リディア | はーい、席に着いてー。 授業をはじめますよー |
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レオン | へへっ、こうしてアカデミーの教室で 授業受けるのも久しぶりだな! |
ルキア | うんうん、帰ってきたーって気がするよ |
リディア | ふふ、私も嬉しいわ。 でも、ゆるーい気持ちじゃダメだからね |
リディア | みんなは『暁の賢者』として、 トーキョーで立派に役割を果たしてくれたわ |
リディア | でも『暁の賢者』は、いわば仮の免許。 その功績を認められた今こそが、 真の賢者への始まりなんだから |
セリオス | その証がこの新しい制服、 ということですか |
リディア | そう、アカデミー生徒の中でも いちばん賢者に近い存在よ。 ぜひ他のみんなの模範となってね |
メディア | わぁ、責任重大だぁ…… |
カイル | 身が引き締まる思いです…… |
リディア | あら、ごめんなさい。 ちょっと堅い話になっちゃった |
リディア | これは言っておかなきゃね。 おめでとう、みんな。 新しい制服かっこいいわよ |
アイコ | うぉっしゃー! ありがとー、先生! |
タイガ | へへ、みんな似合うてますやろ? おっと、馬子にも衣装とかは勘弁で |
リディア | まぁ、そんなこと |
リディア | 服が人を作るって ことわざもあるから大丈夫よ |
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サツキ | あら、あれは…… |
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ティアル (陽気) | こんちゃーっす! 天の学舎の方からやってまいりました ティアルさんだよー! |
セレスト (弱気) | こ、こんにちわ。 セレストです…… |
サツキ | いらっしゃい。 話は校長先生から聞いてるわ |
セレスト | は、はい。 またお世話になります |
ユウ | あ、サツキ先生…… って、あれ? |
ティアル | おひさー! |
ユウ | 妖精さんたち? どうしてアカデミーに? |
サツキ | みんながこっちに帰ってきた機会に、 天の学舎と定期的に交流を図ろうと いうことになったの |
サツキ | 邪神の封印の関係で、向こうへは 行きづらいから、二人に来てもらう形に なっちゃったけどね |
ティアル | まぁ、前にも来てるし慣れっこよ! |
ユウ | そうなんだ! よろしくね! |
セレスト | あ、あの、早速だけど 実験室を使わせてもらえませんか? |
セレスト | その、こっちで色々と マジックアイテムを作ってみたくって…… |
サツキ | えぇどうぞ。 ユウ、案内してあげて |
ユウ | うんっ。 じゃ、ついてきて! |
セレスト | ありがとう! |
ティアル | いやぁ、せわしない弟で申し訳ないこって。 堪忍してつかぁさい、悪い子じゃないんで |
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サツキ | うん、判るよ。 なぜなら私もお姉ちゃんだから! |
ティアル | おぉ! お姉ちゃん同志がここに! |
サツキ | ふふっ、お茶を淹れるわ。 お話しましょう |
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校長 | ヴァネッサよ、トーキョーの地で 賢族という単語を聞いたであろう |
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ヴァネッサ | う、うん…… |
校長 | 賢族とは、世界を永らえる役目を持つ者 |
校長 | 平穏を見守ることを常とし、 その存続が危ぶまれた時に動く |
ヴァネッサ | あ、伝説の五賢人ってもしかして…… |
校長 | 然り。 かつての賢族たちよ |
校長 | そして今この世界で役目に就いておるのが、 我ヴァル・ヴァ・ヴァルアドスなり |
ヴァネッサ | そうなんだ……。 うん、トーキョーでセイメイさんを見て なんとなくはわかってたかも |
校長 | そうか |
ヴァネッサ | え、今日呼ばれたのって まさか賢族を継げとかそういう話……!? |
ヴァネッサ | わわわ、私なんて! みんなみたいに暁の賢者じゃないし、 おじいちゃんほど破天荒な魔力もないし! |
校長 | フフ、落ち着け。 役目は世襲というものでもない |
校長 | 前に我が何者かと問うたことがあったろう。 トーキョーの地での闘いを経た今のお前になら 話しても良いと思ってな |
ヴァネッサ | あ……。 ありがとう、おじいちゃん |
校長 | とはいえ、お前が望むなら試練を用意しよう。 無論、相当の覚悟をもって臨んでもらうがな |
ヴァネッサ | い、今は遠慮しとこうかな……! |
校長 | ハッハッハ。 ただ、賢族たる我に近い者として お前に望むこともある |
