最終更新: onsen_kabosu 2012年11月21日(水) 18:49:36履歴
本企画では、多少のゲーム性を持たせるために選手にパラメータを設定している。その際に、不公平感をなくすため、パラメータ設定にはルールを設けている。このページでは、選手パラメータ決定についてのルールについて示す。
シートを作成するにあたり、選手の評価点を出す必要がある。ここではその評価点の出し方を書いている。
能力値には大きく分けて次のものがある。
これらの項目について、それぞれ選手の評価点を出していきます。
能力値には大きく分けて次のものがある。
- 基礎能力:パワー、変化球など野球選手として基本的な能力
- 【投手のみ】変化球能力:投げられる変化球のその威力の能力
- 【野手のみ】守備能力:各ポジション個別の守備能力
- 特殊能力:特定の状況における能力
これらの項目について、それぞれ選手の評価点を出していきます。
基本能力パラメータは投手と野手で異なるが、それぞれ下記の5つがある。
- 【投手基本能力パラメータ】
- 速球:速球の速さ
- 変化球:変化球の総合的な力
- 制球:コントロールの良さ
- 体力:スタミナの高さ
- 守備:投手としての守備のうまさ
- 【野手基本能力パラメータ】
- パワー:長打力の高さ
- ミート:安打を打つ力、選球眼の高さ
- 走力:足の速さ
- 送球:肩の強さ
- 守備:守備の基本的なうまさ
基本能力はどのパラメータも1〜20の整数で決めることができ、その値によってポイントが決まります。パラメータ値とポイントの関係を表1に示します。これによりどのように計算されるかを例で見ます。
表1 基本能力表
パラ値 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
pt | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 | 110 | 120 | 140 | 160 | 180 | 200 | 225 | 250 | 290 | 350 |
ランク | G | F | E | D | C | B | A | S |
【例1:西條若葉】パラメータは(速球7・変化13・制球12・体力10・守備8)です。これを表1を使ってポイントに直すと(速球70pt・変化140pt・制球120pt・体力100pt・守備80pt)となります。これらをすべて足すと510ptとなり、これが基本能力点となります。
【例2:SHIORI】パラメータは(パワー13・ミート16・走力19・送球8・守備16)です。これを表1を使ってポイントに直すと(パワー120pt・ミート200pt・走力290pt・送球80pt・守備200pt)となります。これらをすべて足すと890ptとなり、これが基本能力点となります。
変化球についてはここでポイントが生じることはなく、基本能力で決めた変化球値を各変化球として割り振るだけですが、便宜上変化球能力点の算出ということで説明させていただきます。
この項での設定は創作の補助といったものでゲームの中には影響しません。なので変化球名・球種数・変化量どれも自由に決めていただいていいのですが、一応ルールがあったほうがいいかということで、1つの変化球の変化量は1〜10までとしています(このときのランクは表2に示しています)。また変化量の合計値は基本能力の変化球値と同値にする必要があります。これも例で見てみます。
【例:西條若葉】変化球パラメータは(カーブ7・スライダー3・シュート3)です。これを表2を使ってランクでみると(カーブC・シュートE・スライダーE)となります。また、この3種の変化球の数値を足すと13となり、基本能力値の変化球値である13と同値になっています。
表2 変化球能力表
変化量 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
ランク | G | F | E | D | C | B | A | S |
守備パラメータは守備位置ごとの守備適正値です。このパラメータを元に守備能力点を算出します。守備パラメータが割り振られていないポジションは守ることができず、また守備パラメータの最大値は基本パラメータの守備値と同値である必要があります。
守備パラメータをポイントにするとき、基本パラメータの守備値と守備パラメータの差【守備差】を使用します。守備差とポイントの関係は表3のとおりです。例えば基本パラメータの守備値が10、守備パラメータの値が5であるとき、差は5となるので50ptとなります。
ただし、以上の式ですと守備位置がひとつでも必ず100ptが付加されます(最低でも1ポジションは守備差0=100ptが入ることから)。なので、補正として最後に100ptを引きます。
【例:SHIORI】守備パラメータは(二塁13・遊撃16)です。基本パラメータの守備値は16なのでそれぞれのポジションの守備差は(二塁-3・遊撃0)です。これを表3を使ってポイントに直すと(二塁70pt・遊撃100pt)となります。これらをすべて足すと170ptとなります。ここから100ptを引いた70ptが守備能力点となります。
表3 守備能力表
守備パラメータをポイントにするとき、基本パラメータの守備値と守備パラメータの差【守備差】を使用します。守備差とポイントの関係は表3のとおりです。例えば基本パラメータの守備値が10、守備パラメータの値が5であるとき、差は5となるので50ptとなります。
ただし、以上の式ですと守備位置がひとつでも必ず100ptが付加されます(最低でも1ポジションは守備差0=100ptが入ることから)。なので、補正として最後に100ptを引きます。
