概要

型番CA-U-HeT/R7、UaRが販売する火炎放射器。より厳密に言えば「可燃物投射機」であり、通常の火炎放射器と違い着火した液体燃料をホースの様に噴射している訳では無い。では何を放射……もとい投射しているのかと言うと、可燃性スクラップをドロドロになるまで加工した物を着火しつつ高速で打ち出しているのである。

ちゃんとした燃料では無い為温度はそこまで高くは無く、また燃焼時間も短い。なんならアレコレ混ぜまくってる影響で燃える泥状の物に混じって固形のナニカが燃えながらぶつかってきたりもする。
正しく「放射」では無く「投射」機。色んな意味でゲテモノな兵器であり、他社のちゃんとした火炎放射器と比較すると真っ当な火炎放射器としての性能では大きく劣る……が、とある性質とそれによる固有の強みにより一定量の需要を獲得し続けている。

その性質というのが、「強烈な腐食性」。
投射された可燃物そのものに混じっている幾つかの成分、その加工に利用された薬液、着弾時に接触した敵機体の装甲などを含む物質、そして炎の熱。これらが合わさると極めて強烈な化学反応が発生し、物質の急速な腐食と脆弱化が発生する。

迂闊に使えば自滅のリスクも高く、また充分に活用するには対象に一定時間当て続ける必要がある為扱いは難しい。しかし化学反応への防護を万全に行なっていない対象には壊滅的な被害を齎すことが可能であり、愛用者も多い。

使用者

製造元

UaR
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