飛行船通信MLの主催者(few01)が気になった事を記録するWIKI

我が家の娘がプログラムというものをやってみたい、と言い出したので、C++を教える事になった。なぜにC++?。娘の希望だから。

ネットには、たくさんC言語やC++言語の入門サイトがあるが、さすがに中学生が読むようには作られていない。三省堂でちょっと入門書(C++の絵本など)をのぞいてみたが、やはり、大人向けの入門書で、すぐに2進数の話とかが出て来て、辛い。

というわけで、マンツーマンで教えているのだが、書き物として何か書けないか、と思った。

C++をはじめる


プログラムを作るには「開発環境」が必要になります。開発環境は大人に用意してもらってください。お勧めは、Mac OS X ならばXcode、WindowsならばVisual C++です。他にもたくさんあります。ここでは開発環境の用意の仕方や、開発環境の使い方(ビルドの仕方、プロジェクトの作り方など)は、何も書きません。

最初のプログラム


C++のプログラム第一歩は、main.cppというプログラムです。

main.cppというプログラムファイルを、エディタでいじれるようにしてもらってください。

(Xcodeの場合は、新規プロジェクトで Command Line UtilityのC++ Toolを選ぶのが良いでしょう。)

main.cppには、次のように書きます。
最初は中身わからなくても大丈夫です。使っているうちに慣れます。

#include <iostream>

int main () {

 std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
 return 0;
}

(これは、実はXcodeが最初に自動的に書き入れるプログラムを簡単にしたものです。Visual C++のWin32コンソールアプリケーションの例はこちら

書いたら、ビルドして実行してください。


Hello, World!

というのが画面に出てくると思います。
出ない時は、どっか書くのを間違っています。

まぁ、とりあえずは、上のプログラムをコピペするのがいいと思うけどね。

練習だと思って、自分でタイプ入力してみるのもいいと思います。どういう間違いをしやすいか良くわかって、後々上達が早くなると思います。

最初の間違いを直そう(バグ出し)


よくある間違いは、
  • 全角のスペース「 」を使ってしまっている。
    • 画面に見えないのでけっこうやりがち。半角のスペース「 」に直すべし。
  • セミコロン「;」を忘れている。
    • return 0の後ろのセミコロンや、endlの後ろのセミコロンを忘れるとエラーになる。プログラムの文の終わりにはセミコロンを書くべし。文章の最後の○と同じ。
  • 閉じる大括弧「}」を忘れている。
    • 括弧はかならず左があったら、右がある。対応している。「{」左の大括弧が出てきたら、それとペアになる「}」右の大括弧がある。どっちを忘れてもダメ。相棒がいるか確認すべし。
  • 「0」(ゼロ)と「o」「O」(オー)を間違っている。
    • フォントによっては、ゼロとオーの区別がつきにくい。(ここlivedoor WIKIはフォントがいじれない。)
    • return 0はゼロが最後についているので、return O(オー)としないように。
  • 同じように「l」(小文字のL)と、「1」を間違う。
    • 小文字のLって紛らわしい。std::endlの最後は、小文字のLだ。1と間違わないように。

とりあえず、お手本通りに書いているか、目を皿のようにしてチェックし、ちゃんと、「Hello, World!」が表示されるまで頑張りましょう。

プログラムをいじってみる


Hello, World!というのは、日本語で言うと「こんちには、世界!」っていう意味です。なんか意味不明ですが、まぁ、最初の練習プログラムでは、これをやることが多いので、ここでもそれにならいました。

"Hello, World!"のところを、"こんにちは!"に変えてみましょう。
変えたプログラムは、次のようになります。

#include <iostream>

int main () {

 std::cout << "こんにちは!" << std::endl;
 return 0;
}

赤いところは、前のプログラムから変わったところ。)

このプログラムを、実行すると

- こんにちは!

- と画面に出てくるはずです。

もちろん長い文でも大丈夫です。
例えば、

#include <iostream>

int main () {

 std::cout << "いやぁ、昨日は飲み過ぎて、へべれけになっちゃったよ。まったく、まいったね。記憶飛んでるし。" << std::endl;
 return 0;
}

ここでは文の所が長過ぎて、3行になってしまっているけれど、プログラムでは1行で書くようにしてください。3行に分けてしまうと、動きません。

たくさん喋らせるには


長い文章を喋らせようと思うと、改行をして、何行も喋らせたくなります。(ならない人もいるだろうけれど、ここは喋らせたくなる、ということで、ま、一つ)

そのためには、std::coutの行をコピーして、追加すればOKです。

#include <iostream>

int main () {

 std::cout << "(子) ねぇお母さん、アメリカって遠いの?" << std::endl;
 std::cout << "(母) 黙って泳ぎなさい" << std::endl;
 return 0;
}

(from アメリカンジョーク)

実行すると、画面には、次のように出てきます。

(子) ねぇお母さん、アメリカって遠いの?
(母) 黙って泳ぎなさい


第2回へ続く!



むぅ、半角の\が書けない?
これではプログラミングの話は無理だ。
とりあえず?nを使わずに書いてみる。
失礼しました。?で表示できました。
でも円マークとバックスラッシュの違いを説明するのが面倒なので、endlで進めることにします。

このページへのコメント

5QQsyq Really enjoyed this article post.Really thank you! Will read on...

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Posted by tips about seo 2013年12月19日(木) 16:11:45 返信

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