校長 | 賢族は世界を永らえる者なれど、導く者に非ず。 世界とはそこに住まう者たち自身によって 動かされるもの |
校長 | そんな彼らを、世界を、見続けてくれ |
ヴァネッサ | 世界を、見続ける…… |
校長 | 大層なことに聞こえるかもしれんが、 なに、心構えのようなものだ |
校長 | いかなる事からも 目を逸らさずあってくれればそれでよい |
ヴァネッサ | うん……。 わかりました |
校長 | その新しい制服は、 我の期待といったところか。 まぁ、祖父の我侭と笑ってくれ |
ヴァネッサ | そんなこと。 それよりおじいちゃん、 今日が何の日か覚えてる? |
校長 | うむ? |
ヴァネッサ | お誕生日おめでとう! はい、ケーキ持ってきたんだ |
校長 | ほう……これは嬉しいことだ! では、早速いただこう |
ヴァニィ | さぁ、本日誕生日を迎えた ヴァル・ヴァ・ヴァルアドス校長先生! そのたたずまいは未だ衰え知らず! |
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ヴァニィ | 対するは誕生日のド定番! 魅惑の三角柱、イチゴのショートケーキ! |
ヴァニィ | おぉっと、先に動いたのは校長先生! そのフォークが狙うのは 頂に輝く赤き果実か!! |
校長 | のう、ヴァネッサ……。 落ち着いて食せぬのだが…… |
ヴァニィ | 不肖わたくし、 万事より目を逸らさず 誠心誠意見守らせていただきます! |
校長 | う……うむ! その意気や、結構…… |
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ラスク | う〜〜ん……この問題難しいなぁ。 どうやればいいんだろう |
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マロン | もおーっ、何度教えたらわかるの。 ここの計算はこっちの計算式を使うの! |
ラスク | そんなこと言われたって。 計算式なんて覚えられないよぉ |
マロン | 文句言わないの。 わたしだって、計算問題は専門外なんだよ |
マロン | 他に先生が捕まらないっていうから、 仕方なく見てあげてるんだぞー |
ラスク | うっ、それは…… ありがとうございます…… |
マロン | でも、意外だねぇ。 ラスクくんって、計算とか得意そうなのに |
マロン | だってお金の勘定は大好きでしょ? なのになんで計算ができないかにゃー |
ラスク | それはそれ、これはこれ。 計算とお金は別物じゃないかな |
マロン | 数字を使ってるから、 大まかには一緒だと思うけど |
マロン | そうだ! 一回、お金の計算だと思って やってみたらどうよ? |
ラスク | えー、こんな数字の羅列を お金だと思わなきゃいけないのー? |
マロン | いいからー! やってみるだけやってみて! |
ラスク | そんなのでうまくいくわけないよ……。 ええっと、ここの計算はっと…… |
ラスク | この数字はお金……この数字はお金…… この数字はお金なんだ……! |
マロン | え、自己暗示しないといけないレベル? |
ラスク | この数字はお金……! だとすれば、ここはこう計算して 結果は……これだ! |
マロン | おおっ、せいかーい! まさかホントに解けるようになるとは! |
マロン | 自分で言っておいてなんだけど、 発想の転換ってすごいな |
ラスク | ありがとうございます、マロン先生! これで金勘定もバッチリだよ! |
マロン | 金勘定じゃなくて計算ね |
ラスク | よし、どんどん解いて 次の試験では1位をとってやるぞー! |
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マヤ | レマート・レマート・ヨキトレマート! 時よ……止まれっ! ええいっ!! |
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マヤ | …………やっぱり止まってないか。 わたしには時間停止魔法は まだ早かったかな |
マヤ | まだまだ鍛錬が足りないってことね。 んーっ……! 今日はこの辺にして、もう寝ようかな |
マヤ | 目覚まし時計をセットして、っと。 おやすみなさ〜い…… |
マヤ | …………う〜ん ……よく寝たぁ〜…… |
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マヤ | さーて持ち物確認よし! うん、髪型もバッチ……リ…… |
マヤ | ……何か変ね。 今朝は周りがやけに静かすぎるような…… |
マヤ | まさか日曜日!? …………じゃないわよね。 やっぱりおかしいわ。 いつもなら、みんなの話し声が…… |
マヤ | ……って、えっ? ええーっ!? な、な、なんなのこれ! ……止まってる? |
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マヤ | 人も鳥も、噴水の水も なんにも動いてないわ!? こんなことって── |
マヤ | ま、まさか、昨日のアレ? わたしの唱えた魔法が、実は成功してて 世界の時が止まったってこと!? |
マヤ | は……はははっ そんなバカげたことあるわけないわ! そうだ! みんなは!? |
マヤ | 誰か! 返事をして!! メディア! シャロンさん! アイコーっ!誰かーっ!! |
マヤ | みんな止まってる…… ど、どうしよう? ずっと、このままなのかな? |
マヤ | 誰も動いてない世界で、独りきり…… ぐすっ……そんなの、いや……! |
マヤ | いやぁーっ!!! |
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マヤ | いや……!? はぁ、はぁ……ゆ、夢? |
マヤ | あぁ、よかった……。 さてと、朝の支度を……えっ!? えぇっ! もうこんな時間!? |
マヤ | ちゃんとセットしておいたのに、 どうして目覚ましが鳴ってないの!? あーっ、電池が切れてる! |
マヤ | ……ふふっ。 これも時間停止といえば時間停止ね |
マヤ | ……なんて言ってる場合じゃない! 早く支度しなくっちゃ! |
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クララ | えーと、明日の授業の範囲は…… ここの術式はこれの応用で…… |
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クララ | あっ、そっか! うんうん、これでいいんだね |
クララ | えへへ、わからないことが わかるようになるのって、とっても楽しい! |
クララ | って、わわ!? もうこんな時間!? |
クララ | もうすぐ消灯じゃない! ついつい夢中になっちゃった! |
クララ | 早くシャワーを浴びて寝ないと……。 早起きして残りの予習もしておきたいし |
クララ | よしっ! 急いで浴びて寝よう! |
クララ | ふぁぁぁ…… ん……もう朝? うーん、よく眠れたっ! 頭もすっきり! |
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クララ | さて、身支度を整えてから 予習の続きを…… |
クララ | ……って、きゃあっ!? |
クララ | な、なにこの髪型……!? なんでこんなに寝癖が…… |
クララ | あっ、そういえば…… 昨日、髪の毛を乾かさないで 寝ちゃったんだ! |
クララ | ど、どうしよう!? |
クララ | ええっと、とりあえず 髪を濡らして乾かして…… |
クララ | あぁっ!? もっと、広がってきちゃった! |
クララ | やだ! これじゃあ学校に行けないよ! |
クララ | そうだ! 整髪料を使えば…… |
クララ | えええっ!? 今度はびっちりしすぎちゃった! |
クララ | あうぅ、仕方ない…… もう一度シャワー浴びて…… って、それじゃあ遅刻しちゃうよ〜! |
クララ | もぅ〜、せっかく早起きしたのに……! 勉強に夢中になりすぎるのも考えものかな…… |
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ミュー | 寮の中は暑くもなくて、寒くもなくて、 とっても快適ですね |
---|---|
トンちゃん | ♪ |
ミュー | 魔法で適温に保たれているんだって。 知ってた、トンちゃん? |
ミュー | 暑いのは好きじゃないのです。 だから、とっても嬉しいのですが…… |
ミュー | むむむ…… ちょっとイタズラ心が湧いてきてしまいました |
ミュー | もしも、この室温をいじってしまったら、 ……やっぱり、みんな驚くですか? |
トンちゃん | ! |
ミュー | え? そういうのはダメ? むー……そうだね |
ミュー | でも、どっちみち高度な魔法なので わたしには簡単にいじれないのです |
ミュー | ………… |
ミュー | はっ。 ちょうどいいものがあった気がするです |
ミュー | わあ……! これなのです |
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ミュー | このマジックアイテムは、 起動するとまわりの温度を 少しだけ下げるのです |
ミュー | ちょっとだけ……ほんのちょっとだけなら、 冷えちゃっても大丈夫、のはずです |
ミュー | ……明日が楽しみなのです |
ミュー | おはようございます |
---|---|
ミュー | あの、何かいつもとは違いませんか? ……そうですか、何も、ですか |
ミュー | いつもより涼しかったりは…… はい……そうですか |
ミュー | みなさん、なんの変化もないとのことです。 むむー、では今度はもっとたくさん…… |
