クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

あの性質の悪いパニック映画みてえな事件から２ヵ月後、ようやく自宅に戻る事が許された。
その間はずっと、カウンセリングだの事件の推移の聞き取りだの、そういった後始末に終始した。
あーでも、事件に巻き込まれた俺たち６人は、自由時間はなるべく固まって過ごしてたから、仲良くなれたって点じゃ結構有意義だったな。
ピーターさんやアリスって呼ばれてた冷凍少女、その他の犠牲者達の供養もやった。勿論個々人でひっそりと祈っただけだけど。

お別れの日は意外と笑って別れる事ができた。
あんときは一度どころか何度も死ぬかもしれねえって思ったんだ、一時のお別れなんて大したこたないやな。
十六夜さんにゃ、やたら軍に入らねえかと薦められた。光栄っすけど俺ただの高校生っすよ。
高尾さんはどうやらマルコさんと一緒になんのかな？正直２人でやいのやいのやってんの見るのキツかったっすよ。
鷲宮は歌手活動再開したらチケット送るって言ってくれたっけな。年上だってのに最後まで呼び捨てですまん。なんかこう保護欲がな・・・。
生きてるからこそこう思えんだろうけど、６人で行動してた時間は正直楽しかった。

でも、１年前に味わったあの名状しがたい恐怖。
あれとだけは二度と遭遇したくはなかった。

事件の間、何度と無く出くわしたあの化け物達。
最初は生物兵器とか、そういうあくまで人間が生み出した生き物なんだって自分に言い聞かせてたけど・・・。
あの不気味な本、無銘祭祀書。
１年前読んだ、ルルイエ異本とかいう魔道書のレポートと同じ、どころじゃねえ、もっと禍々しい雰囲気を持ったあの本。
アレを見つけてトヨグの書のページに至るまでの経緯は、今思いだしてもゾッとする。
まるで導かれたような、あの本に俺が呼ばれたかのような気がしたんだ。

「また会ったね、こっちの世界へようこそ！」って感じか。馬鹿馬鹿しいけどな。

そんな事に思い至った辺りから、今まで普通に見えてた物も普通に見えなくなってきた。

建物って建物が全て書割に見えてならねえ。

道行く人がみんな芝居をしてる風に見えてならねえ。

別れ際の５人の瞳が「現実はあっちだ。目を背けるな」って言ってやがんだ。


俺は幸いにもまた日常に戻れる。


でも、俺は今正気なんだろうか。このまま普通に生きてられんだろうか。



教えてくれねっすか。皆。

ちと遅れましたが、お疲れさまでしたー！
経験不足で空気を乱さないか心配でしたが、探索者の皆や、ＫＰさん操るＮＰＣのネタ発言に救われましたｗ
読んだことのある漫画の世界でプレイできるのも新鮮でした。参加できなかった方の為にも、また開いてみてはいかがかと思いまする。
あと、なんかやたらｽﾍﾟｸﾘばかり出してスンマセンでしたｗｗ初期技能とはなんだったのか・・・。
またご縁ありましたら、同じ卓を囲みとうございまする<(_ _)>

ピーターさんの「アイエエエ・・・」のイメージが完全に固定して離れなくなってしまった・・・どうしましょう。

あの事件が終わったあと世界中でかろうじて残っていた軍隊は統合軍によってまとめられ日々を復興のために費やしていた。
どうにかカウンセリングによって落ち着くことができた俺も復興の力になろうと思ったのは当然の流れだったのかもしれない。
今日も瓦礫にまみれたクソッタレな世界で紫煙をくゆらせる。
「マルコ！もうちょっと協調性ってやつをだね・・・」
「はあ・・・めんどくせぇ・・・なんで俺がこんなことを・・・」
離れた場所から聞こえて来るいつもの痴話喧嘩に頭を抱えた。
「クレハ、こっちの作業は終わったがどうして頭を抱えて・・・ああ、あの二人か」
「ロンのおっさんよ、あいつら黙らせて来てくれねぇか？」
「無茶言うなよ・・・それに人の恋路を邪魔する奴はラショウ・セマに頭掴まれて死ねって言うだろ？」
「恋路を邪魔しただけでピーターみたいに死んでたまるか」
「HAHAHA、違いねぇ」
「仕方ない、ちょっとマルコ蹴っ飛ばしてくるからここの指示頼むわ」
「お、おい！俺に面倒な仕事さらっと押し付けてるんじゃ・・・」
おっさんが何か言った気がするが気にすることはない。新しいタバコを取り出して火を付ける。
そういえば立花とぼーずは今頃何をしているのだろう？
そんなどうでもいいことを考えながら二人の声が聞こえてきた方に向かって歩いていく。