【例:SHIORI】守備パラメータは(二塁13・遊撃16)です。基本パラメータの守備値は16なのでそれぞれのポジションの守備差は(二塁-3・遊撃0)です。これを表3を使ってポイントに直すと(二塁70pt・遊撃100pt)となります。これらをすべて足すと170ptとなります。ここから100ptを引いた70ptが守備能力点となります。
表3 守備能力表
守備差 | 0 | -1 | -2 | -3 | -4 | -5 | -6 | -7 | -8 | -9 | -10 | -11 | -12 | -13 | -14 | -15 | -16 | -17 | -18 | -19 |
pt | 100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 50 | 45 | 40 | 35 | 30 | 25 | 20 | 15 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
特殊能力パラメータも基本能力パラメータと同じく投手と野手で異なりますが、それぞれ下記の4つがあります。
特殊能力パラメータは1〜5の範囲で決定され、3が普通、大きくなるごとにその状況を得意とし、小さくなるごとにその状況を苦手とします。パラメータとポイントの関係は表4のとおりです。
【例1:西條若葉】パラメータは(ピンチ3・対左2・打たれ強さ3・クイック3)です。これを表4を使ってポイントに直すと(ピンチ0pt・対左-50pt・打たれ強さ0pt・クイック0pt)となります。これらをすべて足すと-50ptとなり、これが特殊能力点となります。
【例2:SHIORI】パラメータは(チャンス3・対左2・バント3・盗塁4)です。これを表4を使ってポイントに直すと(チャンス0pt・対左-50pt・バント0pt・盗塁50pt)となります。これらをすべて足すと0ptとなり、これが特殊能力点となります。
表4 特殊能力表
- 【投手特殊能力パラメータ】
- ピンチ:得点圏にランナーを抱えたときの強さ
- 対左打者:左打者に対する強さ
- 打たれ強さ:得点を取られた直後の強さ
- クイック:盗塁のされにくさ
- 【野手特殊能力パラメータ】
- チャンス:得点圏での強さ
- 対左投手:左投手に対する強さ
- バント:バントのうまさ
- 盗塁:盗塁のうまさ
特殊能力パラメータは1〜5の範囲で決定され、3が普通、大きくなるごとにその状況を得意とし、小さくなるごとにその状況を苦手とします。パラメータとポイントの関係は表4のとおりです。
【例1:西條若葉】パラメータは(ピンチ3・対左2・打たれ強さ3・クイック3)です。これを表4を使ってポイントに直すと(ピンチ0pt・対左-50pt・打たれ強さ0pt・クイック0pt)となります。これらをすべて足すと-50ptとなり、これが特殊能力点となります。
【例2:SHIORI】パラメータは(チャンス3・対左2・バント3・盗塁4)です。これを表4を使ってポイントに直すと(チャンス0pt・対左-50pt・バント0pt・盗塁50pt)となります。これらをすべて足すと0ptとなり、これが特殊能力点となります。
表4 特殊能力表
パラ値 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
pt | -100 | -50 | 0 | 50 | 200 |
投手では左投、打者では左打・両打の選手は表5のようにポイントが付加されます。
【例1:西條若葉】右投なので不可ポイントはゼロです。
【例2:SHIORI】左打なので20ptが追加されます。
表5 利き腕によるポイント
【例1:西條若葉】右投なので不可ポイントはゼロです。
【例2:SHIORI】左打なので20ptが追加されます。
表5 利き腕によるポイント
投手 | 右投 | 左投 | 打者 | 右打 | 左打 | 両打 |
pt | 0 | 50 | pt | 0 | 20 | 50 |
総合ランクは今までで算出した基本能力点、特殊能力点、(野手のみ)守備能力点を足し合わせたものから算出されます。このポイントの値により総合ランクが導出されます。ポイントと総合ランクの関係を表5に示します。
【例1:西條若葉】基本能力点は510pt、特殊能力点は-50ptなのでこれらを足し合わせて総合点460pt。410〜500ptの間となるので総合ランクはFとなります。
【例2:SHIORI】基本能力点は890pt、守備能力点は70pt、特殊能力点は0pt、打席付加は20ptなのでこれらを足し合わせて総合点980pt。910〜1000ptの間となるので総合ランクはBとなります。
表6 総合ランク表
【例1:西條若葉】基本能力点は510pt、特殊能力点は-50ptなのでこれらを足し合わせて総合点460pt。410〜500ptの間となるので総合ランクはFとなります。
【例2:SHIORI】基本能力点は890pt、守備能力点は70pt、特殊能力点は0pt、打席付加は20ptなのでこれらを足し合わせて総合点980pt。910〜1000ptの間となるので総合ランクはBとなります。
表6 総合ランク表
ランク | G | F | E | D | D+ | C | C+ | B | A | S |
下限pt | 0 | 405 | 505 | 605 | 655 | 705 | 805 | 855 | 1005 | 1205 |
上限pt | 400 | 500 | 600 | 650 | 700 | 800 | 850 | 1000 | 1200 | 1400 |
コメントをかく