概要

本来は多目的採掘用自律ロボット「トリロバイト」として世に出されるはずだった機体。
危険な採掘場から安全にかつ安定して資源を採取する為の目的で設計されており、重機メーカーとしてのCA社の次期目玉商品として一般販売される……はずだった。

第4次企業戦争の勃発に伴い、軍事産業に疎く迅速な戦力拡大を必要としたCA社は設計途中だったトリロバイト含むその他一部重機を兵器に再設計する「グレイシャー計画」を発令。
多目的採掘用自律ロボット「トリロバイト」は日の目を浴びる事無く、自律型対地中拠点用兵器「トリロバイト」へと産まれ変わる事になった。

武装も本来は掘削用の機器を改造し兵器化させた物となっており、そのどれもが厄介な性能に仕上がっている。

アセンブル

特殊複合合金製全面装甲:
全面を頑強な装甲で覆い、ブースターや武装、センサーなどの脆いパーツを全て装甲の内側に隠す事で防御性能を大きく引き上げている。
造形も平べったい円盤状の狭い隙間を潜り抜ける事に向いた造形になっており、地中を掘り進む事に向いた物になっている。空気抵抗を減らす事も副次的に成功しており、反重力推進システムと合わさる事で地上でも素早い移動を可能にしている。

全面装甲用特殊攻撃システム「クラムシェル」:
全面が装甲で覆われているトリロバイトが攻撃の為に武装を装甲の外へ展開する際に使用する機構と特殊FCSシステム。
全面を装甲で覆う中、武装を展開する際に装甲を開かなければならない攻撃のタイミングはトリロバイトにとっては最大級の弱点である為、その弱点をなるべく少なくする為に作られた。全面が装甲である関係上、攻撃のタイミングを除くと弱点が存在せず、それによる圧倒的耐久性能が実現可能になっている。

装甲内反重力推進システム:
全てを装甲で包み込んだトリロバイトに唯一搭載可能な推進システム。スラスターもバーニアも全て不要。

装甲内センサー多数:
装甲の中からでも外を確認出来るように主にソナーやレーダーの類や熱源探知機が多くを占めている。

装甲内反重力パルス掘削機:
反重力推進システムをそのまま掘削にも応用したエコ設計。

(武装は積載量とスペースの関係でどれか一つのみ)

トリロバイトM

プラズマ放射機「ウォールドレイナー」:
高熱により対象物を溶かし資源として回収するヒートドリルが元となっており、改造により射程とプラズマの放射時間が大幅に伸びた。高温により機体を直接破壊するだけでは無くその中身のパイロットを蒸し焼きにして殺害する事が可能。
元がヒートドリルなので射程はそう長くは無いものの逃げ場の無い地底などの狭所では凄まじい程の猛威を奮い、第4次企業戦争では数多くの敵兵を葬り去った。

トリロバイトS

回転型大型資源掘削用ブレード「サンドソー」:
名前の通り本来は資源を削り取る為の機器であるものの、重装甲高硬度の物体に対して有効な兵装になり得ると判断された為そのまま兵器化される事になった。
無数のギザギザした突起が付いたブレードを高速回転させる事で対象物を削り壊す事が可能で、要塞の防壁や大型兵器の装甲すら削り壊す凄まじい破壊力を持つ。用途としては攻城鎚の様な物で、地中から敵基地の防壁を破壊し侵入する為の物になっている。また、高い強度を持つ事からこの兵装を装備しているトリロバイトは武装展開中でも凄まじい防御力を誇り、高威力の大口径砲や大型の炸薬など以外ではまず止まらない程の防御性能を発揮する。

トリロバイトD

地雷散布装置「デモリッシャー」:
発破用の爆弾を散布する装置で高い衝撃力の爆弾を多数ばら撒く事が出来る。とは言え、元が兵器では無く発破用の爆薬なのもあって機動兵器などを破壊し尽くすには威力が若干足りない。……故に、設計した当人達ですら想定していなかった効果を発揮する事となる。
その効果と言うのが、負傷者の量産。爆弾が衝撃波を発生させる事に特化している為、機体内部のパイロットをダイレクトに攻撃し衝撃波により戦闘続行不可能となる程の重傷を負わせる事が可能だったのである。
かつての地球にて非人道兵器として扱われていた対人地雷などと同じく敵を即死させずに重症者を大量に生産する事から敵に対して与える負担が極めて高く、威力は低くとも地雷として高い効果を発揮する事が可能であり、第4次企業戦争でも敵に恐怖を刻み込んだ。

余談

搭乗者

無人稼働

事件

事件1?
事件2?

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます