諸々)(順不同)

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