※18歳未満の方、二次創作小説の苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

あらかじめ用意されていた起爆装置によって綱が断ち切られ、
拘束されたアンリエットの身体は宙に投げ出された。そのまま重力に従い、渓谷の、奈落の底へと落ちて行く。
「アンリエットさあああぁぁあぁぁん!」
それを追う叫び声。シャーロックはアンリエットを追って迷わずつり橋の上から飛び降り、
アンリエットに向かって懸命に手を伸ばす。
伸ばした左手にはめた指輪――ソニアから託された、『念動力』のトイズが込められた指輪が、
緑色の光を放ち、一瞬、二人の身体が浮かび上がった。だが、
カッシイイイィィィン……。
指輪は、込められた力の過負荷に耐え切れず、あっさりと砕け散る。
力を失った二人の身体は再び自由落下を始めた。
「だめえええええぇぇええぇ!」
自らも落ちていきながら、シャーロックはそれでもアンリエットを助けようと、彼女の頭を強く抱いた。
あがくように、もがくように。あるいは、何かに祈るように。
悲痛な叫びも、渓谷に飲み込まれて消えていき、彼女達もまた荒れ狂う濁流に飲み込まれようとする、
その刹那、光が、弾けた。
ピュシュイイイイイイィィィン……!
「これはっ……!?」
――『念動力』。失われたはずの、シャーロックのトイズによって、
まばゆい光に包まれた二人の身体は、ゆっくりと浮上する。
「……アンリエットさん」
力強く自分を見つめるシャーロックを見返して、アンリエットは彼女の頭に腕を回し、優しく抱きしめた。



シャーロックの目覚めに呼応して、他のミルキィホームズも次々とトイズを覚醒させて行く。
そしてそれは無論、エルキュールも例外ではなかった。
「感じます……」
瞳が比喩ではなく輝いて、トイズ『トライアセンド』の発動を知らせる。
四肢に力が宿り、エルキュールは背後にいるラットに向き直り掴みかかった。
「うえっ!?」
いくらラットの身体能力が優れているとはいえ、『トライアセンド』のパワーを振りほどくことなど出来ない。
突然の事態に驚き、初動が遅れたことはラットにとって大きなミスであった。
ラットの身体を岩壁に押し付け、動きを封じる。これで早くも勝敗はついてしまった。こうなったらもう、
その気になれば、ちょっと『トライアセンド』の出力を上げるだけで、簡単にラットの肉体を潰すことも……。
もっとも、そんなことをする気は無いし、そうならないように細心の注意を払い、
『トライアセンド』の出力を調整しているわけだが。
「痛つっ」
「あっ……」
などと考えていたら、うっかり調整を間違えて、力を込め過ぎてしまった。
あわてて振りほどかれない程度に力を緩めて、ふと、苦痛に歪んだラットの顔が目に入った。
よくよく見たらその顔には怯えの表情も混じっており、
これから『トライアセンド』をもってどんなことをされるのか、と恐れているように感じられた。
普段強気なラットが見せたそんな弱気な表情、そして彼の生殺与奪権を自分が握っているという事実に、
何故だか心が高揚する。ぞくぞくと這い上がる魅惑的な感覚。
コーデリアはストーンリバーとの戦闘で別の場所へと移動し、
ネロはトゥエンティを追って空へと舞い上がって行ったので、
今この周辺にはラットとエルキュールの二人っきりだった。

「…………」
異様な状況下に立ったことによる精神の興奮が、刹那、理性を忘れさせた。

〜・エリーちゃんの激しい上下運動で白いどろどろをいっぱい出させてもらった〜

「な、何するんだよ、お前っ!」
「あ、暴れ……ないで……」
ラットを動けないように拘束したまま、適当な岩陰に連れ込む。気休め程度ではあるし、
そもそも人気がまったくないので気にする必要もあまりなさそうだが、
それでも、他の場所よりはずっと見にくくなったはずだ。
地面が平らなところを見繕って、そこにラットをそっと仰向けに寝かせる。
「痛いこと、しないから……大人しくして、ね?」
優しく、言い聞かせるようにそう言うと、ラットは警戒を緩めた。
とはいっても話を聞いてくれたからという訳ではなく、
戸惑いのあまりぽかんとして思わず警戒を緩めてしまった、といった様ではあったが。
ともあれ、警戒が緩んだその隙に、逃げられないように脚に馬乗りになって、片方の手でがっちりと身体を掴む。
両手は自由になっているが、『トライアセンド』があれば、
ちょっとやそっと押されたり叩かれたりした程度ではびくともしないし、
この至近距離ではラット自身も巻き込んでしまうので、爆弾も使えない。
これで心置きなくやりたいようにやれる。
エルキュールは手始めに、身体を掴んでない方の手をラットの股間へすっと伸ばし、
ズボン越しに軽く撫でさすった。
触れた瞬間、ラットの身体がびくりと反応する。
「うわっ!?ど、どこを触ってるんだよ!」
今まで茫然としていたラットであったが、これにはたまらずじたばたと暴れて逃れようとする。
だが、身体をしっかりと固定しているのが功を奏して、問題は無かった。
「大丈夫だよ、怖がらないで、痛くないから……ううん。
それどころか……これは、とっても気持ちが良いことだから……」
湿った声でそう言いながら、優しく股間を撫でる手は止めない。興奮で荒くなる呼吸に熱が帯びる。
自分が異常なことをしているという自覚はある。だが、だからこそ余計に興奮して、行動に歯止めが利かなくなる。
「ふああぁ……あっ……う……」
行為を続けていると、次第にラットの抵抗は弱々しいものになってきた。
それと反比例するように、手のひらに伝わる軟らかい感触は、硬度を増していく。
「はぁ、はぁ」
ラットの身体からどんどん力が抜けていく。
顔は真っ赤に染まり、潤んだ瞳は中空を見つめて、半開きになった口から荒く息をつく。
「どう……気持ち良い……?」
話しかけるが返答は無い。ただ、股間を撫でる手にだけびくびくと反応が返ってきた。
(そろそろ、いい……かな……)
そう考えたエルキュールは、『トライアセンド』を解き、ラットの上からどける。
拘束から解放され、今なら逃げることなど造作も無いことのハズだが、
ラットは逃げようとせず、ただぐったりと地面に寝そべっているだけだった。
「……うん、よし」
それを確認して、エルキュールはラットのズボンに手をかけた。
そのまま下着ごとするすると脱がせていくが、ラットからの抵抗は無い。
快楽にぼやけた頭は、今、自分が何をされているのか認識できていないのかもしれない。
なんにせよ、抵抗されないのならばやりたいようにやらせてもらおう。
エルキュールは興奮で震える手で、ズボンと下着を脱がせていき、その中身をぷんっと露出させた。
「うわぁ……」
目の前にラットおちんちんが現れる。本や写真では見たことがあるけど、実際に見るのは初めてだ。
おちんちんは、硬くいきり立って、まっすぐに空を向いている。先端は半分ほど包皮からはみ出しており、
真っ赤に腫れた部分が顔を覗かせて、さらにその頂点では先走りがぷっくりと球体を作っていた。
風が吹くたびに、直接触れても居ないのに、びくん、びくんと全体が跳ねる。
「な……何……してる、ん……だよ……」
流石にラットが抗議の声を上げるが、その声に力は無く、抗うことも逃げることもない。
エルキュールを止める力は完全に失われている。あるいは、その意思も……。
「大丈夫だから……私に任せて、ね?」
言いながら、目の前のおちんちんを優しく握り、ゆっくりと上下に擦りだした。
「……んっ」
摩擦によってしゅっ、しゅっと音を立てながら、おちんちんに刺激を与える。
刺激を与えるたび、ラットの口からあえぎ声が漏れた。
「あっ、う……」
あふれてくる先走りを手に塗りつけながら擦ると、先走りが潤滑油の役割を果たし、
すべりが良くなって、より効率的に刺激を与えることが出来るようになった。
にちゅにちゅといやらしい水音がたち、エルキュールの劣情を煽る。
エルキュールはとろんとした目つきでおちんちんを見つめながら、握力と擦る速度を徐々に増していった。
「うあっ、あっ……なんか……なんか、くっ……あっ、あっ!」
どくんっ、とおちんちんを握る手に脈動を感じる。
エルキュールはラットの限界が近いことを察して、手に一層力を込めた。
「いいよっ、イって!いっぱい、いっぱい気持ちよくなって!」
なんの遠慮も容赦もなく、エルキュールはぐりぐりとおちんちんをしごく。
その強烈な刺激にラットは一気に限界へと達した。
「あっ、あっ、あー!あー!」
ラットの身体が一際大きく跳ねる。
その直後、ラットのおちんちんから、白濁とした精液がびゅーっ、と勢い良く吹き出た。
「うわぁ……こんなに……すごい……」
噴水のように吹き出す精液をうっとりと見つめながら、
エルキュールは尚しごく手を止めず、尿道に残った精液までしごき出す。
「あっ、あっあっ、あっ……うあー……あー……」
ラットは、おちんちんに刺激を与えられるたびにびゅくびゅくと精液を吐き出して、
自身の腰周りとエルキュールの手を精液でべとべとに汚した後、力なく手足を地面に投げ出した。
空ろな瞳で空を見るともなく見つめ、だらしなく開いた口からよだれが垂れている。全身が弛緩しきっていた。
ただ、一箇所を除いて。
「あんなに出したのに……まだ、元気なのね……」
エルキュールはそう言いながら、未だに勃起したままのおちんちんをつんっ、とつついた。
ラットの身体がびくんっ、と跳ねる。
「ちゃんと、全部出させてあげるね……」
「ま、まだ……なんか……するの、かよ……」
息も絶え絶えに問いかけてくるラットを無視して、エルキュールは両手でおちんちんを優しく包み込み、
その先端にちゅっ、と口付けをした。
「お掃除……してあげる……の……」
そのまま先端を、歯があたらないように気を付けながらかぷっとくわえ込む。
「うひっ!?」
唇で、半分被ったままだった包皮を剥く。露出された部分が口内の粘膜に触れると、
ぐったりとしていたラットも、流石に強い語気で拒否の意思を示した。
「な、何してんだよバカ!」