トンちゃん | ! |
ミュー | え? 誰も気づいていなくてももうしちゃダメ? |
ミュー | やっぱり、そうだよね……トンちゃん。 はぁい、ごめんなさい |
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グリム・ レオン | ………… |
---|---|
ティアル (真面目) | ……………… |
セレスト (余裕) | …………………… |
グリム・ レオン | なんだァ、テメェら |
ティアル | え、えと、わたしは…… |
グリム・ ルキア | どうかしたのかい、レオン |
グリム・ レオン | ルキアか。 なんか妙なヤツらがよ…… |
ティアル | えっ、レオン……? |
セレスト | ルキアさん……? |
グリム・ レオン | あぁ? |
ティアル | といったように、邪神を封印したりと アカデミーのひとたちには 色々とお世話になったんです |
---|---|
ムジナ | なるほど…… |
グリム・ レオン | ハッ、邪神ねぇ。 話がデカすぎてピンときやしねぇ |
グリム・ ルキア | ちびっこいのが飛んでるだけでも 現実味ないってのにねぇ |
セレスト | わたくしにとっては、 瘴気から生み出された写し身という あなたたちの存在の方が不可思議ですが |
グリム・ ルキア | ハハ、悪かったよ |
イナリ | レオンたちって、こっちに来る前も 色んなことしてたんだね…… |
ティアル | うーん……。 わたしたちは、 そのレオンさんたちに会うために アカデミーを目指してたんですけど |
ティアル | なぜこの世界に来てしまったんでしょう…… |
イナリ | 私は嬉しいよ! 前にみんなに聞いて 妖精さんに会ってみたかったし! |
ティアル | そう言ってもらえると。 ふふっ、最初に出会えたのが イナリさんたちで良かったです |
イナリ | あらためてよろしくね、ティアル |
ティアル | こちらこそです、イナリさん |
イナリ | あ、和んでちゃダメか。 ティアルたちは困ってるんだもんね |
イナリ | 兄様、とにかくアカデミーに連絡を…… |
ムジナ | ふむ、人間との接触を避けるために 高々度に存在している学舎か。 なんとも面白いね |
ムジナ | セレスト君、もっと色々と 聞かせてもらっていいだろうか |
セレスト | 構いませんよ。 ですが、その後はわたくしの番ですよ |
セレスト | 魔法無しで発展をとげた文明というものは 非常に興味がありますからね |
ティアル&イナリ | (似てる……) (似てる……) |
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ウィーズ | 妖精……ですと? |
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幼セイメイ | えぇ、そちらに向かうはずが なぜかこちらに来てしまったようで |
ウィーズ | ふうむ……。 天の学舎の妖精たちならば、 既にこちらに着いております |
幼セイメイ | あらあら、どういうことでしょう |
ウィーズ | おそらくは…… |
幼セイメイ | なるほど、あの子らは 並行の存在でしたか。 不思議なこともあるものです |
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ウィーズ | 理由は分かりませぬが、 彼らはアカデミーで保護しましょう。 直ちに迎えを向かわせます |
幼セイメイ | それなのですが…… |
幼セイメイ | あの子らはずいぶんと こちらの世界が物珍しいようで、 今も皆で出かけております |
幼セイメイ | どうでしょう、危急の用がなければ あの子らが満足のいくまで こちらでお預かりしようと思うのですが |
ウィーズ | なるほど。 セイメイ様の庇護下であるなら、 こちらとしては懸念はありません |
ウィーズ | ご迷惑でなければ是非 |
幼セイメイ | 迷惑などと。 子が増えたようで わらわは嬉しく思っておりますよ |
幼セイメイ | 興味に目を輝かせている様など、 まこと可愛らしいものです。 良いものですね、子供というのは |
幼セイメイ | そういえばウィーズ先生、 あなたのところは? |
ウィーズ | いえ、おりません |
幼セイメイ | ご予定は? |
ウィーズ | 特には |
幼セイメイ | そうですか |
幼セイメイ | それでは、そろそろ。 また何かあれば連絡いたします |
ウィーズ | 承知しました。 それでは。 |
ウィーズ | …………子供か |
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ウィーズ | ……む? |
ミランダ | |
ウィーズ | !? |
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