朝日放送 | アタック25 のデータ倉庫

 新聞のテレビ欄を見るとたいてい番組タイトルとともに出演者の名前や番組紹介が短く書かれています。「アタック25」は日曜昼のため割かれているスペースはわずか2行ほどですが、現在はタイトル・Gコードとともに全角9文字の一言コメントが添えられています。 ところがこのサブタイトルが意外とクセもの。というのも、このサブタイトルを見てしまえば極端な話出場者の顔ぶれを見ただけでその日の結果がおおよそ予想できてしまうケースが結構あるのです。

 アタック25の場合は当初は番組に与えられたスペースは1行だけでサブタイトルはなくたいてい「1.15 アタック25 児玉清」くらいなものでした(児玉さん急病による板東英二代理司会の時はちゃんと「児玉清」が「板東英二」にかわってたそうです)。朝日新聞を例に取るとまず198 7年11月1日付けより「児玉清」に代わってサブタイトルを入れるようになります。 記念すべき第1号は「逆転?」(カギカッコも表記)という5文字。この月は「完封?」、「同点?」、「熱唱?」と続きます(いずれもカギカッコあり、1週休みを挟む)。これが4文字になるのはその年のチャンピオン大会(1987.12.27)で、「王座決定」でした(カギカッコ含まない)。その後Gコードの掲載でサブタイトルは一旦消滅しますが放送時間が10分繰り下がった1994年10月2日付から9文字のサブタイトルが復活、現在に至ります (2003年4月の文字放送開始時より「文」マークの挿入で一旦8文字になりましたが、現在はタイトルから「25」を省いて再び9文字になっています)。新聞によってはGコード導入や紙面編集の違いで若干時期が違うようですが。

 高校生大会やチャンピオン大会、女子アナウンサー大会の場合は「真夏の激闘!高校生」(2002.8.11)とか「年間王者に輝くのは」(2002.12.29)、「女子アナ壮絶な戦い」(2003.1.5)などと企画がわかるサブタイトルがたいてい付けられますが、そうでないときはその回のポイントが一目で分かるコメントということでゲーム展開だったり番組中の児玉さんのコメントや出場者にちなんだ言葉がよく取られています。ゲーム展開だと「2問で一挙に勝者に」(2002.12.22)、「3人誰もが勝機あり」(2003.8.3)などという具合。これらなら期待を持って番組に臨めるわけですが、ときおり「最後の問題で大逆転」(2002.9.15)とか「大混乱の同点決勝だ」(2003.6.15)のように展開 がすごく面白いのは伝わるが、ちょっとネタバレかな…というパターンもあります。 児玉さんのコメントとなると、「何でそう思ったの?」(2003.4.27)、「あんパンの皮だけ?」(2002.10.27)のようにこれだけでは内容がよくわかりませんが、とりあえずインパクトはあります。

 一番困るのが出場者にちなんだサブタイトル。「子供のころの復讐を」(2002.8.18)、「20年来のファン活躍」(2003.5.18)とかはトップへのインタビューでわかるエピソードなのでまだなんとかなるのですが、「敗色濃い中、粘る母」(2003.5.25)だとちょっとネタバレくさくなります。さらに、「新婚の妻も大興奮だ」(2003.11.9)、「妻をぜひドイツに!」(2003.11.16)なんかは男性の解答者、「主人のリベンジ成功」(2002.7.14)、「娘よ母の雄姿を見よ」(2003.9.28)だと女性の解答者が勝ったと言ってるようなものですし、「快進撃だタイ留学生」(2003.9.7)とか「恐るべし76歳大奮闘」(2003.9.14)、「経理担当は効果抜群」(2003.10.19)など自己紹介の時点で誰が勝ったかほとんどわかるようなものもあります。ただ、「つめが甘い男の逆襲」(2003.7.6)だと、なんだ男性が勝つのかとなりますが、この回の出場者は全員男性だったという変化球もありますけども(笑)。このほかにもアタックをよく見ている人ならサブタイトルを見ただけで旅行獲得ができたかできなかったかがわかるようなケースも多々あります。

 このように新聞サブタイトルは読む人の目を興味を引くべくいろいろな言葉をつけていますがそれが固定層から見ればネタバレになってしまうケースは多々あります。しかし、このサブタイトルが固定層に対しても有効に機能することがあります。それはその回がアタック25の歴史に残るパーフェクト達成回であることもサブタイトルで読み取ることができるのです。数年に1回の割合でしか達成されないパーフェクト、その瞬間を見られるのだからネタバレだなんだとは言ってられません(笑)。朝日新聞ではじめてパーフェクト達成がサブタイトルで読み取れるのは89年10月15日、史上7人目となる河上京子さんのパーフェクト達成回でこのときは「25枚完勝」でした。しかし翌90年12月30日の松本順司さんの史上8人目パーフェクト達成回は90年度のチャンピオン大会だったこともあり「王座決定」とチャンピオン大会が優先されています。9人目、93年8月22日の貝谷英大さんの達成回は朝日新聞はGコード導入による割付変更期でサブタイトルなし、北海道新聞には「完全勝利」のサブタイトルが付いていました。ちなみに関西地区はちょうどこの回が高校野球中継の関係で放送日が平日の夕方に振り替えされており、サブタイトルなし(「児玉清」だったかな?)になっていました。97年2月23日の宮崎良雄さんの達成回は「史上9人目の25枚!!」、しかし宮崎さんはサブタイトルとは違って10人目の達成者でした。現在最も新しい達成者である98年10月11日、今尾奈緒子さんの11人目の達成回はずばり「でた!!パーフェクト」でした。ちなみに同じパーフェクトでも「パーフェクトなるか」とか「出るかパーフェクト」といった感じのちょっとひねたタイトルが出る場合がありますが、こういう場合はたいていパーフェクトは出ませんのでご安心ください。管理人はこれまで数十回だまされました(爆)。

 ネタバレ覚悟のテレビ欄サブタイトル。アタックの結果を知りたくない、でもテレビ欄は気になるという方。しかたないので親でも奥さんでも誰にでも頼んでアタックの部分は切り取ってもらっておいてください(核爆)。ちなみにテレビ雑誌ですと「司会 児玉清」だけのようです。管理人はネタバレ覚悟でサブタイトルは見ております。そして、「おいおい、もう今日の結果わかったようなもんじゃん…」と嘆いてその日の昼に臨みます。それはそれで楽しいですけどね。

 余談ですが、放送第1回の記念すべきテレビ欄には「1.15 [新]ペネルクイズ・アタック25 司会・児玉清」と記載されていたそうです。ペネルって何よ…?

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