ふと声が聞こえてきた気がした。



『あなたたちは幸せそうね、羨ましいわ』
どこかで聞いたような覚えがあるその声に、とてつもなく後悔を覚える。なぜだろう。
『わたしはずっと、ずっと助けを求めていたわ。でも、誰も助けてくれなかった』
思い出してしまった。
化物を呼ぶための道具にされ、無残にも砕け散っていった少女がいた事に。
『わたしは死んで、あなたたちは生き残った』


『なんで助けてくれなかったの？ねぇ、助けてよ？苦しいよ・・・』


自分たちが生き残るのに必死だったなんて言い訳は許されない。いや、許されてはいけない。
「・・・まだ、苦しいのか？助けて欲しいか？」
そんな言葉がこぼれ落ちた。何を言ってるんだ？彼女は死んでしまっているのに。
『苦しいよ・・・助けてよ・・・』
そう少女が答える。なら、答えは一つだ。
「だったら助けてやる。この『世界』で助けることができなくてもほかの『世界』で助けてやる！」
『え・・・？』
「だから待っていろ！必ず、必ずだ！たとえ何度繰り返そうとありとあらゆる可能性の先の俺が！君を救って最高のハッピーエンドを見せてやる！」

ブレイクポイント：異なる世界　が観測されました。パラダイムシフトを実行します。



「・・・だから、もうちょっと人様の気持ちってやつを考えてみればいいんだって！」
「いや、人の気持ちなんかわかってたまるかってんだ」
「ぬ〜〜〜〜っ・・・あれクレハ中尉じゃん？どしたのー？」
「ん？クレハ、なんか用か？」
いつの間にか二人のところへたどり着いていた。
「お前らな・・・いちゃつくのはいいが帰ってからにしてくれ。あと周りにいる独身貴族からすごい目で見られてるぞお前ら？」
「べ、べつにイチャついてなんかいないよ！」
「そ、そうだぞ」
「いや、説得力ないから・・・」
再びいちゃつき始める二人に肩をすくめて苦笑いする。ふと、目を向けた方向には綺麗な夕暮れがあった。



「世界は滅びかけた、でも俺たちは生きている。だから、ハッピーエンドさ。そうだろう？」



それは、おぞましい幻想
海底をまるで意思をもつかのように流れるマグマ
すべての絵の具の色をぶちまけ、しかし一色たりと混ざることなく染まり上がった空
怪物が跋扈する世界
崩れ落ちる大地

そして一言だけ、しかし確実に聞こえた声

『ずっと、待ってたわ』

待っていた？君は、誰なんだ？



−『再び』悪夢は始まる−

や　ら　か　し　た　！
あそこで弱気にならなければアリスを救えたかもしれなかったのに・・・マモレナカッタ・・・
いっぱいいっぱいでPCに軍人らしく市民を守るために恐竜に挑めなかった俺のせいです（ホント何のために武道とったんだこいつ・・・）
セッションはほかのPLの皆さんやKPさまSKPさまもノリノリで茶番をしてくれたためとても楽しかったです。ロンのおっさんが雑談ではっちゃけすぎてて腹筋が痛いw
このPC用のエンディングはキャラ絵のゲームの設定を使って見ました。さて、世界０での彼は一体どんな人物なのでしょう（彼女or彼女♂かもしれませんがw）。
リトライがあったらちょっと特殊な探索者を使いたいなー|дﾟ)ﾁﾗｯ
あと最後に一言


ピーター、忘れててごめんwww

「マルコ！もうちょっと協調性ってやつをだね…」
「はあ…めんどくせぇ…なんで俺がこんなことを…」
今日も今日とて繰り返す、あたしとアイツの不毛なやり取り。
復興支援の任務についてからこっち、ずっとこんな調子だ。
気楽といえば気楽だけど、なんだかなぁ…

あの城で、ひょんなきっかけからマルコと２人で行動することになった。
正直最初は変な奴だと思ってたし、色々隠してそうだから怪しんでもいたんだけども。
話してみると結構普通っていうか、一生懸命っていうか。
凹んだアタシを元気付けてくれた時なんかは、案外頼れるところもあるのかな…なんて思ったりもした。

実のところ、ちょっと怖かったんだ。
アイツと一緒にいて、寄りかかったままの自分に慣れてしまうことが。
だって、絶対いつまでもそのままじゃいられない。ここから帰ったら、みんなバラバラになるんだから。
（呆れる事に、あの城から生きて帰れないかもなんてことは、あの時のあたしは欠片も考えてなかったみたい）
そう思って、皆と合流してからはなるべく自然に何とも思ってないように振舞ってたつもりだった。
きっとその方がさりげなく、綺麗にお別れできたと思ったから。

…まさかその後もこうして一緒に仕事することになるなんて、思っても見なかった。
有限とはいえ、復興支援は大仕事だ。当面この任務に終わりは見えそうも無い。
そしてあたしの気持ちは、相変わらず宙ぶらりんのままって訳。