しかし、抜けた力がすぐに戻ってくるわけもなく、ラットはゆるゆると体をもだえさせることしかできない。
その程度の抵抗で、エルキュールが止まるはずもなく……。
「ちゅ……ちゅぷ、れろ……」
「ふああぁ!」
先端を口に含んだまま、先ほどの射精でおちんちんに付いた精液をぺろりと舐め取る。
初めて味わう精液は、なんともいえない、不思議な味がした。
「はぁ……はぁ……」
軽く舐めただけで、微かに戻ったラットの反抗心もすっかり勢いを失ったのか、
気付けばゆるい抵抗すらしなくなっていた。
エルキュールはそんなラットの様子を伺いながら、口に含んだ先端を撫で回すように舐めたり、
頂点の割れ目を舌先でつついたり、様々な方法でおちんちんを責めた。
「ん……ちゅ……れろ、ちゅっ……」
「はうっ……うわ……あ……」
実に気持ちよさそうなラットの様子を見て気をよくしたエルキュールは、
さらに興奮して、責めをねっとりとしたものにする。
くわえ込んだ先端からちゅぽんっ、と口を離し、そこから少し下、竿の部分に口を付ける。
「うひっ……うっ、ん……」
「はむっ……ちゅ、ちゅっ……れろ……はむはむ……」
そして、竿部分を汚す精液を、舌で舐め取ったり、あるいはキスをするように、
直接口をつけて吸い取ったりしながら、時折歯を立てないように甘く噛んで、おちんちんを弄ぶ。
ラットはその全ての行為に対して、ぴくぴくと素直な快感の反応を返してくれた。
「ぷはっ……んっ、これで……おちんちん、キレイになったね……」
おちんちんに付いた精液を一通り舐め取ると、エルキュールは一旦おちんちんから口を離した。
もっとも、精液はキレイに舐めとったものの、エルキュールの唾液と、おちんちんに快感を与えたことにより先端から
あふれてきた先走りで、おちんちんはべとべとになってしまっているのだが。
「も、もう……やめてくれよ……」
目に涙を浮かべながら、ラットは懇願する。今までの反応から見て、おそらくこういったことにほとんど経験が
ないのであろう。理解できない強烈な快楽に襲われて、不安で仕方がないのかもしれない。エルキュールは
そんなラットに対して、一抹の罪悪感を抱いた。
だが、そんな罪悪感も、今は火に注ぐ油でしかない。
「ちゅっ……あむっ」
エルキュールはラットの懇願を無視して、再びおちんちんをくわえ込んだ。
「ちゅうぅっ……ちゅっ……ちゅう、ちゅぅ……」
「ひ、ひあっ!?あっ、ああぁ、あっ……!」
ストローを吸うように、おちんちんから溢れる先走りをちゅうっ、と吸い上げる。
精液とは少し違う、だけどやっぱり不思議な味。ラットの様子を注視して、
気持ちよくなっていることを確認しながら、おちんちんに執拗に吸いついた。
「あうっ!う……あっ……や、やめ……見る……うあっ」
と、注視されていることに気付いて、ラットが視線をこちらに向けた。目が合う。快楽にとろけて、ぼやけた瞳。
きっと私も同じ瞳をしているのだろう、とエルキュールは思った。
ラットは何か言いたげに口を開くが、うまく言葉にできないのか、結局快楽にあえぐだけだった。
「あっ、うあっ、あっ……ああっ、ああっ……!」
目を合わせたまま口淫を続けていると、次第にラットの様子が、明らかに余裕の無いものへと変わって行った。
顔は耳まで真っ赤に染まり、酷く辛そうに表情を歪めている。びくびくとした痙攣も、周期がどんどん短くなっていた。
(早くいきたくて、いきたくて、しょうがないんだ……ふふっ……なんだか、かわいい……)
そんなラットの様子を見て、早く楽にしてあげたいと思いつつ、
このままいつまでもいつまでもおちんちんをいじめて、かわいいラットをたっぷりと堪能したいとも思った。
だけど、ラットは本当に辛そうで、流石にかわいそうに思い、ちゃんといかせてあげることにした。
(私も、早く……い、いっぱい、いっぱい……精液、欲しいし……)
エルキュールは歯を唇で覆って歯を立てないようにした後、
先端のみをくわえ込んでいた口を進めて、おちんちんをより深くくわえ込む。
そのまま頭を激しく上下させ、唇と舌、そして口内の粘膜でおちんちんをしごいた。
「ひっひあっ!?くっううっ、ふああっうひっ!」
今までよりも一層激しい口淫に驚いたのか、ラットは情けない声を上げる。情けなくて、かわいい声。
エルキュールの興奮は止まらない。
「ちゅうぅ、ちゅうぅ……じゅぷっ、じゅぷっ……」
口を軽くすぼめ、ちゅうっとおちんちんに吸い付きながらしごくと、じゅぷじゅぷと音が立った。
ラットも、今までは快楽を与えれば、それから逃れるように身体をよじっていたのに、
今はすっかり快楽に負けてしまったのか、より多くの快楽を享受しようとするように、自ら腰を動かし、
エルキュールの内頬にぐりぐりと おちんちんを擦り付けている。自分が与える快楽におぼれてくれるラットの姿を見て、
たまらなくなったエルキュールは、一際大きくおちんちんをちゅうぅっ、と吸った。
すると、それによって一線を越えたラットの身体がぶるっ、と震え――、
「ああっ……また、くるっ……ううぅっ!」
おちんちんがどくっどくっ、と脈動し、エルキュールの口内に、どろどろとした熱い精液を流し込んだ。
「んんっ!んっ……んくっ、んくっ……」
二度目の射精だというのにもかかわらずたっぷりと吐き出される精液を、
エルキュールは吸い上げ、喉を鳴らして飲み干していく。
「あっ!……ああっ……ああ……うっ……」
おちんちんを吸うたびに、ラットは腰をがくがくと震わせ、びゅるっ、びゅるっ、と射精する。
そしてその精液を飲み込む。おちんちんから精液が出なくなるまで、そんなことを繰り返した。



