概要

ドミニクス学派/イルディリム・メカニカルを精神的・技術的に指導する男。地球で国家による支配が崩壊した時代には既に当時のあらゆる寿命延長処理を受け尽くした老人だった。

保護液タンクの内壁にへばり付き得体の知れないチューブがイソギンチャクのように生えた肉塊に過ぎない脆弱な体を守るため特製の大型機動兵器《ヌール・アル・ディーン》を仮の肉体としている。

邪悪だが技術者としての才能は確かでマグリブ再生技研の技術を適切な施設も人材調達のあても無いオムニスで維持し独自に発展させてきたほど。

アズハル大学を母体とする技研に所属していた経験からオムニスの田舎ムスリムよりもよほどスンニ派の主流への知識が深く、結果として宗教的なカリスマ性も得ている。格安で実用的な義体を提供するイルディリム・メカニカルの姿勢もありオムニス内外に数多くのシンパを持つ。

シンパを操るためにイスラームを隠れ蓑にする背教者だがその信仰の言葉は全くの虚偽ではなく預言者ムハンマドへの敬意は本物である。ただし宗教的な敬意ではなく子供が英雄譚に憧れる感情とほぼ同じ。彼と並ぶ影響を人類史に及ぼすのが夢。

本名はドミニクスのほう。オムニスに降り立ったあたりからイスラーム指導者としてのアピールのためにアラブ名を添えて名乗るようになった。

事件

赤い雨の夜事件
ブリュッセル疎開作戦
グラナダ撤退戦
ターラント沖海戦
ボスポラス海峡の戦い
第四次メギド会戦
シナイ半島の戦い
第五次メギド会戦
第二次バグダード包囲戦
アブダビ包囲戦
バルト海の戦い
ヴィルヘルムスハーフェン襲撃
ウィーン突破戦
カイロ大空襲
第一次企業戦争
(中略)
第ニ次企業戦争
木星航路安定化プログラム
冥王星事変
マリネリス第三種接近遭遇
大汚染
(中略)
第四象限戦争
第三次企業戦争
たて・ケンタウルス腕第八種接近遭遇
ヴィリディス撤退戦
第四次企業戦争
カラ・ジャーミーの大火
(中略)(その他諸々)(順不同)

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