ここだけリアルロボットを駆る傭兵ギルドの設定記録の設定記録

型番CA-U-RCN/R3、UaRが販売する音響レー……ダー……？
爆音を巻き起こし音波を周囲一帯に反響させる事で目標や地形を把握する事が出来る。隠密性は皆無だが捕捉性能は高く、また音響探知である関係上ステルスに誤魔化され難い特徴も持つ。
やや使い難い点はあるかも知れないが、少なくともレーダーとしての実戦運用には耐えうる性能となっている。


と此処まで書けばただの音響レーダーだが、残念ながらUaR製の装備がこんなに素直な筈もなく。この装備、爆音を巻き起こす事で探知を行う訳だが。その爆音の発生源が何かと言うと、

大口径実弾砲の砲撃音である。

繰り返し言おう、大口径実弾砲の砲撃音である。

音響レーダーと書かれているが、この装備。実態としては超重量級の大砲に強引にレーダーの機能も組み込んだ無茶苦茶な設計のゲテモノ兵器なのである。

コンソーシアム・アラスカ社のCA-CN/M3ファイアフライと比較すると、口径は3割増で砲身は4割減。破壊力は増大したが射程は大きく落ち、また反動や重量も大きく跳ね上がっている。その関係で連射性能は劣悪であり、爆音の発生頻度も低い事から音響探知も一度使うと長めのインターバルが必要になる。その他にも爆音が大き過ぎるのもあってコクピット周りの防音性を確保していないと撃った側が被害を受けるなどと言った難点が幾つか存在しており、扱いの難しい装備となっている。

性能を完全に活かすのは困難だが上手く利用できれば有用な装備になる為、一定数の需要を細々と満たし続けている。

UaR