「はぁ……はぁ……はぁ……」
行為が終わったころには、ラットは死んだようにぐったりとして、
徹底的に苛め抜かれたおちんちんもすっかりと硬度を失い、ふにゃっ、としてしまった。
「はあぁー……すっごく……どきどき、しちゃった……」
そんなラットをぼんやりと見下ろしながら、エルキュールはてきぱきと、乱れたラットの服装を整えている。
極度の興奮で理性が麻痺していたさっきまでは、自らの欲望を満たすことしか考えられなかったが、
こうして一度冷静になると、ラットに対する罪悪感が頭をもたげる……。
「で、でも……アンリエットさんを助けるためだし……し、仕方ない……です……」
アンリエットを助けるのにはまったく関係のないように思えるが。
そもそもアンリエットは既にシャーロックの手によって助け出されている。
どうやらエルキュールはまだ、興奮の余韻から完全に立ち直っているわけではないようだ。
「そ、それに……ラットも、イヤじゃなかった……よね?」
こればかりはラット次第であるが、少なくとも横たわっている彼の顔は、まんざらでもないように見えた。
もっとも、無垢な少年を性に目覚めさせた、その行為は罪深いと類されるのかも知れないが……。
ふと、先ほどまでアンリエットが囚われていたつり橋を見ると、そこではシャーロックとアルセーヌが戦いを繰り
広げていた。先ほどからアルセーヌの姿が見えないと思っていたら、どうやらつり橋付近で待ち伏せをしていたらしい。
「シャロ……!助けに、行かないと……」
行為の痕跡は一通り処理されていることをざっと確認した後、エルキュールは崖の上へと向かう。
が、数歩走ったところでくるりと振り向き、ラットをもう一度だけちらと見た。
「……ふふふっ」
エルキュールは一瞬愛おしげに微笑むと、すぐに表情を元に戻し、前方に向き直って駆け出した。

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