「…だから、もうちょっと人様の気持ちってやつを考えてみればいいんだって！」
だからこれはあたしの掛け値なしの本音だし、
「いや、人の気持ちなんかわかってたまるかってんだ」
今日もアイツはそれを汲んでくれる気配はない。まぁ、正直そんなに期待はしていないけれど。

「ぬ〜〜〜〜っ…あれクレハ中尉じゃん？どしたのー？」
「ん？クレハ、なんか用か？」
ふと気付くと、あの時の戦友クレハがそこにいた。
「お前らな…いちゃつくのはいいが帰ってからにしてくれ。あと周りにいる独身貴族からすごい目で見られてるぞお前ら？」
そういうクレハはいつも通り飄々としていて、でも思い返すと何かこう、少し遠くの方を見ていたような気がする。
「べ、べつにイチャついてなんかいないよ！」
「そ、そうだぞ」
「いや、説得力ないから…」
そういって彼は肩をすくめて苦笑いした。さも仕方ないな、と言わんばかりの態度にすこしムっとする。
「ホントにそういう風になれたらいいんだけどね…」と、小声でこぼしつつあたしはため息をついた。
「ん、何か言ったか？」
「なんでもないよ、バカッ！」

ふと視線を空に移した。今日も夕焼けが綺麗だ。
明日もきっとこんな日が繰り返すのだろう。明後日も明々後日も、当面の間はずっと。

ということで、ＫＰ・ＳＫＰ様、ＰＬの皆様方お疲れ様でしたー！
大好きないばらの王の世界の世界を如何なく（主に茶番的な意味で）走り回れてとても幸せな時間を過ごせました。
探索についてはいつも通りの微に入り細を穿つ…とは真逆の駆け抜け具合でしたが、いかがでしたでしょうか？
色々自分のプレイングに反省点は残るものの、本当に楽しかったのでまた皆様とご一緒できる機会を楽しみにしております。
最後に一言…ヒロインってこんなんでええんですか！？

ＰＳ．おもね様
折角なので後日談思いっきり被せてみましたヽ(･ω･)ノ

情けない男（以下情）「おい、どうしてこうなった」
ピーター（以下ピ）「そんなことよりも僕にもその力を！」
情「ふざけるなよ！　貴様人が力を手に入れて気持ちよくなっているところに日記なんぞもってきおって……おま、人が一人で気持ちよく書くのが日記だろう？　そんな物を目の前で広げて「僕にもその力を！」だと？　その時点で頭潰されなかったのが奇跡だと思えよ！」
ピ「でも結局潰しましたよね」
情「お前が日記さえ持ってこなければ発電室を壊されてあんな風になる事もなかったんだぞ！？　なんで反省していない！」
ゴリラ（以下ゴ）「お前らはいいよな、なんだかんだで印象残った事できたし」
情＆ピ「ゴリラさん！！」
ゴ「俺なんか「探索者のHPを少しでも減らさないと……」って投入されたのに一発だぞ一発……」
一同「はあ……」
？？？「ふん、情けない男どもめ」
一同「あ、あんたは！」
情「原作でクズい事してた上院議員さんじゃないか！」
ピ「クズい事ばっかりして結局役に立たなかった上院議員さんじゃないか！」
ゴ「全体で見てもマルコの正体に一番早く気付いただけしか見所が無かった上院議員さんじゃないか！」
上「カスミを救った事もある」
一同「すげえ！　上院議員バンザイ！　上院議員バンザイ！」
上「次の卓ではワシが主人公格になるのだ、貴様らとの格の違いを見せつけてやろう……」
一同「上院議員バンザイ！　上院議員バンザイ！」
アリス「そこまでよ！」
一同「あ、あんたは！」
情「結局今回の卓で一言もしゃべる事が無かったアリスじゃないか！」
ア「ふん。今回は私のサポートが足りなかっただけよ。でもね、次はそうは行かないわ」
ピ「どういうことだい？　まさかラスボスにでもなるつもりかい？」
ア「次は私もNPCとして探索するのよ！(ﾊﾞｧ――――z＿＿＿＿ﾝ) 」
ゴ「す、すごい気迫と覚悟だ……これは、探索者を差し置いてヒロイン枠に収まろうという「覚悟」を感じる……！」
一同（ご、ごくり……こいつはやるかもしれねぇ……）
ア「ふふ、次に星辰が揃う時（KPがシナリオの修正を終えた時）を待ちなさい……私と言う存在のありがたみを教えてあげるわ……」
上「ワシとお前……いばらの王の隠れた主人公、ヒロインが揃うと言うわけだな」
ア「もうマルコのE缶とは言わせない。でもね、あなたはお断りよクズ上院議員！」

〜〜完〜〜

要望があったので書いた。後悔はしている。反省もしている。そして多分二人は出ません。